2026年6月10日更新

【是枝裕和監督に聞く】『箱の中の羊』制作秘話―役者・大悟の凄みを感じた自然なアドリブ、『星の王子さま』とのつながりとは?

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映画『箱の中の羊』作品概要・あらすじ

『箱の中の羊』は、『そして父になる』(2013年)で審査員賞、『万引き家族』(2018年)で最高賞パルム・ドール、『ベイビー・ブローカー』(2022年)でエキュメニカル審査員賞、『怪物』(2023年)でクィア・パルム賞と脚本賞(坂元裕二)と、カンヌ国際映画祭で数々の栄誉を獲得し続けてきた是枝裕和監督の最新作です。 是枝監督オリジナル脚本としては『万引き家族』から8年ぶりとなり、第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にも正式出品されました。物語は"少し先の未来"を舞台に、息子を亡くした夫婦が、亡き息子の姿をしたヒューマノイドを迎え入れることから動き出す家族の物語。 テクノロジーの進化のなかで揺れる夫婦と家族の輪郭を、深く静かにすくい上げる一作となっています。

映画『箱の中の羊』あらすじ

遠くない未来。建築家の甲本音々(綾瀬はるか)と、工務店の二代目社長・健介(大悟)夫婦のもとに、亡き家族の姿をした最新型ヒューマノイドを無償レンタルするという「RE birth Ltd.」からの案内が届く。 2年前、ひとり息子の翔を7歳で失った2人。健介は「人の不幸につけこんで」と反発するが、音々は説明会で人間そっくりの機体に心を揺さぶられ、翔のデータでカスタムした翔(桒木里夢)を迎える。迷いなく「おかえり」と声をかける音々と、「いらっしゃい」としか言えない健介。 再び家族の時間が動き出すなか、AIで“翔”として成長する翔を健介は受け入れていく一方、音々は本物の息子とのズレに違和感を募らせていく。夫婦のあいだに静かに広がる波紋は、やがて予期せぬ事態へ。さらに翔も、ヒューマノイドの仲間たちと密かにつながり始める。

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【企画の成り立ち】小さなニュース記事から生まれた映画『箱の中の羊』の構想

映画「箱の中の羊」ポスター
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q.映画『箱の中の羊』 企画が立ち上がった経緯をお聞かせください 是枝監督 一番初めは、中国で生成AIを使った「死者の蘇りビジネス」が人気になっているという小さな記事を見つけたことでした。 記事を読んだときに、「そういう時代が来るんだ」と感じたんです。そこから、AIによって“蘇った子供”を夫婦が育てていく物語を書いてみようかなと思ったのが、企画の最初のきっかけでした。

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. 企画の構想段階から、作品の展開はお考えだったのでしょうか? 是枝監督 いえ、最初は思いつきに近いものでした。ヒューマノイドを受け入れる夫婦を描くとしても、そのときの夫婦それぞれのモチベーションは違っている。物語が進むにつれて、ヒューマノイドを受け入れた目的も変化していく。 そんな状況の中で、夫婦がもう一度、子育てをやり直していくような物語を考えていました。

【現実と地続きの時代設定】生成AIとロボット工学の進歩を見据え、物語の舞台は“ちょっと先の未来”に

Q. 本作は近い未来を舞台にしていますが、その時代設定にされた理由や背景についてお聞かせください。 是枝監督 実際に中国へ行き、「死者の蘇りビジネス」を起業した方にインタビューをしたのですが、現在はまだ、生成AIによって蘇った人間はパソコン上にしか存在していません。 ただ、その起業家の方は、10年後にはロボット工学の進歩や発展に伴って、肉体を伴った存在として「ただいま」と帰ってくるところまで、自分の事業を進めたいと話していました。 その話を聞いて、「あ、それが10年後なんだ」と思ったんです。そこから、物語の舞台を10年先の未来にしてみようかなと考えました。 生成AIそのものは、実現までにそれほど時間はかからないと思います。おそらく、あっという間に進んでいくでしょう。ただ、いろいろな方にヒアリングをしていく中で、ロボット工学の発展がそこまで到達するには、もう少し時間がかかるのではないかと感じました。

