2025年10月21日更新

【ネタバレ】「ロイヤルファミリー」最終回まであらすじ解説!原作小説は実話?結末まで紹介

このページにはプロモーションが含まれています

2025年10月期のTBS系列「日曜劇場」枠にて、『ザ・ロイヤルファミリー』が放送決定!競馬に関わる人々の夢と絆を描く本作について、各話のあらすじ・原作小説のネタバレなどを紹介します。

AD

ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

タイトル 『ザ・ロイヤルファミリー』
放送日 2025年10月12日~ 毎週日曜よる21時
演出 塚原あゆ子 , 松田礼人, 府川亮介
脚本 喜安浩平
キャスト 妻夫木聡
原作 早見和真『ザ・ロイヤルファミリー』(新潮社)

『ザ・ロイヤルファミリー』のあらすじ

栗須栄治(妻夫木聡)は税理士事務所を営む父を尊敬し、親子で一緒に働くことを夢見ていました。大手税理士法人で順調にキャリアを積んでいた矢先、栗須は税理士としての挫折を経験します。 希望を見出せなくなった中で出会ったのは、馬主(競走馬のオーナー)である山王耕造でした。そこから人生が大きく動き出し、未経験の競馬の世界へと飛び込んだ来栖。彼は家族や仲間たちと共にひたすら夢を追いかけ、彼らとの絆で奇跡を起こしていき……。

第1話「ゲートイン」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

税理士として働く栗須(妻夫木聡)は、ロイヤルヒューマン社の人事統括部長・優太郎(小泉孝太郎)から、競馬事業部の実態調査を依頼されます。この会社は、耕造(佐藤浩市)が一代で築き上げた人材派遣会社. 耕造が進める競馬事業部は赤字続きで、優太郎は撤廃を目論んでいたのでした。 栗須はこの仕事を受けて以降、初めて見る馬のセリに衝撃を受けたり、北海道で実家のファームを手伝う元恋人・加奈子(松本若菜)と再会したりと生活が一変。競走馬の処分という現実も目の当たりにし、栗須の心は徐々に変わっていき……。

ネタバレ

栗須は競馬事業部が撤廃になった際、今抱えている馬の引取先に関わらせてほしいと耕造に頼みます。栗須は競馬事業部にある膨大な資料を自宅に持ち帰り、翌日会議に現れました。 不審な領収書と不自然な請求書を発見したという栗須は、耕造に長年仕えていた金城が横領を行っていたことを指摘。耕造に赤字の非はなく、競馬事業部は存続の可能性があると訴えたのです。 この件で、栗須は所属していた税理士事務所を退職。そんな栗須に連絡をした耕造は、馬の魅力を栗須に語り掛けます。そして耕造はどんどん馬の魅力に気づいていく栗須に、「俺んとこ来るか?そのかわり1つ約束してくれ。絶対俺を裏切るな」と声をかけ……。 こうして栗須は、ロイヤルヒューマンに入社したのでした。

AD

【ゲスト】武豊騎手など現役選手が登場!

第1話から、競馬会のレジェンドとも呼ばれる武豊騎手や、現役の丸田騎手、菅原騎手、今村騎手が出演しました。武騎手は馬主の椎名(沢村一樹)と会話するシーンも披露。1番人気のウイングドイルに騎乗し、逃げ切り勝ちする見事なシーンを演じました。 ちなみに騎乗した馬は2021年のG3・新潟記念に勝利した「マイネルファンロン」で、現在はロケ地となった新潟競馬場で誘導馬を務めています。

第2話「逃げ馬」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

ロイヤルヒューマン社の競馬事業部の専任秘書として働き始めた栗須(妻夫木聡)は、同時に競馬を嫌う耕造の妻・京子(黒木瞳)の対応も引き受けることに。 優太郎(小泉孝太郎)は今年中に、中央競馬で1勝できなければ競馬事業部を撤廃するよう父である耕造に訴えます。するとロイヤルファイトを勝たせようと必死になった耕造は調教師と決別してしまい、栗須は調教師探しをすることになり……。 栗須は加奈子(松本若菜)から広中(安藤政信)という優秀な調教師がいると聞き、早速広中の元を訪ねます。

