『佐原先生と土岐くん』原作漫画のあらすじネタバレを最終回まで！教師と先生の純愛の結末は？

鳥谷コウのBL漫画『佐原先生と土岐くん』が、2023年12月に実写ドラマ化！体育教師と不良高校生のもどかしい恋愛を描いたラブコメディで、2019年からpixivコミック「ジーンピクシブ」で連載された人気作です。 この記事では、本作のあらすじをネタバレありで解説し、ドラマ版についても紹介します。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

売られたケンカは買わずにはいられない性格の不良高校生・土岐奏(ときかなで)。学校でも問題児扱いされていましたが、ある時他の先生とは違った態度で接してくれた体育教師・佐原一狼(さはらいちろう)に好意を抱きます。 佐原に会いたいがために、学校にも来るようになった土岐。周りの生徒たちは初めは土岐を敬遠していましたが、何の偏見もなく接している佐原を見て、次第に自然に土岐を受け入れるように。 土岐は佐原に恋していることを悟られまいとしていましたが、実は佐原の方も土岐に好意を抱いていました。しかし佐原には言い出せない過去があるようで……。

すぐにケンカを買ってしまう土岐に、佐原はケンカをしないように忠告。佐原との指切りで完全に恋に落ちてしまった土岐は、真面目になって佐原に褒められたいと考えるようになります。 テスト勉強のため、佐原に勉強を教わることになった土岐。放課後に2人きり？！と期待していた土岐でしたが、そこには1学年上の藤堂が。しかも何やら佐原とは親しい様子……。 気になる土岐とそんな彼を見つめる佐原の顔を見て、2人が両想いだと察した藤堂は教室を後にし、佐原も藤堂に自分の気持ちがバレたことに気付くのでした。

ある日の放課後、突然振り出した雨に困っていた土岐。そこへある男子生徒が「よかったら使う？」と折り畳み傘を差し出してくれます。名前を聞く間もなく去って行ったその生徒は、実は土岐と同じクラスで前の席に座っている利瀬でした。 そのことを帰り道、相合傘をしながら佐原から聞いた土岐は、「友だちになれるんじゃないか」という彼の言葉を信じて、思い切って声をかけてみることに。傘を返す時に「友だちになってくれませんか！」と勢いよく伝えた土岐に、利瀬は快く「よろしく土岐くん」と返しました。

無理をして試合に出ようとする藤堂を見て、昔の自分を思い出してしまった佐原。実は彼も昔は水泳部で、腰に負担をかけたまま水泳に打ち込みすぎて手術までした過去がありました。 そのことを、佐原は車で海に土岐を連れ出して告白。しかもその当時好きだった相手に告白してフラれたことから、水泳で無理をしすぎて体を壊してしまったのでした。 手術痕を見られたくないため人前で泳ぐこともなく、その相手からも失望の言葉を投げかけられ、辛い過去をこれまで封印してきたのです。

不良たちとのケンカに、佐原や友だちを巻き込まないよう独りでケジメをつけようとする土岐。30分間一切手出しせずに終えたら、今後関わるなという約束のもとケンカを始めます。しかし残りわずかの時、避けきれないと思った瞬間、土岐の前に拳を受け止める佐原が！ 実は2人は過去に出会ったことがあり、お互いに影響を与えた「ヒーロー」同士だったのです。佐原の告白に、胸がいっぱいになる土岐。 佐原のおかげで充実した高校生活を終えることができ、ついに2人は恋人同士に！始まりの場所で佐原は土岐に指輪とともにプロポーズするのでした。

イケメンで爽やかな笑顔が印象的な体育教師。土岐の担任でもあり、問題児扱いされていた時も彼を気にかけて、教師たちの偏見ある態度から守ったり、他の生徒と同じように接していました。 元水泳部のエースで腰のケガで引退していますが、教師になってからは水泳部の顧問に。生徒からは「佐原ん」、藤堂からは下の名前から「いっちゃん」と呼ばれて親しまれています。 高校生の時に後輩の猫戸に告白するもフラれ、大学生の時は韓国人のホ・シウと付き合っていました。シウの影響で韓国語が話せます。

ケンカばかりで傷が絶えない不良高校生でしたが、佐原と出会ってからは真面目に学校に通うように。佐原に褒められたいがために、ケンカもたばこも止め、勉強もがんばって進学すら考えるようになります。 強面の見かけとは正反対の純粋さを持っていて、佐原から軽くスキンシップされただけでもすぐに赤面するほど。同性を好きになることにまったく抵抗も偏見もなく、佐原のことも「好きなもんは好き」と堂々と藤堂に言い切って驚かれてもいます。

『佐原先生と土岐くん』が2023年12月よりMBS「ドラマシャワー」枠で実写ドラマとして放送されます。監督はドラマ「ゲキカラドウ」シリーズを手がけた柴田啓佑、W主演を務めるのは岐洲匠と八村倫太郎の2人です。 佐原役は、ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身の岐洲匠。『宇宙戦隊キュウレンジャー』の主人公ラッキー/シシレッド役で俳優デビューし、2023年はNHK大河ドラマ『どうする家康』に結城秀康役で出演しました。 土岐役は、ホリプロのダンス＆ボーカルグループ「WATWING」のメンバー・八村倫太郎。2022年にはドラマ『君の花になる』で8LOOMのメンバー・一之瀬栄治役を務めました。

ドラマ『佐原先生と土岐くん』は、MBS系列では11月30日(木)の深夜1時29分～スタート！この機会にぜひ原作漫画も読んで、ドラマと比較して違いを楽しんでみてください。