2021年7月27日更新

【2021年最新】サスペンス映画おすすめランキングTOP60!必見の名作から今年見るべき新作を解説

『ブラック・スワン』
© Fox Searchlight Pictures

終始ハラハラドキドキを煽り、予想もできないどんでん返しのラストが待っているサスペンス映画。この記事ではおすすめのサスペンス映画60本と編集部が注目する2021年公開の最新サスペンス映画3本をランキング形式で紹介していきます!

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目次

おすすめサスペンス映画ランキング!名作から新作まで紹介

世の中にはさまざまなジャンルの映画が存在しますが、想像を超えた展開でどんでん返しが待っている作品はとても印象に残りますよね。 この記事では評価の高いサスペンス映画を厳選。旧作60作と新作3作をそれぞれ以下の3つの観点からランキング化しました。さらに以下3つの観点に加えて、ciatr編集部のおすすめ度合いや大手スコアサイトの評価も加味して順位を決定しています。 ■ハラハラ度=手に汗握る展開があるか、鑑賞中の緊張度 ■名作度=評価や話題性、受賞歴などの総合評価 ■ストーリーの面白さ=世界観の完成度、ストーリーテリングの巧みさ、魅力的なキャラの存在 まず2021年公開の3作品を紹介してから、旧作60作ランキング紹介に入るので注意してくださいね。 紹介されている作品はどれも国内外問わず多くの映画ファンから支持されているほんとうに面白い作品ばかりです。観る映画を選ぶ際にぜひ参考にしてみてください。

今すぐTOP5の作品を知りたい人はこちら

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サスペンス映画ファンなら観ておきたい
おすすめランキングTOP5

5位『◯◯◯』

渋い名優たちの渾身の演技が素晴らしい名作!『ダークナイト』の元ネタらしい

4位『◯◯◯◯◯ ◯◯◯◯◯◯』

予想もつかない展開に魅了される韓国映画ブームの着火剤!

3位『◯◯◯◯◯◯・◯◯◯◯◯』

巧みな脚本が光るクライムサスペンスの金字塔

2位『◯◯◯◯◯』

アカデミー賞総なめ!映画史に残るサイコキラーを生んだ作品

1位『◯◯◯』

あの名監督がキリスト教の原罪をテーマに描く傑作サスペンス

【2021年公開】見逃せない最新サスペンス映画TOP3

名作アクションランキングに入る前に、まずはciatr編集部が選ぶ2021年に観ておきたい最新作3作を紹介します!

1位『ライトハウス』【2021年7月9日公開】

孤島の灯台で2人の灯台守が嵐のなか目にしたものは?

『ライトハウス』
(C)2019 A24 Films LLC. All Rights Reserved.

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計7点 『ライトハウス』は孤島の灯台で2人の灯台守が嵐のなか次第に狂気に取りつかれていく姿を芸術的な映像で描いたサイコサスペンスです。 アメリカで2019年秋に公開され、同年のカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞したほか、2020年アカデミー撮影賞にもノミネートされたこの映画。日本では2021年7月9日に公開が実現しました。 1930年代初頭の映画で使われた1.19対1という正方形に近いアスペクト比のモノクロ映像で映し出される閉塞した世界。ウィレム・デフォーとロバート・パティンソンというベテランと若手の演技派俳優の個性が激突する2人芝居が大きな見どころです。 19世紀末、アメリカ北東部・ニュー・イングランド沖の孤島にイーフレイム・ウィンズロー(ロバート・パティンソン)は灯台守の仕事をするためにやって来ました。上役のトーマス・ウェイク(ウィレム・デフォー)から重労働ばかり押し付けられるウィンズローは、やがて彼の前任者が正気を失って死んだことを知り……。

2位『RUN/ラン』(2021年)【2021年6月18日公開】

車椅子の少女をコントロールする狂気の母親

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★☆☆☆ ■計6点 2018年に公開されたサスペンス映画『search/サーチ』で注目を集めたアニーシュ・チャガンティが贈る新作サイコサスペンス車椅子で生活する10代の少女が母親の隠している秘密を探る物語です。 17年前、ダイアン・シャーマンという女性がひとりの低体重児を出産しました。時は移って現代、ダイアンは成長した娘・クロエの面倒を見ながら暮らしています。クロエは不整脈、血色素症、喘息、糖尿病、麻痺症といった持病を抱えており、車椅子生活と定期的な服薬を余儀なくされています。 ある日、クロエは自分の飲んでいる薬が母親の名前で処方されていることを知って不審に思います。母親の目を盗んで薬の正体を突き止めたクロエは、やがて母親の隠していた恐ろしい事実を暴き出すのでした。

3位『クローブヒッチ・キラー』【2021年6月11日公開】

実在の連続殺人犯に着想を得たサスペンス

■ハラハラ度:★★☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★☆☆☆ ■計5点 1974年から1991年の間に10人を殺害してBTK絞殺魔として恐れられた実在のシリアルキラーの事件に着想を得たサスペンス映画。『荒野にて』や『ゲディ家の身代金』で注目を集めた若手俳優・チャーリー・プラマーが16歳のタイラー役で主演を務めています。 タイラーはケンタッキー州の田舎町に暮らす敬虔なクリスチャンの家庭の長男。彼の住む町では10年前に女性を縛り上げて絞殺する未解決の連続殺人事件があり、その手口から犯人は「クローブヒッチ(巻き結び)・キラー」と呼ばれていました。 ある日、タイラーは庭にある父親の物置小屋で女性を緊縛する趣向のポルノ雑誌やポラロイド写真を発見します。父親が連続殺人事件と何か関わりがあるのではないかと疑いだしたタイラーは、「クローブヒッチ・キラー」について調査する少女・カッシとともに事件の謎を追うのでした。

旧作サスペンス映画おすすめランキングTOP60

ここからは2020年以前に公開された60作品をランキングしていきます!

60位:『ルイの9番目の人生』(2016年)

昏睡状態の少年の無意識に隠された恐るべき事実とは?

■ハラハラ度:★☆☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★☆☆☆ ■計4点 イギリスの作家・リズ・ジェンセンのベストセラー小説『ルイの九番目の命』(2004年)を映画化した超自然的サスペンス映画です。 物語は9歳の少年・ルイが自分のこれまでの人生を回想する形で始まります。ルイは今まで何度も命を落としそうな事故にあっており、現在は崖から転落して昏睡状態に陥っているのです。 一方、ルイの治療に当たる医師のアランは結婚しているにもかかわらず、ルイの母親であるナタリーに心惹かれるようになります。やがて、アランとナタリー宛に不倫をやめるよう脅迫する手紙が届き、警察はルイの転落事故以来行方がわからないナタリーの夫・ピーターを疑い始めました。 そんななか、夢を通じてルイの意識と接触したアランは事故にまつわる恐ろしい事実を知ることになります。

59位:『エル ELLE』(2016年)

