映画『mentor(メンター)』あらすじ・キャスト解説!磯村勇斗×末澤誠也×吉田恵輔が贈る心を抉る人間ドラマ
『ヤクザと家族 The Family』『PLAN 75』などで幅広い演技を見せ、2023年には『月』で日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞を受賞した俳優・磯村勇斗。そして、2024年にCDデビューを果たした5人組グループ「Aぇ! group」のメンバーで、今回が個人として初の映画主演となる末澤誠也。 このふたりがW主演を務める映画『mentor』(メンター)が、吉田恵輔監督・脚本のもと2026年秋に全国公開されます。 “人間描写の鬼”として知られる吉田恵輔監督が描くのは、罪と赦し、そして「信じることの本質」。 スターサンズとエイベックス・フィルムレーベルズの共同配給により、11月4日にクランクイン、12月中旬まで撮影が行われる予定です。 この記事では映画『mentor』のあらすじやキャストを一挙していきます。
映画『mentor』作品概要・あらすじ
本作は、『ミッシング』『空白』『ヒメアノ~ル』などで知られる吉田恵輔監督による完全オリジナル脚本。 社会の理不尽さや人間の弱さに鋭く迫る独自の作風をもって、「誰もが“正しさ”を語りたがるこの時代に、何を信じて生きるのか」を問う物語です。 15年前の火災事故によって止まってしまった“ふたりの時間”。彼らの前に現れる“メンター(助言者・導き手)”の存在が、再び運命を動かしていきます。
映画『mentor』あらすじ
15年前の夏、少年たちの無邪気な花火遊びが原因でアパートが全焼。炎の中から現れたのは、黒焦げの妻を抱えた男・埜本(のもと)だった。その惨劇を目の当たりにした少年・龍之介と拓海の時間は、あの日から止まってしまう。 やがて大人になったふたりは、まったく異なる人生を歩んでいた。龍之介(磯村勇斗)は罪の記憶に蓋をし、アーチェリーの日本代表候補として成功を目指す。一方、拓海(末澤誠也)はいまだに過去の罪から逃れられず、孤独に沈む日々を送っていた。 そんなある日、ふたりの前にかつての“火傷の男”・埜本が再び姿を現す。「君はもう、充分に償ったよ」──恨みではなく赦しの言葉を告げる埜本の存在は、やがて彼らの運命を狂わせていく。 その優しさは救いか、それとも新たな罠なのか。“mentor(メンター)”と呼ばれるその男がもたらす真実とは──。
映画『mentor』キャスト解説!磯村勇斗×末澤誠也ダブル主演
龍之介役:磯村勇斗

『ヤクザと家族 The Family』『PLAN 75』『月』など話題作への出演が続き、幅広い役柄で高い評価を得る実力派俳優。本作では罪と向き合いながらも前進しようとするアーチェリー選手を演じる。 「吉田監督の作品には以前から惹かれていて、いつかご一緒したいと思っていた。やってみたいが揃った奇跡のような出会い」と語り、挑戦への意欲を見せる。
拓海役:末澤誠也
「Aぇ! group」のメンバーとして活躍し、本作で映画単独初主演。「個人として初の映画主演が吉田監督作品であることは光栄。この機会を全力で生かし、自分をアップデートしたい」とコメント。心に傷を抱えながらも再生を模索する青年を繊細に演じる。
埜本(メンター)役:未発表
物語の鍵を握る“メンター”=埜本役については現時点で非公開。磯村は「とんでもない役者さん。想像を超えてくる」と語り、末澤も「ご一緒できるのが光栄」とコメントしており、続報への期待が高まる。
監督・脚本は『ヒメアノ~ル』『ミッシング』の吉田恵輔

『ミッシング』『空白』『ヒメアノ~ル』『愛しのアイリーン』など、観る者の心を鋭くえぐる人間描写に定評のある映画監督。本作では、“人は何を信じて生きるのか”というテーマを軸に、過去と赦しを描く渾身のオリジナル脚本を手がける。
映画『mentor』は2026年秋公開予定
一瞬の過ちによって止まった時間。罪と赦し、そして“導く者(メンター)”の存在を通して、人が再び生きる力を取り戻すまでを描く『mentor』。 吉田恵輔監督が磯村勇斗・末澤誠也という異なる熱量を持つふたりの俳優を迎え、人間の奥底を鋭く、そして優しく照らし出す。2026年秋、日本映画界が再び“人間ドラマ”の真髄を目撃する。 映画『mentor』は、2026年秋 全国公開予定。