2025年12月19日更新

ドラマ『小さい頃は、神様がいて』最終回まであらすじ・ネタバレ!結末の小倉夫婦は離婚するのか考察

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ドラマ『小さい頃は、神様がいて』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

タイトル 『小さい頃は、神様がいて』
脚本 岡田惠和
キャスト 北村有起哉 . 仲間由紀恵 , 小野花梨 . 石井杏奈 , 小瀧望 , 近藤華 , 阿川佐和子 , 草刈正雄

『小さい頃は、神様がいて』のあらすじ

2人の子を持つ小倉渉(北村有起哉)とあん(仲間由紀恵)夫婦には、「子供が20歳になったら離婚する」という19年前の約束がありました。約束を忘れマイペースに日々を過ごす渉と、その日を心の支えとしてきたあん。 Xデーが迫る小倉夫婦が暮らすレトロなマンションで、ある嵐の夜、他の住人たちと思いがけず一晩を共に過ごすことになります。当初は互いに無関心だった住人たちとの交流が、少しずつ夫婦の心を解きほぐし、離婚の約束を抱えた夫婦の関係にも変化をもたらし始めーー。

『小さい頃は、神様がいて』全話あらすじ・ネタバレ!最終話まで更新

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【ドラマ】読みたいあらすじ・ネタバレ話数をクリック
第1話第2話第3話
第4話第5話第6話
第7話第8話第9話
第10話最終回

第1話「生きてるんだけどあの約束」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

東京郊外にある、3階建てのマンション「たそがれステイツ」。1階には慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)夫妻が住んでおり、家事や地域活動な慎一に対しさとこはあまり興味がない様子を見せています。 2階には、女性カップルの奈央(小野花梨)と志保(石井杏奈)が暮らしています。そして3階には、食品会社に勤める夫・渉(北村有起哉)、妻・あん(仲間由紀恵)、映画監督を目指す大学生の娘・ゆず(近藤華)の3人が住んでいました。息子の順(小瀧望)は、すでに消防士として独立しています。 ある日台風が来るということで、慎一は川の氾濫に備えてマンションの前に水嚢を積み上げることに。渉がそれを手伝ったことが縁で、渉は3階の小倉家で夜を過ごすことを提案し……。

ネタバレ

渉の家に集まった面々は、ホームパーティーのように楽しい時間を過ごします。慎一が今地域活動に勤しんでいるのは、現役時代はさとこに家のことを任せきりだったという罪滅ぼしのため。しかしその姿に、さとこは少し鬱陶しさを感じていました。 奈央と志保は恋人同士だと明かし、将来はキッチンカーをやりたいと夢を語ります。停電などのトラブルはあったものの、無事に一夜を明かした面々。翌朝あんは、「うちも色々ありましたよ。子供が20歳になったら離婚するなんてこともありましたし」と屋上で皆の前で呟きます。 夜、あんは渉に「生きてるんだけど、あの約束」と口を開きます。何のことか分かっていない渉に対し、あんは0時になった瞬間「あと54日」となったスマホを見せたのでした。

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第2話「決めたとおりに離婚します」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

娘のゆず(近藤華)が20歳になるまで、あと54日。驚いた渉はあんに反論し、言い争いが始まりそうになります。2人がゆずにバレないように車に乗り込むと、慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)、奈央(小野花梨)と志保(石井杏奈)は喧嘩の予感を察知したのでした。 渉とあんが言い争いをしている中、奈央と志保は深夜の散歩へ。リサイクルショップで売られているキッチンカーを発見した2人ですが、到底届かない金額に肩を落としてしまいました。 翌日。夜にゆずが出かけると知り、あんと2人きりになりたくない渉は、慎一にあることを頼み始め……。

