漫画『寧々の結婚』無料配信情報・あらすじネタバレ！rawやpdfで読むのはやめよう

人気漫画『いつわりの愛～契約婚の旦那さまは甘すぎる～』を描いた金森ケイタ作の女性漫画『寧々の結婚』は、莫大な借金を負ったヒロインが“ある条件”のもとに見知らぬ男に嫁ぐ溺愛ラブストーリーです。 この記事では『寧々の結婚』のあらすじがネタバレ込で読めるほか、どこでお得に読めるのかも紹介します！

妹の小梅子が幸せになることを誰よりも願う寧々は、ある日質屋で不思議な男性と出会います。 英語が読める寧々を気に入った男性は自分の蔵書を整理するよう依頼し、見事な働きぶりを見せる寧々。それから夜会で再会した男性は寧々に“ある申し出”をし……。

もともと名家の本家に生まれた寧々は、父の死去に伴い分家で女中として働いていました。父の借金を返すためにどんな嫌がらせにも絶えていた寧々は、ある日借金の支払いに行った質屋で1人の男性・鮫島と知り合います。 寧々が持つ教養の高さに惹かれた鮫島は「これらの書物を分類してくれ」と寧々に依頼するのですが、見やすい仕分けを行うのと同時に目録を作成した寧々の仕事ぶりを見た鮫島は寧々を褒めるのでした。 「いくら払えばお前を雇える？」と聞くほど寧々の仕事に惚れ込んだ鮫島でしたが、寧々はすでに奉公先が決まっていると誘いを断ってしまいます。 その後、夜会で雇い主の娘である千代子に貶められそうになった寧々のもとに鮫島が現れ……。

鮫島の正体は財界の盟主である鮫島財閥の跡取り・鮫島馨でした。馨を見た途端、千代子は目の色を変え、寧々たちに下がるよう命令します。 一方、小梅子が割ってしまった壺の代金として千代子から大金を要求されてしまった寧々。払えなければ小梅子を身売りしろと脅され、必死にお金を集めようとします。しかし誰もお金を貸してくれず、窮地に追い込まれてしまいました。 するとそこへ質屋の男がやってきて、とある条件と交換に金を貸してくれる人が現れたと寧々に告げます。その条件とは1年以内に鮫島馨の子どもを身籠るというものでした。 寧々は小梅子を守るため子作り契約を結び、まだ何も知らない馨に「私はあなたと子を成さねばなりません」と宣言して……。

突然の子作り宣言の裏に何としても家を継がせたがっている母親の思惑があるのかもれないと疑いつつも、正直すぎる寧々に興味を惹かれ「その気にさせてみろ」と伝えた馨。 実は寧々を雇うことを諦めていなかった馨は、部下に彼女のことを調べさせていました。そして生い立ちに複雑な事情があると察し、新たな仕事を任せてもっと寧々のことを知ろうと考えます。 一方の寧々は大切な仕事を任せてもらえた喜びと、これからどうにかして馨を誘惑しなければならないという不安の中で葛藤していました。男性経験が全くない寧々は、馨が近くに来ただけで緊張してしまって誘惑どころではありません。 するとそんな寧々の姿を見た馨は、「色香を試してみろ」といって……！？

寧々が馨の母親が送り込んできた密偵なのか見極めるため、子作りのチャンスを与えた鮫島。 寧々は契約を全うするため馨に抱かれようと決意しますが、自然と涙が溢れてしまいます。そのため馨は気がそがれてしまい、寧々は絶好の機会を不意にしてしまったのです。 もう一度チャンスをくださいと頭を下げる寧々の姿に、鮫島はただならない事情を察します。しかし馨はそもそも後継ぎを設けるつもりがないため、寧々の願いを叶えることはできません。 そこで馨は今の寧々を抱く気にはなれないと告げた上で、芸者の誘い方を学べと提案。そして自分の元で働くことを条件に、寧々に二度目のチャンスを与えると伝えました。 一方その頃、寧々に契約を持ち掛けた質屋がある男と密会していました。そこにいたのは千代子の父親で……！？

