漫画『ベー革』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！高校野球の新革命ストーリー！

漫画『ベー革』は、野球界の新鋭強豪校に入学した主人公が、監督や仲間たちとともに論理的な野球で甲子園を目指していく、新時代の高校野球ストーリー。 今回の記事では『ベー革』の最新話までのネタバレやお得に読む方法などを紹介していきます。

主人公・入来ジローにとって、兄・一郎は誰よりも野球に愛された天才で憧れの存在。しかし、その兄は神奈川県大会決勝戦で敗北し、甲子園へ出場することなく高校野球を終えます。 兄の高校最後の試合を目にしたジローは、必ず自分が甲子園に行くと決意。しかし、兄と同じ高校への進学は家族の猛反対を受けてしまいます。頭がよく成績優秀な点を踏まえ、母や兄から進学校かつ新鋭の強豪校でもある「私立相模百合ヶ丘学園」を勧められたジロー。 入学後、早速野球部に所属したジローでしたが、告げられたのは「平日の練習時間は50分」という言葉。そんな練習量で甲子園など行けるわけないと決めつけるジローに対して、監督・乙坂は頭を使った理論的な野球を展開していき……？

入来ジローが入部して初めての練習試合が開始！相手は甲子園出場校の健大高岡高校。ジローは同級生の星とともに、ボールボーイとして試合を観察することになります。 相模百合のエースピッチャーである甲本や頼もしすぎる先輩・馬原の活躍を見つめる一方、ジローは小さな疑問をいくつも覚えていきます。 ジローの鋭い観察眼に関心する乙坂監督。練習量の差は埋められないからこそ、頭を使った戦術を展開していく相模百合。練習量で劣る相模百合はどうしても守備力に欠けるため、スピードとパワーでぶっちぎる戦法をとっていたのです。 しかし、頭の回転の速いジローはその戦術の穴に気が付きます。当然、乙坂監督も現状では甲子園にはまだまた遠く及ばないと語り……。

健大高岡高校との練習試合を経て、実力不足を肌で感じた相模百合の選手たち。平日練習50分の進学校のやり方では甲子園など夢物語なのではないかと、エースの甲本ですら乙坂監督に進言します。ジローも中学時代に見た兄の負け姿を思い出し、意気消沈していました。 監督に内緒で走り込みをしていたのがバレたジロー。乙坂監督はジローを頭ごなしに否定するのではなく、どうして無駄な筋肉をつけてはいけないのか等理路整然と納得できる話を展開。頭のいいジローだからこそ、監督に発言がすべて理に適っているとわかってしまいます。 がむしゃらなトレーニングではなく、理論に基づいた質の高い練習や戦略を選手たちに座学する乙坂監督。甲子園にかける監督の熱量を知った選手たちは……？

相模百合の武器であるスピードとパワーを存分に活かすため、大量失点のイニングを出さないことが重要だと語る乙坂監督。1イニングで4点以上の失点があった甲子園の試合を大量に用意し選手たちに見るよう指示します。 相模百合の選手たちは膨大な野球の対戦データやシュミレーションインプットすることで、強豪との練習量の差を埋めていくのです。 時間は流れ、春季県大会が開始。この大会において、相模百合は夏の神奈川県大会のシード枠となれるベスト4を目指します。初戦は相模百合のゲームプランが見事にはまり大勝！順調に勝ち進んでいく相模百合でしたが、3回戦の光桐学院戦で陰りが見え始めます。 光桐学院のベテラン監督・鐘撞や厄介な双子・下平ツインズの堅実できっちりとした戦略に、なかなか持ち味のパワーを発揮できない相模百合でしたが……？

先発投手・馬原の癖を完璧に研究していた光桐学院。大量失点はないもののじわじわと点を奪われ、5回終わって3失点。相模百合の攻撃陣も相手の守備を崩せず、得点することができずにいました。 詰将棋のように徐々に追い詰められていく相模百合。しかし、乙坂監督は鐘撞監督の手法を認めつつも、自軍のペースに引き込めないなら光桐学院の土俵の上で相模百合の野球をするだけだと考えます。 相模百合の超級エース・甲本の出番である8回までの2イングを無失点で抑える相模百合。満を持して登場した甲本は強気なピッチングで光院学院の打者を圧倒。当然、鐘撞監督は甲本のことも研究していましたが、予想外の展開を見せられたことで戦術に乱れが見え始め……。

通常の強豪校と比較すれば、練習量や技術などすべてにおいて劣ってしまう相模百合ヶ丘学園。しかし、相模百合の選手たちには強豪校と並び立つだけの武器があります。それは、頭を使った野球を展開していくことです。 根性論ではなく論理的な戦術で展開されていく試合の数々。時に劣勢を強いられることもありますが、その度に乙坂監督が理性的に戦略をブラッシュアップさせます。乙坂監督のゲームメイクに選手たちが応えていく先の読めない試合展開から目が離せません。