ネタバレ

渉とあんは車の中や車の洗車をしながら離婚について話し合い。コンビニのたい焼きを半分こしながら、昔のことを思い返していました。まだ子供が小さかった頃、あんは家事と育児に追われ「こんなの私の人生じゃない。別れて!」と爆発したことがありました。この時に、ゆずが20歳になったら離婚すると約束していたのです。 翌日、慎一の家で再び集まった面々。しかしあんは、渉が自分と2人きりになりたくないから皆を誘ったことを見抜いていました。慎一が渉と手を組んだことを責める女性陣たちですが、皆2人の離婚話がどうなったのか気になっていて……。 さとこに「離婚するの?」と聞かれたあんは、即答で「はい」と答えます。子供たちはこの話は知らないと言ったあんですが、すでに順(小瀧望)もゆずも両親の離婚を悟っていました。 お酒が回ったあんは、渉が嫌いじゃないことを告白。渉個人の問題ではなく、「子供が大人になったら自分を取り戻したい」と涙を流し……。

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第3話「涙のラジオ体操」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

あん(仲間由紀恵)は皆の前で、渉(北村有起哉)に「離婚してほしい」と懇願。全員が渉の反応を待ちますが、何も答えることができません。 そんな時ゆず(近藤華)から「朝まで帰れなくなった」と連絡が入り、2人に気を遣った面々は男女に別れて夜を明かすことに。 渉と慎一(草刈正雄)は家族に対しての後悔を語り、あんとさとこ(阿川佐和子)、奈央(小野花梨)と志保(石井杏奈)はテントではしゃぎます。翌朝、慎一とさとこの提案で皆でラジオ体操に向かうと、渉はあることを思い出し……。

ネタバレ

渉は昔、家族でラジオ体操に来たことを思い出しました。風邪気味だったゆずは、駄々をこねてラジオ体操に行きたいと言い出します。そして体操後にスタンプをもらい、あんは「なんでもできるんだよゆずは。自分の力で」と声をかけていたことを思い出したのでした。 現在。ラジオ体操をする渉は涙を流しながら、「あんちゃん。わかったよ!離婚しよう!」と叫びます。「愛してるから離婚する。離婚まで53日仲良くしてください!」と号泣し、あんにすがりつきました。 この姿を、ゆずは遠くから見ていました。ゆずは順(小瀧望)に、「私の誕生日が来るたびにあと1年、とか思ってたのかな……」とこぼします。翌朝ゆずは渉とあんに、「コンクールに応募して入選するから」と決意を語りました。 翌朝、慎一とさとこの家に電話がかかってきます。その後神妙な面持ちで、「緊急事態で、これから家を数日留守にする」と小倉家に報告にやってきた2人。さとこは少し震えていて……。

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第4話「良くない?もう離婚するなら」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

慎一(草刈正雄)に代わって、ラジオ体操の当番を務めた渉(北村有起哉)。渉とあん(仲間由紀恵)はゆず(近藤華)に離婚を悟られないように振る舞いますが、すでに知っているゆずはもやもやした気持ちに。 慎一の代わりに掃除をする渉たちですが、どうしても慎一とさとこ(阿川佐和子)に何があったのか気になります。再び離婚のことで口論になった渉とあんが車で言い合いをしていた時、さとこから電話が入り……。

ネタバレ

ゆずは兄の順(小瀧望)に、離婚のことに気づいていると両親に話してもいいかと相談。しかし順は、あんはは完璧に隠せてると思っているから知らないふりを続けるよう忠告しました。 渉とあんは買い物に行く途中、「察しが悪い」ことで言い合いに。渉の察しの悪さを言い続けたあんに対し、渉は「もう、離婚するからよくないか?」とこぼします。その時あんの元に、さとこから電話が入りました。 実は慎一とさとこの娘とその夫が、2人とも事故で亡くなったとのこと。2人の孫を引き取ることになり、あんはさとこたちを明るく歓迎することに決めます。 パーティーの飾り付けを用意し、孫の凛(和智柚葉)と真(山本弓月)を迎え入れたあんたち。さとこはあんたちに感謝を伝え、慎一が孫と向き合う覚悟がまだできていないことをこっそりこぼしました。 その後ゆずは、奈央(小野花梨)と志保(石井杏奈)の映画を撮りたいと言い出し……。

