映画『怪物の祈り』あらすじ・見どころ解説!薬丸岳の社会派ミステリーを関根光才が映画化
最愛の娘を殺された牧師が、その死刑囚に“生きる希望”を与えていく——。江戸川乱歩賞作家・薬丸岳の傑作社会派ミステリーが、映画『怪物の祈り』として2027年に全国公開されます。 監督・脚本を務めるのは、映画『フロントライン』(2025)で知られる関根光才。原作は、“令和最大の問題作”との呼び声も高い薬丸岳の小説『最後の祈り』で、映画化にあたり『怪物の祈り』へと改題されました。 死を望む殺人犯に「もっと生きたい」と願わせ、死刑以上の絶望を与える——。被害者遺族と死刑囚の極限の対話を、関根監督がスリリングに描き出していきます。 この記事では、映画『怪物の祈り』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。
映画『怪物の祈り』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
| タイトル | 怪物の祈り |
|---|---|
| 公開日 | 2027年全国公開 |
| 脚本・監督 | 関根光才 |
| 原作 | 薬丸岳「怪物の祈り」(角川文庫/KADOKAWA) |
| 出演 | 後日発表 |
| 製作幹事 | 松竹 |
| 配給 | 松竹 , ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
映画『怪物の祈り』は、江戸川乱歩賞作家・薬丸岳の社会派ミステリーを原作とする問題作です。 原作は、2023年の刊行直後から大きな反響を呼んだ小説『最後の祈り』。「死を望む者に、生きたいと願わせて死刑以上の絶望を与える」という衝撃的な設定と斬新な展開で映像化の問い合わせが相次ぎ、薬丸の新たな到達点にして“最高傑作”との呼び声も高い一作です。 映画化にあたってはタイトルを『怪物の祈り』に改題し、2027年に全国公開。製作幹事を松竹、配給を松竹とソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが手掛けます。 赦しと憎しみ、生と死、救済と復讐——観る者の倫理観までも揺さぶる極限の心理戦が、濃密に描かれていきます。
映画『怪物の祈り』あらすじ
最愛の娘を殺された、ひとりの牧師。犯人に下された判決は、死刑でした。 しかしその男は法廷で「サンキュー」と高笑いし、反省の色すら見せません。絶望の果てに、牧師はある計画を思いつきます。それは、死を望む殺人犯に「もっと生きたい」と思わせること。 受刑者の心を救済する“教誨師(きょうかいし)”として近づいた牧師は、その凶悪な死刑囚に「生きる希望」を与えていきます。激しい憎悪に囚われた父親がたどり着いたのは、前代未聞の復讐でした。 極秘のうちに始まった被害者遺族と死刑囚の「対話」は、やがて魂を懸けた「対決」へと変貌していきます。
原作は江戸川乱歩賞作家・薬丸岳——“令和最大の問題作”が映画化
原作者の薬丸岳は、2005年に『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞してデビューした実力派作家です。 以降も、吉川英治文学新人賞を受賞した『Aではない君と』、同賞の候補となり後に映画化もされた『友罪』、日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した『黄昏』など、人間の本質と社会の闇に鋭く切り込む作品を発表し続けてきました。 本作の原作『最後の祈り』は、そんな薬丸の新たな到達点と評される社会派ミステリー。作品の刊行時、薬丸は「僕の作品の中で最も重く苦しい物語です。どうか覚悟してお読みください」とコメントしていました。 薬丸自身も「子供の頃からの大の映画好き」として映画化を喜び、撮影現場を見学した際には「ものすごい映画になりそうだ」と胸を高鳴らせたといいます。
脚本・監督は関根光才——『フロントライン』の実力派監督が挑む

脚本・監督を手掛けるのは関根光才。 映画『フロントライン』(2025/小栗旬主演)などで知られ、国内外で高く評価されてきた映像表現と、ドキュメンタリー作品でも培った鋭い観察眼や緻密な人物描写を武器とする実力派です。 本作で関根監督が挑むのは、「被害者遺族」と「死刑囚」という、本来決して交わるはずのないふたりの対峙。死刑執行を前に繰り広げられる命がけの対話を、スリリングかつ濃密に描き出します。 関根監督は「観終えた後、言葉にできない何かが、観客の中に残り続ける作品になると信じています」とコメントしています。
映画『怪物の祈り』見どころ解説
死を望む者に“生きる希望”を——前代未聞の復讐という衝撃設定
本作最大の衝撃は、その復讐の方法にあります。 娘を殺され、死刑囚への憎悪に囚われた牧師が選んだのは、相手を殺すことではありません。死を望む殺人犯に「もっと生きたい」と願わせ、死刑以上の絶望を与えるという、前代未聞の復讐でした。 受刑者を救済するはずの“教誨師”という立場を逆手に取った、極限の心理戦。赦しと憎しみが交錯する対話の行方から、目が離せません。
被害者遺族と死刑囚の対話——関根光才が描く命がけの心理戦
映画化で関根光才監督が描くのは、「被害者遺族」と「死刑囚」という、決して交わるはずのないふたりの対峙です。 死刑執行を前に繰り広げられる命がけの対話は、やがて魂を懸けた「対決」へと姿を変えていきます。 単なる感動やカタルシスを超えて、人間の奥底にあるものへと踏み込んでいく——救済と復讐のはざまで揺れる物語が、観る者の倫理観までも激しく揺さぶります。
映画『怪物の祈り』は2027年全国公開!薬丸岳の問題作を関根光才が映画化
死を望む殺人犯に、あえて“生きる希望”を与える——。 江戸川乱歩賞作家・薬丸岳の社会派ミステリーを映画化した『怪物の祈り』が、2027年に全国公開されます。 脚本・監督は『フロントライン』の関根光才。被害者遺族と死刑囚がたどり着く対話の果てを、ぜひ劇場で見届けてください。
