漫画『ブルーピリオド』最新話まで全話ネタバレあらすじ&感想!美術に燃える青春物語
「マンガ大賞2020」大賞受賞作、アニメ化・舞台化もされた漫画『ブルーピリオド』。1枚の絵に魅せられた主人公が、美術未経験から国立名門校の東京藝術大学を目指す物語です。 2024年8月9日には眞栄田郷敦(まえだごうどん)主演の実写映画が公開されることが決定し、ファンの熱量も高まっていますよね! この記事では『ブルーピリオド』の最新話までのあらすじをネタバレありで解説。映画の前にあらすじを振り返りたい人はぜひ参考にしてください。記事後半では作品の魅力やお得に読む方法も紹介していきます!
『ブルーピリオド』1巻~3巻ネタバレ感想
美術部入部でヤンキーの人生が変わる?
矢口八虎(やぐちやとら)は世渡り上手で成績優秀なヤンキー。「与えられたノルマをこなす」ように生きていた彼は、偶然美術室で運命の1枚に出会います。 美術部に入部した八虎は、東大より入るのが難しいと言われる東京藝大を目指すことを決心。両親を説得し、予備校に通うことに。講師の大葉先生や天才少年の高橋世田介(たかはしよたすけ)らと関わっていきます。 「予備校内コンクール」では世田介から「絵じゃなくても良かったくせに」と言われたことがきっかけで、八虎は「俺の絵で全員殺す」と絵に全身全霊で挑みます。こうして八虎は絵を始めて1年足らずで才能を伸ばしていくのでした。
『ブルーピリオド』4巻~6巻ネタバレ感想
緊迫の藝大入試編開幕!
絵に必要な“楽しむこと”が欠けていたことに苦悩する八虎は、友人・恋ケ窪(こいがくぼ)から「本音を技術で武装すればいい」とアドバイスを受け、1次試験へ。トラブルから発想を得て描き上げた絵に、彼は手応えを感じていました。 2次試験の2日前、八虎は苦悩する鮎川龍二と海へ。そこでの時間によって、龍二は再び前を向いて歩き始めることを決断します。 2次試験は「ヌード」の油絵を完成させること。体調不良で進行が遅れた八虎は、追い込まれたなかで課題のテーマを「裸=情けない姿」に決定。ついに完成した絵は、あの世田介からも褒められるほどの出来映えでした。こうして八虎の藝大受験は幕を閉じます。
『ブルーピリオド』7巻~9巻ネタバレ感想
ついに藝大生活の幕開け!
八虎は世田介と共に見事藝大に現役合格していました。しかし八虎は同級生の画力や個性に対する引け目や、教授からの辛辣な態度によって入学早々にメンタルを追い込まれていくことに。藝大の厳しさがエグいです。 夏休みは藝大名物「神輿作り」に参加しますが、一方で絵に関してはやる気が出ず、休み中に1枚しか描けなかった八虎。新学期が始まると、進級制作の課題が課せられます。 初めての巨大な作品作りを前にして八虎は世田介に話をしに行きますが、「努力できるのは才能だ」と言われて激しい怒りを感じます。しかし、クラスメイトとの会話から、八虎は自分の視野の狭さを意識するようになるのでした。
『ブルーピリオド』10巻~12巻ネタバレ感想
進級と新たな出会い
10巻は八虎に「絵を描くのが好きか」と問われた世田介の苦悩がメイン。1枚のウサギの絵と八虎の言葉をきっかけに、世田介は初めて絵を描けてよかったと感じます。2人の仲も深まり、八虎の意欲もようやく戻ってきました。 進級の決まった八虎は橋田悠(はしだはるか)とともに絵画教室でバイトをします。子どもたちにハッとさせられることも多く、八虎も刺激を受けた様子。11巻はとくに感情を顕にする橋田が印象的です。 2年に進級し、八虎は学外のアート集団「ノーマークス」の不二桐緒(ふじきりお)に魅了されていきます。ノーマークスに入り浸りながら、大学で学ぶ意味について八虎の悩みは深まっていくのでした。
『ブルーピリオド』13巻~15巻ネタバレ感想
2度目の夏と作家デビュー
ノーマークスは資金難から解体するとキリオ。周りからはヤバい団体だと思われていましたが、そこでの経験は八虎にまた新たな視点を与え、課題の講評も上々でした。 夏休み、八虎は公募展用の制作をするという村井八雲(むらいやくも)に誘われ、世田介や鉢呂(はちろ)とともに柿ノ木坂桃代(かきのきざかももよ)の実家へ。 そこでは八雲や桃代たちに大きな影響を与えた、かつての同級生・真田まち子という天才芸術家の存在が語られます。友人の死への向き合い方というテーマが描かれ、広島編は終了。 夏休みが明け、八虎が広島で制作した絵は公募展「AOJ」で入賞。ついに作家デビューを果たします!
