漫画『幸せカナコの殺し屋生活』ネタバレ・あらすじ解説！実写ドラマ版のキャストや見どころも紹介

若林稔弥の人気4コマ漫画『幸せカナコの殺し屋生活』が、DMM TVでドラマ化決定！のん主演、藤ヶ谷太輔共演で2024年冬に独占配信されます。 のんが演じるのは、ブラック企業からホワイトな殺し屋稼業に転職したOL。この記事では、原作漫画1巻～7巻までのあらすじをネタバレありで最新話まで解説し、ドラマ情報も紹介します。

ブラック企業で上司からパワハラを受け、耐えられなくなって退職した西野カナコ。次の就職先に選んだのは、待遇の良さが超ホワイトな「殺し屋」でした。初めは人を殺すことをためらいつつも、スナイパーとしての隠れた才能を開花させ、凄腕の殺し屋へ成長していきます。 カナコが狙うのは、裏社会のボス……などではなく、なんと普通の人々！カナコ自身が被害を受けたようなパワハラ上司や悪質クレーマー、嫁いびりの姑といった身近な存在が標的です。理不尽な思いをしている依頼人たちに寄り添って、彼らの悩みをサクサク解決(暗殺)していきます。

ブラックな広告代理店に勤めていた西野カナコ。パワハラ上司から逃れるため退職し、新しい職場の面接へ！しかし実際に話を聞いてみると、なんとそこは「殺し屋」稼業の会社でした。 ところがそこは土日休みで福利厚生も完備の超ホワイトな職場。いきなり入社テストでパワハラ上司を撃つはめになったカナコでしたが、なぜかスナイパーとしての天性を見せてしまいます。 こうして何気に入った殺し屋生活。標的は社会のクズともいえる腐った人物ばかりで、次第に仕事にやりがいを感じるように。満員電車の中で痴漢を始末したカナコは、裏社会で「K」という凄腕の殺し屋が噂になっていることを耳にしますが、それはカナコのことでした。

今まで目立ちたくなくて気配を消して生きてきたカナコですが、「K」の噂で有名になったことが内心うれしくて仕方ありません。そんな中、その噂からパワハラ上司の件が同一犯だと睨む刑事の竹原が、相棒の大森とともにカナコを訪ねてきました。 クビが怖くて社長に相談できずにいましたが、意外にも社長は「伝説になれ」と信頼している様子。自然に事情聴取に応じろと言われますが、竹原の方が一目惚れ！そのせいか、せっかくの鋭い推理も恋と混同する始末……。 竹原に誘われて初めてのデートに浮つき、その当日に桜井と組んだ仕事で彼に怪我を負わせてしまったカナコ。その後竹原と偶然出会い、桜井は「俺の女に手を出すな」といきなり告げるのでした。

桜井の発言から、変に意識してしまい気まずさMAXのカナコ。竹原と桜井の件を聞き出した社長は、「K」の件も沈静化を図るため、カナコに休暇を取るように命じます。実家に帰ろうと電車に乗ると、隣の席には桜井が！社長から言われてカナコの護衛に来ていたのでした。 久しぶりに帰省したカナコは、母親に温かく迎えられたものの、どん底の学生時代を否が応でも思い出してしまいます。地元の学校ではいじめを受け、実家は引きこもった辛い過去がある場所。 それでも今や、“自分らしく”偽らない生き方を「殺し屋」稼業に見出していたカナコは、そんな過去も肯定して実家から戻ります。

仕事に復帰したカナコは、不審者に襲われた際に助けられた金髪美青年の細美に恋心を抱きます。中学時代の友人キヨミに相談したり、メイクの勉強をしたり、竹原とのあいまいな関係にけじめを付けたりと前進しようとするカナコ。 すると細美から「付き合ってもらえませんか」と告白を受け、幸せの絶頂に！しかし細美は「K」の正体を探るために襲ってきた例の不審者であり、殺し屋だったのです。細美は正体がバレてもなおカナコにプロポーズし、殺し屋を辞めてほしいと告げます。 しかし今のカナコには、“殺し屋を辞める”という選択肢はありませんでした。プロポーズを断ると細美は躊躇なくカナコを撃ち、防弾プロテクターを付けていたカナコは細美を返り討ちにしたのでした。