【星の王子さまとの関連性】『箱の中の羊』というタイトルに込めた、人間とロボットを分ける想像力

映画 『箱の中の羊』
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro

Q. 『箱の中の羊』というタイトルにした背景と、映画と『星の王子さま』の関連性をお聞かせください。 是枝監督 ヒューマノイドとして子どもが戻ってきたとき、母親がいつもの習慣で、寝る前に読み聞かせをしようとする場面を考えていました。 母親は子どもに本を読み聞かせるのですが、ヒューマノイドである子どもは、その物語の内容をうまく理解できない。そんな状況を想像したときに、「何を読んでもらおうかな」と考えて、ふと思いついたのが『星の王子さま』でした。 想像力というものは、現時点では人間とロボットを分ける大きな要素のひとつなのではないかと思っていました。『星の王子さま』は、まさに想像力をめぐる物語でもあります。 その要素を作品の縦軸として展開してみようと思い、『箱の中の羊』というタイトルにしました。

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. 野呂さん・角田さん夫婦の家の建設予定地が、どこか『星の王子さま』の小さな星を想起させました。そのような意図や背景はあったのでしょうか?

星の王子さま

是枝監督 建設予定地について、『星の王子さま』の小さな星を意識して設定したわけではありません。 ただ、そう受け取っていただくことが不正解というわけでもありませんし、それでよいと思っています。映画の中に、観た方それぞれが何かを見つけながら観てくださるのは、とても嬉しいことです。

【キャスティング背景】“異質なものを組み合わせる”というテーマから生まれた綾瀬はるか×大悟の夫婦像

映画 『箱の中の羊』
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro

甲本音々役・綾瀬はるかさんのキャスティング背景

Q. 音々役の綾瀬はるかさんのキャスティング背景と、『海街diary』からの印象の変化があればお聞かせください。

映画『海街diary』(2015年)
(C)2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ

是枝監督 『海街diary』が終わってからも、綾瀬さんとは時々お会いしていて、「また何かやろうね」と話していました。ただ、なかなか実現しないまま、10年が経っていて。 今回は綾瀬さんありきで、当て書きしてみようかなと思い、母親役を描いていきました。 印象は、『海街diary』の当時と全然変わらないですね。この業界で、よくあんなに真っ直ぐ、ど真ん中で、素直に育たれているなと感じます。大悟さんも、きっと同じように思ったんじゃないでしょうか。 本当に気さくで素敵な方で、相変わらず面白かったです。

甲本健介役・大悟(千鳥)さんのキャスティング背景

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. 甲本健介役・大悟さんのキャスティング背景についてお聞かせください。 是枝監督 「綾瀬さんの旦那さん役を誰にするか?」と考えたときに、今回は“異質なものを組み合わせる”ということが、映画全体のテーマのひとつでもありました。 そのため、キャスティングにおいても、俳優ではない方がよいのではないかと思ったんです。ミュージシャンや芸人さんが合うのではないかと考える中で、ふっと頭に浮かんだのが大悟さんでした。 バラエティーなどを観ていて、大悟さんのとても人間くさい笑い顔が好きで。自分のイメージの中で綾瀬さんと大悟さんを並べてみたときに、「ああ、こういう夫婦ってあるな」と感じました。

甲本翔&アンドロイドの翔役・桒木里夢さんのキャスティング背景

映画 『箱の中の羊』
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro

Q. 夫婦の亡き息子・翔と、その姿をしたヒューマノイド役を演じた桒木里夢さんのキャスティング背景についてお聞かせください。 是枝監督 オーディションでは、電源が切れる芝居をしてもらったり、普段の子どもの話し方とは違う、少し事務的なセリフにも挑戦してもらいました。

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

映画の中では、「契約を終了しますか?」というような、普通の子どもではない物言いをする場面があります。そうした芝居をオーディションで試してみたときに、里夢はすごく面白がってやってくれたんです。 特に、電源が落ちるという所作を楽しみながら表現してくれたところは、最終的な決め手になりました。ただ、僕の中では第一印象が大きくて、部屋に入ってきた瞬間に、「この子かな」という直感がありました。

【建築家という職業とテーマ性の交錯】ヒューマノイドとの対比から生まれた、音々の職業設定

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. 音々の職業を建築家という設定にした理由があればお聞かせください。 是枝監督 息子が機械(ヒューマノイド)だからこそ、何か、夫婦の職業は木に触れる仕事にしようと思っていました。 最初は、家具デザイナーのような職業も考えていて。ただ、この数年で建築家の方にお会いする機会があり、建築に関する本も少し読み始めていたんです。 そこから、音々を建築家にして、旦那さんを大工にする。そして、2人で家を建てたという設定にしてみようかなと。そうした流れで、音々の職業を建築家にしました。

