「青のエクソシスト」霧隠シュラにかけられた呪いとは？雪男との関係についても解説

アニメや小説などにも展開し、様々なメディアで人気を博する漫画『青の祓魔師(エクソシスト)』。 個性豊かなキャラたちが揃う本作ですが、この記事ではそのなかでも高い人気を誇る霧隠シュラについて徹底解説！基本的なプロフィールや性格はもちろん、彼女にかけられている呪いなどについてもしっかりとご紹介。その唯一無二の魅力に深く迫っていきます。 ※この記事は『青の祓魔師』の重要なネタバレを含みます。

正十字騎士團に所属する上一級祓魔師の霧隠シュラ。炎のようなオレンジ色の髪と、グラマラスなスタイルが特徴的な女性です。ビキニにジャケットを羽織り、下にはショートパンツという過激な服装をしており、一見するとただのギャルのような彼女。 しかしその実力は本物で、騎士の他に手騎士・医工騎士・詠唱騎士の資格を持つ凄腕の持ち主です。また霧隠流忍術の伝承者、いわゆる忍者でもあり、戦闘では日本刀のような魔剣・牙を用いて戦っています。

シュラはとにかくマイペースで、堅苦しいことが嫌いな豪快な性格の持ち主。しかしながら与えられた任務にはしっかりと取り組み、祓魔塾では魔法円・印章術、剣術の講師も担当するなど真面目な一面もあるようです。 また彼女は極度の酒好きとしても有名。めちゃくちゃ酒豪なうえに酒癖も悪く、ときには自身が担当する授業のなかで飲酒をすることも……。そんなシュラの飲みに付き合ってしまったひとは、みんなとんでもない目に合ってしまうようです。

シュラは青森などを根城にしているヒュドラ「八郎太郎大神(はちろうたろうおおかみ)」の呪いを受けており、30歳までしか生きられないとされています。この呪いの起源は彼女の先祖・霧隠辰子が八郎に魅入られたことがきっかけ。 辰子と結ばれた八郎は彼女の老いた姿を見たくないと考え、「30歳までに自分そっくりの子を産み命を落とす」という契約を交わし辰子に魔剣・牙を授けます。その結果、霧隠の末裔はみな同じ呪いを持つことに……。シュラは飄々と暮らしているものの、その内には恐ろしい死の呪いを内包しているのです。

本作の主人公である奥村燐の育ての親である藤本獅郎。幼い頃のシュラは八郎と修行をし続けるだけの日々を送っていましたが、人里におりて悪さをしたときに獅郎と遭遇。そこで見た彼の強さに惚れ込み、それ以来シュラは獅郎と行動をともにするようになります。 シュラはしばらく獅郎の弟子として生活していたものの、成長してからは養護施設に引き取られることに。そのときは「獅郎に捨てられた」と思い込み、ずいぶん荒れた生活をしていたようです。

獅郎のもとで育てられた、燐の双子の弟・奥村雪男。シュラは獅郎のもとで修行していた頃から彼を知っている旧知の仲。その信頼関係は非常に深いようで、シュラが八郎への抵抗から子を作らずに死のうとした際には、雪男が「今後の契約の責任を引き継ぐ」と提案。 なんと彼は「自分がシュラと子どもをつくる」と告げ、さらには「老いたシュラを自らの手で殺す」とまで宣言したのです。これらのやりとりがきっかけで、八郎からシュラへの呪いは解除されることになり、彼女は死の呪縛から解き放たれることになりました。

アニメ版『青の祓魔師』でシュラを演じているのは声優の佐藤利奈です。 2002年から声優活動を開始し、2014年には第8回声優アワードで主演女優賞を獲得した実力者。「とある」シリーズの御坂美琴役で有名な彼女ですが、昨今では『BLEACH 千年血戦篇』の修多羅千手丸を演じ話題となっていました。

その強さや個性的なルックスで、作中でも特に高い人気を誇っている霧隠シュラ。 そんな彼女は今後もメインキャラの1人として作中でも大活躍を見せてくれるはず。これを機に本作を読み返し、今後の展開に備えてみてはいかがでしょうか！