2026年8月12日更新

【ネタバレ】「踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ」犯人は誰?瀬川・国見のその後を解説!「封鎖できない」は嘘?

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『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)
(C)2003 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー

1997年に放送され、社会現象を巻き起こしたドラマ『踊る大捜査線』。その後も映画やスピンオフシリーズなどが製作され、放送から30年近く経った今でも大人気の作品となっています。 この記事では「踊る」シリーズの映画2作目『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』について紹介します。

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映画『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ』あらすじ【ネタバレなし】

踊る大捜査線 THE MOVIE 2レインボーブリッジを封鎖せよ!
(C)2003 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピー

副総監誘拐事件から5年。空き地ばかりだったお台場は、おしゃれな観光スポットへと変貌していました。湾岸署は道案内や迷子、交通整理など、地味な業務に忙殺される毎日に。 3連休初日の11月22日。湾岸署館内でスリ事件と女性を狙った通り魔事件が発生するなか、会社役員の他殺体が発見され、特別捜査本部を設立。本庁初の女性管理官・沖田仁美警視正が捜査本部長となり、室井慎次は副本部長としてサポートにまわります。 最新の監視カメラシステム「C.A.R.A.S.(Criminal Activity Recognition Advanced System)」を使った捜査が始まり、青島やすみれもそれぞれの任務に就くも、第2の会社役員殺人事件が起こってしまいます。

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【ネタバレ】「レインボーブリッジを封鎖せよ」起承転結であらすじ解説

踊る大捜査線 ドラマ 織田裕二

【起】連続殺人事件と本庁との対立

すっかり観光地となったお台場。湾岸署の面々は観光案内に忙殺されていましたが、そこへ連続噛みつき魔事件とスリ一家による事件が多発するようになります。 しかし会社役員の殺人事件が起こり、湾岸署に捜査本部が設置されることに。ところが湾岸署の準備は「お偉いさんの接待」そのものでした。 捜査の指揮を取るのは沖田仁美管理官。室井慎次管理官はそのサポートにまわります。被害者の遺留品の中には、衣服などのほかに洋梨がありました。 翌日からの捜査に向けて沖田は各部署に任務を割り振り、所轄には朝まで警戒警備にあたり、不審者を挙げるよう指示しました。そんななか、新庄は室井に所轄から「口の固い奴」を何人か引き抜くよう言います。

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【承】極秘の監視システム「C.A.R.A.S.」

室井は青島とすみれを連れて、地下のモニタールームに行きます。そこには「C.A.R.A.S.(Criminal Activity Recognition Advanced System)」と呼ばれる極秘監視システムが。これにより、盗撮と盗聴による捜査が可能になるというのです。 そんななか、2件目の殺人事件が発生。沖田は青島たちが監視していたにも関わらず事件が発生したと2人を責め、任命者責任として室井に代わりにシステムを監視するよう言い渡します。 そこへ犯人を名乗る男から電話があり、沖田はネゴシエーターとして真下を招集。一方、青島たちは2件目の事件の目撃者である江戸りつ子の警備にあたります。監視システムが怪しい男たちを発見しますが、青島とすみれは、スリ一家と思われる家族連れと噛みつき魔と思われる男を見つけます。しかし沖田の指示により動けず、容疑者を取り逃がしてしまいました。 ひきつづきりつ子を警護するよう言い渡された青島たちは、スリや噛みつき魔事件よりも殺人事件を優先しろという沖田に反発します。

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【転】スリ事件の犯人は?

和久の指摘により犯人は最近リストラされた会社員だとわかります。しかし湾岸署管内の会社でリストラされた者は2000人以上いました。 その後、犯人から再び電話が。そこで彼らは組織ではなく、各自がそれぞれの判断で動いていることが判明します。さらにスリ一家が電話中の犯人の財布をスったことで、犯人が使った公衆電話の特定に成功。しかし現場にたどり着いた雪乃が犯人に連れ去られてしまいます。雪乃を探していたすみれは、その場にいたスリ一家を逮捕します。 沖田は犯人の逃亡を防ぐため、お台場につづく6つの交通網を封鎖する作戦を立てます。

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【結】レインボーブリッジを封鎖できる?

しかしレインボーブリッジを封鎖するには、煩雑な手続きが必要でした。 一方すみれは雪乃と犯人を発見したものの、犯人が銃を持っていたため近づけません。さらにスリ一家の娘が近くにいるのを見つけて近づき、すみれは犯人に撃たれてしまいます。 激怒する所轄の面々に「命令を聞け」とくり返す沖田。しかし上からの命令で彼女は捜査から外されてしまいます。指揮を引き継いだ室井は、土地勘のある湾岸署の面々に情報提供を頼みます。有力な隠れ場所を絞り込むと、拳銃携帯許可を与え、青島たちに現場へ急行するよう命じました。 レインボーブリッジで青島と対峙した犯人たちは「リーダーのいない俺たちの勝ちだ」と言います。しかしその後、SATが閃光弾で犯人の車を足止めし、逮捕します。 根回しをせずレインボーブリッジを封鎖した室井でしたが、今回の事件を解決した功績によって表彰されました。青島も同じく表彰される予定でしたが、事件の捜査のため表彰式を欠席します。

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【結末】レインボーブリッジが封鎖できない理由は?本当は簡単にできる?

