2025年11月1日更新

『プロパガンダゲーム』あらすじ・原作ネタバレ!結末の意味とは?スパイは誰?【ドラマ化】

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8人の就活生による情報戦を描いた作品『プロバガンダゲーム』。印象操作を用いた宣伝活動の総称を示す「プロバガンダ」は、現代の私たちにとって他人事ではありません。 本記事ではドラマ化が決定した『プロバガンダゲーム』の原作あらすじをネタバレ解説!衝撃の結末や、スパイの正体についてチェックしてください。

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ドラマ『プロパガンダゲーム』作品概要・あらすじ

放送日 2025年11月18日~
放送局 MBS/TBS ドラマイズム枠
脚本 諸橋隼人
キャスト 山下幸輝 , 松本怜生
原作 小説『プロパガンダゲーム』(根本聡一郎)

『プロパガンダゲーム』あらすじ

大手広告代理店「電央堂」では就職試験・最終選考が行われ、勝ち上がってきた8名の大学生がやってきます。そんな彼らに課された最終課題は、なんと“2チームに分かれて仮想国家の国民を戦争に導けるかどうかを競う「プロバガンダゲーム」”でした。 架空国家を戦争に導く政府チームと、それを防ぐレジスタンスチームに分かれた就活生たちは、宣伝を駆使して情報戦を繰り広げることになります。SNSで選ばれた100名が国民として参加し、最終的な彼らの投票で多数を占めたチームが勝利です。 就活生にとってはチーム戦でありながら、採用をかけた個人戦でもある電央堂の最終選考。果たしてどちらのチームが勝つのでしょうか。そして最終選考の内容が意味するものとは……?

原作『プロパガンダゲーム』結末までのネタバレ

ここからはドラマの原作である小説版のあらすじネタバレを、起承転結の4ブロックに分けて詳しく解説します。

【起】最終入社試験「プロバガンダゲーム」の始まり

大手広告代理店・電央堂の入社試験で最終選考に臨む8人の大学生。そんな彼らに課せられた最終課題は、「プロパガンダゲーム」でした。 国民を戦争に導く政府チームと、それを防ぐレジスタンスチームに分かれる就活生。2チームは宣伝を使って大衆を適切に誘導しなければなりません。舞台は架空の国「パレット」となり、隣国「イーゼル」に対する戦争を行うか否かが争点です。SNSで集められた100名が国民となり、彼らの投票によって勝敗が決まります。 くじ引きの結果、後藤・香坂・織笠・椎名の4名が政府チーム、今井・国友・越智・樫本の4名がレジスタンスチームに決まりました。しかし、各チームにはスパイが1名ずつ入っており、「盗聴」アクションでチームの会話を自陣営に伝えることができます。

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【承】両チームが情報戦に火花を散らす

両陣営による情報戦がスタート。政府チームの椎名は広報官としてパレット国にある「キャンバス島」の情報を伝えます。内容は“イーゼル国はキャンバス島で軍事演習を行い、国有の領土を脅かしている”というものでした。 一方SNSで国民としてアカウントの作成・使用が許されているレジスタンスチームは、「現在、島にはヤギしかいません。ヤギを守るために戦争をすべきでしょうか?」とメッセージを送ります。 中間投票ではレジスタンス側が優勢。後藤は国民の理解力に呆れた発言をしますが、香坂は「国民をバカだと見下すのではなく、率いてあげないと」と反論。そして織笠とユニットを組み、アイドルのような広報活動を始めたのです。

【転】スパイの正体が判明

巻き返しを図る政府チームは、“イーゼル国がすでにキャンバス島へ上陸した”という情報を発信。そんな中、椎名と越智がそれぞれスパイであることが判明し、彼らの行いによって両陣営には動揺が走ります。 それでも政府チームの香坂は最後まで「平和のために戦争が必要です」と訴え、かたやレジスタンスチームの樫本は「勝てるなら戦争してもいいなどというのは正しくありません。」と反論。 そして両チームがデータや映像などを駆使して主張した結果、最終投票では「戦争賛成49票、反対46票、棄権5票」で政府チームの勝利となりました。

