2026年7月18日更新

映画『見上げてごらん』あらすじ・キャスト解説!森田剛が万年アシスタントの迷えるオトナを演じる【映像集団・分福新鋭2人が監督に】

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映画「見上げてごらん」
©2026「見上げてごらん」製作委員会

「42歳、マンガ家アシスタント。何者にもなれてない、今日の俺も悪くない」——胸に刺さるコピーを掲げた映画『見上げてごらん』が、2026年10月30日(金)より公開されます。 主演は、圧倒的なカリスマ性と演技力から"唯一無二"と評されてきた俳優・森田剛。メガホンを託されたのは、是枝裕和監督や西川美和監督が所属する映像制作集団"分福"の森本晶一と佐藤快磨で、ふたりがダブル監督という異例の体制で挑みました。 この記事では、映画『見上げてごらん』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。

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映画『見上げてごらん』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

タイトル見上げてごらん
公開日2026年10月30日(金)テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
監督森本晶一 , 佐藤快磨
原案・脚本森本晶一
音楽池永正二
出演土屋輝一 役/森田剛 , 潮田ユキ 役/森川葵 , 山田ぽてと 役/川上友里 , 馬場明 役/阿部寛 , 土屋莉花 役/松本まりか , 吉住はるを 役/武田鉄矢 , 土屋ひかり 役/早瀬憩 , 前田航基 , 吉田晴登 , 伊島空 , 上田遥
上映時間111分
企画江守徹
企画協力分福
製作「見上げてごらん」製作委員会
制作プロダクションギークピクチュアズ
配給ギャガ
公式サイト公式サイトはこちら

マンガ雑誌の片隅で働く人々に光を当てたヒューマンドラマ、それが映画『見上げてごらん』です。巨匠マンガ家のもとで長年アシスタントを続ける42歳の男が、ひとつの企画をきっかけにもう一度前を向くまでを描きます。夢の賞味期限はとうに過ぎ、どこか情けない"こじらせ男"——そんな主人公を演じるのが森田剛。 ダブル監督を務めるのは、是枝裕和監督や西川美和監督が籍を置く映像制作集団"分福"の森本晶一と佐藤快磨です。ふたりは役割を分担せず常に話し合って決めること、会話を閉ざさずオープンにすること、という2つのルールを立てて現場に臨んだのだとか。原案・脚本は森本晶一が単独で手掛け、音楽は池永正二が担当しています。 けっこう痛くて、ちょっと可笑しい、迷えるオトナたちの物語——作品が掲げるこの一文が、手触りを端的に言い表していると言えるでしょう。上映時間は111分。配給はギャガで、2026年10月30日(金)よりテアトル新宿ほか全国順次ロードショーとなります。

映画『見上げてごらん』あらすじ

映画 見上げてごらん
©2026「見上げてごらん」製作委員会

巨匠マンガ家のアシスタントを長年務める、42歳の土屋輝一。かつては自分もマンガ家になるつもりでした。けれど気づけば後輩たちは次々とデビューを飾り、別居中の妻は人気声優として脚光を浴びています。一緒に暮らす娘は高校受験を控えているものの、なぜか気持ちはすれ違ってばかり。 そんな輝一のもとに、あるマンガ企画が舞い込みます。ともに臨むことになったのは、仕事への熱量不足を自覚する29歳の編集者・潮田ユキと、マンガ家を志す猪突猛進な40歳の新人アシスタント・山田ぽてと。年齢も立場もばらばらな3人が、ひとつの作品づくりに向き合っていくのでした。 踏み出したその先に、彼らが見出す未来とは——。

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映画『見上げてごらん』キャスト解説!森田剛×森川葵×阿部寛ら豪華キャストが集結

映画「見上げてごらん」
©2026「見上げてごらん」製作委員会

土屋輝一 役/森田剛

映画 見上げてごらん
©2026「見上げてごらん」製作委員会

本作の主人公にして、物語の重心を担うのが土屋輝一です。巨匠マンガ家の仕事場で長年アシスタントを続けてきた42歳。夢に手が届かないまま歳を重ね、後輩の活躍や妻の成功に心をざわつかせる姿は、決してかっこよくはありません。それでも観ているうちに、なぜか目が離せなくなる——そんな人物像を、森田剛が引き受けました。 圧倒的なカリスマ性と演技力から"唯一無二"の存在と評されてきた俳優が、今回選んだのは情けない"こじらせ男"という新境地。森田は「不思議な映画です。2人の監督の魅力が詰まった作品になっていると思います」とコメントを寄せており、独特の空気をまとった一作であることをうかがわせます。

潮田ユキ 役/森川葵

映画 見上げてごらん
©2026「見上げてごらん」製作委員会

輝一とともにマンガ企画へ臨む、29歳の中堅編集者が潮田ユキ。仕事への熱量が足りていないと自分でも気づいている、どこか停滞したキャラクターです。演じるのは森川葵。 役どころについて森川は「この映画を通して、どんな人生を歩んでいようと、人生の主人公は自分だったことを思い出し、ほんの一歩、いや半歩でも踏み出してみよう。そう思ってくれたらいいなと思います」とコメントしています。半歩でいい——その控えめな距離感こそが、本作の優しさなのでしょう。

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山田ぽてと 役/川上友里

映画 見上げてごらん
©2026「見上げてごらん」製作委員会

マンガ家を志し、猪突猛進に突き進む40歳の新人アシスタントが山田ぽてと。42歳の輝一より年下でありながら、キャリアとしては後輩という立ち位置が絶妙です。この個性的な役を担うのが川上友里。 川上は「好きなことややりたいことがあるのはとても幸せなことだけれど、続けていく気力が無くなることもあります。それでも続けている人をかっこいいと思うので、私も好きなことを続けていきたいと思います」とコメントを寄せました。"続ける"という行為そのものを肯定する視点は、本作の芯とも重なります。