女社長とレイプ犯の怪しい関係

ELLE

■ハラハラ度:★☆☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計5点 『氷の微笑』(1992年)の大胆な描写で、ハリウッドに旋風を巻き起こしたポール・バーホーベン監督によるエロティックサスペンス。ディープなブラックユーモアが散りばめられ、中高年の欲望が赤裸々に描かれた、大人向けの1本です。 ゲーム会社の女社長ミシェルは、自宅でスキーマスクをかぶった男に強姦されますが警察に通報しません。やがて犯人の正体がわかっても、彼女は通報しようとしないのです。実はミシェルの家族にも暗い過去があり……。 『ピアニスト』(2001年)でカンヌ国際映画祭・女優賞を受賞したイザベル・ユペールが、50代の女社長役を体当たりで演じています。彼女は本作での演技が高く評価され、ゴールデングローブ賞主演女優賞を獲得しました。

58位:『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017年)

「誰を犠牲にするか?」究極の選択を迫られる家族

■ハラハラ度:★★☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★☆☆☆ ■計5点 人間を神への生贄として捧げる古代ギリシア悲劇『アウリスのイピゲネイア』から着想を得たサイコスリラー。 美しい妻と可愛い2人の子どもに恵まれ、幸せな生活を送る心臓外科医スティーブン。彼は亡くなった患者の息子マーティンのことを気にかけ、自宅に招待するなどしていました。ところが突然、子どもたちが原因不明の病気になって歩行不能に。 途方にくれるスティーブンにマーティンは、「子ども1人を犠牲にしなければ家族全員が死ぬことになる」と打ち明けます。究極の選択を迫られた家族の運命は? 監督を務めたのは、不条理な世界観と独特の映像美で知られるヨルゴス・ランティモス。苦痛や恐怖が抽象化された、まさに演劇のような映画です

57位:『ゴーストライター』(2010年)

元英国首相のゴーストライターが巻き込まれる政治の闇

■ハラハラ度:★☆☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計5点 ロバート・ハリスの同名小説を原作とした、ロマン・ポランスキー監督による政治サスペンス。主人公のゴーストライターをユアン・マクレガー、元英国首相ラングをピアース・ブロスナンが演じています。 元イギリス首相アダム・ラングの自伝執筆を依頼されたゴーストライター。しかしラング元首相を取材するうちに、その過去や前任のゴーストライターだった補佐官が遂げた謎の死について違和感を抱き始めます。 ゴーストライターが自伝の代筆をするうちに、触れてはいけない政治の闇に行きあたってしまうという特殊な政治サスペンスを緻密に描き出した本作。トニー・ブレア元英国首相をモデルとしていることも、作品にリアリティを生んでいます。

56位:『ゲティ家の身代金』(2017年)

大富豪ゲティ家を狙った実際の誘拐事件

ゲティ家の身代金

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★☆☆☆ ■計6点 1973年に起こったゲティ3世誘拐事件を取り上げた同名ノンフィクション小説を、巨匠リドリー・スコット監督が映画化。石油王ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐された事件を、先の読めないサスペンスドラマに仕上げています。 大富豪ゲティの孫がローマで誘拐され、母ゲイルに1700万ドルもの身代金要求の電話がかかってきます。しかしゲティは身代金の支払いを拒否し、裏で元CIAの交渉人チェイスに奪還を依頼。 その一方で、すでに離婚してゲティ家を離れていたゲイルに狂言誘拐の疑いがかかり、マスコミが世界を巻き込んで事態は過熱していきます。 石油王ジャン・ポール・ゲティを演じたクリストファー・プラマーは、アカデミー賞などで助演男優賞にノミネートされました。

55位:『search/サーチ』(2018年)

すべてがパソコンの画面上で展開する新感覚サスペンス

『search/サーチ』ジョン・チョウ
©︎ SONY PICTURES/zetaimage

■ハラハラ度:★★☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計6点 当時まだ若き27歳のインド系アメリカ人監督として注目を集めた、アニーシュ・チャガンティによる新感覚サスペンス。女子高生の失踪事件を追うストーリーがパソコンの画面上だけで展開するという、驚きの手法で話題を呼びました。 16歳の女子高生マーゴットが突然失踪。行方不明の事件として捜査が始まるも何の進展もないため、父デビッドは娘のパソコンにログインし、彼女のSNSから真相を探ろうとします。 マーゴットの失踪が家出なのか誘拐なのかすらわからないまま、物語は意外な展開へ。パソコンやSNS、防犯カメラやテレビなど、あらゆる映像を駆使して場面をつないでいく方法が斬新です。

54位:『透明人間』(2020年)

見えない相手と戦うホラー・サスペンス

透明人間
© Universal Pictures/zetaimage

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★☆☆☆ ■計6点 目に見えない元カレの恐怖にさらされる女性の姿を描いたサスペンス映画です。 120年以上前に出版された同名の小説を、人気ホラー映画「ソウ」シリーズの製作総指揮・脚本を務めたリー・ワネルが現代風に映像化しました。 主人公・セシリアは、恋人である天才科学者エイドリアンに軟禁状態にされていました。しかし彼女はある日、彼の家から脱出することに成功します。 やがてエイドリアンが自殺したという知らせが届いて、彼の呪縛から開放されたと思ったのも束の間。セシリアの周りで不可解な現象が起き始めるようになります。 死んだはずのエイドリアンが生きているのではないか、というセシリアの訴えは周囲になかなか受け入れられません。それでも彼女は1人で果敢に、謎の解決に挑むのでした。

53位:『アンダー・ザ・シルバーレイク』(2018年)

ポップ・カルチャーへのオマージュが散りばめられた異色のサスペンス

アンダー・ザ・シルバーレイク
(C)2017 Under the LL Sea, LLC

■ハラハラ度:★☆☆☆☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計6点 本作はホラー映画『イット・フォローズ』で注目を集めたデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督によるブラック・コメディ・サスペンス映画です。 舞台は2011年夏のロサンゼルス。30歳を過ぎても定職につかず家賃も滞納しているサム(アンドリュー・ガーフィールド)は、隣人のサラ(ライリー・キーオ)に一目惚れします。 サラに話しかけることができて良い雰囲気になった翌日、サラは突然失踪。彼女を探し回るサムは、やがて億万長者の失踪やセレブたちの闇の世界に引き込まれていくことに……。 この映画は最後まで謎に満ちたストーリー展開で評価が大きく分かれることになりました。全編にわたってポップ・カルチャーへのオマージュや隠されたメッセージが散りばめられており、カルト的な人気のある作品です

52位:『ゴーン・ガール』(2014年)

二転三転する展開に最後まで手に汗握る

ゴーン・ガール
©Twentieth Century Fox Film Corporation/Photofest/zetaimage

■ハラハラ度:★★☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計6点 『セブン』(1995年)などで有名なデヴィッド・フィンチャーが監督を務めたサイコサスペンス映画。5回目の結婚記念日に突然妻のエイミーが失踪し、夫のニックに殺人容疑がかけられる物語です。 アメリカ特有の過激な事件報道や住民の過剰な反応、夫婦の信頼関係の崩壊といった現実的なテーマを描きつつ二転三転する物語に、思わず引き込まれます。 最大の見どころである緻密に作り込まれた脚本は、原作小説の著者ギリアン・フリンが執筆しました。小説を映像化するときには映画専門の脚本家が書き直すことが多いのですが、本作では原作作家が最終稿まで完成させています。 フリンの脚本の初稿を読んだフィンチャー監督が、2人の感性が同じであることを実感し、その後は綿密な協力関係で脚本が作成されたそうです。

