映画『沖晴くんの涙を殺して』あらすじ・キャスト解説!広瀬アリスが8年ぶり単独主演で余命1年の音楽教師に挑む
額賀澪の長編小説『沖晴くんの涙を殺して』が、広瀬アリス主演で映画化されます。2026年10月2日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開、9月18日(金)からは広島で先行公開されます。 広瀬にとっては『巫女っちゃけん。』(2018年)以来、8年ぶりとなる映画単独主演作。メガホンを取るのは『三月のライオン』(1992年)などで知られる矢崎仁司です。 この記事では、映画『沖晴くんの涙を殺して』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。
映画『沖晴くんの涙を殺して』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】

| タイトル | 沖晴くんの涙を殺して |
|---|---|
| 公開日 | 2026年10月2日(金)全国公開 , 9月18日(金)より広島先行公開 |
| 原作 | 額賀澪『沖晴くんの涙を殺して』(双葉文庫) |
| 監督 | 矢崎仁司 |
| 出演 | 踊場京香 役/広瀬アリス |
| 配給 | 彩プロ |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
余命1年を宣告された女性と、「喜び」以外の感情を失った高校生。死を抱えるふたりが出会い、限りある日々に「生きる」を取り戻していく人生賛歌です。 原作は、2015年に松本清張賞と小学館文庫小説賞をW受賞してデビューした額賀澪の同名小説(双葉文庫)。吹奏楽小説『風に恋う』や、テレビドラマ化された「転職の魔王様」シリーズでも知られる作家です。 刊行直後に映画化の打診があり、長い時間をかけて完成に至ったという、原作者自身も思い入れの強い一作。配給は彩プロが手がけます。
映画『沖晴くんの涙を殺して』あらすじ
末期の乳がんを患い、余命1年を宣告された音楽教師の踊場京香。治療しないことを選択した彼女は、故郷である瀬戸内海の島へと戻ってきます。 祖母の営むカフェを手伝いながら、母校の合唱部を指導することになった京香。そこで出会ったのが、いつも笑顔を絶やさない不思議な高校生・志津川沖晴でした。 ある時、京香は沖晴が津波で家族を亡くしたことを知ります。笑いながらそれを話す彼になぜ笑うのかと尋ねると、津波に流されたときに「嫌悪・怒り・哀しみ・恐れ」——喜び以外の感情を失い、何も感じないのだと答えるのでした。 ところが、ある事件をきっかけに失われた感情のひとつがうっすらと顔を出しはじめます。余命わずかな京香と、感情を失った沖晴。感情を取り戻していく不思議な日常が、静かに動き出します。
映画『沖晴くんの涙を殺して』キャスト解説!広瀬アリスが主人公・踊場京香を演じる
余命1年を宣告され、故郷に戻ってきた音楽教師・踊場京香を演じるのは広瀬アリスです。 1994年静岡県出身。2008年に女優デビューし、翌2009年には『Seventeen』専属モデルとなりました。大河ドラマ「どうする家康」やドラマ「366日」「全領域異常解決室」「なんで私が神説教」、映画『AI崩壊』『地獄の花園』など、話題作への出演を重ねてきました。2027年には映画『全領域異常解決室』二部作の公開も控えています。 映画単独主演は『巫女っちゃけん。』(2018年)以来、実に8年ぶりとなります。 広瀬は本作を「“生きる”という事に直面した京香と沖晴くんの人間物語だと思っています」とコメント。さらに「京香を演じていくと、自然と自分の弱いところも愛そう。そんな優しい気持ちになれました」と、役と向き合った時間を振り返りました。
監督は矢崎仁司——『三月のライオン』で国際的評価を得た実力派

メガホンを取るのは矢崎仁司です。人間の感情の揺らぎや孤独、生と死の関わりを、絵画を思わせる詩的な映像と緻密な音響設計で描き続けてきた実力派監督。 1980年、日本大学芸術学部映画学科在学中に発表した『風たちの午後』で監督デビューを果たし、ヨコハマ映画祭自主製作映画賞を受賞しました。1992年の『三月のライオン』はベルリン国際映画祭フォーラム部門に招待され、ベルギー王室主催「ルイス・ブニュエル『黄金時代』賞」を受賞するなど、国際的な注目を集めます。 『ストロベリーショートケイクス』(2006年)、『スイートリトルライズ』(2010年)、『太陽の坐る場所』(2014年)、『無伴奏』(2016年)、『さくら』(2020年)、『早乙女カナコの場合は』(2025年)など、人気小説やコミックの実写化を数多く手がけてきました。卓越した作家性で映画の可能性に挑み続ける矢崎が、額賀澪の物語をどう映像化するのかに期待が高まります。
映画『沖晴くんの涙を殺して』見どころ解説
広瀬アリス8年ぶりの単独主演——余命1年を生きる女性という難役
本作最大の注目点は、広瀬アリスが8年ぶりに映画単独主演を務めることです。 余命1年を宣告され、治療しない道を選ぶ踊場京香。生と死のあいだで揺れる女性という、これまでの広瀬のイメージとは色合いの異なる難役となりました。 初解禁された場面写真では、物悲しい表情を浮かべる京香の姿が切り取られました。綺麗事だけでは語れない感情の機微を、広瀬がどう体現するのかが見どころとなりそうです。
額賀澪が「特に思い入れの強い作品」——原作者の願いが結実

原作者の額賀澪は本作について、「自分がこれまで書いてきた作品の中でも、『沖晴くんの涙を殺して』は特に思い入れの強い作品です」と語っています。 刊行直後に映画化の打診を受け、長い時間をかけて完成に至ったとのこと。「スタッフ・キャストの皆様をはじめ、多くの方が全力で作品に寄り添ってくださいました」と、その道のりを振り返りました。 さらに「怒りや悲しみや不安を感じるからこそ噛み締められる幸せがある」——映画のなかの京香や沖晴が、原作者自身にも改めて教えてくれたと明かしています。
死を抱えるふたり——「感情を失う」という設定が問いかけるもの
余命わずかな京香と、津波で家族を失い「喜び」以外の感情を手放した沖晴。死を抱える者同士というふたりの関係が、本作の骨格となっています。 ネガティブな感情がなければ、もっと楽に生きられるのではないか——誰もが一度は抱くその問いに、物語は真正面から向き合います。 怒りも悲しみも恐れも失った少年が、少しずつ感情を取り戻していく過程が、余命という限られた時間とどう交差するのか。静かで、しかし確かな熱を持った人生賛歌が立ち上がります。
映画『沖晴くんの涙を殺して』は2026年10月2日(金)全国公開!広瀬アリスが挑む人生賛歌
余命1年の女性と、「喜び」以外の感情を失った高校生——死を抱えるふたりが出会い、限りある日々に「生きる」を取り戻していきます。広瀬アリス**の映画単独主演は8年ぶり。監督は『三月のライオン』の矢崎仁司、原作は額賀澪の同名小説(双葉文庫)です。 共演者など続報の解禁にも注目が集まります。2026年10月2日(金)全国公開、9月18日(金)からは広島先行公開。ふたりが取り戻していく感情の行く末を、ぜひ劇場で見届けてください。