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第5話「繊細すぎる天使」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

順(小瀧望)はさとこ(阿川佐和子)たちに開いた「お帰り&ようこそパーティー」の最中、消防士になった理由を皆に明かします。しかしあん(仲間由紀恵)は、その理由にどこか引っ掛かっていました。 慎一(草刈正雄)は生活の変化にどこか落ち込んでしまうも、住人たちの声掛けで少しずつ笑顔を取り戻します。一方ゆず(近藤華)は、奈央(小野花梨)と志保(石井杏奈)の映画撮影のため2人に密着することに。 あんが同窓会に参加した翌日、なんと凛(和智柚葉)が姿を消してしまい……。

ネタバレ

順が消防士になったのは、やるべきことに迷いがないから。周囲を気にしてばかりの繊細だった順は、渉とあんがサイレンを聞いてしんどくならないよう、あえて神奈川の消防士になったのでした。 さとこは元気のない慎一に、「黙ってわたしについてらっしゃい!」と声を挙げます。このことや友人たちの支えもあり、慎一は少しずつ元気になっていきました。 あんは不機嫌な顔で同窓会から帰宅。あんは朝、「クラス会に行けばいいじゃん」と渉に言われてから機嫌が悪くなっていました。渉は帰宅後すぐにあんを車に誘い、今朝の言動を謝罪。あんは同窓会で「自分以外の家族」だけが褒められたり専業主婦を羨ましがられたりと、もやもやした気持ちを抱えていました。 翌朝姿を消した凛は、前に住んでいた家が見える場所にいたとのこと。謝る凛に、さとこは気持ちを抱え込まなかったことに「ほっとした」と声をかけます。 その頃あんは小さい頃から「天使」だった順が、ずっと自分が離婚を考えていたことを知っていたのではと衝撃を受け……。

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第6話「おでんの告白」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

子どもの頃から他人が苦手だった志保(石井杏奈)と、笑顔でいることで自分を守っていた奈央(小野花梨)。2人は高校時代に付き合い、上京して今も一緒に暮らしています。ゆず(近藤華)は2人に密着しつつ、夢のキッチンカーを買うのは難しいと知り落ち込みました。 あん(仲間由紀恵)は順(小瀧望)が幼い頃から離婚の約束を知っていたと分かり、肩を落とします。渉(北村有起哉)や家族はそれぞれの場所で、昔ゆずの学校行事で見た芝居を思い返していました。 一方慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)は、凛(和智柚葉)と真(山本弓月)の育児に疲れ気味。そんな時、順はおでんパーティーを提案し永島家に集まることに。

ネタバレ

順が開いたおでんパーティーの場で、奈央と志保はキッチンカーが購入できなかったことを皆に報告。渉は大人たちでお金を助けようかと提案しますが、「対等でいられなくなっちゃう」と2人は断りました。 凛と真が眠った後、さとこは「毎晩2人になってから泣いている」と現状を告白します。孫たちがいい子すぎて、娘がいい子育てをしていることを実感していたさとこと慎一なのでした。 1日ずっと元気のないあん。渉は「俺が代わりに言ってもいいかな」と、順に対し「ずっと俺たちの離婚のこと知ってたんじゃないのか?」と問います。順は驚きつつも、涙を浮かべて「うん」と頷き……。 あんは自分のこれまでの行動を謝罪。すると順はこれまで両親に愛されてきたことを伝え、離婚も支持すると言います。順は自分が結構好きだから、「こんなふうにしてしまったと思わないで」とあんに改めて伝えたのでした。

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第7話「ハッピーエンドにしたいんで」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

あん(仲間由紀恵)はゆず(近藤華)に対し、ゆずの20歳の誕生日に離婚しようと決めていたことを謝ります。そして渉(北村有起哉)はあんに、離婚後のお金のことを相談。あんが貧しくなるのは嫌だと気持ちをぶつけました。 奈央(小野花梨)と志保(石井杏奈)はキッチンカーの手付金を払ったものの、購入を断念。するとゆずは1日だけキッチンカーをレンタルし、映像を撮りたいと申し出ました。 一方あんは渉に頼まれて、重要な書類を会社まで届けることに。渉の部下・山崎(高田夏帆)に書類を渡したのですが、その書類は特に重要なものではなく……。