51位:『バーニング 劇場版』(2018年)

失踪した幼なじみを探す青年の物語

『バーニング 劇場版』
©2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved.jpg

■ハラハラ度:★★☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計6点 村上春樹の短編小説『納屋を焼く』に着想を得たサイコミステリーです。 小説家志望の青年ジョンスは、同郷の女性ヘミと都会で再会。次第に2人は惹かれあっていきます。その後ヘミはジョンスに猫の世話を頼んでアフリカ旅行に。やがて帰国したヘミは、ジョンスに旅行中に出会った金持ちの青年ベンを紹介します。 ベンがジョンスにある秘密を打ち明けた日を境に、ヘミの行方がわからなくなり、ジョンスは必死に探すのですが……。 貧富の差や世代間の葛藤に三角関係がからまって、衝撃の結末へとストーリーがゆっくりと盛り上がっていきます。 ドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズで世界的に注目を集めたスティーヴン・ユァンがベンを演じ、ジョンス役には甘いマスクのユ・アイン。対するヘミ役のチョン・ジョンソは新人ながら全力投球の演技を見せています。

50位:『シャッター・アイランド』(2009年)

忘れたはずの過去が襲ってくる

シャッター・アイランド

■ハラハラ度:★★☆☆☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計7点 マーティン・スコセッシがメガホンを取った『シャッター・アイランド』。 連邦保安官テディを、レオナルド・ディカプリオが演じました。彼は絶海の孤島シャッター・アイランドにある精神病院から女性患者が失踪したとの通報を受け、相棒のチャックとともに捜査に向かいます。 ところがテディはそこで妄想と現実、自らのアイデンティティが揺さぶれるほどの謎に遭遇するのです。忘れたい過去と直面する苦悩を味わってください

49位:『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019年)

85歳の犯罪小説家は本当に自殺したのか?

ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

■ハラハラ度:★★☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計7点 アガサ・クリスティの推理小説を思わせる、犯人探しミステリー映画です。 犯罪小説家ハーラン・スロンビーの85歳の誕生日、彼が住む豪邸に家族が集まります。ところがその翌朝、彼は喉を切って死んでいるところが発見されました。警察は自殺と考えますが、謎の人物が私立探偵を雇ったことから他殺の線も浮上して……。 「007」シリーズで知られるダニエル・クレイグが、名探偵ブノワ・ブランに扮した本作。 全員怪しいハーランの家族には、クリス・エヴァンス、ジェイミー・リー・カーティス、マイケル・シャノン、トニ・コレット、キャサリン・ラングフォードら、幅広い世代の実力派俳優たちが集結しました。 ハーランを演じるクリストファー・プラマーは、2019年に90歳。一方で彼の友人で看護師のマルタを演じたアナ・デ・アルマスは、2017年の『ブレードランナー 2049』でブレイクしたばかりの若手注目株です。彼らは2世代近い年の差を感じさせず、素晴らしいコンビを演じています。

48位:『キャビン』(2012年)

ホラー映画あるあるを逆手に取ったどんでん返し

キャビン
©Lionsgate/Photofest/zetaimage

■ハラハラ度:★★☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計7点 本作はホラー映画にありがちな展開や定番のプロットを逆手にとって、メタ的な視点も加えた作品です。『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008年)で脚本を務めたドリュー・ゴダードが、本作では脚本と監督を担当しました。 週末を森の中の小屋(キャビン)で過ごそうとやってきた大学生の男女5人が、さまざまな怪異に襲われます。それはまさに、ホラー映画の定番のような展開。ところがこの模様をハイテク機器でモニターし、状況を操作している謎の集団が。 果たして、彼らは誰なのか?また目的は?最後に黒幕が登場し、アッと驚かされるどんでん返しの展開が待ち受けています

47位:『鑑定士と顔のない依頼人』(2013年)

謎の女性に翻弄される美術鑑定士

鑑定士と顔のない依頼人 サムネ
© IFC Films/zetaimage

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計7点 『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年)のジョゼッペ・トルナトーレ監督が撮ったミステリー映画。音楽を手がけたのは、名匠エンニオ・モリコーネです。 美術鑑定士として成功を収めていたヴァージルはビリーと組んで、オークションで美術品を格安で落札していました。そんな彼のもとに「親の遺産である美術品を競売にかけてほしい」という謎の女性からの依頼が。 邸宅に赴くと確かに美術品はあるのですが、依頼人の女性は姿を現しません。どうやら隠し部屋に隠れているようなのです。果たして、彼女の目的とは……? 随所に伏線が張られており、一瞬も見逃すことができません。

46位:『バニラ・スカイ』(2001年)

イケメン富豪が夢と現実の狭間に

バニラ・スカイ

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計7点 スペイン映画『オープン・ユア・アイズ』(1997年)のハリウッドリメイク版です。監督を務めたのは『あの頃ペニー・レインと』(2000年)のキャメロン・クロウ。 富豪でプレイボーイのデヴィッドは、嫉妬に狂った恋人が故意に起こした交通事故に巻き込まれて、顔に重大な怪我を負ってしまいます。それ以来、顔ばかりか性格も歪んでしまい、夢と現実の区別が付けられなくなるのです。そしてラストでは、驚愕の真実が明らかに……。 キャメロン・クロウらしい渋い選曲のサウンドトラックに乗せて、虚と実が入り混じります。

45位:『グランド・イリュージョン』(2013年)

大規模なイリュージョン・マジックで銀行強盗

『グランド・イリュージョン』(2013)
© Summit Entertainment/zetaimage

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★☆☆☆ ■計7点 マジック映画であるとともに、クライムサスペンス映画でもある『グランド・イリュージョン』。 実力はあるも人気のない4人のマジシャンのもとに、謎の人物からタロット・カードが届きます。4人は「フォー・ホースメン」と名乗り、一躍有名なマジシャンとして人気者に。 フォー・ホースメンはラスベガスからパリの銀行に瞬間移動して、大金を奪うというイリュージョンを見せ、喝采を浴びます。大金を奪った4人は、FBI捜査官やICPO捜査官に同時に追われることになるのでした。 果たして、彼らのイリュージョンは犯罪なのでしょうか? またタロットを送った黒幕とは誰なのでしょうか?

