ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』全話ネタバレあらすじ・キャスト解説!宮沢賢治の世界が広がる瑞々しい学園リーガルドラマ
2025年7月期のカンテレ・フジテレビ系列「月曜22時」枠にて、磯村勇斗主演の『僕達はまだその星の校則を知らない』が放送決定しました。 この記事では、『僕達はまだその星の校則を知らない』のあらすじ・キャストを解説します。
タップできる目次
- ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』作品概要・あらすじ
- ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』最終回までの全話ネタバレ
- 第1話あらすじ・ネタバレ 学校が嫌いなスクールロイヤー?
- 第2話あらすじ・ネタバレ 失恋はいじめか?
- 第3話あらすじ・ネタバレ 健治が天文部顧問に立候補
- 第4話あらすじ・ネタバレ
- 第5話あらすじ・ネタバレ
- 第6話あらすじ・ネタバレ
- ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』キャスト解説
- 脚本は『青天を衝け』の大森美香オリジナル作品
- 監督は『アバランチ』『イクサガミ』などの山口健人
- ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』見どころを解説
- ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』あらすじネタバレで復習
ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』作品概要・あらすじ
タイトル | 『僕達はまだその星の校則を知らない』 |
---|---|
放送日 | 2025年7月14日 よる10時~ |
監督 | 山口健人 |
脚本 | 大森美香 |
キャスト | 磯村勇斗 , 堀田真由 , 稲垣吾郎 |
原作 | なし |
『僕達はまだその星の校則を知らない』のあらすじ【ネタバレなし】
幼い頃から感覚が周囲と違い、不登校になった過去を持つ弁護士・白鳥健治(磯村勇斗)。彼はある日、恩人でもある所長によってスクールロイヤーとして派遣されます。 スクールロイヤーとは、学校内の問題に法律に基づいた助言・指導を行う弁護士のこと。派遣先の「濱ソラリス高校」は男女共学化からまだ日が浅く、様々な問題を抱えていました。恐怖と不信感の対象といえる学校で、健治は“生徒の最善の利益”のため奮闘しますが……。
ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』最終回までの全話ネタバレ
ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』のあらすじ・ネタバレを毎話更新していきます! 復習して、次回の放送を楽しみに待ちましょう!
第1話あらすじ・ネタバレ 学校が嫌いなスクールロイヤー?
あらすじ
弁護士の白鳥健治(磯村勇斗)は、集団行動になじめず不登校になった過去を抱えています。そんな健治は、学校で発生する問題に法律に基づいた助言や指導を行う”スクールロイヤー”として、濱ソラリス高校に派遣されることになりました。 尾碕(稲垣吾郎)が理事長を務めるこの高校は、男子校と女子校が合併したばかりで問題が多発中。3年の生徒会長・鷹野(日高由起刀)と副会長・斎藤(南琴奈)がそろって不登校になる問題も起こり、健治は頭を抱えます。 ジェンダーレスを意識した新しい制服の評判が原因と考えた健治は、“制服裁判”なる模擬裁判を提案し……。
ネタバレ
模擬裁判の原告は生徒。高校生らしいという校則は曖昧だからと、制服や校則の撤廃を求めました。被告席に座った理事長・尾碕(稲垣吾郎)は、制服や校則がなくなることでいじめが起きるかもしれないと危機感を訴えます。 結果尾碕の言い分が通り、「生徒全員の声を聞くべき。原告の請求は棄却」という結論に至りました。 生徒会長の鷹野(日高由起刀)は不登校になる前、全校集会でスカートを着用し登場していました。健治は鷹野にスカート通学の権利があると伝えますが、鷹野は特に校則に不満はないと言い出します。 鷹野は副会長の斎藤(南琴奈)がスラックスで登校したことで周りに色々言われ、苦しそうにしていたため自らスカートを履いたと告白。「斎藤の味方でいたかった。普通に学校が好き」という鷹野の言葉を聞いた健治は、驚きます。 制服のアンケートを取ると、70%がこのままでよいという結果に。健治は「僕は学校が悪の組織だと思っていた」と、鷹野の言葉に光を感じます。大嫌いな学校に”色”があることを知った健治は、もう少しスクールロイヤーを続けると決意したのでした。
第2話あらすじ・ネタバレ 失恋はいじめか?