【夫婦の絶妙な距離感】食卓ではなくパソコンの中に閉じ込めた、家族の記憶と食事の風景

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. 音々と健介の夫婦の距離感について、演出面で意識されたことがあればお聞かせください。 是枝監督 家の中では、なるべく2人が向き合って座らないようにしていました。 後半でヒューマノイドを「返そう」という決断に至るところまでは、できるだけ正面から向き合わないようにする。目線を合わせないようにする。そうした距離感を意識して演出していました。

記憶と紐づく食事はパソコンのなかに閉じ込めた

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. 食事シーンでは、ひとりで食べていたり、食事が質素であったりすることから、夫婦のすれ違いも感じられました。演出面で意識された点があればお聞かせください。 是枝監督 基本的には、食べないと決めていました。 今回は、これまでとは少し違う形で食事のシーンを描いてみようと思っていて。普段であれば、「誰が作るのか」、あるいは食事が「どんな記憶と結びついているのか」といった要素を、物語の展開のひとつとして加えていきます。 ただ今回は、そうした要素をなるべく、パソコンの中に送られてくる動画の中に閉じ込めるようにしました。 家族ドラマにおける典型的な食事のシーンを、現実の食卓にはあまり出さないようにして描いています。

鎌倉カスター

Q. 音々と妹・亜利寿がお菓子を分け合うシーンでは、ふたりがおいしそうに頬張っている姿が印象的でした。 是枝監督 あのシーンでふたりが食べているのは、「かまくらカスター」。鎌倉在住の人にとっては、いわば鎌倉のソウルフードのような存在です。

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

そうです、あの食べるシーンには記憶が存在していた。ふたりは何も言わずに、割って分け合うじゃないですか。きっと子どもの頃から、ああやって分け合って食べていたのだと思います。

【印象的なアドリブシーン】セリフ以上に印象的だった、相手の芝居を受けて返す大悟さんの反応力

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. 健介の翔に対する「しつこいタイプ?」や、ドライシャンプーのシーンでの「そこ顔な」など、自然でユーモアあふれるセリフが印象的でした。大悟さんのアドリブだったのでしょうか? 是枝監督 翔に対する「しつこいタイプ?」というセリフは、アドリブです。あのシーンは大悟さんに任せてみました。ただ、大悟さんのセリフ自体は、全体としてはそれほど変えていないですね。 現場で「あっ」と思ったのは、むしろセリフ以外の部分でした。たとえば踏切のシーンで、健介が翔に「ごめんな」と謝る場面があります。あそこで翔がパパの肩に手を置くのですが、あれは僕が現場で、大悟さんには知らせずに、翔に「手を置いてみて」と伝えて、その場でやってもらったものでした。 すると大悟さんは、その手を自分でちゃんと掴んだ。あれもアドリブと言えばアドリブなのですが、相手の芝居をきちんと受けて返すことができるところに、「ああ、役者だな」と感じました。 相手の芝居をちゃんと受け止めて、自分の反応として返せる。おそらく、お笑いの現場でも普段からされていることなのだと思いますが、そうした力が芝居にも生きているなと感じました。

【アンドロイドと人間の子どもの描き分け】“止める”ことで際立たせた、人間の子どもの自然な動き

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. ヒューマノイドの子どもと実際の子どもの描き分けで、意識された点についてお聞かせください。 是枝監督 人間の子どもは、劇中に2人出てきます。梅津くんと鉄太くんですね。梅津くんは、みんなから「梅ちゃん」と呼ばれていました。 梅ちゃんは、もう完全に野放しでした。台詞は一応渡しているのですが、オーディション会場で子どもたちだけで遊び始めたときに、すぐかくれんぼを始めたんです。 そのとき、梅ちゃんが「僕、鬼ね」と言って、いきなり数を数え始めたのが、あまりに面白かった。さらに誰も参加しないので、ひとりで10まで数えていて。「いいな、それをやろう」と思って、現場でもやってもらいました。 梅ちゃんは、ずっと止まっていないんです。常に動いてしまうところが、とても人間らしい。だから、他のヒューマノイドの子たちはなるべくスッと止まらせておいて、梅ちゃんだけを動かす、という描き方をしました。