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【結】選考を終えた学生が出した答えとは

最終選考後、居酒屋に集まったのは、今井、椎名、越智、後藤、樫本、国友の6名。そして国友はプロバガンダゲームによる選考を、「政府から戦争用の広報を依頼された電央堂が、その担当者を採用するために作ったゲームなんじゃないか」と推理します。 たしかに新卒採用試験としてはお金がかかりすぎていました。国友はメガネに仕込んでいたボイスレコーダーで選考内容を録音していたことを明かし、“どこにも忖度せず、社会にとって有益な情報を暴露できる新しいネットメディアを立ち上げる”と続けたのです。 それからまもなく、ニュース番組では「電央堂の入社試験内容が不適切だったとして議論を呼んでいます」と報道。最終試験だったプロバガンダゲームの音声を公開したのは、「JOUNALISM4」という新たなニュースサイトで……。

選考での「スパイ」は誰?

政府チームのスパイは椎名、レジスタンスチームのスパイは越智でした。 広報を担っていた椎名は、わざと政府チームに不利な発言をし、その音声をレジスタンス側に送ります。そして“あの音声は本当で、政府チームは戦争するためにどんな手段も使う”とカメラの前で発表したのです。 一方、越智は自分のSNSアカウント名を偽り、裏でレジスタンス側を陥れるような内容を投稿していました。

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結末の意味・作者が伝えたいことは?【考察】

小説『プロバガンダゲーム』の結末では、電央堂の最終選考を受けた学生らが、知識や経験を活かして新たなメディアを立ち上げるという決断をしました。そして政府やメディアなどを相手取り、現実世界でのプロバガンダゲームを開始したのです。 そんな結末から、作者はメディアリテラシーを高めることの必要性や、「傍観者ではなく当事者として行動することの大切さ」を訴えていると推測できます。 「印象操作」が当たり前になった今の世の中と本作の内容は地続きであり、各自のメディアリテラシーについて警鐘を鳴らす作品であることは間違いないでしょう。

ドラマ『プロパガンダゲーム』キャスト

今井貴也役/山下幸輝

山下幸輝

和瀬良大学政治経済学部に通う今井貴也(いまい・たかや)。バックパッカーで世界中を巡っていた経験を持ち、自分の世界を広げていくのが好きな人物です。 さまざまな職種の人と関われる広告業界に魅力を感じており、電央堂に応募。最終選考のプロバガンダゲームではレジスタンスチームの中心となって活躍します。 そんな今井を演じるのは、ボーイズグループ「WILD BLUE」のリーダーとしても活躍する山下幸輝。日曜劇場『アンチヒーロー』(2024年)や『御上先生』(2025年)など話題作に出演してきた彼ですが、テレビドラマの主演は本作が初めてです。

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後藤正志役/松本怜生

松本怜生

後藤正志(ごとう・まさし)は東皇大学法学部に所属しています。サークルには入っておらず、趣味のボードゲームを楽しむ日々です。大々的なキャンペーン戦略に興味を持ち広告代理店への就職を希望しました。 実は大物政治家を父に持つ後藤。最終選考では今井のライバル的存在として政府チームの中心となります。 そんな後藤を演じるのは、ドラマ『パパとムスメの7日間』(2022年)や朝ドラ『おむすび』(2024年)などで認知度を上げた俳優・松本怜生。W主演を務める山下幸輝とはドラマ『沼る。港区女子高生』(2023年)でも共演していました。

その他のキャスト・登場人物

主役2人のほかにも、魅力的なキャストが集結しています!

『プロパガンダゲーム』の結末に注目!予想できない展開にスリルが止まらない

『プロバガンダゲーム』のあらすじや結末、ドラマの情報について詳しく解説しました。学生たちによる頭脳戦、心理戦や、その後の展開はスリリングで緊迫感満載です。ドラマではどのように映像化されるのか、楽しみですね!