再び仕事に戻ったカナコですが、どうしても細美のことを思い出してしまいます。ある仕事でバッタリ先客に出会いますが、相手の殺し屋は陽キャなアドという女子で、なぜか「殺し屋オフ会」に誘われます。 オフ会で出会ったのは、感情が読めるユイと細美の妹「7」。そこで「K」の情報交換が始まりますが、最後には打ち解けて終わりました。しかしその後、7からKの情報を聞きたいと連絡があり、お互いに探りを入れ合います。 さらに後日ユイと食事に行くことになり、彼女からもKとして狙われていることを知ってしまいます。同業者に狙われていることで辛くなり、カナコは桜井に弱音を吐き出しました。

2人でいるところにアドと出会い、いきなりアドに撃たれた桜井。すぐに反撃した桜井でしたが、怪我を負っていました。社長からアドと桜井の関係を聞くと、アドは元社員で桜井に好意を寄せていたとのこと！アドを始末するため、カナコと桜井は同居することになります。 初詣の神社でキヨミといる7に遭遇したカナコは、ユイたちと再びオフ会を開催。話の流れで、Kは桜井だということになってしまいます。 アドが桜井を「2人が出会った場所」に呼び出すと、ユイや7も含めた銃撃戦に。桜井がKだと思い込んでいる7が発砲すると、かばったのはアドでした。

暴走するアドを制止するユイと7。しかしどうしても桜井のことをあきらめきれないアドはやはりカナコに銃を向けます。2人が撃ち合う瞬間、アドの腕と足をつかんで弾道を逸らしたのはユイと7でした。 アドの遺体は桜井が始末し、病院に運ばれたユイと7をカナコが見張っていましたが、2人とも逃走。2人とまた会えるのか心配していたカナコの前に、新入社員としてユイがやってきます。一方7はキヨミと一緒に住んでおり、2人は両想いな様子。 出来る新人ユイを迎えたカナコでしたが、幸せすぎて気配が消せなくなりスランプに陥っていました。しかしキヨミが職場でセクハラを受けていることを知り、7に相談。7に依頼されて仕事復帰を果たします。ところがその様子を7が隠し撮りしていて……。

ブラック企業からホワイトな殺し屋に転職したOLカナコの突飛な日常を描いたブラックコメディ『幸せカナコの殺し屋生活』。DMM TVで実写ドラマ化され、2024年6月から撮影、冬に独占配信されることが決まっています。 カナコを演じるのは、『あまちゃん』主演や『この世界の片隅に』声優などで知られる俳優・アーティストののん。アクション作品に出演するのは本作が初めてとなります。 カナコの先輩で、「殺すぞ」が口癖のツンデレ殺し屋・桜井を演じるのは、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔。ドラマ『ハマる男に蹴りたい女』(2023年)や映画『そして僕は途方に暮れる』(2023年)など、俳優業でも活躍しています。

ブラック企業で働いていたカナコは、上司からのパワハラに耐えかねて退職。転職活動に苦労していた末、超ホワイトな条件に惹かれ、殺し屋に入社しました。 ネトゲ仕込みの射撃能力や、行きたくない飲み会で培った気配を消す能力などを持ち合わせており、殺し屋としての才能は抜群です。 そんなカナコを演じるのは、歌手や芸術家など幅広いジャンルで活躍する俳優・のん。本格的なアクションとコメディの部分を見事に演じ分けています。