ネタバレ

京子は栗須を呼び出し、飲食事業部に引き抜きたいと言葉をかけます。栗須はこの時、京子が「競馬が大嫌い」だということを知ったのでした。 耕造(佐藤浩市)の評判が悪くなかなか調教師が見つからない中、栗須は広中に調教師になってもらいたいと頼みます。後日広中はロイヤルファイトとイザーニャ2頭を預かると言い、ある提案をしました。猛反対した耕造ですが、栗須の説得を受け広中に2頭を託すことに。 2017年の中山競馬場。広中の行った提案とは、ファイトよりイザーニャのほうが勝つ確率が高いと思い今回はイザーニャを出走させるということでした。栗須は耕造からもらったロレックスを身に着け、イザーニャを全力で応援します。 結果、イザーニャは見事に勝利。栗須は耕造、加奈子(松本若菜)が大喜びする中、広中に調教を断られた椎名(沢村一樹)の馬は負け、悔しい表情を浮かべます。栗須は京子の提案を断り、結果を知った優太郎は「親父は悪運が強い」とこぼしたのでした。

AD

【ラストに注目】記事の見出しは⋯⋯

「東日スポーツ」競馬班のエース記者・平良(津田健次郎)は、ラストに感動的な見出しを考えていました。 それは、「2頭の馬が結んだ縁 山王氏×広中師 ロイヤルファミリー始動」。ロイヤルイザーニャとロイヤルファイトのことを「ロイヤルファミリー」と名付け、見事にタイトルを回収しました。

第3話「庭先取引」あらすじ・ネタバレ

あらすじ

加奈子(松本若菜)は父・剛史(木場勝己)がセリ市を介さず馬主と直接取引する「庭先取引」にこだわって馬主と揉めてしまうため、牧場の経営に悩み始めます。 一方未勝利戦を制したイザーニャに救われ存続を保った競馬事業部ですが、その後イザーニャとファイトが揃って怪我をしてしまいます。「有馬記念勝利」という夢のため、栗須(妻夫木聡)と耕造(佐藤浩市)は新たな競争馬を探すことに。 その時、ライバルの椎名(沢村一樹)も同じ馬のセリに参加していて……。

ネタバレ

放送後に更新します!

原作小説『ザ・ロイヤルファミリー』あらすじ【ネタバレ注意】

ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』の原作は、第33回山本周五郎賞、2019年度のJRA賞馬事文化賞を受賞した早見和真による同名小説です。 早見の作品はエンタメ性の高さと人の心を動かすストーリーが評価され、続々と実写化が決定しており、2024年には同局で『笑うマトリョーシカ』が放送されました。また、妻夫木主演の映画『ぼくたちの家族』(2014年)や『連続ドラマW イノセント・デイズ』(2018年)の原作者でもあります。

AD

第一部あらすじ 栗須と山王の出会い

税理士として働く栗須はビギナーズラックで当てた馬券が縁で、大学時代の友人の叔父・山王と出会います。山王は人材派遣会社「ロイヤルヒューマン」の社長であり馬主。栗須は父と働けなかった未練を山王に重ね、山王の専属マネージャーに転職しました。 馬主として多数の競走馬を持つ山王に尽くしていた栗須。しかし山王の会社が違法派遣で事業改善命令を出されたり、山王の隠し子騒動が起こるなど問題が多発。さらには山王に肺がんが見つかるなど前途多難な状況が続きます。 山王は隠し子の耕一と面会。耕一はロイヤルホープと、母が見立てた3頭の馬を受け継いだのでした。

第二部あらすじ 受け継がれる馬と遺志

第一部から3年が経ち、春頃に山王は亡くなってしまいます。耕一が受け継いだ馬の名前は、ロイヤルファミリー、ロイヤルリブラン、ロイヤルレイン。ロイヤルファミリーのジョッキーには、父・山王の遺志を引き継いで加奈子の息子・翔平を指名しました。 その後ロイヤルファミリーはデビュー戦であるG1「宝塚記念」で圧勝したものの、全治1年の骨折の怪我を負ってしまいます。ロイヤルファミリーは復帰をしたものの思ったような結果が得られず、休養することになりました。 同時に、耕一と栗須の関係もぎくしゃくしていき……。

AD

原作小説『ザ・ロイヤルファミリー』結末をネタバレ

1度加奈子にプロポーズを断られていた栗須でしたが、その後も順調に交際を重ね加奈子からプロポーズをされます。2人はロイヤルファミリーが復帰戦で勝利した日に、籍を入れました。 迎えた有馬記念の日。名馬16頭が戦うことになったこの戦いで、レース終盤にはロイヤルファミリーとソーパーフェクトの一騎打ちとなります。ですが後ろから追いついてきたビッグホープとファミリーが写真判定にもつれこみ、結果1位ビッグホープ、2位ロイヤルファミリー、3位ソーパーフェクトとなってしまいました。 ロイヤルファミリーと翔平は、この戦いで引退を示唆していました。しかしこの結果は父からのメッセージだと受け取った耕一たちは、ロイヤルファミリーの引退を取りやめ。翌年以降、ロイヤルファミリーは輝かしい活躍を続けていたのでした。

『ザ・ロイヤルファミリー』モデル・実話は存在する?