ネタバレ

ゆずは奈央と志保の映像を完成させ、2人は涙を流しながら視聴します。この時ゆずは、かつて親友だと思っていた女友達に告白されたことを明かしました。それ以来その子とは話せておらず、2人は「ゆずは悪くない」と励まします。 渉は重要ではない書類をあんに届けさせ、会社であんを「妻です」と紹介。社食でお昼を食べた2人は、離婚までにやりたいことを実現させようと約束します。 休日。慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)の家でままごとをする凛と真を見て、渉は涙を浮かべます。次は渉とあんがままごとをすることになり、渉は昔家事や育児を手伝わずあんに任せっきりにしていたことを思い出し……。「一緒にやろう」が言えなかった後悔で涙を流しました。 奈央と志保は、キッチンカーの持ち主からレンタルしませんか?と提案されます。2人は「家族に相談する!」と言い、皆の同意を得て今後キッチンカーを借りることになったのでした。

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第8話「仲良しのぎゅー」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

渉(北村有起哉)は飲み会から帰ってきた翌日、あん(仲間由紀恵)から突然離婚届を手渡されます。動揺してコーヒーをこぼしてしまった渉とあんは、また言い合いになってしまいました。 奈央(小野花梨)と志保(石井杏奈)はキッチンカーをレンタルして新事業を始めることに。2人は長年働いていた銭湯を辞めたため、渉たちはサプライズパーティーを計画していました。 一方あんは離婚後に住む部屋をもう契約しており、採寸に行くことに。すると渉だけでなくゆず(近藤華)、順(小瀧望)もついてくることになり……。

ネタバレ

何かにつけて、あんの部屋に文句をつける渉。昔家をリフォームした時も文句を言い続けた渉に対し、あんは「憤怒」という気持ちが芽生えたと思い出話を語りました。 奈央と志保のサプライズパーティーの日。渉が奈央と志保を真っすぐ家に連れて帰る役目を担うことになり、渉は居酒屋に行こうとしていた2人を小倉家に連れて行くことに成功しました。 サプライズに驚いた2人でしたが、「嬉しい」と感激します。2人は同性愛者と働きたくないと言われたことなど、皆に愚痴をこぼしました。慎一(草刈正雄)は「君たちは頑張った。頑張った時間はすごく尊いんだ」と名言を残します。 あんと渉がまた言い合いをしていると、真と凛は「ぎゅーしてください」と言います。渉は「離婚するのに、どんどんあんちゃんが好きになってる」と本音がこぼれ……。 順は渉とキャッチボールをしながら、「父さんが嫌な奴だったらどんなに良かったか!」と本気でボールを投げます。その頃あんはさとこ(阿川佐和子)から、「今も離婚したい?」と問われていたのでした。

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第9話「おはよう、佐藤あんさん」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

渉(北村有起哉)とあん(仲間由紀恵)は「たそがれステイツ」の仲間たちからそれぞれ、本当に離婚するのかと尋ねられます。順(小瀧望)とゆず(近藤華)も、両親の離婚に向けてファミレスで打ち合わせをしていました。 ゆずは映画コンクールの選考で、ゆずにとっての天敵が審査員になったことを明かします。発表はまさかの誕生日で、来年が最悪なスタートの日になってしまうのではと落ち込むゆず。 そして数日後。ゆずの誕生日=渉とあんが離婚する日がやってきて……。