44位:『アス』(2019年)

“わたしたち”そっくりの謎の存在が襲うサプライズ・スリラー

アス

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★☆☆☆ ■計7点 『ゲット・アウト』(2017年)のジョーダン・ピール監督によるサスペンススリラー。主人公のアデレードを、『それでも夜は明ける』(2013年)のルピタ・ニョンゴが演じています。 夏休みを家族と過ごすため、サンタクルーズに訪れたアデレード。幼少期に住んでいた家で過ごすうち、過去のトラウマがフラッシュバックし、不安にかられるようになります。その矢先、自分たち家族にそっくりな謎の存在が現れ……。 『ゲット・アウト』同様に予測不可能な物語が展開し、ジョーダン・ピール監督独特のスリルとコメディの強い緩急の波に弄ばれること必至! 自分たちにそっくりな“わたしたち”とはいったい何者なのか?その謎はサプライズスリラーの名に恥じない、驚愕のラストにつながっていきます。

43位:『女神は二度微笑む』(2012年)

インド発の傑作どんでん返しミステリー

女神は二度微笑む

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計7点 1か月前から失踪している夫を探すため、ロンドンから単身でインドの大都市コルカタにやってきた主人公のヴィディヤ。夫探しが難航するなか、彼に瓜ふたつの男ミラン・ダムジが現れ、そしてヴィディヤは過酷な事態に巻き込まれていきます。 無差別テロが起きた場所で、行方不明の夫を探す妻の姿をシリアスに描いたサスペンス映画。インド映画特有の鮮やかな歌唱シーンやダンスシーンは無く、トーンを抑えた映像で緊迫感あふれる作品となっています

42位:『愛してる、愛してない...』(2002年)

中盤にすべてがひっくり返る

愛してる、愛してない... オドレイ・トトゥ
©IDP Distribution/Photofest/zetaimage

■ハラハラ度:★★☆☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計7点 2002年に公開されたフランス映画で、『アメリ』(2001年)のオドレイ・トトゥが主人公アンジェルクを演じました。 既婚者の心臓外科医ロイックと、恋人関係にある美術学校の生徒アンジェルク。ある日彼女は、ロイックが離婚のために訪れた裁判所で、妻と寄り添い合っている姿を目撃してしまい……。 本作は、自分が相手に愛されていると思い込んでしまう妄想性障害の一種である「エロトマニア」をテーマにした作品。妄想に駆られて現実が見えなくなっていく人間の恐ろしさを描いています。

41位: 『ミッション:8ミニッツ』(2011年)

ジェイク・ギレンホール主演のタイムリープ系SFアクション

『ミッション:8ミニッツ』ジェイク・ギレンホール
©︎ OPTIMUM RELEASING/zetaimage

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計7点 アメリカ陸軍の大尉であるスティーブンスは、シカゴ行きの通勤電車の中で目を覚まします。しかし鏡に映る自分の顔も、同席している女性にも全く見覚えがありません。その8分後、電車は大爆発を起こして乗客は全員死亡してしまい……。 2011年に公開されたアメリカのSFスリラー映画で、演技派俳優のジェイク・ギレンホールが主演を務めています。 作中に張り巡らされた伏線がパズルのピースのようにはまっていき、次第に謎が解き明かされていきます。

40位:『カオス』(2005年)

最後の最後まで目が離せない!

カオス

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計7点 カナダ・イギリス・アメリカの合作のアクション・サスペンス作品。 シアトルの銀行を襲撃した謎の銀行強盗集団と、警察たちの攻防戦が描かれています。突如消えた強盗団と奪われた10億円の行方に迫る、二転三転ありの予測不能な物語です。 「ワイルド・スピード」シリーズで知られるジェイソン・ステイサムが、刑事クエンティンを演じています。日本では2006年に公開されましたが、アメリカでの劇場公開はなくDVDのみの販売となりました。

39位:『スリー・ビルボード』(2017年)

娘を殺された母による抗議の大広告

スリー・ビルボード (ゼータ)
© 2017 Twentieth Century Fox

■ハラハラ度:★★☆☆☆ ■名作度:★★★☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★☆☆ ■計8点 本作はアメリカの田舎町を舞台に繰り広げられるクライムサスペンスです。狭いコミュニティ内の人間関係や個人の内面をあぶり出すヒューマンドラマの色彩も強く、光と影、悲喜劇のバランスが絶妙に仕上がっています。 アメリカ・ミズーリ州の田舎町エビングの屋外巨大広告掲示板(ビルボード)に、突如警察を抗議するメッセージが掲載されました。広告主は、娘をレイプされて殺された女性ミルドレッド。彼女は捜査の成果が出ないことに腹を立て、警察への抗議の声をあげたのです。 しかし彼女の行動は、警察ばかりでなく地元住民や親族からも反感を買うことに。次第に孤立していくミルドレッドですが、やがて事態は思いもよらない方向へ進み始めることになります。

38位:『アイデンティティー』(2003年)

山奥のモーテルで起こった殺人事件の真実とは?

アイデンティティー(2003)
© Columbia Pictures Corp

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計8点 土砂降りの日に山奥のモーテルに閉じ込められてしまった男女11人が、次々に惨殺されていくという事件を描いた本作。作中で繰り返される残忍な殺人描写と、謎多き事件の裏に隠されていた真実が明らかになる、どんでん返しの展開に注目です。 『17才のカルテ』(1999年)などで知られるジェームズ・マンゴールドが監督を務め、主人公のエドを映画プロデューサーや脚本家としても活躍する俳優のジョン・キューザックが演じました。

37位:『ファニーゲーム』(1997年)

凄惨な内容とメタ的な展開で物議を醸した問題作

ファニーゲーム U.S.A.(2007)
©Warner Independent Pictures/Phot/Zeta Image

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計9点 バッドエンドものとして有名な映画『ファニーゲーム』。ある夏の日、休暇を過ごすために別荘にやってきたショーバー一家に起こる惨劇が描かれます。 犯人が観客に向かって目配せをしたりメタ的な視点で語りかけてきたりと、通常ではあり得ない展開が待ち受けています。 本作はカンヌ国際映画祭で公開され、物議を醸しました。ヴィム・ヴェンダース監督や批評家たちが、そのあまりに凄惨な内容に途中退出したという逸話も残されています。 『ファニーゲームU.S.A.』(2007年)というタイトルでハリウッドリメイク版も製作されました。監督は『愛、アムール』(2012年)などのミヒャエル・ハネケです。

36位:『アザーズ』(2001年)

家の中で次々と不可解な現象が起こっていく

アザーズ

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計9点 舞台は第二次世界大戦後のチャネル諸島ジャージー島。主人公のグレ―スは、色素性乾皮症を患う娘アンと息子ニコラスとともに、広大な屋敷で3人暮らしをしていました。あるとき3人の使用人を屋敷に招き入れてから、次々と不可思議な出来事が起こるようになっていき……。 サスペンス映画によくある暴力、血などのグロテスクな描写はほとんどありません。屋敷に隠された秘密がグレースたちを心理的に追い詰めていく様子が描かれ、まさかの結末がスリリングな物語を締めくくります。 ニコール・キッドマンが主演を務め、製作総指揮としてトム・クルーズが関わるなど、スタッフ陣の豪華さでも注目を集めた作品です。

35位:『ピエロがお前を嘲笑う』(2014年)

反則スレスレのマインドファックサスペンスムービー

ピエロがお前を嘲笑う

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計9点 2014年に製作されたドイツの犯罪サスペンス映画。自ら警察に出頭してきた天才ハッカーの青年が、事件の全貌を語り、それをもとに警察が捜査に乗り出します。 学校では冴えないキャラのベンヤミンは、実は天才ハッカー。憧れの同級生マリに認められるため、テスト問題をハッキングようとしますが捕まってしまいます。その後ベンヤミンは野心家のマックスと知り合い、ハッカー集団「クレイ」を結成するのですが……。 ウェブの世界のやり取りを、実際の地下鉄での物理的な描写に置き換えて表現するシーンが登場するなど、隠喩的表現が飛び交うところが特徴的です