馬場明 役/阿部寛

映画 見上げてごらん
©2026「見上げてごらん」製作委員会

潮田の上司にあたる編集部長・馬場明を演じるのは阿部寛。マンガ編集の現場を統べる立場であり、輝一たちの企画の行方を左右する存在です。 数々の話題作で主演を務めてきた阿部が、今回は物語を支える側にまわりました。ベテランならではの佇まいが、雑誌編集部という舞台にリアリティを与えることになりそうです。

土屋莉花 役/松本まりか

松本まりか

輝一の別居中の妻であり、人気声優として活躍する土屋莉花。夫が足踏みするあいだに、妻は表舞台で輝いている——輝一の"モヤモヤ"の源泉とも言える人物です。演じるのは松本まりか。 独特の存在感と声の演技で知られる松本が、劇中でも声優役を担うという配役は、それ自体が仕掛けとして機能しそうです。夫婦のすれ違いがどう描かれるのかにも注目が集まります。

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吉住はるを 役/武田鉄矢

武田鉄矢

輝一がアシスタントを務める巨匠マンガ家・吉住はるを。輝一の人生を長年にわたって規定してきた"師"であり、物語の背骨とも言える役どころ。この重要な役を武田鉄矢が務めます。 俳優として、また表現者として長いキャリアを積んできた武田が、巨匠マンガ家という役柄にどんな厚みをもたらすのか。師弟のあいだに流れる時間の重さが、作品全体の説得力を左右するはずです。

土屋ひかり 役/早瀬憩

映画 見上げてごらん
©2026「見上げてごらん」製作委員会

輝一とともに暮らす娘・土屋ひかりは、高校受験を控えた悩める受験生。父とはなぜか気持ちがすれ違ってばかりで、その距離感が輝一の日常に小さな棘を残しています。演じるのは早瀬憩。 若手実力派として注目を集める早瀬が、"何者にもなれていない父"を見つめる娘という難役に挑みました。親子の関係がどこへ着地するのか——本作を貫くもうひとつの軸となります。

監督は森本晶一&佐藤快磨——是枝裕和が率いる"分福"の気鋭2人によるダブル体制

本作のメガホンを取るのは、森本晶一佐藤快磨のふたり。所属するのは、是枝裕和監督や西川美和監督が名を連ねる映像制作集団"分福"です。佐藤は『泣く子はいねぇが』で知られる実力派。原案・脚本は森本が単独で担当し、演出はふたりで分かち合うという体制が組まれました。 佐藤は始動前に立てたルールとして、役割の棲み分けをせず常にふたりで話し合って決めること、ふたりの会話を閉ざさずオープンにすることの2点を挙げています。その結果、監督同士の対話がスタッフや俳優部へ自然に広がり、現場で新たなアイデアが膨らんでいったのだとか。 一方の森本は、本作にスリリングな展開や高尚なメッセージ、ぶっ飛んだ世界観はないと前置きしたうえで、目指したのはふつうの人間の、殊更ふつうな一面を見つけることだと語りました。人に指摘されると恥ずかしくなる感情や、捨てるべき愚かな言動をあえて拾い集めたという言葉どおり、飾らない手触りの一作に仕上がっているようです。音楽は池永正二が手掛けています。

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映画『見上げてごらん』見どころ解説

"唯一無二"の森田剛が挑む新境地——夢の賞味期限が切れた男の肖像

これまで圧倒的な熱量と存在感で観客を圧倒してきた森田剛が、本作で演じるのは42歳の万年アシスタント。強くもなければ、賢くもない。夢に届かないまま歳を重ねてしまった、どこにでもいそうな男です。 けれど作品が突きつけるのは、失敗の物語ではありません。掲げられたコピーは「何者にもなれてない、今日の俺も悪くない」。"何者にもならなくたっていいんじゃん"と思えてくる——そんな肯定の手つきこそ、本作最大の見どころと言えるでしょう。

"分福"の系譜とダブル監督——対話から生まれた異例の現場

是枝裕和監督や西川美和監督を擁する"分福"は、日常の機微を掬い上げる作品を数多く世に送り出してきました。その系譜に連なる森本晶一と佐藤快磨が、あえて選んだのがダブル監督という体制です。 役割を分けず、常にふたりで話し合う。会話をオープンにする。この2つのルールが現場全体の対話を促し、俳優やスタッフを巻き込みながらアイデアを膨らませていったといいます。ひとりの作家の視点ではなく、複数の目が交わることで立ち上がった質感——完成した映画の"ちょっと不思議"な手触りは、そこから生まれたのかもしれません。

世代も立場も違う3人のマンガづくり——森川葵と川上友里が担う軸

物語を動かすのは、輝一ひとりではありません。熱量不足を自覚する29歳の編集者・潮田ユキ(森川葵)、マンガ家を目指す猪突猛進な40歳の新人アシスタント・山田ぽてと(川上友里)。年齢も立場もばらばらな3人が、ひとつの企画に向き合っていきます。 年下の上司、年上の新人。ねじれた関係性そのものが、現代の働く現場の縮図でもあるでしょう。けっこう痛くて、ちょっと可笑しいと評される作品のトーンは、この3人の噛み合わなさから立ち上がってくるはずです。

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映画『見上げてごらん』は2026年10月30日(金)全国公開!何者にもなれなかった大人へ

「何者にもなれてない、今日の俺も悪くない」——夢に届かないまま42歳を迎えた男の日々を、肯定でも否定でもない距離感で見つめた一作です。公開は2026年10月30日(金)、テアトル新宿ほか全国順次ロードショーです。踏み出した半歩の先に彼らが何を見つけるのか、ぜひ劇場で見届けてください。