2024年2月19日更新

2025年大河ドラマ「べらぼう」のあらすじ・キャスト!横浜流星が蔦屋重三郎を演じる

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歴史上の人物の人生や、時代を描き出す「NHK大河ドラマ」。放送100年を迎える2025年の大河ドラマは、横浜流星が主演を務める『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)〜』です。江戸時代に活躍した蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)の生涯を描きます。 本記事では、大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』のあらすじやキャストを紹介。また蔦屋重三郎とはどんな人物なのかや、タイトルの「べらぼう」の意味についても解説します。

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2025年大河ドラマ「べらぼう」のあらすじ

18世紀の半ば、大都市へと発展した江戸。「蔦重(つたじゅう)」こと蔦屋重三郎は江戸郊外の吉原で生まれ、幼くして両親と生き別れました。やがて吉原大門の前に書店を開き、その後、書籍の編集・出版業をはじめます。 自由な空気の中で江戸文化が花開いた時代。蔦重は多彩な文化人らと交流を重ね、「黄表紙」や「洒落本」を出版しヒットを連発。33歳で「江戸のメディア王」として時代の寵児となった蔦重は、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎といった、のちに日本が世界に誇るアーティストの才能も見出していきます。 しかし時世は移り変わり、自由な表現を制圧しはじめる江戸幕府。蔦重は幕府からの執拗な弾圧を受けても、エンターテインメントを仕掛けて戦い続けます。

主演は横浜流星!大河初出演で蔦屋重三郎を演じる

大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』で主演を務めるのは、1996年生まれの俳優・横浜流星。 映画『嘘喰い』(2022年)や『ヴィレッジ』(2023年)など数多くの作品で主演を務める人気若手俳優で、本作が大河ドラマおよびNHKドラマ初出演となります。 横浜流星が演じるのは、江戸時代に「江戸のメディア王」として活躍した主人公・蔦屋重三郎。波乱万丈の人生で「面白いこと」を追求し続けた快男児・蔦屋重三郎をどのように演じるのでしょうか。

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江戸のメディア王・蔦屋重三郎は何者?

蔦屋重三郎は、江戸時代に絵や本の版元(出版業者)をしていたことで知られる人物です。 「洒落本」や「黄表紙」、「浮世絵」などを出版し、ヒット作を連発しました。また若き絵師たちの才能をいち早く見抜いては育てる、現代の「プロデューサー業」でも成功しています。 日本人なら誰もが知る「浮世絵」のキーパーソンであり、日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築きあげた人物であると言えるでしょう。 ちなみに2021年公開の映画『HOKUSAI』では、阿部寛が蔦屋重三郎役を演じていました。

蔦重の幼なじみで遊女役を小芝風花が演じる

小芝風花

横浜流星演じる蔦屋重三郎とともに、親に捨てられ吉原で育った幼なじみ・花の井(五代目瀬川)を演じるのは小芝風花! 彼女は吉原の伝説の遊女として「瀬川」の名を継ぎ、その名を江戸中に轟かせることになったといいます。1400両(現在で言う約1億4000万円)で落籍されたことや、その後の悲しい運命が現代でもなお語り継がれています。 小芝は今回が大河ドラマ初出演となります。近年はドラマ『波よ聞いてくれ』(2023年)や『大奥』(2024年)で主演を務るほか、バラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』でもレギュラーとして大活躍中。今をときめく俳優である横浜流星と小芝風花がどんな幼なじみを演じるのか、期待が高まりますね。

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田沼意次役/渡辺謙

渡辺謙

田沼意次(たぬまおきつぐ)は、ドラマの舞台となる江戸時代中期に政治において絶対的権力を持った人物。 足軽身分の出自から大名まで成り上がった“稀代の老中”である彼が、財政赤字が膨らんだ幕府を商業を重んじた政策に方針転換させたことにより、江戸は商人を中心に好景気に沸き、浮世絵や歌舞伎といった江戸文化が花開きました。 そんな田沼意次を演じるのは、日本が世界に誇る俳優の渡辺謙です。映画『ラストサムライ』(2003年)でハリウッドデビューし、『バットマン ビギンズ』(2005年)、『GODZILLA ゴジラ』(2014年)などに出演。NHK大河ドラマへの出演は6回目となります。 田沼意次は一般的に賄賂や汚職といった黒いイメージの強い人物ですが、渡辺謙は「“おぬしも悪よのう”というイメージを払拭して、全く違う人物像をお届けしたい」とコメントしました。