「ふつうの子ども」ポスター
©︎2025「ふつうの子ども」製作委員会

鉄太くんは、本当に天才だと思いました。自分で考えて、いろいろ動いてくる。 たとえば、ヒューマノイドが体育館から帰ってきたとき、鉄太くんが座っている椅子から立ち上がって、一度逃げようとする動きがあります。あれはアドリブでした。 鉄太くんが逃げたので、こちらも呼び戻そうということになり、セリフを足しました。自分の役の感情をつかんで、その感情をちゃんと芝居に返していく。その姿を見ていて、本当に面白かったですし、「すごい」と感じました。 おばあちゃんの家に着いて、トラックの荷台から降りたときも、鉄太くんだけが車に酔っている。ヒューマノイドは車に酔わないじゃないですか。「ああ、気持ち悪い……」という感じで歩いてくる。ああいう芝居を思いつくのが、本当に素晴らしいなと思いました。

【線路沿い、健介の独白シーン】顔が見えないからこそ、謝っている相手が“実際の翔”に見えてくる

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. 線路沿いで健介が事故の経緯を独白するシーンでは、健介の顔だけを映していた一方で、ラストで翔がスカーフを渡すシーンでは2人の顔を捉えていました。前者では過去の翔に、後者では現在の翔に語りかけているからだと解釈しました。 是枝監督 本当は、踏切のシーンでも切り返しを撮る予定でした。 ただ、あのワンカットを撮ったときに、このまま押したほうがいいなと思った。カットを割ってしまうのは、もったいないと感じました。 大悟さんの顔だけで押したほうが、むしろあの場面で謝っている相手がヒューマノイドではなく、実際の翔に見えてくる。翔の顔が見えないほうが、かえって翔の存在が見えてくるということに現場で気づいた。 だから、切り返しを撮るのはやめました。

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. 翔が健介に耳元で囁く場面で、一度言葉を躊躇する瞬間に人間っぽさを感じました。あのシーンも、カットを割らずにそのまま撮影したのでしょうか? 是枝監督 そうですね。里夢くんには、「悪くないよ」という言葉をどこかで言ってほしいと頼んでいました。ただ、実際には一度言おうとして、躊躇した瞬間がありました。

【衣装デザイン】アースカラーを基調としたデザインに

映画 箱の中の羊
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.

Q. 綾瀬さんの衣装や背景など、劇中では水色が印象的に配置されていました。オオミズアオを意識したキーカラーだったのでしょうか? 是枝監督 綾瀬さんの衣装の色のイメージは、衣装デザインを担当された伊藤佐智子さんからのアイデアです。アースカラーを中心に、あまり原色に寄りすぎないように設計していただきました。オオミズアオを意識した色というわけではありませんでしたね。

【SF作品の参照について】違いから見えてきた、本作ならではの語り口

映画 『箱の中の羊』
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro

Q. 本作のSF設定を構築するうえで、参考にされた作品があればお聞かせください。 是枝監督 SF作品を観ていないわけではないのですが、本作はアンドロイド映画ではない。たとえば『ブレードランナー』を観て参考になるかというと、そういったわけでもありません。『エクス・マキナ』などは、造形的な面でチェックし直したりはしました。 スピルバーグの『A.I.』も、やはりAIの側から描かれた物語ですよね。今回の作品とは違うな、ということを確認し直すために観るような感覚でした。

【監督助手から生まれたアイデア】肩から頭へ――小さな変更が、親子の記憶を映す重要な場面に

Q. 是枝監督はこれまで後進の育成のため監督助手を設けてきましたが、本作の監督助手・古川葵さんの意見が反映された場面はありましたか? 是枝監督 中庭で、音々と翔が健介の職場へ出かけようとしている場面があります。翔がなかなか靴を履けず、音々が手伝ってあげるシーンです。 最初は、翔が音々の肩に手を置くようにしていました。ただ、おそらく遊びの中で、里夢が綾瀬さんの頭に触ったんです。 その様子を監督助手の古川がちゃんと見ていて、「頭に手を置いたらどうでしょうか」と提案してくれました。それを聞いて、「あ、面白いね」と思った。 そこで、生きていたときの翔も同じように音々の頭に触れていた、という設定に変えてみました。翔が頭に触れた瞬間に、綾瀬さん演じる音々の中で、かつての翔の記憶が蘇る。そういったお芝居に変えたことで、とても意味のあるシーンになりました。 ▼取材・文:増田慎吾