『ブルーピリオド』の見どころ
『ブルーピリオド』 |
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美術に詳しくなくても深く刺さる人間模様
『ブルーピリオド』はゼロから美術をスタートさせた主人公目線で物語が進むため、画法など美術に詳しくない人でも理解できるように豊富な解説が挟まれています。 また、美術を通して描かれる人間模様も本作品の見どころの1つ。八虎や龍二、世田介などが各々の苦悩を抱えながら、ぶつかり合って成長していく姿にはスポコン漫画のような情熱が感じられます。
漫画『ブルーピリオド』に登場するメインキャラクターを改めて紹介!
矢口八虎(やぐちやとら)
矢口八虎(やぐちやとら)は本作の主人公。友達と夜まで遊び、飲酒や喫煙もする不良高校生ながら、成績は優秀な要領の良い人物です。これといった趣味もなく空虚な毎日を過ごしていた彼ですが、美術の魅力に気付いてからは、人一倍絵の上達のために努力を始めます。
鮎川龍二(あゆかわりゅうじ)
鮎川龍二(あゆかわりゅうじ)は、八虎の同級生かつ美術部員の男子高校生。性別は男ですが心は乙女で、学校ではロングヘアにスカートの女装姿で過ごしています。 本名で呼ばれることを嫌い、付いたあだ名は「ユカちゃん」。八虎とはたまに喧嘩はするものの、お互いに気心の知れた関係です。
高橋世田介(たかはしよたすけ)
高橋世田介(たかはしよたすけ)は、八虎が美大専門の予備校で出会った同学年の男子高校生。初登場では圧倒的なデッサン力で八虎を圧倒し、以降2人はライバル的関係になっていきます。 両目の下にあるほくろが特徴的。コミュニケーションがかなり苦手な人物ですが、絵画においては天才と呼ばれるほどの才能を見せつけます。
『ブルーピリオド』作中に登場する作品の秘密とは?
作中に登場する美術作品の多くは、コマの外に作者名が記されています。また、八虎が目にする町中のポスターや美術館のシーンでは、実際に存在する芸術家の作品も登場。 また、八虎の作品が世田介の作品とは全く異なるように、出てくる絵や作品にはキャラクターごとの個性が表れています。細かい所ですが、キャラクターが制作する作品1つ1つにも注目してみてくださいね。
漫画『ブルーピリオド』を今すぐ無料で読む方法の調査結果!
※配信状況は7月2日時点のものです。
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海賊版サイトで『ブルーピリオド』のzip・rar・pdf・rawなどのファイルが違法アップロードされていたとしても、絶対に利用するのはやめましょう。
海賊版の漫画サイトは利用しただけで犯罪になる可能性があります。軽い気持ちで漫画を閲覧したとしても、最悪のケースだと刑事罰を科されることもあるのです。元々違法アップロードの規制対象は、音楽と映像のみでした。しかし、2021年1月の法改正により漫画、雑誌など全ての著作物に適用されるようになったのです。
さらに海賊版サイトにはデバイスのウイルス感染や、クレジットカード情報が不正に抜き取られるなど、犯罪に巻き込まれるリスクさえはらんでいます。安全に漫画を読むためにも、公式なサービスの利用を心がけましょう。
令和3年1月1日から、インターネット上に違法にアップロードされたものだと知りながら侵害コンテンツのダウンロードを行う行為が幅広く違法となります。刑事罰の対象となる場合もあります。
『ブルーピリオド』をネタバレ解説しました!
数々の賞を受賞し2024年8月には実写映画化もされる『ブルーピリオド』をネタバレ解説しました。美術にのめり込んでいく主人公の姿を見れば、思わず胸が熱くなること間違いなし!美術に詳しくない人でも楽しく読める内容なので、ぜひ1度読んでみてくださいね。