ドラマ『推しの殺人』原作小説の結末ネタバレ!弁護士・矢崎は何者?人を殺した地下アイドル
遠藤かたるによる小説『推しの殺人』。第22回『このミステリーがすごい!』大賞をも受賞した本作のドラマ化が決定しました。 田辺桃子と横田真悠、林芽亜里がトリプル主演を務める本作について、原作小説のあらすじ・ネタバレやキャストを解説します。
ドラマ『推しの殺人』作品概要・あらすじ
タイトル | 『推しの殺人』 |
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監督 | 柴田啓佑 , 頃安祐良 , 的場政行 , 遠藤健一 |
脚本 | 泉澤陽子 , 神田優 |
キャスト | 田辺桃子 , 横田真悠 , 林芽亜里 |
原作 | 遠藤かたる『推しの殺人』(宝島社) |
『推しの殺人』のあらすじ
大阪で活動する3人組アイドル「ベイビー★スターライト」。高宮ルイ(田辺桃子)、早川テルマ(横田真悠)、沢北イズミ(林芽亜里)の3人は様々なトラブルを抱えつつも、ステージに立ち続けていました。 そんな中、彼女たちは“殺人”を犯してしまうという大問題に直面!自分たちの罪を隠蔽しようと誓い合いますが、警察や探偵からの追求や元メンバーの裏切りなどの苦難が襲いかかります。さらに時を同じくして、とある未解決連続殺人事件が世間を騒がせていて……。
【原作小説】『推しの殺人』結末ネタバレ
共有する罪と深まっていくアイドルたちの絆
地下アイドルグループ「ベビスタ」の古株メンバー・ルイは、自身の年齢や他メンバー同士の不仲といった事情もあり、引退を考え始めていました。 そんな中、センターのイズミから「事務所社長の羽浦を殺してしまった」との連絡が……!以前イズミが言っていたDV彼氏の正体は羽浦で、彼から薬物まで強要されていました。遅れてテルマも到着し、3人は羽浦が失踪したと偽装するため遺体を山中に遺棄します。 それからイズミとテルマに友情が芽生え、「ベビスタ」のパフォーマンスも向上。すべてが上手く進むと思った矢先、マネージャーの土井が羽浦の件を興信所に相談します。 ルイたちは興信所の調査や(イズミ逮捕の)ドッキリ番組の企画もこなし、結束を深めていくのでした。
青年実業家の裏の顔とアイドルたちの選択
まだ10代だった頃、両親と妹を間接的に死に追いやった過去を持つルイ。上京した彼女はラウンジ嬢として働き始め、そこで青年実業家の河都と出会います。 河都は裏稼業として「アテンド業」をしており、財政界の大物に女性をあてがっていました。 その女性の1人だったルイを羽浦に紹介したのは、彼女が苦しむ姿を見たかったから。羽浦に薬物を横流ししたのも河都で、羽浦が落ちぶれる様を楽しんでいました。 ベビスタの4周年記念ライブ当日。河都は羽浦の死の真相に気付き、テルマやイズミにも顧客の相手をさせようと3人を脅迫します。ルイたちは暴力に訴えてくる河都を殺害し、すべてを承知の上で支えると決めた土井に見送られ、ライブのステージに立ったのでした。
ドラマと原作の違いは?
小説を原作としたドラマ『推しの殺人』ですが、話の流れは完全には一緒でありません。ドラマオリジナルキャラクターも登場し、結末が異なる可能性もありそうです。 ここでは、現時点で明らかになっているドラマ版と原作版との違いを紹介します!
違い①:弁護士・矢崎(増田貴久)が新登場
人気ミステリー小説を原作としたこのドラマですが、ドラマオリジナルキャラクターの弁護士・矢崎恭介役として増田貴久が出演しています。 弁護士の矢崎は、城田優が演じる河都潤也の大学の同級生。河都は原作にも登場しており、有名なマーケティング会社の社長です。矢崎は河都の出資を受けて弁護士事務所を立ち上げていて、河都に恩を感じている役どころです。 弁護士として、「ベイビー★スターライト」の3人に優しく接していく矢崎。今後矢崎がどのように関わっていくのかに注目です。
違い②:羽浦を殺した経緯
社長・羽浦を殺した経緯にも違いが。 原作ではつねに暴力を振るってきた恋人の羽浦に耐えかねず、イズミ1人が彼を殺します。そしてそのあと「べビスタ」のメンバー3人で死体を埋めたのでした。 一方ドラマ版では、羽浦がイズミに暴力をふるう場面にルイ・テルマも遭遇。そして3人で連携して殺人を犯していました。
ドラマ『推しの殺人』キャスト・登場人物【相関図】

高宮ルイ役/田辺桃子
高宮(たかみや)ルイは頭脳派クール系アイドル。“あるトラウマ”をきっかけに感情を無くし、特にやりたいこともないまま惰性で生きてきました。アイドルになったのも、10代の頃に「アイドルに向いている」と河都に言われたからです。 演じる田辺桃子は小学3年生でデビューし、ドラマ「ゆるキャン△」シリーズなどに出演しています。
早川テルマ役/横田真悠
可愛らしい見た目と裏腹に、激しい怒りと成功への野心を持つ早川(はやかわ)テルマ。何事にも努力を惜しむことなく、「歌もダンスも上手い」という自負があります。素人同然でセンターに抜擢されたイズミを敵視し、きつく当たっているようです。 テルマを演じる横田真悠は、ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(2024年)などの話題作に出演する注目の若手女優です。
沢北イズミ役/林芽亜里
沢北(さわきた)イズミは「ベイビー★スターライト」で最も人気があるメンバー。裕福な家庭に生まれ、大学へ進学後は広いマンションで一人暮らし中です。一方で、母親の病死や父親の若い女性との再婚などもあり、埋められない孤独を抱えています。 イズミを演じるのは、2024年にドラマ『先生さようなら』で女優デビューした林芽亜里です。
河都潤也役/城田優
城田優演じる河都潤也(かわと じゅんや)は、かつてルイをアイドルの道に引き込んだ人物です。 有名なマーケティング会社の社長で、イケメンな上に親しみやすさも兼ね備えたジェントルマン。テレビ番組のコメンテーターとしても知られます。
矢崎恭介役/増田貴久
増田貴久演じる矢崎恭介(やじま きょうすけ)は河都の大学時代の同級生。当時は同じ音楽サークルに所属しており、卒業後も親しい付き合いをしているようです。現在は河都から出資を受け、小さな個人事務所を開業している弁護士です。 矢崎はオリジナルキャラクターなので、その正体が気になりますね。
ドラマ『推しの殺人』の結末はいかに?ドラマならではの展開にも注目
ドラマ『推しの殺人』は、2025年10月から日本テレビ系列で放送スタートします。 遠藤かたるの「このミステリーがすごい!」文庫グランプリ受賞作が早くもドラマ化!アイドルであり続けることを選んだ3人の運命はどうなるのか、ぜひその目で確かめてください。