34位:『インファナル・アフェア』(2002年)

マフィアと警察に潜入したそれぞれのスパイの葛藤

『インファナル・アフェア』(2002年)
© MEDIA ASIA FILMS / WANG-FAI WONG /All Star Picture Library/Zeta Image

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計9点 香港マフィアに潜入捜査官として送り込まれたヤンと、マフィアから警察に入り込んだラウ。2人はそれぞれ当初の任務を遂行するか、現在所属している組織に寝返るか、という複雑な感情を抱くようになります。そのうえ思いがけない登場人物が、予想外の役割を演じていて……。 香港ノワールの最高峰として知られる本作はまさに必見。観客の心理を揺さぶるプロットが高く評価され、2006年にはマーティン・スコセッシ監督が『ディパーテッド』として、ハリウッドでリメイクしました

33位:『バタフライ・エフェクト』(2004年)

カオス理論をテーマに描かれたSF映画

バタフライエフェクト
© New Line Cinema/zetaimege

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計9点 カオス理論のひとつである、バタフライ効果をテーマに製作された本作。バタフライ効果とは、蝶が羽ばたくような小さなことでも、それが原因となって大きな現象へと変化することをいい、日本のことわざ「風が吹けば桶屋が儲かる」と似たような意味を持ちます。 短時間の記憶喪失を起こす主人公のエヴァンはある日、日記に書かれた過去の世界に戻れることに気が付きました。自らの過ちで幼馴染の人生を狂わせてしまったと後悔していた彼は、過去に戻って運命を変えることを決意しますが……。 衝撃的で斬新なストーリー展開が話題となった本作。その人気の高さから、2006年と2009年に続編が公開されました。

32位:『THE GUILTY/ギルティ』(2018年)

88分の密室劇!電話の声と音だけで誘拐犯を探す

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計9点 サンダンス映画祭観客賞を受賞した、新進気鋭の若手監督グスタフ・モーラーによるデンマーク製サスペンス。電話の声と音だけを頼りに誘拐犯を探す緊迫の密室劇です。 緊急通報司令室にオペレーターとして勤務しているアスガーは、誘拐されていると話す女性からの電話を受けます。外に出ることもできない彼は、指令室から電話のみで女性を助けようとしますが……。 舞台は緊急通報指令室の中のみ。誘拐犯も誘拐された女性も姿が見えないという、完全に音だけで物語が進行する奇抜なアイデアは感服ものです。ジェイク・ギレンホール主演によるハリウッドリメイクも決定しています。

31位:『プリズナーズ』(2013年)

娘を誘拐された父親の焦燥

プリズナーズ
©︎Warner Bros./Photofest/Zeta Image

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計9点 『メッセージ』(2016年)のドゥニ・ヴィルヌーヴがメガホンをとった犯罪映画です。幼い娘の誘拐という、親にとっては耐えられない状況に置かれた父親を、ヒュー・ジャックマンが演じます。 ジェイク・ギレンホール演じるロキ刑事は、誘拐犯の容疑者としてアレックスという青年を拘束して尋問します。しかしアレックスには10歳程度の知能しかなかったので、やむなく釈放。娘を誘拐されたケラはこれに憤り、アレックスを拉致して激しい尋問を始めます。 果たして、誘拐された少女は生存しているのか?また犯人は誰なのか?事態は二転三転し、思いもよらぬ結末を迎えます。

30位:『複製された男』(2013年)

自分そっくりのあいつは何者なのか?

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計10点 『プリズナーズ』(2013年)のドゥニ・ヴィルヌーヴが、ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説を映画化した作品です。ジェイク・ギレンホールが1人2役を演じています。 歴史教師のアダムが同僚からすすめられた映画を観ていると、自分と瓜二つの俳優を発見。ふと興味をもち、彼はその俳優アンソニーのことを調べ始めます。するとアダムとアンソニーは顔、声、生年月日などすべてが一致していることが発覚! やがてアダムの恋人メアリー、アンソニーの妻ヘレンを巻き込み、想像を絶する展開へ突き進んでいきます。 絶えず不穏な音楽やノイズが背後に流れ、夢にうなされているかのような不安感が支配するシュールレアリズムの名作です

29位:『バクラウ 地図から消された村』(2020年)

SFやホラーの要素も取り入れた一風変わった西部劇サスペンス

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★☆☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計10点 近未来のブラジルの架空の集落・バクラウを舞台にした西部劇サスペンス。SFやホラーの要素も取り入れており「ウィアード・ウェスタン(風変わりな西部劇)」というサブ・ジャンルに分類される本作。その奇抜なストーリーは現代ブラジルの社会を風刺しているとも解釈できる作品です。 長老・カルメリータが亡くなって以来、バクラウ村では携帯の電波が途切れたり、ネットの地図から村が消えたりする不審事が続きます。さらに、UFO型のドローンやバイクに乗った謎のカップルが現れ、近くの農場では殺人事件まで発生することに。 村人たちは、何者かが自分たちを殺しに来ていると疑い出しますが、この村人たちもただ者ではなかったのです!物語は凄惨な殺戮を経て衝撃の結末へと突き進みます。

28位:『ファーゴ』(1996年)

狂言誘拐を計画・実行した男たちの末路は?

ファーゴ
© Gramercy Pictures

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計10点 『ノーカントリー』(2007年)でアカデミー監督賞や脚色賞などを獲得することになるコーエン兄弟の1990年代の代表作であるブラック・コメディ・サスペンス。脚本を執筆したコーエン兄弟は本作でアカデミー脚本賞を受賞しています。 さらに田舎の警察署長・マージ役で迫真の演技を披露したフランシス・マクドーマンドはアカデミー主演女優賞を獲得しました。 舞台は1987年冬のミネソタ州ミネアポリス。オールズモビル販売店の営業部長・ジェリー・ランディガードは、自分の事業を立ち上げる資金を調達するため、妻の狂言誘拐を計画します。 隣のノース・ダコタ州ファーゴで誘拐の実行犯たちと会ったジェリーは、義父に出させた妻の身代金を彼らと山分けすることで話がまとまりました。 しかし、誘拐の実行犯たちが逃走の途中で警官や一般市民3人を射殺したことから、この計画は思わぬ方向へと発展していくのでした。

27位:『マッチスティック・メン』(2003年)

娘に詐欺師の指南?ラストはため息が出るほど素晴らしい

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計10点 2000年の『グラディエーター』や2001年の『ハンニバル』、また近年では2015年公開マッド・デイモン主演の『オデッセイ』などで知られる映画界の巨匠リドリー・スコットが手掛けたサスペンスミステリーです。 強迫性障害を患う詐欺師のロイ。彼が病気を患った原因が10年以上前の離婚にあると考えた医師のクレインは、14歳になった娘アンジェラと会うことを提案します。 ロイとアンジェラは徐々に良い関係を築いていきますが、ある時ロイが詐欺師であることがアンジェラにバレてしまうのです。すると彼女は詐欺を教えてほしいと言い出し……。 予測のつかない展開と、二転三転と覆される衝撃のストーリーが繰り広げられます。

26位:『エスター』(2009年)

想像を超える驚きの展開に息を飲むこと間違いなし!

