NHKドラマ『舟を編む〜私、辞書つくります』全話ネタバレあらすじ&キャストを紹介!原作小説の結末は?

2024年にBSで放送され話題となったドラマ『舟を編む〜私、辞書つくります』が、NHK総合にて地上波放送されると決定しました。本作は三浦しをんのベストセラー小説が原作です。 本記事ではそんな『舟を編む〜私、辞書つくります』について、あらすじや登場人物を詳しく紹介します。
NHKドラマ「舟を編む」作品概要・あらすじ

タイトル | 『舟を編む〜私、辞書つくります』 |
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公開日 | 2024年2月18日 |
監督 | 塚本連平 , 麻生学 |
脚本 | 蛭田直美 |
キャスト | 池田エライザ , 野田洋次郎 |
原作 | 『舟を編む』(三浦しをん) |
「舟を編む」のあらすじ
大手出版社「玄武書房」に勤める岸辺みどり(池田エライザ)は、ある日突然ファッション誌から辞書編集部への異動を命じられました。専門外の分野かつ、超生真面目な馬締光也(野田洋次郎)をはじめ、個性豊かなメンバーに囲まれ戸惑うみどり。しかし、1冊の辞書にかける情熱や、言葉の魅力に気づいたみどりは、少しずつ辞書作りに魅了されていきます。 製紙会社の宮本慎一郎(矢本悠馬)や宣伝部員の西岡正志(向井理)らの協力もありつつ、果たしてみどりは辞書「大渡海」という舟を無事に編むことができるのでしょうか……。
NHKドラマ「舟を編む」キャスト・登場人物解説
岸辺みどり役/池田エライザ

ファッション誌の編集部から、辞書編集部に異動となった岸辺みどり(きしべ・みどり)。新たな上司となった馬締からは「辞書作りに向いている」と言われますが、みどり自身は全く興味が持てません。しかし、辞書作りを通して人々の熱意や言葉の力に影響を受けたみどりは、人間としても成長していきます。 今作の主役、みどりを演じるのは池田イライザです。2025年6月13日公開の映画『リライト』でも主演を務めるなど、近年俳優として目覚ましく活躍しています。
馬締光也役/野田洋次郎

玄武書房の辞書編集部主任として働く馬締光也(まじめ・みつや)は、超がつく生真面目人間です。自分の見た目には興味がないため、いつもぼさぼさ頭ですが、辞書作りにかける熱意は誰にも負けません。 そんな馬締を演じたのは、ロックバンド「RADWIMPS」のボーカル兼ギターである野田洋次郎。2017年に俳優活動をスタートさせ、今作で5作品目のドラマ出演となりました。
宮本慎一郎役/矢本悠馬

製紙会社の営業として、みどりたちが作ろうとしている辞書「大渡海」の用紙担当となった宮本慎一郎(みやもと・しんいちろう)。馬締の細かい要望に応えるためにみどりと四苦八苦する中で、彼女に恋心が芽生えていきます。 そんな宮本役には、子役出身の俳優・矢本悠馬がキャスティングされました。幅広いキャラクターを演じられる実力派として人気の俳優です。
西岡正志役/向井理

玄武書房の宣伝部で働く西岡正志(にしおか・まさし)は、元辞書編集部の一員でした。そのため「大渡海」を編さんするために、さまざまな宣伝企画を立ててサポートしてくれます。チャラそうに見えますが、実は頼りになる人物です。 そんな西岡を演じたのは、イケメン俳優として人気の向井理。馬締の唯一の友達として辞書作りを支えるキャラクターを好演しています。
NHKドラマ「舟を編む」見どころを解説
本作の見どころは、言葉や辞書の魅力をストレートに感じられる点です。みどりはどこにでもいる、ごく普通の若者。そんな人物を主人公にしたことで、辞書に対する感覚や成長過程に、より共感しやすくなっています。 また辞書そのものについても丁寧に描かれており、紙の辞書がどのように作られているかも詳しく知ることができます。 一方で登場人物すべてにスポットがあたり、人間ドラマとしてもじんわりと心が温かくなるストーリーが本作の大きな魅力です。 そんな見どころが多くの人に指示された結果、国内で複数の賞を獲得。さらにドイツで開催されたワールドメディアフェスティバルにて金賞を受賞し、世界的にも評価されています。
原作小説「舟を編む」の結末をネタバレ!
辞書「大渡海」の完成間近、監修を担っていた日本語学者・松本が癌になり、亡くなってしまいます。その後まもなく「大渡海」が完成しますが、馬締は松本に完成品を見せられなかったことを悔やんでいました。 完成パーティーが開かれる中、いまだに落ち込む馬締に、生前松本が遺していた手紙が渡されます。そこには松本の悔しさや悲しみなどは一切なく、「大渡海」の編さんに関わることができた喜びだけが綴られていたのです。「まじめさんのような編集者に出会えて、本当によかった。」と……。 馬締は松本の言葉たちを大切に胸にしまい、あらためて言葉の必要性を感じます。 そして15年かかって完成した「大渡海」の舟旅は、まだ始まったばかり。辞書は一度完成したら終わりではなく、時代に合わせて改訂を重ねていく必要があるからです。馬締は早くも改訂作業に意気込み、次の航海へ思いを馳せるのでした。
「舟を編む」の感想・口コミ・評価

最高のお仕事小説!人生を捧げられるほど没頭できる仕事に出会えるって奇跡だと思うし、自分も仕事に情熱をかけたいと思えました。言葉の使いまわしも秀逸で、登場人物全員に愛着がわきます。夜にゆっくりと味わいながら読んでほしい小説です。

本当に面白い。お仕事のストーリーに恋愛の要素もうまく融合しているから読みやすいし、読んでいてワクワクした。ラストで松本先生の手紙を読むシーンは、馬締といっしょに号泣。辞書作りの大変さがひしひしと伝わり、久しぶりに紙の辞書を触りたくなった。
NHKドラマ『舟を編む〜私、辞書つくります』は2025年6月17日放送開始!
地上波初放送となるNHKドラマ『舟を編む〜私、辞書つくります』は、2025年6月17日から放送開始です。小説や映画とは違う主人公の視点から共感できるお仕事ドラマになっています。ぜひ本編を視聴し、辞書作りにかける情熱と感動を味わいましょう!