ネタバレ

ゆずは順が来るまでコンクールの結果を見ないと渉とあんに宣言。するとやってきた順は先に「残念だったな」と結果を報告。落ち込むゆずでしたが、ゆずの作品がHPの選評の題材に取り上げられていて、ゆずは喜んだのでした。 順とゆずは、両親2人に「離婚おめでとう」のケーキと育ててくれた感謝を伝えます。これからは「渉さん、あんさん」と呼ぶことに決めた2人は、手紙を手渡しました。 翌朝、あんは眠っているゆずの頭を撫でて家を出て行きます。ゆずの目には、大粒の涙が。渉も眠ったふりをして涙を流していました。 慎一(草刈正雄)やさとこ(阿川佐和子)に見送られ、家を出たあん。渉はあんにプロポーズした日、「別れるって言うこともあるかも。でも強がりで言ってるだけだから信じないで」と言われたことを思い出し、家を飛び出して……。 しかし渉はつまずいて転んでしまい、家に戻ります。渉とあんはそれぞれ結婚指輪を外し、渉はゆずと2人の生活をスタートさせたのでした。

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第10話「今、僕は怒ってます」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

渉(北村有起哉)とあん(仲間由紀恵)は離婚し、あんは「たそがれステイツ」を出て行きました。住人たちは、残った渉に気を遣う日々。しかし渉は、気にせずあんの話をしてほしいと頼みました。 奈央(小野花梨)と志保(石井杏奈)のキッチンカーのオープン日が決まり、今は人気キッチンカーの手伝いをしながらノウハウを学んでいます。 一人暮らしを始めたあんは、順(小瀧望)と食事へ。その頃ゆず(近藤華)は「たそがれステイツ」の一人ひとりの動画をあんに送るために撮影を行っています。すると渉は、ゆずにある事を頼み……。

ネタバレ

あんは順との食事中、母から「自分を犠牲にして子育てしたから親孝行するのは当然だ」と言われてきたことを伝えます。母を反面教師にしていたものの、SOSを出すのが遅くなったことを反省するあん。順は、早めにSOSを出すよう忠告したのでした。 永島家では、孫たちが慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)に抱きついて涙を流しています。なわとびを亡くなった母に見せたかったという凛。慎一は「今夜はみんなで泣こう」と提案しました。 ゆずから届いた動画を見ながら、コーヒーを飲むあん。渉の動画では、どうしてもあんに聞いてもらいたいという気持ちが込められていました。「今僕は怒っています。あんが求めていた一緒にやろうという言葉が言えなかった」と後悔を伝えます。 そして渉は自分のことを棚にあげ、「なんでもっとどうしてほしいか言ってくれなかったの!」と悔しさを滲ませ……。何も言わず溜め込んでいたこと、言う前に諦められたことに、渉は情けなさを感じていたのでした。

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最終回「寒波だよ、全員集合!」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

渉(北村有起哉)とあん(仲間由紀恵)はクリスマスムードの街を歩きながら、それぞれお互いのことを考えていました。慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)は、「サンタさんは絶対来るよ」と孫たちに話しています。 ついに迎えた、奈央(小野花梨)と志保(石井杏奈)のキッチンカーの開店日。あんだけでなく「たそがれステイツ」の面々や順(小瀧望)ら消防隊員の仲間も集まり、大盛り上がりの開店となりました。 ゆずや奈央と志保は、あんの家に泊まりに行くことに。渉が「ずるい」と文句を言う中、あんの家の暖房器具が壊れてしまい……。

ネタバレ

今年のクリスマスは1人で過ごす予定だったあん。ですが寒波の襲来と暖房器具の故障を知った渉は、あんをすぐさまクリスマスパーティーに誘います。結局みんながたそがれステイツに集合し、近況報告をしていきます。 ゆず(近藤華)は、近々MVの撮影を担当することになったよう。順は寮長になり、両親を見てもいつか誰かと結婚したいと夢を語ります。奈央と志保は売り切れになるなど大盛況で、次はずっとそわそわしている渉が話し始めました。 今日はずっと、プロポーズの前のような顔をしていた渉。渉は「佐藤あん」を好きになったことを語り、一緒に暮らさなくてもいいからそばで生きていきたいとプロポーズし……。 ドタバタして屋上の扉が壊れ、寒波の中上着もなく屋上に取り残された渉とあん。2人は抱き合って暖を取りながら、あんは「佐藤あんと小倉渉」として生きていくことを決めたのでした。 1年後。あんは渉の部屋の隣の201号室に暮らしながら、渉と生きていくのでした。

【結末】最終回で小倉夫婦はやり直すのか?離婚するのか?

