ドラマ・漫画】『終のひと』原作ネタバレ&あらすじ!柿澤勇人が破天荒な葬儀屋に!キャストも紹介
2020年から2022年まで『漫画アクション』にて連載されていた漫画『終のひと』は、葬儀屋を舞台に描かれるヒューマンドラマ。 この記事では2026年1月にドラマ化もされる本作を、ネタバレありで徹底解説します! ※この記事は『終のひと』のネタバレを含みます。
ドラマ『終のひと』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
| タイトル | 終のひと |
|---|---|
| 公開日 | 2025年1月14日(水) |
| 監督 | - |
| 脚本 | 倉光泰子 , 川﨑龍太 , 金子鈴幸 , 湯田美帆 |
| キャスト | 柿澤勇人 , 西山潤 , 筒井真理子 |
| 原作 | 清水俊『終のひと』 |
『終のひと』のあらすじ
余命わずかの元刑事で破天荒な葬儀屋・嗣江宗助(しえそうすけ)(柿澤勇人)と、仕事に追われ自分を見失っていた青年・梵孝太郎(そよぎこうたろう)(西山潤)は、梵の母の急逝をきっかけに出会います。 ふたりは、「嗣江葬儀店」で長年働き、納棺師と経理を兼ねる森文子(もりふみこ)(筒井真理子)とともに、事情を抱えた遺族や風変わりな葬儀に向き合うことに。 死と誠実に向き合う日々の中で、家族や孤独、喪失、そして再生の意味が静かに描かれていく、現代社会を映したヒューマンドラマです。
ドラマ『終のひと』キャスト・登場人物解説
嗣江宗助(しえそうすけ)役/柿澤勇人

「嗣江葬儀店」の社長を務める嗣江宗助(しえそうすけ)は、元刑事という異色の経歴を持つ、余命わずかなベテラン葬儀屋です。ジャージ姿に銀髪、常に煙草を手にする姿は近寄りがたい印象を与えますが、その内面にあるのは人への深い思いやりと揺るがない誠実さ。 弔いに真摯に向き合う一流のプロフェッショナルでありながら、自身の病については周囲に気を遣い、あえて打ち明けずにいます。 嗣江役を演じるのは、ホリプロ所属の俳優・柿澤勇人。劇団四季出身の彼は、ドラマや映画だけでなく、舞台でも幅広く活躍しています。
梵孝太郎(そよぎこうたろう)役/西山潤
梵孝太郎(そよぎこうたろう)は、医療機器メーカーの営業として多忙な日々を送り、次第に生きる目的を見失っていたエリート会社員。母親を突然亡くしたことを機に嗣江と出会い、その生き方に心を打たれて葬儀の仕事へ足を踏み入れます。 真面目さゆえに思いが先走り、失敗しては嗣江から厳しく指導されることも少なくありません。周囲からは親しみを込めて「ボン」と呼ばれています。 梵役を演じるのは、スターダストプロモーション所属の俳優・西山潤。彼の代表作には、『こういうのがいい』の主人公・村田元気役があります。
森文子(もりふみこ)役/筒井真理子

森文子(もりふみこ)は、「嗣江葬儀店」で長く働くベテラン社員で、どこか謎めいた雰囲気を漂わせています。経理として店の厳しい事情を支える一方、確かな技術を持つ納棺師としても活躍。先代の時代から店に勤め、嗣江の幼少期を知る数少ない存在です。 社長となった嗣江には経営面で発破をかけつつ、新人の梵には母のように寄り添います。 文子役を演じるのは、トライストーン・エンタテイメント所属の女優・筒井真理子。映画『淵に立つ』や『よこがお』など、深田晃司監督作品の常連です。
ドラマ『終のひと』見どころを解説
『終のひと』の見どころは、葬儀業界の仕事や現場を驚くほど丁寧に描いている点です。葬儀の流れや火葬場の描写、遺族の心情に至るまでリアリティがあり、葬儀屋という仕事の重みと誇りが伝わってきます。 また、トラブルが表面化しがちな現代において、葬儀屋の知られざる役割や覚悟を正面から描いている点も印象的です。知識ゼロの梵が現場で叱られ、学びながら成長していく姿を通して、弔いの本質と人を送る意味を改めて考えさせられます。