あらすじ
珠々(堀田真由)のクラスの藤村(日向亘)が、教室内で別のクラスの井上(山田健人)に掴みかかる事件が発生します。藤村は堀(菊地姫奈)と付き合っていましたが、別れて井上と付き合い出したことで「浮気された」と激怒。 藤村は不登校になってしまい、スクールロイヤーの健治(磯村勇斗)は藤村を守ることを約束します。 職員室では恋愛のもつれだと言われていましたが、健治だけは藤村を“被害者”、堀と井上を“加害者”と呼び……。健治はいじめ対策委員会による調査の必要性を訴えたのです。
ネタバレ
藤村は学校に来れなくなり、失恋はいじめなのかという問題が浮上します。珠々は「失恋はいじめだと思いません」と断言。いじめ防止対策推進法は被害者の気持ちが優先されており、傷ついたと声を挙げれば全部が全部いじめとなるのかと、疑問を訴えます。 健治は堀や井上が誹謗中傷を受けていると知り、自分がいじめ認定したことで堀や井上も傷つけている現状を知ります。健治は「堀の転校やクラス替え措置もできる。けれどそれが本当の幸いなのか考えてほしい」と藤村に告げ……。 藤村は今回の件を、「傷ついたけどいじめじゃないです!」と宣言。「許せないけどいい思い出をありがとうって言ってやりたい」と乗り越えたのでした。 珠々は涙を流し、「恋は苦しいよね」と寄り添います。その時廃部になった天文部の元部員・高瀬(のせりん)は、「天文部を復活できないか?」と健治たちに相談し……。
第3話あらすじ・ネタバレ 健治が天文部顧問に立候補
あらすじ
高瀬(のせりん)は、1年生の江見(月島琉衣)のためにも天文部を復活させたいと願い出ます。健治(磯村勇斗)と一緒に手助けをしてほしいと頼まれた珠々(堀田真由)は、バレー部の顧問と兼任するか迷い始めました。 その頃2年の三木(近藤華)が、同じクラスの内田(越山敬達)に盗撮されたと訴えます。内田は部活仲間に「興奮して思わず撮っちゃった」と話しており、涙ぐむ三木。健治は証拠がなくならないよう、あるミッションを遂行しようと動き出し……。 健治は珠々を指名し、内田のスマホ内の画像を確認することにしたのです。
ネタバレ
内田は「生物学的興味」として撮影したと答えます。しかし三木への女性としての興味ではなく、たまたま三木の肩に珍しいテントウムシが止まっていたから。生物部の皆に拡散したものの、内田はクラスの女子には全く興味がないと答えたのです。 経緯を知った三木は、「自意識過剰みたいで恥ずかしい」と言ったものの元気を取り戻します。「ありがとう」と感謝された健治は、嬉しい気持ちを感じました。 天文部復活の糸口を探していた高瀬は、健治のアドバイスで改めて「校則」を確認することに。合併で廃部となった天文部ですが、本来は生徒会の承認が必要だと分かり、廃部の撤回を目指すことに決めます。 すると三木が、天文部に入部したいと部室にやってきます。顧問は教師ではなく校長が承認した人ならよいとのことで、健治は勇気を出して「僕はへっぽこです。でもやらせてください。天文部の顧問を」と手を上げたのでした。
第4話あらすじ・ネタバレ
あらすじ
学校で、1年梅組生徒の期末テストの点数やクラス順位といった成績一覧を、全校生徒がタブレットで閲覧できる事件が発生します。天文部に興味を持っていた江見(月島琉衣)は、自分の成績が最下位だと周囲に知られショックを受けてしまいました。 原因は副校長・三宅(坂井真紀)の生徒用共有フォルダへの“誤公開”と判明。顧問弁護士の長谷川(田村健太郎)は、すぐに謝罪したいという三宅に対し、学校側の過失を全面的に認めることになるため謝罪はしないよう提言し……。 健治(磯村勇斗)は長谷川のやり方に異を唱えますが、尾碕(稲垣吾郎)も全く聞く耳を持ちません。
ネタバレ
江見は成績一覧に書かれていた”とんちんかん”と周りから呼ばれるようになり、母(安藤玉恵)は娘の異変に気づきます。三宅も責任を取って、退職する覚悟を決めていました。 母が学校に乗り込んだため、校長の井原(尾美としのり)は「漏洩させた副校長は解雇されることになる」と江見に説明。すると「私傷ついてない。頭が悪い私が悪いです」と言い始めます。 健治は江見が博識であることを褒め、江見と星空を一緒に見たいと言います。江見はシングルマザーの家庭で育ち、不登校を乗り越えて幼稚園の先生になるために今頑張っていたこと、こんなことで心は折れたりしないと気持ちを明かします。 三宅は江見の”とんちんかん”が悪い意味ではなく、面白い感性があるという意味だと説明。江見は改めて「辞めないで」と気持ちを伝え……。 尾碕は文書で、三宅を1番軽い戒告処分としたこと、今後情報漏洩のミスが起きないよう健治が対策を立てることを発表したのでした。 天文部の廃止も撤回となり、部員も5人集まりました。メンテナンスのため学校での夏合宿ができないことが分かると、江見は健治の実家での夏合宿を提案し始め……。
第5話あらすじ・ネタバレ
あらすじ
健治(磯村勇斗)は自分の実家での夏合宿を提案され、戸惑います。迷っていた健治ですが、徐々に生徒の希望をかなえてあげたいという気持ちが芽生え始めていました。 こうして健治は、実家で2泊3日の夏合宿を行うことに。珠々(堀田真由)は、学校にいるよりもリラックスしている健治の姿に見入ってしまい、健治もまた珠々のことが気になり始めます。 そして健治は、小学生時代の記憶と過去の傷を珠々に打ち明けて……。
ネタバレ