19年前に、子供が20歳になったら離婚すると約束した小倉夫婦。あんはずっと、離婚を目標に子育てなどを頑張ってきました。そして第9話で2人は離婚し、あんは家を出て行きました。 最終回まであと2話の段階で本当に離婚した2人。しかし渉のあんへの思いは高まる一方で、最終回で2人は籍は戻さなかったものの隣同士の部屋に住みながら一緒に生きていく道を選びました。やはり、たそがれステイツで皆と暮らしていくことになりましたね。 結局2人は婚姻関係にこだわらず、隣の部屋に暮らしながら一定の距離を保っていくようです。近すぎず遠すぎず、理想的な関係のようにも見えます。

あん(仲間由紀恵)が抱え続けてきた思いとは?過去のあらすじ解説

あんはなぜ、ここまで離婚を強く望むのでしょうか。 結婚して2人の子宝に恵まれたあんは、若干鬱のような状態で追い詰められることがありました。徐々に「母親ではない自分を取り戻したい」という気持ちが芽生えたあんは、「私は母という存在以外なんにもなかった」と過去を語ります。 また母の「自分を犠牲にして子育てしてきたんだから、親孝行して当然!」と言われ続けてきたことにも悩んでいたようですね。SOSを出せずにいたことが今回の離婚騒動に繋がっていますし、渉は何も知らずにいた過去を後悔する日々を送ることになってしまいました。 渉が悪いわけではなく、「大人になったら自分に戻る」この気持ちが支えとなり、これまで生きてきたあん。突然カミングアウトするのは少しずるい気もしますが、あんにとってはずっと抱えてきた思いだったのではないでしょうか。

【ネタバレ】永島一家の抱える問題とは?育児に疲弊する祖父と祖母

これまで仕事一筋で家庭を顧みなかった夫・慎一と、いつも明るいさとこ。慎一は罪滅ぼしのように家事を手伝ったりラジオ体操に参加するなど、積極的にさとことの生活を楽しんでいます。 そんな中、第4話で娘夫婦を事故で亡くした2人。いきなりの凛と真を引き取ることになり、慎一は変化を受け入れられずにいました。ですが周りの支えとさとこの「黙ってついてらっしゃい!」という叱咤を受け、孫たちとの生活に前向きになりました。 年齢的にも育児は厳しい様子ですが、孫2人は時々あんの家に泊まりに行くなど、あんも手を差し伸べて周りに助けられながら子育てをしていくようです。

【ネタバレ】奈央志保カップルを過去からまとめ!キッチンカーの夢

スーパー銭湯で働くいつも明るい奈央と、人見知りで物静かな志保。2人は高校の同級生で、やがて恋人同士になり上京後は一緒に暮らすようになりました。 志保が料理上手で、奈央と同じ職場内のフードコートで厨房の仕事をしているということで、2人の夢はキッチンカーを開くこと。たまたまリサイクルショップで見かけた成約済みのキッチンカーをレンタルできるようになった2人は、仕事を退職しました。 お金がなく節約生活をしながら、キッチンカー運営に向けて突き進む2人。最終回で無事キッチンカーをオープンさせ、かわいい店内と美味しい料理は大盛況。売り切れを記録するなど、好調なスタートを切ったのでした!

