漫画『絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される』ネタバレあらすじ＆感想！孤独な少女が真実の愛を掴むシンデレラストーリー

漫画『絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される』は家族から虐げられ、周囲からも悪女として忌み嫌われてきた少女が魔族の王子と出会い真実の愛を見つけていくシンデレラストーリーです。 この記事では本作のストーリーを単行本1巻に収録されている第4話まで、ネタバレ込みで解説。記事後半では作品の配信状況や見どころの紹介などもしていきます！

魔族と人間が共に学ぶ学校・聖リシェス学園に通う双葉鈴蘭は、入学初日から「絶世の悪女」として周囲から恐れられていました。しかし実際の彼女は心優しい少女。鈴蘭を嫌う実の母と双子の妹・星蘭に強要され、悪女を演じていたのです。 そんな中、魔族ブラン級の代表・ルイスにプロポーズされたことで星蘭の逆鱗に触れてしまった鈴蘭。どうにかルイスから嫌われようと手を尽くしますが、自分を一途に思ってくれる彼に少しずつ心惹かれていきます。 しかし星蘭の巧妙な手回しによってルイスは鈴蘭を憎むように。全校生徒の前で婚約を破棄されてしまうのでした。 するとそこへもうひとつの魔族学級ノワールの代表・夜明が現れます。そしてルイスからも憎まれ絶望する鈴蘭に、夜明は「俺が愛をやろう」と告げたのでした。

夜明から求婚された鈴蘭でしたが、彼女が悪女だと信じて疑わない夜明の友人たちからは冷たい言葉を浴びせられてしまいます。夜明は魔王の1人息子。大切な王子によからぬ噂を持つ人間を寄せ付けたくないと思うのも当然です。 もはや夜明以外の全生徒が敵となってしまった今、鈴蘭が心落ち着ける場所は図書館だけでした。そこで偶然夜明に会った鈴蘭は、彼からスズランのモチーフのネックレスをプレゼントされます。 しかしその様子を見ていたクラスの女子によってネックレスは奪われ水の中へ。鈴蘭が水に入りネックレスを探していると、仲間を連れた夜明があらわれます。そして迷惑をかけたくないと言う鈴蘭に「俺が助けたいんだ」と手を差し伸べるのでした。

ブラン級からノアール級へと転級した鈴蘭は、夜明の友人でもある雪女族の雪兎と隣の席になります。 雪兎は鈴蘭を警戒しているようでしたが、一緒に過ごしているうちに少しずつ会話ができるようになり、彼が女系一族の中で忌み嫌われて過ごしてきたことを明かします。 さらには雪兎に魔力がないことをバカにしてきたクラスメイトを鈴蘭が一喝したことで2人の関係性は良好になっていくのでした。 その後行われた実技の授業では、先ほどのクラスメイトが2人を攻撃。怒った雪兎が強力な魔法でクラスメイトを返り討ちにしてしまいます。 実は雪兎は魔力がないのではなく、逆にありすぎるため一族の中で隔離されていたのです。暴走しかけた雪兎を止めたのは普通の人間である鈴蘭でした。

魔族の婚約者は同じ寮に住む、というルールに則り、鈴蘭が夜明たちの寮に住むという話が持ち上がります。鈴蘭の母親は星蘭を婚約者にさせようと粘りましたが、夜明は母親の提案を一蹴。晴れて鈴蘭は実家を離れ寮で暮らし始めることになります。 その後寮を見て周っていた鈴蘭は、そのあまりの豪華さに驚いていました。すると前から見覚えのある人影が。それは以前彼女にプロポーズをしてきたルイスでした。 ルイスはその場を去ろうとする鈴蘭を引き止め散々に彼女を詰った挙句、どうやって夜明をたぶらかしたのか見せてみろと襲い掛かってきました。 すんでのところで夜明の助けが入り、窮地を免れた鈴蘭。普段と違う余裕のない夜明の姿に思わずときめいてしまうのでした。

本作の見どころはやはり鈴蘭と夜明の恋の行方です！絶世の悪女と評される鈴蘭と魔族の王子様である夜明の恋路はいわずもがな前途多難。ただでさえ周囲から反対されているうえに、実の妹や元婚約者の妨害などもあり、どうなるのかハラハラさせられます。 読者としては既に充分傷ついてきた鈴蘭がこれ以上不幸になるような展開だけは避けて欲しいもの。性悪な妹の化けの皮がはがされる瞬間にも期待せずにはいられません！