踊る大捜査線とは
1997年1月から放送が始まったドラマ『踊る大捜査線』。フジテレビで連続ドラマとして放送された後、高視聴率から映画化が決定。映画シリーズ2作目となる『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』は、日本実写映画歴代興行収入1位を記録し、日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞するなど話題を呼びました。
主人公である青島俊作をはじめ、個性的なキャラクターたちも人気を呼び、サブキャラクターにスポットをあてたスピンオフ作品も製作されるなど、大人気シリーズとしての地位を確立させています。
今回は、そんな『踊る大捜査線』にまつわる嘘をご紹介します。
実は簡単に封鎖できるレインボーブリッジ
2003年に公開された映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』。公開から10年以上の時を経て、脚本を手がけた君塚良一がテレビ朝日『中居正広のミになる図書館』に出演しました。そこで視聴者たちを驚かせるこんな暴露話を披露。
過去にも実際に封鎖されている!
君塚良一は、劇中でレインボーブリッジを封鎖できないようにした理由を、このように話しています。
いろんなところの管轄が入っていて、一般道、首都高速道路、鉄道のゆりかもめが通ってるので、東京港湾局であったり、国土交通省、鉄道局、首都高速道路公団とかいっぱい入っていて、こりゃ面白いなと思ったんですよ引用:irorio
たくさんの管轄が入り混じったレインボーブリッジ。確かに簡単には封鎖できないように思えてしまいます。過去に封鎖された事例は実際にあるのでしょうか。専門家のインタビューではこんな回答が返ってきています。
Q.過去、どんな事例で封鎖された? 「一番多いのは要人警護ですかね。大事故、大事件が起きた場合にも当然封鎖できます」引用:irorio
さらに、花火大会などでも混乱を避けるために封鎖を実施していたとのこと。意外とあっさりと封鎖できてしまうことが判明しました。
他にもまだある!『踊る大捜査線』にまつわる嘘
『踊る大捜査線THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』をはじめシリーズを通して本部と所轄の対立がテーマの1つとして描かれていますが、実際にはそんなことはないのだそう。捜査のために団結して、お互いに協力しあっているのが事実なのだそうです。他にも、パトカーは上司の印鑑がなければ使用できないというのも嘘なのだとか。
事実に忠実に描いていることも
脚本を手掛けるうえでたくさんの取材をしてきた君塚良一。もちろん事実を忠実に描いている部分ももちろんあります。
署長をはじめとした3人組の人気キャラクター・スリーアミーゴスが戒名について話し合うという、あのおなじみのシーン。あのシーンこそ嘘なのでは?と思ってしまいがちですが、実は以外にも本当の様子。インパクトがあり、すぐに「この事件だ」とピンとくる戒名にするためにもあの話し合いは重要なものなのだそうです。
たくさんの取材をしたからこそ、嘘もリアルに描き出すことが可能となった『踊る大捜査線』シリーズ。今回判明した事を知ったうえでシリーズを見直してみるのもまた面白い見方なのではないでしょうか? 新たな発見があるかもしれませんよ!