映画『mentor(メンター)』あらすじ・キャスト解説!磯村勇斗×末澤誠也×綾野剛、吉田恵輔監督が放つ「感情カオス」の新感覚エンターテインメント
磯村勇斗・末澤誠也(Aぇ! group)・綾野剛出演の映画『mentor』が、2026年10月16日(金)より公開されます。 『ミッシング』(2024年)や『空白』(2021年)などで知られる吉田恵輔監督の最新作で、幼少期の花火事故が招いた悲劇から15年後、三者が再び交わるいびつな再会を描く新感覚エンターテインメントです。末澤誠也にとっては個人として初の映画主演となり、綾野剛は特殊メイクで全身に火傷を負った役に挑みます。 「だから、狂う。」——不穏さと可笑しさ、違和感と共感が入り混じる一作となっています。この記事では、映画『mentor』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。
映画『mentor』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
| タイトル | mentor(メンター) |
|---|---|
| 公開日 | 2026年10月16日(金) |
| 脚本・監督 | 吉田恵輔 |
| 出演 | 益子龍之介 役/磯村勇斗 , 上谷拓海 役/末澤誠也 , 埜本潤 役/綾野剛 , 埜本涼子 役/木南晴夏 , 生田麻衣子 役/酒井若菜 , 拓海の母 役/川上麻衣子 , 坂本修斗 役/二村仁弥 , 井川直美 役/黒沢あすか , 井川重明 役/田村泰二郎 |
| 配給 | エイベックス・フィルムレーベルズ , スターサンズ |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
本作は、『ミッシング』(2024年)や『空白』(2021年)、『ヒメアノ~ル』(2016年)などで知られる吉田恵輔監督による完全オリジナル脚本です。社会の理不尽さや人間の弱さに鋭く迫る独自の作風で、「何を信じて生きるのか」という問いを観る者に投げかけます。 15年前の火災事故によって止まってしまった、ふたりの時間。彼らの前に現れる「メンター(助言者・導き手)」の存在が、再び運命を動かしていきます。
映画『mentor』あらすじ

15年前の夏、少年たちの無邪気な花火遊びが原因でアパートが全焼。炎の中から現れたのは、黒焦げの妻を抱えた男・埜本(のもと)だった。その惨劇を目の当たりにした少年・龍之介と拓海の時間は、あの日から止まってしまう。 やがて大人になったふたりは、まったく異なる人生を歩んでいた。龍之介(磯村勇斗)は罪の記憶に蓋をし、アーチェリーの日本代表候補として成功を目指す。一方、拓海(末澤誠也)はいまだに過去の罪から逃れられず、孤独に沈む日々を送っていた。 そんなある日、ふたりの前にかつての“火傷の男”・埜本が再び姿を現す。「君はもう、充分に償ったよ」──恨みではなく赦しの言葉を告げる埜本の存在は、やがて彼らの運命を狂わせていく。 その優しさは救いか、それとも新たな罠なのか。“mentor(メンター)”と呼ばれるその男がもたらす真実とは──。
映画『mentor』キャスト解説!磯村勇斗×末澤誠也×綾野剛、三者三様の「狂気」が交差する

益子龍之介役/磯村勇斗

罪の意識に蓋をしたまま“普通”に生きようとする龍之介を演じるのは磯村勇斗です。 『ヤクザと家族 The Family』(2021年)や『PLAN 75』(2022年)など幅広いジャンルで存在感を放ち、『月』(2023年)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した実力派が、埜本の優しさに違和感を募らせながら徐々に不安定さを増していく龍之介を体現します。
上谷拓海役/末澤誠也

あの日から時間が止まったままの拓海を演じるのは末澤誠也です。2024年にCDデビューしたアイドルグループ「Aぇ! group」のメンバーで、本作が個人として初の映画主演となります。埜本を"メンター"として慕い、自信に満ちた笑顔を取り戻していく拓海の変化が物語の重要な軸を担います。
埜本潤役/綾野剛

物語の鍵を握る"メンター"・埜本潤を演じるのは綾野剛です。 火災で妻子を失い全身に火傷を負った埜本を体現するため、毎回約3時間を要する特殊メイクにも挑みました。なぜか優しすぎる埜本の柔らかな笑顔の奥に潜む狂気と悲しみ——その複雑な人物像を圧倒的な演技力で体現します。
埜本涼子役/木南晴夏