相関図でキャスト・登場人物解説! 【北村有起哉×仲間由紀恵】

小倉渉役/北村有起

小倉渉(おぐらわたる)は、妻・あんとともに子ども2人を育て、平凡ですが些細な幸せを感じながら、4人家族での暮らしに満足している夫です。 しかし、マイペースで忘れっぽい性格から、妻と交わした離婚に関わる"重大な約束"を覚えていなかったのです。円満だと思っていた渉は、果たして離婚を撤回させられるのでしょうか。 演じるのは、本作が地上波ゴールデン・プライム帯ドラマの初主演となる北村有起哉です。地上波の主演としては2021年の『ムショぼけ』以来4年ぶり。2025年は、映画『逆火』でも主演を務めています。

小倉あん役/仲間由紀恵

小倉あんは、知り合いのもとで仕事をしながら、息子と娘を育てる母親です。夫・渉に対して不満が募り、19年前に「子どもが20歳になったら離婚する」と約束します。その約束を糧に結婚生活を続け、ついにその時がやってくるのですがーー。 演じるのは、フジテレビ系の連続ドラマに5年ぶりの出演となる仲間由紀恵です。言わずと知れた名女優であり、「TRICK」や「ごくせん」シリーズなど、数々の名ドラマに出演しています。

タイトルの意味!松任谷由実『やさしさに包まれたなら』の一節?

ドラマのタイトル『小さい頃は、神様がいて』は、松任谷由実が「荒井由実」時代に発表した名曲『やさしさに包まれたなら』の冒頭の歌詞から脚本の岡田がインスピレーションを受け、生まれたものだと発表されています。 岡田は「生きることの大変さを、でも、つらそうではない言葉にして、タイトルにしたい」との思いを込めたとのこと。実際に『やさしさに包まれたなら』はドラマ第1話の冒頭から流れており、ドラマの雰囲気を一層盛り上げていました。 改めて、『やさしさに包まれたなら』の歌詞に共感し聴き入ってしまった方も多いのではないでしょうか。

主題歌は松任谷由実(ユーミン)の『天までとどけ』

主題歌を担当するのは、松任谷由実。楽曲のタイトルは、『天までとどけ』です。本作のために書き下ろされた完全新作で、11月18日発売の40枚目のオリジナルアルバム『Wormhole / Yumi AraI』にも収録されます! 『天までとどけ』は、最新のAI技術を駆使し、荒井由実時代、1990年代・2000年代の松任谷由実の歌声を合成し、“第3のユーミン”ともいえる新たなボーカルを創出。そして現在のユーミンと共演させています。

脚本は『最後から二番目の恋』『余命10年』など岡田惠和

本作の脚本を担当したのは、1990年代から数々の名作ドラマ、映画を排出してきた脚本家・岡田惠和(おかだよしかず)です。本作について「バカだねと笑ったり、“わかるわかる”とうなずいたり、ちょっぴり泣けたり、愛らしいドラマをお届けしたい」と意気込みを語っています。 映画では『余命10年』(2022)や『メタモルフォーゼの縁側』(2022)、『いま、会いにゆきます』(2004)など。フジテレビ系ドラマでは、大ヒットシリーズ「最後から二番目の恋」を生み出してきました。

ドラマ『小さい頃は、神様がいて』見どころを解説

ドラマ『小さい頃は、神様がいて』最大の見どころは、北村有起哉と仲間由紀恵が演じる夫婦が、自らの人生を改めて問い直していく"大人のための物語"である点です。 「子供が20歳になったら離婚する」という約束を胸に秘めた妻と、それを忘れた夫。この対照的な2人が織りなす、リアルで繊細な心理描写から目が離せません。実力派俳優の2人が、長年連れ添った夫婦の複雑な空気感や繊細な心の揺れをどう表現するのか注目です! さらに、草刈正雄や阿川佐和子、小野花梨、石井杏奈ら豪華俳優陣が演じる近所の住人たちとのユーモラスな交流が、悩める夫婦の心をほぐす重要な存在になっていきます。

『小さい頃は、神様がいて』小倉夫婦は離婚するのか?結末が気になる

ドラマ『小さい頃は、神様がいて』は、2025年10月9日スタート!毎週木曜夜10時放送です。 北村有起哉と仲間由紀恵が演じる小倉夫婦の離婚騒動から、隣人たちとの温かい交流を通して、やがて「家族とは、夫婦とは何か」という普遍的なテーマを優しく問いかけます。2025年秋ドラマ、注目の一作です。