『エスター』
©DARK CASTLE ENTERTAINMENT/zetaimage

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ 子どもを流産した経験を持つケイト・コールマンと夫のジョンは、その悲しみを癒すために孤児院から少女エスターを引き取ります。 9歳の少女とは思えぬ落ち着きと頭の良さで、すぐに義妹とも仲良くなり、家族に馴染んだかのように見えた彼女。しかしその生活や習慣には謎めいた部分があり、次第に正体が明らかになっていきます。 2009年にアメリカで製作されたホラースリラー映画で、人間の逃れられない悲しみから生まれる狂気や残虐さが描かれています

25位:『マジカル・ガール』(2014年)

魔法少女になりたい女の子と不安を抱える美女

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計11点 「魔法少女ユキコ」という架空の日本のアニメが登場するスペイン映画です。娘の願いを叶えたいと思った父親の行動が、思わぬ結果をもたらすことに。 失業中の元教師ルイスには、白血病で余命幾ばくもない娘アリシアがいました。彼女は「魔法少女ユキコ」というアニメが大好きで、そのコスチュームが欲しいと父親に言います。ところがそれはとても高価で、失業中のルイスには手が届きません。 一方で精神科医の妻バルバラは精神的に不安定で、毎晩孤独にさいなまれていました。バルバラとルイスがふとしたきっかけで遭遇したことにより、事態は転がり始めます。

24位:『ミスト』(2007年)

驚愕のラスト15分は見逃せない

映画『ミスト』
© The Weinstein Company

■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計11点 スティーヴン・キングが1980年に発表した中編小説『霧』を実写映画化したSFホラー作品。嵐の翌朝、深い霧に包まれた街に潜む「何か」と、その脅威から逃げ惑う人々の姿が描かれています。 作中では精神的に支配されて狂っていく人間を描いたシーンや罪なき人物を生贄として殺害するシーンがあり、怪物の恐ろしさだけではなく人間が持つ愚かさにフォーカスをあてた作品ともいわれています。 ラストシーンまでノンストップの絶望感と、その果てにある結末から目が離せません。

23位:『スプリット』(2017年)

シャマランならではのどんでん返し展開へ

『スプリット』ジェームズ・マカヴォイ(2016)
© Universal Pictures/zetaimage

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計11点 M・ナイト・シャマランがメガホンを取った『スプリット』。ジェームズ・マカヴォイが多重人格者を怪演しています。 見知らぬ男に誘拐された3人の女子高生。男は彼女たちの前に現れる度に女性になったり、9歳の少年になったりとさまざまな人格が現れます。彼女たちは男が多重人格者であると考え、何とか脱出しようと手を尽くすのですが……。 最後にはもっとも凶悪な人格が現れて、目を覆いたくなる惨状に。そして映画は意外な方向へ進み、シャマラニストにはたまらないどんでん返しが待ち受けます。

22位:『エンゼル・ハート』(1987年)

80年代を代表するオカルトミステリー

■ハラハラ度:★★★☆☆ ■名作度:★★★☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計11点 『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(2003年)のアラン・パーカー監督が、小説『墜ちる天使』を映画化。当時イケメン俳優として売り出していたミッキー・ロークが主演を務めています。 時代は1955年。ニューヨークの私立探偵ハリー・エンゼルは、ルイ・サイファーという謎めいた紳士に人捜しを依頼されます。探すのはジョニー・フェイバリットという元人気歌手で、戦後の消息が分からなくなっていました。 ところが関係者に聞き込みを続けていくうちに、関係者たちが無惨な手口で殺されていきます。やがて想像を絶する事実が明らかになっていくのです。 原作が「悪魔のバイブル」と呼ばれるだけあって、かなり陰惨な大どんでん返しが用意されています

21位:『鵞鳥湖の夜』(2020年)

ディアオ・イーナン監督が贈るチャイニーズ・ノワールの傑作

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計11点 『鵞鳥湖の夜』は、2014年に公開された犯罪映画『薄氷の殺人』で世界的に注目を集めたディアオ・イーナン監督が手掛けた犯罪サスペンス映画。再開発の遅れた中国南部の街を舞台に、警察に指名手配されたギャングの男が追い詰められていく逃走劇です。 バイク窃盗団のリーダー・チョウは対立するギャングの罠にはまって負傷し、逃げる途中で警官を射殺して指名手配の身となってしまいました。 チョウは売春婦・リウ・アイアイに彼女が自分を警察に通報することで得た懸賞金を妻に渡してくれるよう頼みます。しかし、すぐにチョウが捕まっては怪しまれるため、彼らはしばらくの間行動をともにするのでした。 ネオノワールの暗い雰囲気を意識した中国映画で、計算されつくされた映像美が印象的な作品です。

20位:『トレーニング デイ』(2001年)

デンゼル・ワシントンの極悪刑事ぶりが必見!

『トレーニング デイ』デンゼル・ワシントン、イーサン・ホーク
©Warner Bros./Photofest/zetaimage

■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計12点 真面目な人物の役の多いデンゼル・ワシントンが悪役を見事に演じきってアカデミー主演男優賞に輝いた作品。1990年代後半に明るみに出たランパート・スキャンダルなどの警察汚職事件に触発されて製作されたリアルな雰囲気のサスペンス映画です。 ジェイク・ホイト(イーサン・ホーク)はロサンゼルス市警(LAPD)の麻薬捜査課に配属されたばかりの新人捜査官。配属初日からホイトはベテラン捜査官・アロンゾ・ハリス(デンゼル・ワシントン)とコンビを組むことになります。 「オオカミを倒せるのはオオカミだけ」という信念で型破りな麻薬捜査を強行するアロンゾに、ホイトは戸惑いながらも従っていきます。そんなホイトは、やがてアロンゾが仕組んだ巧妙な計画に巻き込まれていくのでした。

19位:『ミスティック・リバー』(2003年)

過去の心の傷や過ちに翻弄される3人の幼なじみ

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★★☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計12点 1990年代に監督として『マディソン郡の橋』など数々の名作を世に送り出したクリント・イーストウッドが監督と音楽を務めたネオ・ノワール・サスペンス映画。1つの殺人事件をきっかけに25年ぶりに再会した3人の幼なじみの男たちの繰り広げるドラマを描いた作品です。 主人公・ジミー役と彼の幼なじみ・デイヴ役をそれぞれ務めたショーン・ペンとティム・ロビンスが、アカデミー主演男優賞と助演男優賞を受賞しています。 ボストン近郊のミスティック川の近くにある町で前科者のジミー(ショーン・ペン)は雑貨店を営んでいました。 ある日、ジミーの19歳になる娘が死体で発見される事件が発生。彼の幼なじみで今は殺人課の刑事であるショーン(ケヴィン・ベーコン)が事件を担当します。 一方、近所のコネを利用して独自の調査を始めたジミーは、幼なじみのデイヴ(ティム・ロビンス)が事件に関与しているのではないかと疑い始めることに……。

18位:『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』(2003年)

