2024年4月23日更新

若葉竜也ってどんな人!?「アンメット」出演で話題の俳優

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『アンメット ある脳外科医の日記』 若葉竜也

杉咲花が主演を務める新月10ドラマ「アンメット」が4月15日に初回放送を終え、X(旧Twitter)で「#アンメット」が世界トレンド1位を獲得。記憶障害を抱える主人公を導く、変り者の脳外科医・三瓶友治役の若葉竜也に視線が集まり、「三瓶先生」などの関連ワードもトレンド入りしました。 脳外科医として優れた腕を持つ一方、何を考えているのかわからない飄々とした人物を自然な佇まいで演じ、初登場から強烈なインパクトを残したのです。 この記事では、『アンメット』で注目度急上昇中の俳優・若葉竜也について紹介します!

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若葉竜也ってどんな人?

アンメット 1話場面写真

若葉は画像右

若葉竜也は1989年6月10日生まれ、東京都出身。大衆演劇「若葉劇団」の三男として生まれ育ち、1歳3ヶ月にして初舞台を踏みます。5歳の頃、兄2人と共に「チビ玉三兄弟」の愛称でドキュメンタリー番組に取り上げられ、一躍時の人になりました。 大河ドラマ『徳川慶喜』(1998年)で徳川慶喜の幼少期を演じて以降、「ごくせん」第3シリーズや映画『葛城事件』(2016年)といった映像作品にも出演。『葛城事件』では無差別殺傷事件の死刑囚に扮し、その鬼気迫る演技が評価され、第8回TAMA映画賞の最優秀新進男優賞に輝きます。 今泉力哉監督作品に欠かせない俳優とされ、近年は映画を主軸に活躍していることから、地上波民放連ドラである「アンメット」への出演は注目を集めました。

若葉竜也出演のおすすめドラマ・映画

おちょやん

おちょやん

2020年度後期に放送されたNHK連続テレビ小説第103作目『おちょやん』。杉咲花演じる主人公・竹井千代のモデルは、松竹新喜劇で活躍した上方女優の浪花千栄子です。 タイトルの「おちょやん」は、“小さい女中さん”を意味する「おちょぼさん」が訛ったもの。明治末期、大阪・南河内の貧しい家に生まれた千代は、9歳で芝居茶屋に女中奉公に出されます。酒と博打に溺れる父・テルヲに悩まされながら、女優を目指して奮闘していく物語です。 朝ドラ初挑戦の若葉竜也は、千代が鶴亀撮影所で出会った助監督・小暮真治役を演じました。 小暮は映画監督を夢見る爽やかな青年で、千代にとって心強い味方でもある初恋の男性。役作りのために恋人役も務めてくれ、どんな時も彼女の夢を応援してくれました。小暮は千代にプロポーズしますが、選んだ未来の違いによって道が分かれることになります。 一度退場した際には、彼の優しさに心奪われた視聴者から「小暮ロス」の声が続出しました。

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市子

『市子』
©2023 映画「市子」製作委員会

「劇団チーズtheater」の旗揚げ公演作品となる『川辺市子のために』を、同劇団の主催・戸田彬弘が自らメガホンを取って映画化した『市子』。ヤングケアラーやネグレクト、DVなどの問題を反映しつつ、社会の闇の中で生きる人々にフォーカスした重厚な人間ドラマです。 本作では『おちょやん』の杉咲花と再共演し、彼女が演じる主人公の恋人・長谷川義則役を好演しています。 長谷川は3年間同棲をしている川辺市子にプロポーズしますが、その翌日、市子は何の前触れもなくどこかへと姿を消してしまいました。 とある事件の関係者として彼女を捜す後藤刑事と出会い、共に行方を追うことにした長谷川。幼なじみや同級生たちから証言を得るうちに、かつて市子が別の名前を名乗っていたと判明しました。やがて市子の母・なつみのもとへたどり着き、長谷川は衝撃的な事実を知らされます。 観客は長谷川の視点と情報を共有するため、一緒に驚き、苦悩する重要なキャラクターです。

愛がなんだ

愛がなんだ
(C)2019「愛がなんだ」製作委員会

直木賞作家・角田光代による同名恋愛小説を、主演の岸井ゆきのと成田凌の共演で映画化。独立系の低予算作品ながら、若い世代の女性やカップルを中心に異例のヒットを記録しました。 『愛がなんだ』の主人公・テルコは、友人の結婚式で意気投合したマモルの手に惹かれ、次第に“彼自身になりたい”と願うほど妄信的な愛を捧げます。テルコの友人・葉子はその様子に苦言を呈しますが、彼女自身もまた、年下のカメラマン・ナカハラを振り回しています。 境遇こそテルコと似ているものの、ナカハラは葉子との今以上の関係を諦めており、若葉竜也の繊細で寂しそうな表情がとても印象的です。映画では一泊旅行に参加していたり、ラストが少し改変されたりと、彼の出番が増えたことでテルコの愛の凄まじさが際立っていました。 メガホンを取ったのは、『あの頃。』(2021年)などでも若葉竜也を起用した今泉力哉。2021年には同監督の『街の上で』で長編映画初主演を果たしています。

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前科者

映画 前科者
© 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会

原作・香川まさひと、作画・月島冬二の同名漫画を、有村架純主演で2021年に実写化したWOWOWオリジナルドラマ『前科者 -新米保護司・阿川佳代-』。罪を犯した「前科者」たちと、彼らの更生や社会復帰を支援する非常勤の国家公務員「保護司」を描くヒューマンドラマです。 監督・脚本の岸善幸と主演の有村が続投し、続編に当たる劇場版が2022年に公開されました。 コンビニ店員で保護司でもある28歳の阿川佳代は、殺人の罪で服役していた工藤誠の保護観察を担当していましたが、最終面談の直前で工藤が失踪します。同じ頃、フードの男によって警察官と区役所職員が立て続けに殺害される事件が起き、工藤は再び追われる身となるのでした。 若葉竜也演じる謎の男は工藤とラーメン屋で接触しており、彼の失踪にも深く関わっています。若くして白く染まった頭髪からは過酷な過去が伺え、若葉の変貌っぷりも必見!作品テーマのひとつである、社会的弱者を体現したキャラクターと言えるかもしれません。