珠々は健治が言っていた”家の者”が妻ではなく祖母・可乃子(木野花)のことだと分かり、安心します。合宿は順調に進み、星や月、流れ星を観察し盛り上がりました。 幼少期の健治は花と話していて、分かってくれていたのは母だけ。自分が普通じゃないと気づき、母が亡くなってから父・誠司(光石研)は健治に「頼むから普通にしてくれ」と訴えました。健治は「今でもそう。学校が嫌いだ」といじめられていたことを珠々に打ち明けます。 そんな時に出会ったのが法律で、健治は法律で同級生や学校を訴えたいと小学生ながら法律事務所の久留島(市川実和子)の元を訪ねます。落胆した誠司は、健治と暮らせないと感じるように。それから健治は星の見える家で可乃子と暮らし始めました。 健治は耳たぶスイッチを切ることで、外に出られるように。司法試験に受かり、健治を雇ってくれた久留島は当時の健治を救えなかったことをずっと後悔していたのでした。 健治は今でも学校が嫌いなのに、学校を好きになり始めている自分に戸惑います。そんな健治の話をずっと聞いていた珠々は、健治の気持ちに寄り添ったのでした。
第6話あらすじ・ネタバレ
あらすじ
夏休みの終わり、尾碕(稲垣吾郎)は健治(磯村勇斗)の父・誠司(光石研)と20年ぶりに再会。健治のことを語り合います。 2学期が始まり、健治が珠々(堀田真由)を意識していることが天文部の生徒たちにバレ始めます。そんな時、予備校の模試で有島(栄莉弥)がカンニングするところを見たという疑惑が浮上。 医者の息子である有島は医学部進学を目指す優等生。しかし最近は成績が落ち始め、一般入試から推薦に変更を希望する連絡が父親からあった様子。学校は有島が推薦にふさわしいか見極めることにしますが、健治はその前に有島を正しい道へ導くべきだと言い出し……。
ネタバレ
第6話のネタバレは、放送後に更新します!
ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』キャスト解説
白鳥健二役/磯村勇斗

主人公・白鳥健二(しらとり けんじ)は「濱ソラリス高校」に派遣されるスクールロイヤー。文字や音に「色」や「匂い」を感じる独特な感性を持ち、マイペースな性格も相まって集団行動ができません。不登校を経て司法試験に合格した後も、大手弁護士事務所で挫折を経験しています。 健治を演じるのは、『不適切にもほどがある!』(2024年)の好演も記憶に新しい磯村勇斗。2024年に俳優デビュー10周年を迎え、本作で民放連ドラ初主演を果たします。
幸田珠々役/堀田真由

幸田珠々(こうだ すず)は「濱ソラリス高校」3年桜組の担任教師で、担当教科は現代文。健治のサポート役を任され、愛する宮沢賢治と雰囲気が似ている彼に惹かれていきます。 ヒロインを務めるのは、キャリア10年目にして初の高校教師役に挑戦する堀田真由。磯村と同じく、2024年のエランドール賞新人賞に輝いた注目の女優です。
尾碕美佐雄役/稲垣吾郎
尾碕美佐雄(おざき みさお)は「学校法人・濱学院」の理事長。少子化による経営難を立て直すため、珠々の元職場だった男子校と女子校の合併を提案しました。元中学校教師であり、当時抱いた理想と経営者としての理念の間で葛藤し、苦悩を抱えることに……。 理事長役の稲垣吾郎は、「IQ246」(2016年)以来、約9年ぶりの民放連ドラ出演となります。
脚本は『青天を衝け』の大森美香オリジナル作品

『僕達はまだその星の校則を知らない』に原作はなく、脚本家・大森美香のオリジナル作品です。 大森はドラマ『不機嫌なジーン』(2005年)で向田邦子賞を当時史上最年少で受賞し、大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)などの話題作を手がけてきました。登場人物の独特かつ絶妙な言い回しや、繊細な感情表現が視聴者の心を掴んでいます。
監督は『アバランチ』『イクサガミ』などの山口健人

チーフ監督を務めるのは、2021年に本作と同枠で放送された『アバランチ』の山口健人。2025年配信のNetflixシリーズ『イクサガミ』では、同作の藤井道人と共に監督・脚本を手がけます。 また『メンタル強め美女白川さん』(2022年)などの高橋名月、『人魚の眠る家』(2018年)助監督の稲留武も、監督として参加しています。
ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』見どころを解説
主演の磯村勇斗によると、「(健治の成長物語に)宮沢賢治の世界観が加わり、星がたくさん出てきて、とてもあたたかい世界観になっている」そうです。 宮沢賢治で星と言えば、孤独な主人公が“みんなの本当の幸い”を探す小説『銀河鉄道の夜』。自身も繊細な感性を持つ健治が、多感な若者たちの青春に向き合っていきます。男女共学化に揺れる生徒や教師、保護者の交流を丁寧に描き、視聴者の心にも寄り添うようなドラマになるでしょう。
ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』あらすじネタバレで復習
近年、導入する学校が全国的に増えているスクールロイヤー(学校弁護士)制度。制度そのものや学校を巡る問題について、理解を深める機会になるかもしれません。 ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』は、2025年7月毎週月曜よる10時から放送開始です!