ラスト1分のために存在する作品

『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』
©Universal Pictures/Photofest/Zeta Image

■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★☆☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計12点 主人公のデビッド・ゲイルは、元同僚の女性を強姦・殺害したとして死刑宣告を受けます。彼は死刑廃止論者で元大学教授でした。自分の訴えを伝えるために、女性新聞記者のビッツィーに事件について打ち明け始めます。 デビッドとの会話を続けるうちにビッツィーは、彼は無実であるのではないかと考え始め……。 冤罪や死刑制度を題材とした本作。緊迫感のある人間ドラマと、先の読めない展開が繰り広げられるサスペンス要素が絶妙に混ざり合っている1本です

17位:『真実の行方』(1996年)

苦い後味を残す最上級のどんでん返し

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★★☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計12点 カトリックの大司教を惨殺した容疑で逮捕されたアーロン。彼は無実を訴え、犯行現場に第三者がいたことを主張します。弁護に当たるのは敏腕弁護士のマーティン、検察官はマーティンの元恋人ジャネットです。 シカゴの権力者の思惑も絡んで、裁判は紛糾を極めますが、映画の半ばほどで衝撃の事実が判明。さらに最後の最後でどんでん返しがあり、複雑な余韻を残して映画は幕を閉じます。 本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされたエドワード・ノートンの演技に注目です

16位:『ヘイトフル・エイト』(2015年)

密室でぶつかり合うならず者たちの嘘

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★★☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計12点 クエンティン・タランティーノによる『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012年)に続く西部劇です。時代設定は南北戦争後、舞台はアメリカ西部にあるワイオミング州の山中。 猛吹雪に見舞われている山中の服飾店に、賞金稼ぎの黒人、おたずね者は必ず生きたまま捕らえる賞金稼ぎ「ハングマン」、ハングマンに捕らえたれた女盗賊、死刑執行人など一癖も二癖もある8人が集まります。 密室状態になっている店内で、殺人事件が発生。誰も信用できないなか、8人は腹のさぐりあいを始めます。果たして真犯人は誰なのか?タランティーノが提示した極上のどんでん返しに注目です

15位:『未来世紀ブラジル』(1985年)

全体主義官僚国家を脱出できるか?

『未来世紀ブラジル』
© Universal Pictures/Photofest/zetaimage

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★★★☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計13点 イギリスのコメディグループ「モンティ・パイソン」のテリー・ギリアムが、映画監督としてその名を知らしめた出世作です。舞台は政府が情報を完全統制した全体主義官僚国家。 情報局に役人として勤めるサムは、あるとき情報省が反政府テロの容疑者タトルの名前を打ち間違えたことから、反政府レジスタンスに取り込まれていきます。 あまりの鬱エンディングに、公開当時は会社側がハッピーエンドバージョンに差し替える事態に。その後、ギリアムがハッピーエンドバージョンを再編集し、131分のスペシャルバージョンがアメリカで公開されました。

14位:『ブラック・スワン』(2010年)

清楚で真面目なプリマドンナの精神が崩壊

『ブラック・スワン』
© Fox Searchlight Pictures

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★★★☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計13点 『レスラー』(2008年)のダーレン・アロノフスキーがメガホンをとったサイコサスペンス。プリマドンナとしてデビューするバレリーナが、そのプレッシャーから次第に精神的に追い詰められていく模様を、スリリングに描いた作品です。 主人公のバレリーナをナタリー・ポートマン、そのライバルをミラ・クニス、支配的な振り付け師をヴァンサン・カッセルが演じます。ナタリー・ポートマンはこの作品でアカデミー主演女優賞を受賞しました。 主人公のニナは『白鳥の湖』の主役に抜擢されますが、「黒鳥」を上手く演じられないことに悩み始めます。元プリマドンナの母親からのプレッシャーなどもあって、彼女は妄想を見るようになり……。

13位:『サイコ』(1960年)

アメリカ映画の常識を打ち破ったサスペンス映画の歴史的名作

『サイコ』ジャネット・リー
© UNIVERSAL/zetaimage

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★★★★ ■ストーリーの面白さ:★★★★☆ ■計13点 「サスペンス映画の神様」と呼ばれるアルフレッド・ヒッチコック監督が、1960年に完成させた作品。 それまでアメリカ映画で取り上げられることの少なかった、窃視症などの性的倒錯や異常心理を大胆に描写したことで話題になりました。 不動産会社で秘書として働くマリオン(ジャネット・リー)は、サムという青年と付き合っていますが、彼に借金があるため結婚に踏み切れません。 ある日マリオンは不動産会社から預かった大金を銀行に運ぶ途中で、出来心からその金を持ち逃げしてしまいます。逃げる途中で夜になったため田舎のモーテルに一泊することにしたマリオンは、シャワーを浴びていたところを謎の人物に殺されてしまいました。 やがてマリオンの行方を探す妹のライラとサムも、このモーテルにやって来るのですが……。

12位:『ノーカントリー』(2007年)

ハリウッドの奇才・コーエン兄弟の最も暴力的な作品

ノーカントリー ハビエル・バルデム
©︎Miramax Films/Photofest/Zeta Image

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★★★☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計13点 『ファーゴ』(1996年)で興行的にも結果の出せる実力を示したコーエン兄弟が世に送り出した芸術性の高いサスペンス映画。アメリカとメキシコの国境地帯を舞台に麻薬取引の大金を巡って繰り広げられる凄惨な殺戮を静かな映像で描き出した作品です。 アカデミー賞作品賞、監督賞、脚色賞のほか、冷酷な殺し屋・シガーを演じたハビエル・バルデムが助演男優賞を受賞しました。 物語は1980年、アメリカ・テキサス州でシガーがベル保安官(トミー・リー・ジョーンズ)の拘束を脱して逃走し殺人、窃盗をはたらく場面から始まります。 同じ頃、ベトナム帰還兵のモス(ジョシュ・ブローリン)は偶然から麻薬取引の大金の詰まったブリーフケースを手に入れることに。やがてモスは金を取り返すことを請け負ったシガーや賞金稼ぎ・ウェルズ(ウディ・ハレルソン)から追われる身となるのでした。

11位:『ファイト・クラブ』(1999年)

どんでん返しものの傑作として外せない作品

『ファイトクラブ』
© Twentieth Century Fox/zetaimage

■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★☆☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計13点 巨匠デヴィッド・フィンチャー監督と不動の人気俳優ブラッド・ピット、実力派俳優のエドワード・ノートンという夢のタッグで実現した本作。 不眠症を患いながらも、物質的には何の不自由もない生活を送っている平凡な会社員の「僕」。そしてユーモアがあって華やかで「僕」とは正反対の男テイラー。 飛行機の中で出会った2人はやがて「ファイトクラブ」という地下組織をつくり、それを巡って事態は思わぬ方向に進んでいきます。 人間が抱えている欲望に押しつぶされたとき、どうなってしまうのか?を問う本作。濃密な脚本と作中に綿密に散りばめられた伏線、名優たちの演技が高い評価を獲得し、映画史に残る傑作として今もなお高い人気を博しています

10位:『シックス・センス』(1999年)