喜多川歌麿役/染谷将太

染谷将太

喜多川歌麿(きたがわうたまろ) はのちに江戸に旋風を巻き起こす「天才絵師」で、主人公・蔦屋重三郎が輩出した絵師の1人です。 蔦屋重三郎にとっては“生涯の友”であり“同志”。蔦屋重三郎と喜多川歌麿は、浮世絵の「美人画」を仕掛けて江戸で評判になっていきます。 喜多川歌麿を演じるのは、1992年生まれの俳優・染谷将太。映画『ヒミズ』(2011年)や『寄生獣』(2014年)などで主演を務める実力派です。NHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)、『麒麟がくる』(2020年)にも出演していました。 キャスト発表会見では「歌麿さんはあまり史実に残ってない」「それはある種、自由に演じていいのかなと」とコメントしています。

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田沼意知役/宮沢氷魚

宮沢氷魚

田沼意知(たぬまおきとも) は田沼意次の嫡男。若くして異例の出世を遂げ、意次が進めてきた改革をより推進していく「才色兼備の後継者」です。江戸の町を度々見聞するなど、好奇心旺盛な一面も持っていました。しかし意知は、予想外の事件に巻き込まれてしまいます……。 田沼意知を演じるのは、1994年生まれの俳優・宮沢氷魚。映画『his』(2020年)や『エゴイスト』(2023年)でアジアから注目を集めています。NHK連続テレビ小説『エール』(2020年)、『ちむどんどん』(2022年)にも出演していますが、大河ドラマへの出演は初めてです。 宮沢氷魚は「大河ドラマの出演が決まってとても嬉しい」「今回の『べらぼう』が僕の代表作となるように頑張りたい」とコメントしています。

鱗形屋孫兵衛(うろこがたや まぼべえ)役/片岡愛之助

片岡愛之助

鱗形屋孫兵衛(うろこがたやまごべえ)は、江戸時代の地本問屋。大人向けの絵本「黄表紙」で大ヒットを打ち出した、初期浮世絵版画時代の代表的な版元です。 主人公・蔦屋重三郎にとって孫兵衛は「商い」の基礎を教えてくれた師であり、本屋業に乗り出してからは最大のライバルとなり激しい争いを繰り広げていきます。 鱗形屋孫兵衛を演じるのは、歌舞伎役者・片岡愛之助。ドラマ「半沢直樹」シリーズや映画『キングダム -運命の炎-』(2023年)に出演するなど幅広く活躍しており、これまでにNHK大河ドラマには『真田丸』(2016年)や『麒麟がくる』(2020年)、『鎌倉殿の13人』(2022年)に出演しています。 片岡愛之助は「鱗形屋孫兵衛は皆さんご存じないと思う」「そういう意味では皆さまの頭の中に像がないので、自由に務められるなと」とコメントしました。

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脚本は森下佳子!『おんな城主 直虎』以来2度目の大河

脚本を手がけるのは、ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)や『JIN-仁-』(2009年・2011年)、『義母と娘のブルース』(2018年)などでザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞を受賞している脚本家・森下佳子です。 NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(2013年)では第32回向田邦子賞を受賞。NHK大河ドラマの脚本を担当するのは、2017年放送の『おんな城主 直虎』以来の2度目です。

タイトルにある「べらぼう」の意味って?

「べらぼう」という言葉は現在、「べらぼうに大きい」などというように「はなはだしい」「桁外れな」という意味で使われることが多いです。しかしそもそもは「バカ」「たわけ」などと人をののしる言葉でした。 蔦屋重三郎は当初その常識外れとしか思えない突飛な発想や行動で周囲から「べらぼう奴(め)!」と言われていたのだろう、と考え、親しみと尊敬を込めて「べらぼう」というタイトルが付けられました。

2025年大河ドラマ「べらぼう」のあらすじ・キャストは随時更新中

2025年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、喜多川歌麿、葛飾北斎、東洲斎写楽ら名だたる名絵師を輩出し「江戸のメディア王」として時代の寵児になった「蔦重(つたじゅう)」こと蔦屋重三郎の波乱万丈な生涯を描く、痛快エンターテインメントドラマです。 主演の横浜流星の演技が楽しみなのはもちろんのこと、彼と共演するキャスト情報にも期待が高まります。続報を待ちましょう!