原作漫画『終のひと』全巻ネタバレ
漫画家・清水俊が手がける原作漫画『終のひと』は、2020年から2022年まで『漫画アクション』にて連載されていました。本作は5巻まで発売されており、現在はすでに完結しています。 扱うテーマは重いものの、5巻という比較的少ない巻数で完結しているため、サクッと読むことが可能。ドラマを観る前に、ぜひ原作もチェックしてみてくださいね。
『終のひと』1巻あらすじ・ネタバレ
医療機器メーカーの営業として、ノルマに追われる日々を送る梵孝太郎。そんな中、入院中だった彼の母が急変し、突然の別れを迎えます。混乱する孝太郎は、葬儀の手配を求められ、かつて出会った葬儀屋社長・嗣江宗助を頼ることに。 葬儀の知識がないまま喪主として決断を迫られ、親族間の意見や地域の慣習にも悩まされますが、嗣江の支えを受けながら、母の想いに応える別れを形にしていきます。この経験を通じて、孝太郎は人生を見つめ直し、葬儀の世界へと踏み出します。
『終のひと』2巻あらすじ・ネタバレ
少子高齢化が進んでいる中、今後は高齢者の「孤独死」が問題になってくるというニュースを朝から見た梵は、そのことを思い出しながら通勤していました。そんな彼に声をかけてきたのは、開店前のパチンコ屋に並ぶ彼の友人たち。 梵が友人たちと話していると、前に並んでいた男性から「うるさい」と激昂されてしまいます。実はその男性は、嗣江たちが引き受けた孤独死をした高齢者の葬儀で喪主を務める、勘当された息子だったのでした。
『終のひと』3巻あらすじ・ネタバレ
病院から下げの電話を受けて、急いで向かった嗣江と梵。彼らが現場に着くと、何やら遺族と医師が揉めている様子でした。 せっかく現場に着いたにもかかわらず、遺族から「帰れ」と言われた嗣江たち。その理由を聞くと、どうやら遺族達は、「DIY葬完全マニュアル」という本を参考にして、自分たちだけでDIY葬をおこなうつもりのよう。 というのも、彼らは自分の父親が亡くなった際、葬儀屋からひどい扱いを受けたことを根に持っているようで……。
『終のひと』4巻あらすじ・ネタバレ
JINトラックスの社長が亡くなり、会社主体で大規模な社葬を執り行うことに。葬儀執行委員長であり、会社の常務を務める社長の息子・新城人車は、ある日社員食堂で出会った同期の昴から社葬について否定的なことを言われてしまいます。 落ち込みながら自宅へと戻った彼は妻に怒りをぶつけますが、彼女はそんな彼を勇気づける優しい言葉をかけるのでした。しかし、その直後に妻は突然倒れてしまい……。
『終のひと』5巻あらすじ・ネタバレ
サッカーの強豪校で活躍する翼は、ある日膝の痛みに気がつきます。監督からも心配された彼は大切な試合を前に病院へと向かいますが、彼がそこで受けた診断は成長痛。安心した彼は、痛み止めを飲みながらなんとか日曜日の試合まで持ち堪えます。 試合当日も痛みを誤魔化しながら活躍していた彼ですが、試合後にあまりの痛みに倒れてしまいました。その後緊急搬送された彼が受けた診断は、なんと希少がんの骨肉腫。今後の人生に絶望した彼は、病院の屋上から飛び降りようとしますが……。
原作漫画の感想・評価
今度ドラマ化されるということで、今更ながら原作をイッキ読み。今まであまり葬儀屋という世界について知らなかったけど、こんなにも日々正面から死に向き合う仕事なのだと改めて実感しました。面白かった。
遺族の気持ちになって寄り添うことと、遺族の気持ちを考えて寄り添うことは違うという、作中の言葉に心を動かされました。今まであまり読んだことがないジャンルで、心温まるエピソードも多かったです。
ドラマ『終のひと』2026年1月13日放送開始
この記事では、2026年1月13日よりドラマの放送が開始する、同名漫画が原作の『終のひと』について徹底解説しました!葬儀屋の目線を通して、濃厚なヒューマンドラマを観ることができる本作を、ぜひ読んでみてくださいね。




