ドラマ『告解』あらすじ・キャスト解説!高橋文哉×田中泯がW主演、WOWOWで2026年12月放送
飲酒運転によるひき逃げ事件の加害者と、その事件で妻を奪われた被害者遺族——ふたりの人生を通して“贖罪”の在り方を問う薬丸岳の長編小説『告解』が、WOWOWで連続ドラマ化されます。WOWOWの「連続ドラマW」枠で、2026年12月から全4話で放送・配信される予定です。 W主演を務めるのは、加害者の青年を演じる高橋文哉と、被害者遺族を演じる田中泯。世代もキャリアも異なるふたりの初共演にも注目が集まっています。 この記事では、『告解』のあらすじ・キャスト・見どころを解説していきます。
ドラマ『告解』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
| タイトル | 連続ドラマW 告解 |
|---|---|
| 放送・配信 | 2026年12月 WOWOWにて放送・配信(全4話) |
| 原作 | 薬丸岳『告解』(講談社文庫) |
| 監督 | 波多野貴文 |
| 脚本 | 金沢知樹、萩森淳 |
| 出演 | 籬翔太役/高橋文哉、法輪二三久役/田中泯 |
| チーフプロデューサー | 堤口敬太、近見哲平 |
| プロデューサー | 村松亜樹、三本千晶、山本梨恵 |
| 制作協力 | テレパック |
| 製作著作 | WOWOW |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
『告解』は、作家・薬丸岳の同名小説を原作とする全4話の連続ドラマです。タイトルの「告解」とは、自らの罪を打ち明けて赦しを求める行為を指します。 物語の軸となるのは、飲酒運転でひき逃げ事件を起こした大学生と、その事件で妻を亡くした男性。事件の後も続いていく加害者と遺族の人生に光を当て、償いとは何か、罪を犯した人間は生き直せるのかという問いに正面から向き合います。 薬丸作品がWOWOWで連続ドラマ化されるのは、『連続ドラマW 天使のナイフ』(2015年)、『連続ドラマW 悪党~加害者追跡調査~』(2019年)に続いて3作目。罪と償いを描き続けてきた作家とWOWOWによる3度目のタッグとなります。
ドラマ『告解』あらすじ【ネタバレなし】
大学生の籬翔太は、恋人から「今すぐ会いにきて」とメールを受け、酒を飲んでいたにもかかわらず車で彼女のもとへ向かいます。その道中で高齢の女性をはねて死なせてしまい、翔太は現場から逃げ去りました。 逮捕された翔太に言い渡されたのは、懲役4年10か月の実刑判決。25歳で出所したものの、刑期を終えても罪の重みが消えるわけではありません。過去を背負いながら生きる、過酷な日々が始まります。 一方、事件で妻を失った法輪二三久は、探偵を雇ってひそかに翔太の行方を追っていました。やがて二三久は身元を隠したまま、翔太が暮らすアパートへ移り住みます。加害者の隣人となった被害者遺族の目的とは——。
ドラマ『告解』キャスト解説!高橋文哉×田中泯が初共演でW主演

籬翔太役/高橋文哉

高橋文哉が演じるのは、ひき逃げ事件の加害者となる大学生・籬翔太(まがき・しょうた)です。飲酒運転の末に人の命を奪い、出所後も罪の重みから逃れられない青年を演じます。 高橋は映画『ブルーロック』(2026年)や『SAKAMOTO DAYS』(2026年)、ドラマ『Tシャツが乾くまで』(2026年)と話題作への出演が続く若手実力派。WOWOWオリジナルドラマへの主演は、本作が初めてとなります。 瑞々しい演技で存在感を示してきた高橋にとって、罪悪感や後悔、孤独にさいなまれる加害者は“新境地”と言える難役でしょう。本人も「自分の中でも大きく成長し、向き合うきっかけをたくさんもらいました」と手応えを語っており、これまでのイメージを覆す芝居に期待が高まります。
法輪二三久役/田中泯