埜本の最愛の妻・涼子を演じるのは木南晴夏です。吉田組へは初参加となり、火災前の幸せな日常の象徴として、埜本の記憶のなかで生き続ける存在を体現します。 『ブラッシュアップライフ』(2023年)や『愚か者の身分』(2025年)、『悪い夏』(2025年)などで鮮烈な印象を残してきた実力派が、本作でも確かな存在感を放ちました。木南は「監督と綾野さんが作ってくださる優しい空気に助けられました。この不思議で魅力的な世界の一部になれたことを、とても幸せに思っています」と、吉田組初参加の喜びを語ります。
生田麻衣子役/酒井若菜

涼子の妹で、埜本の義理の妹にあたる生田麻衣子を演じるのは酒井若菜です。埜本も通う歌謡スナックを営むママであり、15年ぶりに再会した龍之介と拓海に不自然なほど優しく接する埜本の胸の内に、言葉にならない不安を募らせます。 『木更津キャッツアイ』(2002年)や『それでも、生きてゆく』(2011年)、『透明なゆりかご』(2018年)など、数々の話題作で存在感を示してきた実力派です。酒井は「念願だった吉田監督の作品に出演できて、とても嬉しかったです。ここ数年で最も明るく温かく、プロフェッショナルな現場でした」と撮影現場を振り返りました。
拓海の母役/川上麻衣子

過去に囚われ空虚な日々を送る拓海を、心配しながら支える母親を演じるのは川上麻衣子です。『その男、凶暴につき』(1989年)や「3年B組金八先生」シリーズなど、数々の名作で確かな足跡を残してきました。息子を静かに見守る母の複雑な心情に、豊かな奥行きを与えます。
坂本修斗役/二村仁弥
アーチェリーの日本代表を目指す龍之介の後輩・坂本修斗を演じるのは二村仁弥です。『ナミビアの砂漠』(2024年)や『爆弾』(2025年)などの話題作に立て続けに出演し、吉田監督作品へは『四月の余白』に続く2作目の参加となります。 二村は「初めてのアーチェリー、すばらしい俳優たちとスタッフ陣。心地いい緊張感と共に作品と向き合えました」と語り、「エンドロールが終わり、映画館に灯りが再びつく時、皆さんがどんな感情になるのか、楽しみです」と観客へメッセージを寄せました。
井川直美役/黒沢あすか
火災当時、埜本と同じアパートに住んでいた元住人・井川直美を演じるのは黒沢あすかです。『敵』(2025年)などで底知れない存在感を示してきた実力派が、あの日の記憶をめぐる物語に、ひりつくような緊張感をもたらします。
井川重明役/田村泰二郎
直美の父・井川重明を演じるのは田村泰二郎です。『PERFECT DAYS』(2023年)や『悪は存在しない』(2023年)など、国内外で高い評価を受けた作品で重厚な奥行きを生んできた名優が、歯車の狂っていく三人の物語を静かに支えます。
監督・脚本は『ヒメアノ~ル』『ミッシング』の吉田恵輔

脚本・監督を務めるのは吉田恵輔です。『ミッシング』(2024年)や『空白』(2021年)、『四月の余白』など、思わず目を背けたくなるほどセンシティブな感情を描いた衝撃作を次々と発表してきた鬼才。本作について「個性がぶつかり合い、全く調和しないのが魅力」と語る吉田監督が、三者の不調和から生み出す「感情カオス」の映画体験は、A24作品を想起させる新感覚のエンターテインメントとして届けられます。
映画『mentor』見どころ解説
「優しすぎる被害者」という一番怖い設定——正体不明の不穏さ
妻子を失い全身に火傷を負った被害者が恨みをぶつけるどころか「なぜか優しい——優しすぎる」という設定が本作最大の不穏の源です。 観客もまた龍之介と同様に「なぜ?」という違和感を拭えないまま物語に引きずり込まれ、埜本の真意が徐々に明かされていく構造が「一瞬たりとも目が離せない」緊張を生み出します。
不穏さと可笑しさが同居する「感情カオス」という新体験
「胸が抉られ、どこか笑えてくる」と磯村勇斗が語るように、本作は重い人間ドラマでありながら同時にどこかおかしみを感じさせるという吉田恵輔監督ならではのトーンが際立ちます。恐怖と笑い、共感と違和感が同時に押し寄せてくる「感情カオス」の体験は、ジャンルを超えた新感覚のエンターテインメントとして届きます。
映画『mentor』は2026年10月16日(金)公開!吉田恵輔監督の感情カオス体験を劇場で

映画『mentor』は、2026年10月16日(金)より公開となります。 益子龍之介役/磯村勇斗の拭えない違和感、上谷拓海役/末澤誠也が見出す救いの光、そして埜本潤役/綾野剛の優しさの奥に潜む正体——「だから、狂う。」この秋、最も不穏で最も人間くさい映画体験を、ぜひノーガードで劇場で味わってください。