映画終盤、沖田はレインボーブリッジを封鎖するよう命じます。しかしそのためには警察庁、東京都、国土交通省、高速道路管理会社など、多くの関係機関への連絡が必要とされ、すぐには封鎖できませんでした。しかし最終的に青島や室井の働きによって封鎖されます。 本作を象徴するこの1件は、現場と事務の連携が取れず、必要な判断にさまざまな手続きが必要な行政の仕組みを皮肉っているのです。

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【裏話】「レインボーブリッジ封鎖できません」は嘘?

2003年に公開された映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』。公開から10年以上の時を経て、脚本を手がけた君塚良一がテレビ朝日『中居正広のミになる図書館』に出演しました。そこで視聴者たちを驚かせるこんな暴露話を披露。 君塚良一は、劇中でレインボーブリッジを封鎖できないようにした理由を、このように話しています。 「いろんなところの管轄が入っていて、一般道、首都高速道路、鉄道のゆりかもめが通ってるので、東京港湾局であったり、国土交通省、鉄道局、首都高速道路公団とかいっぱい入っていて、こりゃ面白いなと思ったんですよ」 しかし実際は過去には何度か封鎖されたこともあるとか。元神奈川県警の刑事によれば、「一番多いのは要人警護ですかね。大事故、大事件が起きた場合にも当然封鎖できます」とのこと。 さらに、花火大会などのイベントでも混乱を避けるために封鎖を実施していたとか。意外とあっさりと封鎖できてしまうことが判明しました。

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【解説①】犯人は誰?3つの事件の繋がり・動機とは

踊る大捜査線 織田裕二

本作では、会社役員が殺された「蜘蛛の巣事件(台場役員連続殺人事件)」「吸血鬼事件(連続通り魔事件)」「スリ一家事件」の3つの事件が同時に起こり、青島たちはその解決に奔走することになります。 しかし実は、この3件は1つの会社の大規模なリストラが原因となっていました。

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【事件①】蜘蛛の巣事件の犯人一覧!洋梨の意味は?

国見昇役/マギー 雪乃を拉致・すみれを撃つ
高橋健三役/入江雅人 最初に捜査本部に電話
三島龍也役/森下能幸 真下が電話で対応した相手
中島高志役/木村靖司 被害者をロープで縛る
瀬川吉雄役/三宅弘城 カジノパーティにひそんでいた

会社役員連続殺人事件の犯人グループは11人で構成されていましたが、主要メンバーは表の5人です。全員リストラされたサラリーマンで、その腹いせに事件を起こしたのです。 現場に残されていた洋梨は「用無し」を意味し、会社に切り捨てられた自分たちの存在をアピールしていました。

【事件②】吸血鬼事件の犯人は増田(岡村隆史)

湾岸署管内で発生した連続通り魔事件「吸血鬼事件」。女子高生が次々と襲われ、首元に噛みつかれるという事件です。 青島は一時犯人の増田を追い詰めるものの、殴られて気絶し、取り逃がしてしまいました。 その後、湾岸署前の人混みに紛れて犯行を行おうとした犯人の増田は、誤って魚住の腕に噛みついてしまい、あえなく逮捕となりました。 増田は映画3作目『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』(2010年)にも登場します。

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【事件③】スリ一家の正体は?

スリ一家は実は本当の家族ではなく、リストラにあった父親とその子どもたちを母親役の女が雇った、偽の家族でした。この母親役の女は、ドラマ第6話にもスリの常習犯として登場しています。 彼らは警察に電話中の国見昇の財布をスッたところが監視カメラに映っていたことから、現場に駆けつけたすみれによって逮捕されました。

【解説②】瀬川は殺害される?日向真奈美との関係とは

室井慎次 生き続ける者、ポスター
(C)2024 フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝

本作の犯人グループのメンバーだった国見昇と瀬川吉雄は、スピンオフ映画『室井慎次 敗れざる者』と『室井慎次 生き続ける者』(ともに2024年)にも登場します。 瀬川は出所後に国見によって殺され、室井の家の近くに洋梨とともに埋められていました。これが同作の事件の発端となります。 また瀬川は、『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間』(1998年)に登場した連続猟奇殺人事件の犯人・日向真奈美の信者でした。

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【解説③】すみれはその後どうなった?後遺症の影響は

踊る大捜査線 ドラマ 織田裕二 深津絵里

国見に撃たれたすみれは大怪我を負い、肩から弾丸を摘出する手術を受けます。手術は成功しましたが後遺症が残り、長年肩の痛みや体調不良に悩まされ、最終的にはそれが原因で警察を辞めてしまいました。 『室井慎次 生き続ける者』では、すみれやその家族が、今でも後遺症に苦しんでいることが明かされています。