桜井は殺し屋の会社に勤めるカナコの先輩です。不愛想で人付き合いが悪く、基本的には「殺すぞ」というセリフしか言いません。 カナコは桜井から嫌われていると思っていますが、実は常にカナコを心配し見守っている桜井。心優しい一面を持っており、カナコを少しずつ相棒として認めています。 そんな桜井を演じるのは、藤ヶ谷太輔です。主題歌に合わせて踊るダンス動画では、アイドルらしいチャーミングな顔を披露しています。

刑事の竹原カズオはカナコが殺した元上司の死を事件として探ろうとします。ところが部下であったカナコに事情聴取をしたところ、彼女に一目惚れ。 そんな憎めないコワモテ刑事・竹原を演じるのは、子役出身の俳優である矢本悠馬です。

女性刑事の大森は、竹原の相棒的なポジションで、彼と共に事件を追っています。どうやら大森には片思い中の相手がいるようですが……。 竹原のバディ・大森役を務めるのは、モデルとしても活躍する山崎紘菜です。

吉岡キヨミはカナコの中学の同級生です。生徒会長で優等生だったキヨミの現職は、中学校の教師。カナコとは10年ぶりに再会し、友達の関係になります。 そんなキヨミを演じるのは、元櫻坂46でアイドルだった菅井友香。グループ卒業後は舞台やミュージカルをはじめ、女優として活躍の場を広げています。

カナコに殺しを依頼するヤクザの組長は、凄腕の殺し屋「K」の存在に一目置いています。しかしその「K」が目の前にいるカナコとは夢にも思いません。 そんなヤクザの組長役には、海外映画にも出演するベテラン俳優・菅田俊が抜擢。187cmという長身を活かし、ヤクザ役や刑事役を多く演じています。

カナコの母親は娘のことを心配しながらも、温かく見守っています。カナコが殺し屋に転職したことはもちろん知りませんが……。 今回カナコの母親を演じるのは、ベテラン女優・木村多江です。他の作品でも母親役を演じることが多く、安心感のある演技が評価されています。

殺し屋会社の社長は、面接に来たカナコの才能を見抜き、カナコに期待しています。暗殺者たちのトップだけあり怖い顔をしていますが、実は社員思いの社長です。 そんな社長役を務めるのは、渡部篤郎。安定の演技力でミステリアスで渋い社長を好演しています。

カナコの肩の上で彼女の気持ちを代弁するイマジナリーフレンドのような動物たち。その種類はカタツムリやコツメカワウソから、恐竜やスフィンクスまで多岐にわたります。 そんなキュートでユニークな動物たちの声を演じるのが、元アイドルの齋藤飛鳥です。声の芝居経験は浅い齋藤飛鳥ですが、さまざまな声を演じ分けています。

本作の監督を務めるのは、『東京リベンジャーズ』(2021年)や『映画おそ松さん』(2022年)などを手がけた英勉(はなぶさつとむ)です。元は主にCM製作に携わる売れっ子ディレクターでしたが、現在は日本におけるアクションコメディの先導者として知られています。 他にも『ぐらんぶる』や『賭ケグルイ』など、数多くの漫画を実写化成功に導いている英勉。今回の『幸せカナコの殺し屋生活』についても漫画の実写化であるため、彼の得意分野ということになります。

『幸せカナコの殺し屋生活』は、本記事でもネタバレ解説している若林稔弥の４コマ漫画が原作です。普通のOLが殺し屋に転職するという現実離れした内容の漫画であるため、それをどのように映像化するのかが注目を浴びています。 また悪党たちがサクッと殺されていくストーリー展開は痛快で、キレのある本格的なアクションシーンも見どころ。「殺し屋」というダークなテーマでありながら、CGを駆使したキュートな動物たちや、終始コメディな雰囲気で気軽に笑えるドラマ作品に仕上がっています！

DMM TVでドラマ化される人気4コマ漫画『幸せカナコの殺し屋生活』の各巻あらすじをネタバレありで紹介しました。のん主演、藤ヶ谷太輔共演の実写ドラマは、2025年2月28日より独占配信。ドラマにも注目して、原作漫画を予習しておきましょう！