【ネタバレ感想】『暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが』小説あらすじ＆アニメキャストを紹介

「ステつよ」こと『暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが』は「小説家になろう」にて連載中の赤井まつりによるラノベです。なろう系異世界ファンタジーとして人気の「ステつよ」が漫画化に続きアニメ化決定！ 本記事では小説「ステつよ」のあらすじを章ごとにネタバレありでまとめて紹介していきます。

高校生の織田晶(おだあきら)のクラスがある日、まるごと異世界へ召喚されます。呼ばれた先は、レイティスという人族の国。召喚主である王は、彼らに魔王討伐を依頼します。召喚時、晶たちにはスキルや職業が付与されていました。 クラスでも影の薄い晶の職業は暗殺者。スキルの気配隠蔽は、なんと最初からカンスト状態。各種ステータスも、勇者に選ばれたイケメン生徒会長・佐藤司(さとうつかさ)よりも圧倒的に高かったのです。晶はとっさに自身のステータスをごまかし、何やら裏のありそうな国王の思惑について探るのでした。

晶はスキルで盗み聞きをし、国王と王女が自分たちを陥れようとしている事実を知ります。翌日から騎士団長サランのもとで特訓がスタート。国王の企みに感づいているサランと晶は協力関係になります。 サランは初代勇者が残したカタナも晶に託してくれました。ところが王の暗殺部隊によってサランは殺され、晶はその濡れ衣を着せられることに。城を出奔した晶は迷宮へ。この世界にないという「影魔法」を駆使して攻略を進めていくなかで、エルフの王族の少女・アメリアと出会います。 迷宮の中でブラックキャットという魔物を倒すと、魔物は魔王城で待つという魔王からの伝言を晶に伝えました。晶は魔物を夜と名付け、主従の契約を結びます。

一行はアメリアの故郷、エルフの領土へ。領土ではアメリアの双子の妹のキリカが魅了のスキルを使って、好き勝手に振る舞っていました。アメリアが国を追い出されたのも、それが原因です。 再会したキリカは再びアメリアを殺そうとします。彼女はアメリアが伝説の存在である神子として生まれたことを強く妬んでいたのです。彼女との決闘で勝利した晶は、彼女の知らない真相を語ります。 幼い頃、キリカのせいで魔獣襲撃事件が起き、その対応をアメリアがしました。国王とアメリアは事件を隠そうとしたもののそれが叶わず、キリカを心配した国王はスキルで国王とアメリア以外の全員の記憶を消したのです。 姉妹の和解の後、一行は獣人族の領土へ向けて出港しました。

獣人族領国家ウルク関係者にアメリアやエルフを狙う者がいるという懸念を抱きながらも、一行は港町へ。そこでアメリアはアウルム・トレースという魔族にさらわれてしまいます。晶がアメリアを追ってブルート迷宮へ向かうと、同じくアメリアを探すウルクの第一王女のリアと遭遇。 晶はリアを伴い迷宮を潜り、アウルムと対峙。魔族側には阿部真尋(マヒロ)と呼ばれる日本人もいました。港町で出会った先代勇者パーティーのいち員だったクロウの助けもあり、晶は無事アメリアを連れ帰ることに成功します。 港町では幼馴染の朝比奈京介や司と再会した晶。レイティス国王の狙いが戦争を起こし、数百万の命と引換えに誰かを蘇生させることだということも判明しました。

新たにクロウとリアを仲間に魔族領を目指し晶は出発。手前の死の森と呼ばれるエリアでは、司たちクラスメイトやサランの右腕だったジールと合流し、クロウの母ノアの特訓を受けることに。ノアはスキル「創造」で生み出したロボットを駆使して、勇者たちを鍛え上げます。 さらに、大陸をわたるために必要な素材を手に入れるため、森では晶がクラスメイトたちと共闘して魔物狩りへ。そこで判明したのは、晶は連携がまるでできないということ。とはいえ、ようやく勇者一行との共闘が描かれました。 材料がそろったところで、ノアのスキルにより組み立てられたのは立派な空挺船です。準備を整えた一行は、空挺船に乗り込み海を超えて魔族領を目指します。

船には家出してきた魔王の娘・ラスティネイルも乗り込んでおり、魔族内の事情が語られます。その中でサランが実は魔王の兄であることや、この世界の禁忌として異世界にわたってはいけないという項目があることが明らかになりました。 一行はラスティのおかげで魔王に謁見。魔王により、大昔に召喚された初代勇者が晶自身だという衝撃の事実が判明します。謁見の裏ではレイティスが大和の国に宣戦布告をしており、レイティス・魔族vs大和・エルフという世界中を巻き込む戦争が起きようとしていました。 魔王城でも戦闘が始まり、寿命がつきたクロウが死亡。一行は仲間の手助けで船まで逃げ帰ることができました。

クロウの葬式後、改めて晶は謁見の間で起きたことを仲間に報告します。魔王の目的は2つの世界の命を生贄に亡き妻ミスティを蘇らせること。発端は魔族ではなく、人族の使者がミスティを殺したことだと語ります。魔王が語った、初代勇者と晶が同一人物である可能性も共有されました。 一方で船を結界で守る役目についていたアメリアも、晶不在の間の出来事を語ります。船のほうには晶と戦いたがっていたアウルムとその妹のリューネがきていました。アウルムは晶がいないと知ると去ってしまい、リューネは幸い戦闘要員ではなかっため、船での戦闘は回避できた様子。 ここから一行はタイトル通り、大和の国に向かうのでしょう。

織田晶は職業・暗殺者で気配隠蔽スキルがカンストしている主人公。クラスメイトから離れ単独行動をとるようになります。演じる大塚は『薬屋のひとりごと』の壬氏役が有名です。

ヒロインのアメリアはエルフの王女で神子。晶に助けられたことをきっかけに一緒に行動するようになります。演じる水野朔は『ぼっち・ざ・ろっく！』の山田リョウ役で知られています。

夜はブラックキャットという魔物。晶に夜という名前をもらい、彼の従魔となります。

リアは魔獣族領のウルクの王女。ある理由から召喚された晶たちを偵察しにきていました。

サランはレイティス王国の騎士団団長。王たちの企みに思うところがあり、晶にも親切にする。

2025年10月からアニメが放送される「ステつよ」。出だしは異世界あるあるな勇者召喚ですが、テンポよく続く意外な展開の連続にあっという間に読めてしまう人気作。アニメ化を機にぜひ原作や漫画も読んでみてください！