ドラマ『振り返れば奴がいる』最終回ネタバレ!衝撃のラストには裏話があった?
1993年1月期、フジテレビ系列で放送されたドラマ『振り返れば奴がいる』。三谷幸喜の本格的なテレビドラマデビュー脚本作品であり、織田裕二と石黒賢のW主演が大きな話題となったドラマです。2024年9月には再放送され、大きな反響を呼びましたね! この記事では『振り返れば奴がいる』ネタバレを詳しく解説していきます! 本記事にはストーリーのネタバレが含まれるため、未視聴の人は注意してください。
『振り返れば奴がいる』作品概要・あらすじ
作品概要
『振り返れば奴がいる』は1993年1月期に、フジテレビの「水曜劇場」枠で放送されました。今や名脚本家である三谷幸喜の本格的なテレビドラマデビュー作ということでも注目されています。 若くして天才的な外科医・司馬江太郎と、熱血漢の医師・石川玄が激しく衝突し、病院での派閥争いが描かれた医師たちの物語。司馬を演じたのは織田裕二、石川を演じたのは石黒賢で、2人のW主演作品となっています。 医療小説『白い巨塔』のオマージュとしても有名な作品であり、『白い巨塔』との関連性も大きな話題となったドラマ。放送から約30年経っても再放送されるなど、人気の高さが伺えますね。
あらすじ【ネタバレなし】
舞台は派閥争いが激しい天真楼病院。天才外科医・司馬(織田裕二)が活躍するこの病院に、石川(石黒賢)が赴任してきました。石川は患者に寄り添う診療を行う中、司馬は医療に対して常に冷徹。2人は医師としての信念が合わず、激しく衝突するようになります。 そんな中、石川は自らが病魔に冒されていることに気づきます。石川は何としてでも司馬を辞職に追い込みたいと思っており、司馬が患者を安楽死させたことを暴露し……。 しかし石川の手術を執刀したのは、司馬でした。果たして石川の命は助かるのでしょうか。
『振り返れば奴がいる』最終回の結末ネタバレ
司馬は安楽死問題の責任を取るため、病院を退職することに。その時石川の容態が急変し、沢子(千堂あきほ)は司馬に手術をしてほしいと頼みます。司馬は手術をすることを決めますが、春美(松下由樹)はこれまでの2人の関係を考えると、嫌な予感を感じていました。 石川は「お前を信じている」と司馬に伝えます。こうして手術が始まりました。司馬の圧倒的な技術で、手術は順調に進みます。しかし術後に病状が急変。司馬は懸命に石川の蘇生を行うも……。 その甲斐なく、石川は亡くなってしまいます。死因は合併症による脳梗塞。石川は脳梗塞になることはないだろうと高をくくっていましたが、その脳梗塞によって命を落とすことになったのでした。 司馬はこれまでぶつかりあってきた石川を亡くし、悔しさを滲ませます。この一件で司馬の心にも変化が現れ、生まれ変わるのかと思いきや……。 なんと司馬は、これまで自らの保身のために利用し、懲戒免職にまでさせた元上司・平賀友一(西村雅彦)に背中を刺されてしまいます。路上でいきなり刺されてしまい、倒れてしまった司馬。その後司馬が助かったのか亡くなってしまったのか、この連続ドラマではその生死は明かされることはありませんでした。 最終回から約9か月後。1993年12月にスペシャルドラマ「振り返れば奴がいる 最後の戦い」が放送されました。司馬が刺された後に立ち上がり、公衆電話で電話をかけようとして力尽きるシーンが描かれましたが、生死について明言はされていません。
【裏話】最終回の衝撃のラストを決めたのは織田裕二?
実はこのドラマのラストシーン、織田裕二の発言で変更があったようです。織田の「こんな悪人が生き残っちゃっていいの?」という発言から、演出を担当する若松節朗に「刺されて死にたい」と申し出たんだそうです。 すでに平賀役の西村雅彦はクランクアップしていたのですが、相談し急遽ラストシーンが撮影されたそう。脚本の三谷も、西村に「じゃあ、お前が刺しちゃえよ!」と急遽台本を書き換えたそうで、この有名なラストシーンは織田の提案で急遽決定していたんですね!
色褪せない名作『振り返れば奴がいる』最終回までのネタバレをチェック!
衝撃的なラストシーンで幕を閉じた名作ドラマ『振り返れば奴がいる』。『白い巨塔』のオマージュということで2作品の関連性を探すこともでき、シリアスすぎない派閥争いを見ることができるのかなと思います。 平成を代表する名作の1つですので、この機会にぜひチェックしてみてください!