田中泯が演じるのは、ひき逃げ事件で愛する妻を奪われた法輪二三久(のりわ・ふみひさ)です。出所した翔太への執念を募らせ、彼と同じアパートへ移り住みます。 世界的な舞踊家として活動する田中は、俳優としても高い評価を得てきました。映画『国宝』(2025年)では人間国宝の女形歌舞伎役者を演じ、第49回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。2025年には文化功労者として顕彰されています。 田中のコメントによると、二三久は兵士として戦争を経験し、他者に語らない過去を抱え続けてきた男性。認知症の波に揺られながら、過去の記憶と目の前の現実のはざまで翔太と向き合っていきます。「“その人”になってみたいかどうか」を出演の条件にしているという田中が見せる、研ぎ澄まされた身体表現と鬼気迫る芝居は大きな見どころです。
脚本は金沢知樹×萩森淳、監督は波多野貴文——社会派サスペンスの実力派が集結
監督を務めるのは波多野貴文です。WOWOWの『コールドケース』シリーズや映画『サイレント・トーキョー』(2020年)で知られ、緊迫感のあるサスペンス演出と、登場人物の感情に深く迫る人間ドラマに定評があります。 脚本は金沢知樹と萩森淳が担当。金沢はドラマ『半沢直樹』(2020年)や『サンクチュアリ -聖域-』(2023年)、映画『サバカン SABAKAN』(2022年)を手がけてきた気鋭の脚本家です。 波多野はW主演のふたりを「台詞では語りきれない感情を、目や佇まい、沈黙で伝えられる俳優」と評しました。金沢も「登場人物それぞれの感情が簡単に割り切れないところも、この作品の大きな魅力」と語っており、言葉にならない感情の揺れを丁寧にすくい取る作品になりそうです。
ドラマ『告解』の見どころ解説!加害者と被害者遺族が同じアパートで向き合う
加害者の隣に遺族が住む——それは復讐か、別の目的か
本作の最大の特徴は、被害者遺族の二三久が身元を隠して、加害者である翔太の隣人になるという設定です。二三久はなぜ翔太のそばを選んだのか——その理由が物語を大きく動かしていきます。 特報映像では、二三久が「君は、私の妻を殺したのか?」と問いかける場面も公開されました。復讐とも赦しとも言い切れない張り詰めた関係が、全4話を通してどう変化していくのかに注目です。
薬丸岳×WOWOW、3度目のタッグ——罪と償いを問い続ける作家の傑作長編

原作者の薬丸岳は、『天使のナイフ』(2005年)で第51回江戸川乱歩賞を受賞してデビューしました。以来、『友罪』(2013年)や『Aではない君と』(2015年)で、犯罪の背景にある社会問題や、罪を背負った人間と周囲の葛藤を描き続けています。 薬丸は『告解』について、重苦しい展開が続くため映像化には不向きだと感じていたと明かしました。それでもWOWOWによる過去2作の映像化を高く評価し、「見応えのあるすごいドラマになるにちがいない」と完成を心待ちにしている様子。作家自身が映像化は難しいと考えていた物語が、どのような映像になるのか楽しみです。
高橋文哉×田中泯の初共演——世代を超えたふたりの濃密な芝居
高橋文哉と田中泯は、本作が初共演となります。1945年生まれの田中と、若手俳優として活躍を続ける高橋——世代も表現者として歩んできた道も異なるふたりが、加害者と被害者遺族という逃れがたい関係を演じます。 あわせて公開されたティザービジュアルには、物語の舞台となるアパートの前で、ふたりが視線を交わさずに並び立つ姿が収められました。埋めがたい隔たりを抱えたふたりの運命がどう交錯していくのか、最後まで目が離せません。
ドラマ『告解』は2026年12月WOWOWで放送・配信!高橋文哉×田中泯が贖罪の意味を問う
加害者の隣に、妻を奪われた遺族が移り住む——ドラマ『告解』は、ひき逃げ事件の後も続いていくふたりの人生から“贖罪”の意味を問う社会派ヒューマンサスペンスです。薬丸岳の原作を波多野貴文が映像化し、高橋文哉と田中泯がW主演を務めます。 WOWOWでの放送・配信は2026年12月スタートで、全4話。追加キャストの続報にも注目しつつ、罪を背負った青年と遺族がたどり着く結末をぜひ見届けてください。