原作があり、感動的な展開が話題になっている本作。原作にモデルや実話が存在するのか調べてみたところ、原作者によると”馬主・馬ともにモデルはいない”ということが分かりました。 ですが実際のモデルはいなくても、原作者の早見は多くの競馬関係者に取材を重ね、リアリティのある人物象を描きました。馬主、調教師、馬、記者、競馬ファンなど多くの人たちが関わっていて成り立っている競馬界。そのリアルを目の当たりにできる、リアリティのある作品になっていますね!

AD

『ザ・ロイヤルファミリー』元競走馬が出演?馬の名前や特徴を紹介!

キャスト陣だけでなく、出演している「馬」にも注目が集まっている本作。ドラマに出演している馬は実際に活躍していた元競走馬であり、ドラマ最後のクレジットでも紹介されています。 また山王耕造の馬は、全て「ロイヤル」がついています。これは冠名で、冠名とは馬主が自分が所有する馬の名前に共通して名付ける名前のことです。

ロイヤルホープ

ロイヤルホープは第一部の主人公的存在である馬。名前の通り、山王家の威信をかけた存在で期待が高まっている馬です。加奈子の実家・ノザキファームから手に入れた馬であり、ホープを勝たせるために栗須や加奈子、調教師などが一丸となって戦う姿が描かれています。 ロイヤルホープは、恐らくマイネルホウオウが演じると思われます。マイネルホウオウは2013年にG1競走「NHKマイルカップ」で勝利を収めた名馬。マイネルホウオウの出演は確定しているため、恐らくホープ役ではないかと予想されています!

ロイヤルファミリー

第二部の主人公的存在である馬・ロイヤルファミリー。最初のレースで1位となったものの、怪我など不調に陥ってしまいます。ですがその後復活し、有馬記念での優勝を目指します。 ドラマではまだロイヤルファミリーが登場していないため、どの馬が演じるかは分かっていません。ファミリー役がどの馬なのか、期待が高まります!

AD

ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』キャスト・登場人物解説

栗須栄治 妻夫木聡
??? 目黒蓮
野崎加奈子 松本若菜
広中博 安藤政信
佐木隆二郎 高杉真宙
平良恒明 津田健次郎
相磯正臣 吉沢悠
野崎剛史 木場勝己
林田純次 尾美としのり
山王百合子 関水渚
安川すみれ 長内映里香
遠山大地 秋山寛貴(ハナコ)
野崎翔平 三浦綺羅
山王優太郎 小泉孝太郎
山王京子 黒木瞳
椎名善弘 沢村一樹
山王耕造 佐藤浩市

税理士・栗須栄治(くりす えいじ)役/妻夫木聡

妻夫木聡
©ホリプロ

栗須栄治(くりす えいじ)は大手税理士法人で働く税理士。山王耕造との出会いをきっかけに、競走馬とそれに関わる人々と熱い夢を追いかけます。 妻夫木聡が日曜劇場で主演を務めるのは、『Get Ready!』(2023年)以来2年ぶり4回目となります。

演出は塚原あゆ子

本作の演出を手がけるのは、数々の名作ドラマを世に送り出してきた塚原あゆ子です。 代表作には『アンナチュラル』(2018年)や『最愛』(2021年)などがあり、登場人物の感情や関係性を深く掘り下げたヒューマンドラマに定評があります。 2025年には『ファーストキス 1ST KISS』が公開され、映画監督としても頭角を現す塚原。競馬を題材にしたドラマは珍しく、難しいとされており、彼女の手腕に注目が集まっています。

ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』原作ネタバレ&各話あらすじ紹介

ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』は、2025年10月12日に「日曜劇場」枠で放送スタート! JRA全面協力のもと実際の競馬場での撮影も決定し、リアルな映像表現が期待できるでしょう。一口馬主ブームなどで盛り上がる競馬界に、新たな風を吹かせるかもしれませんね。