馨の紹介で芸者の小蝶に指導を受けることになった寧々。花街の売れっ子芸者である小蝶の色香を目の当たりにした寧々は、彼女のように麗しい笑顔で笑えるようになりたいと思います。 それから小蝶に様々なレッスンをしてもらった寧々は、早速おもてなしの実践をしてみることに。部屋の外で待機していた馨が中に入ると、そこには化粧をし見違えるほど美しくなった寧々の姿がありました。 それまで寧々に対して色気を一切感じていなかった馨も、彼女の変身ぶりに思わずドキッとしてしまいます。寧々も小蝶のおかげで前よりも馨に心を開けるようになり、2人の距離は少しずつ縮まっていくのでした。 そんな中、鮫島家とお近づきになりたいと目論む千代子は、街で寧々と馨が一緒にいるところを目撃して……。

偶然会った千代子から晩餐会に誘われた馨。いつもなら断っていましたが、寧々がどんな環境で過ごしているのか気になったため出席してみることに。さらに千代子に向かって仕事を手伝わせるため、1週間寧々を貸してほしいと申し出ました。 内心面白くなかった千代子ですが、晩餐会に来てくれるのならと思い、寧々を貸し出すことに。さり気なく奥村家へ行かなくて済むようにしてくれた馨の気遣いに寧々は感動します。 翌日、家で小梅子と過ごしている寧々の元に馨が訪ねてきました。どうやら貿易の仕事でトラブルがあったらしく、寧々の助けが要るというのです。 そのまま馨と寧々はトラブルが起こった港へ。するとそこには馨の秘書である山本と、馨の母・正子の姿があって……？

正子に寧々のことを付き人だと紹介した馨。正子は寧々のことを怪訝そうに見つめると、女を仕事の場に連れてくるなんて非常識だと避難してきました。 寧々は親子関係が上手くいっていないことを察し、馨の邪魔にならないよう自分のやるべきことを一生懸命やろうと考えます。 今回起こったトラブルは、荷物の梱包方法に関するものでした。伝達に行き違いがあったらしく、大切なインドの取引先を怒らせてしまったのです。 話を聞き、インドでは荷物を布にくるんで渡す風習があると思い出した寧々。そのおかげでトラブルはすぐに解決し、無事に取引を終えることができました。 馨たちが安堵する一方で、正子は「鮫島家を出ていったことを後悔させる」といって去っていき……。

寧々に対して特別な感情を抱きつつあることに気が付いた馨。もっと寧々のことを知りたくなった馨は、仕事仲間としての絆を深めるという建前で、とある稽古を提案します。 それから寧々は馨に言われるがまま街へと繰り出し、生まれて初めてのカフェへ。値段の高さに遠慮して水だけでいいという寧々に対し、なんと馨はお酒以外のメニュー全てを注文しました。 馨の行動に驚きつつも、テーブルいっぱいに並んだ料理を前にして思わず笑みが零れる寧々。2人は美味しい食事と楽しいひと時を堪能します。 一方その頃、正子は馨が晩餐会に出席する予定だと知り、喜んでいました。実は正子は馨と千代子を結婚させようと水面下で動いていて……。

迎えた晩餐会当日。馨と一緒に参加することになった寧々は、スーツ姿の凛々しい馨の姿を見て、自分が横に並んでいいのかと怖気づいてしまいます。しかし馨から似合っていると褒められ、彼に恥をかかせないようにしようと気合いを入れなおすのでした。 一方、馨が寧々と共に現れたのを見た千代子は、苛立ちを隠せずにいます。千代子の父親もなぜ2人が一緒にいるのか、理解していない様子。 さらに馨が寧々を付き人として雇いたいと申し出たことで、千代子の嫉妬心が爆発。寧々は粗相をするよう千代子に仕向けられ、理不尽に責め立てられてしまいます。 しかし寧々は千代子の嫌味に負けることなく、「まだ未熟ですが鮫島様の力になれるように頑張ります」と返答。いつの間にか少しだけ強くなった寧々の成長に、千代子はもちろん馨も驚かされるのでした。

『寧々の結婚』の最終回では、寧々と鮫島が正式な夫婦になる姿が見られるでしょう。鮫島ははじめから寧々のことをちゃんと認めていますし、ちょっとしたきっかけがあれば一気に進みそうな感じもします。 寧々と鮫島はもちろん、小梅子も夢を叶えられたら最高のエンディングになりますね！