漫画「溺婚～溺愛されるできちゃった婚～」最新巻まで全話ネタバレあらすじ＆感想！家族に憧れる男女の温かなラブストーリー

「溺婚～溺愛されるできちゃった婚～」は妊娠をきっかけに、一夜限りのはずだった男性と結婚し溺愛されていくヒロインの姿を描いたラブストーリーです。 この記事では本作のストーリーをネタバレ込みで最新巻まで解説していきます！見どころや作品の配信状況も紹介しているので、本作が気になっている人はぜひチェックしてみてください！

結婚を意識していた彼氏に突然フラれ、その後まもなく彼が別の女性と婚約したと知った主人公の美緒。そのうえ他にも自分のような女性がいたと知り、遊ばれていたというショックから偶然出会った男性と一夜の関係を持ってしまいます。 それから暫く経った後、元カレ・玲一との交際のことで美緒の元に弁護士がやってきました。待ち合わせ場所に現れたのは、なんとあの夜の男性。上条と名乗るその男性は実は玲一の従兄で、祖父の言いつけで玲一の女性関係を調べていたのです。 慰謝料を払うから玲一のことは忘れて欲しいと言われ怒った美緒は、お金なんていらないと言ってその場を離れようとしましたが……。

上条と話しているときに倒れてしまった美緒は、運ばれた病院で自分が妊娠していることを知ります。思い当たる相手は上条ただ1人。上条自身も子どもの父親は自分だと気が付いていました。 そして1人でこの子を育てるという美緒の言葉を遮り、「私と結婚してください」とまさかのプロポーズ。子どものためとはいえ、愛のない結婚をしてもいいのかという美緒の問いに対して、好ましい女性と思っていたと続けるのでした。 幼いころに両親を亡くし、ずっと幸せな家庭に憧れていた美緒は上条との結婚を承諾。不安を抱えつつも、漠然と彼となら大丈夫な気がすると思うのでした。

上条に送ってもらって帰宅した美緒は、このまま結婚してもいいものかと思う一方で、家族ができるという喜びに浸っていました。 その翌日、慌てた様子の上条が美緒の家へとやってきます。返信がないことを心配して、わざわざ駆け付けてくれたのです。冷静で余裕のある上条の姿しか知らなかった美緒は、意外な一面を知り嬉しくなるのでした。 その後2人はお茶をしに出かけ、話題は今後の流れに。大企業の会長である祖父が上条の見合い話を進めているらしく、その前に結婚しなければならないという上条。 明日にでも届けを出しに行きたいという彼の言葉で、2人の入籍日が決まります。

祖父に呼びだされ日下部家へとやってきた上条。客間で祖父が来るのを待っているとそこへ取り乱した様子の玲一が押し入ってきました。玲一は上条が跡取りになる相談をしに来たのだと勘違いし、文句を言いに来たのです。 玲一の予想通り、祖父は上条をグループの跡取りにするつもりでした。もともと玲一の婚約者だった女性と見合いをするように言われますが、上条はきっぱりと拒否。そして玲一の前で自分が美緒と結婚することを匂わせるのでした。 翌日、出社してすぐに上司から証人のサインを貰った上条は退社後美緒と合流し、2人は無事に婚約届を提出しました。

上条、もとい貴明と晴れて夫婦となった美緒は、彼の申し出もあり有休を使って引っ越しをすることに。貴明の住む高級マンションで同居を開始しました。 しかし仕事一筋でまったく家事をしてこなかった貴明の家には、調理器具はもちろん家電すらほぼない状態。業者に頼むから何もしなくていいという彼の言葉を押し切り、生活用品を買いに出かけます。 帰宅後は2人で一緒に料理を作ることに。できないながらも一生懸命手伝いをする貴明の姿に好感を覚えます。そして貴明もまた「家族」というものに憧れを持つ人間だと知り、これから2人で作っていこうと語り合うのでした。

弁護士と結婚したことで玉の輿だと周囲から言われた美緒。結婚は愛より金だと言う言葉に、自分は貴明のことをどう思っているのか考え始めます。まだ彼を愛しているかは分からないものの、貴明のために幸せな家庭を作ってあげたいと思っていました。 一方の貴明も自分の美緒に対する気持ちと向き合い始めていました。愛のない家庭で育った彼にとって、恋愛感情は未知のもの。美緒とならいつかわかるかもしれない……。そんなことを考えていた矢先、帰宅途中の貴明の前に玲一が現れました。 見たこともない表情で妻に電話する貴明の姿を見た玲一は、あることを思いつきます。その頃、美緒も思いがけない人物と遭遇していました。

「金目当ての女じゃないのか？」という玲一の言葉に激怒する貴明。しかしその反応が、貴明にコンプレックスを抱く玲一の闘争心に火を付けてしまいます。 ちょうどその頃、美緒は偶然を装って接触してきた貴明の祖父に品定めをされている真っ最中でした。美緒がお人好しだと知った祖父は、2人の結婚が偽装かもしれないと勘ぐります。 一方、祖父との会話の流れで結婚指輪をもらっていないことに気が付いた美緒。永遠の愛の証に憧れを抱きつつも、図々しいと思われるかもしれない、と言い出せずにいました。 そんな美緒の気持ちに気が付いた貴明はすぐに指輪を準備。その日から寝室も一緒になり、2人は少しずつ本物の夫婦らしくなっていきます。

超即決型な2人によって、ハイスピードで物語が展開していく本作。出会ってから2回目で結婚まで話が進むテンポ感でサクサク読めてしまいます。 しかしその一方で、貴明の祖父や美緒の元カレなどお邪魔虫の多さが気になるところ。幸せ一直線の2人の前に何やら黒い影を落としていきそうな予感ムンムンで、これからどうなってしまうのか目が離せません！