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【解説④】沖田と室井の関係とは

室井慎次 敗れざる者
(C)2024 フジテレビジョン ビーエスフジ 東宝

本作では、室井と対立する存在として登場した沖田。本庁初の女性管理官として、自身を要職に据えることで警察は男女平等であることをアピールするよう上層部にかけ合い、連続殺人事件特捜部の指揮権を握ります。 結局本件で失態をやらかした沖田でしたが、室井が審問会で彼女をかばったことで関係は改善。その後、『容疑者 室井慎次』(2005年)や『室井慎次 生き続ける者』では、室井のために行動するシーンが見られます。

【裏話】本部と所轄の対立は嘘?

本作では、本庁のエリートと現場で捜査にあたる所轄の刑事たちの対立が描かれています。しかし実際には、警察内部でそういった対立はあまりないのだとか。 捜査本部が設立されれば一課と所轄は協力して捜査にあたり、むしろ捜査を通して仲が深まることも多いといいます。 「踊る」シリーズ以前の刑事ドラマは、破天荒な刑事が派手に暴れまわるものが多く、警察を「組織」として描いた本シリーズには、目新しさがありました。また、こうした縦社会を描いたことが、民間企業に勤める視聴者にもウケた理由でしょう。

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【名言】「レインボーブリッジを封鎖せよ」名セリフを紹介

踊る大捜査線 ドラマ 織田裕二 柳葉敏郎

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青島俊作「レインボーブリッジ封鎖できません!」

沖田は犯人グループの逃走を防ぐため、お台場への6つの交通網を閉鎖する決断をします。そこで青島はレインボーブリッジへ。しかしレインボーブリッジを封鎖するためには、警察庁、東京都、国土交通省、高速道路管理会社など、複数の組織への手続きが必要ということがわかります。 レインボーブリッジをすぐに封鎖することはできないと知った青島が、捜査本部への連絡でこのセリフを言いました。

青島俊作「どうして現場に血が流れるんだ」

映画序盤、湾岸署に着くやいなや、沖田は青島に「事件は会議室で起きてるのよ」と言い放ちます。 しかしその後、すみれが犯人に撃たれて負傷。青島は倒れた彼女を抱きしめ、救急車を待ちました。そして血まみれのコートで湾岸署に帰還した青島は、沖田にこのセリフを放ちます。 安全な会議室からキャリアが捜査を指揮する一方で、現場の捜査官が命の危険に晒されることへの怒りを感じます。

青島俊作「リーダーが優秀なら、組織も悪くない」

レインボーブリッジで、逃走中の犯人グループと対峙した青島。リストラされた元会社員である犯人たちは、「組織」に振り回された経験から、それぞれが自分の意志と決断で動く、自分たちの自由なグループのほうが優れていると青島を嘲笑します。 しかし室井が現場の判断を優先するよう指示した経緯もあり、青島は微笑みながらこのセリフを口にしました。

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室井慎次「責任をとる。それが私の仕事だ」

沖田から捜査本部の指揮を引き継いだ室井は、お台場に詳しい湾岸署の職員たちに情報提供を募り、拳銃携帯許可も出して、現場の判断優先で捜査にあたるよう指示しました。そこで口にしたのがこのセリフです。 実際に現場で動く捜査官のために、責任を取るのが上の立場にいる自分の仕事だと言い切る姿はかっこいいですね。

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和久平八郎「頼むぞ、警察を。なんてな」

和久さんはすみれの手術中から病院にいました。その後、青島も合流。そしてそこに室井がやってきます。2人が現場と上層部の風通しを良くし、警察組織を改革すると約束していると知っていた和久さんは、このセリフを言います。 和久さんもまた、かつて副総監と似たような約束をしていたことを思い出すと、グッとくるセリフですね。

いかりや長介のシリーズ最後の出演作

和久さんを演じたいかりや長介は、2003年の5月に原発不明頸部リンパ節癌により緊急入院しました。闘病のすえ、同年7月に本作の公開にあわせて一旦退院しています。 その後、ガンの転移により2004年3月15日にこの世を去りました。いかりやの「踊る」シリーズ出演は、本作で最後となりました。

【登場人物】豪華ゲストキャストを解説!子役時代の神木隆之介も出演

北丘雲斗役/佐々木蔵之介 警視庁刑事部捜査第一課捜査員
江戸りつ子役/小西真奈美 2件目の殺人事件の目撃者
りつ子の上司役/高嶋ちさ子 パーティ会場にそぐわない服装の青島に冷たい視線を向ける
スリ一家の長男役/神木隆之介 スリ一家の長男。スリ常習犯の女に犯行の片棒を担がされていた

「踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ」ラスト結末までネタバレ解説

『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』について解説しました。 興行収入は173億円と、日本歴代実写映画第2位となっている本作。観たことがない人も懐かしいと感じる人も、観てみてほしい作品です。