ネタバレ厳禁!傑作ミステリーホラー

シックス・センス
©Buena Vista/Photofest

■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★★☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計14点 かつてグレイという少年のカウンセリングを担当したマルコム。 ある時、彼の前に現れたグレイは「自分を救ってくれなかった」と言い捨て、自殺してしまいます。このことが心の傷となっていたマルコムは、霊が見えるという「第6感」を持つ少年コールと向き合うことで、また前を向こうとしますが……。 作品冒頭には主演のブルース・ウィリスから「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」という前置きがあり、公開当時大きな話題となりました。 アカデミー賞では、作品賞・監督賞・脚本賞・助演男優賞・助演女優賞にノミネートされるなど、世界中で注目を集めた傑作映画です。予想を裏切る衝撃の展開が待ち受けています。

9位:『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)

スタイリッシュなクライムサスペンス映画の傑作

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』ジェイソン・ステイサム、デクスター・フレッチャー、ジェイソン・フレミング
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■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★★☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計14点 『シャーロック・ホームズ』(2009年)を手がけたガイ・リッチー監督の長編デビュー作です。エディやベーコンたちロンドンの下町に住むチンピラ4人組が繰り広げるクライムストーリー。 エディは仲間から集めた金を賭けたポーカーで、イカサマに引っかかって多額の借金を負ってしまいます。途方に暮れた4人は、隣人の強盗計画に乗っかって盗品を横取りすることに。ところが状況は思わぬ方へ転がっていき……。 単純なはずの犯罪計画が、想像を超えた大事件に発展していく様子やどんでん返しから目が離せません。

8位:『スティング』(1973年)

1930年代、詐欺師たちの楽園!

『スティング』(1973年)
© UNIVERSAL/All Star Picture Library/Zeta Image

■ハラハラ度:★★★★☆ ■名作度:★★★★★ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計14点 ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが詐欺師を演じる古典的名作。詐欺師が標的を騙してスカッとする映画と言えば、「オーシャンズ11」シリーズでしょう。本作の主人公である詐欺師たちも、標的を騙すために大芝居を仕掛けることに。その芝居には、ターゲットのみならず、観客も騙されてしまいます。 1930年代のシカゴを舞台に、スタイリッシュなファッションに身を包んだ詐欺師たちの鮮やかな嘘に騙されて、スカッとしてた気分を味わってみてください。

7位:『メメント』(2000年)

一定時間の記憶しか保てない男を描いた名作サスペンス

メメント、ガイ・ピアース
©IFC Films/zetaimage

■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★★☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計14点 妻を何者かに殺された主人公のレナードは、犯人を追い詰める際に負った外傷が原因で、10分間しか記憶が保たない前向性健忘を患うことに。 妻を殺した犯人たちを突き止めるべく、彼は独自に調査をつづけています。重要なことは身体に刺青として刻むことで真相究明に挑みますが、次第に現実と記憶がわからなくなっていき……。 監督を務めたのは、のちに『ダークナイト』(2008年)や『インターステラー』(2014年)、『ダンケルク』(2017年)などのヒット作を次々に生み出すことになるクリストファー・ノーラン。本作の大ヒットをきっかけに、監督としてその名を世界中に広めました。 物語の時系列を逆にして映し出す形式を取っているため、一筋縄ではいかない難解映画です

6位: 『オールド・ボーイ』(2003年)

15年もの間監禁生活から突然解放され……

オールドボーイ

■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★★☆ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計14点 ある日突然誘拐され、そのまま15年間監禁されたあと、何の理由も明かされぬまま解放された主人公オ・デス。彼が失った日々を取り戻すために、誘拐犯と誘拐された理由を追い求めるサスペンス映画です。 韓国映画らしい重厚なストーリー展開とシリアスな心理描写で、すべてが明らかとなったときに生じる絶望感が見事に表現されています。 原作は日本の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』。舞台が日本から韓国に変わっているなどの設定変更を除けば、本筋のストーリーはほとんど同じです。

5位:『ヒート』(1995年)

アル・パチーノとロバート・デ・ニーロW主演の重厚な犯罪ドラマ

■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★★★ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計15点 マイケル・マン監督が、1960年代にシカゴで実際に起きた事件をもとに構想から10年以上かけて長編映画として完成させた作品。ロサンゼルスを舞台にロバート・デ・ニーロ扮する強盗団のリーダーをアル・パチーノ演じる刑事が追い詰めていく、手に汗握る犯罪ドラマです。 アル・パチーノとロバート・デ・ニーロはこの映画が『ゴッドファーザー PART II』(1974年)以来、約20年ぶりの共演となりました。 刑事と犯罪者の心理の綿密な演出に加え、実弾射撃の訓練を実施して銃撃戦の撮影に臨むなど、徹底的にリアルな描写に圧倒されます。 1990年代を代表する名画の1つとしてばかりでなく、映画史上に残る犯罪映画の傑作としてその後の多くの映画に大きな影響を与えた作品です

4位:『パラサイト 半地下の家族』(2019年)

多ジャンルの要素を盛り込んだ新感覚サスペンス

『パラサイト 半地下の家族』
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■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★★★ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計15点 韓国の奇才・ポン・ジュノ監督が手掛けたダーク・コメディ・サスペンス映画。カンヌ国際映画祭とアカデミー賞の両方で最高賞を受賞するという歴史的快挙を成し遂げた作品です。 特にアカデミー賞では作品賞を始め監督・脚本・国際長編映画賞の4部門を制すなど、非英語圏の作品としては異例の大成功をおさめました。 韓国社会が抱える格差などの問題への痛烈な風刺をたくみに取り入れる作風で定評のあるポン・ジュノ監督。貧困一家が中流階級の人間になりすます物語である「パラサイト」は、ブラック・コメディと犯罪サスペンスを組み合わせた完成度の高い作品です。 半地下に住むキム一家は内職で食いつなぐ貧しい生活をしていました。ところがある日、長男ギウがIT長者パク一家の家庭教師を引き受けたことで転機が訪れます。ギウに続いて妹ギジョンも美術教師としてパク一家の豪邸に潜り込むことに成功し……。

3位:『ユージュアル・サスペクツ』(1995年)

卓越した構成で犯罪計画を描く

『ユージュアル・サスペクツ』
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■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★★★ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計15点 麻薬の取引現場が何者かに襲撃され、密輸船が大爆発。多数の死者を生み、大金と大量のコカインが消えてしまいます。捜査官のクイヤンは、唯一無傷で生き残った詐欺師のヴァーバル・キントを尋問することに。 キントにより事件の経緯が辿られ、マフィアのボスであるカイザー・ソゼが黒幕であることが明らかになりますが……。回想シーンが効果的に用いられ、最後にはまさかの展開が待ち受けます。 メインキャストとして『エクスカリバー』(1981年)のガヴリエル・バーンをはじめ、本作でアカデミー賞助演男優賞を獲得したケヴィン・スペイシー、ベニチオ・デル・トロ、コメディー俳優としても活躍するケヴィン・ポラック、スティーヴン・ボールドウィンが起用されました。

2位:『羊たちの沈黙』(1991年)

映画史に残るサイコサスペンスの傑作

『羊たちの沈黙』アンソニー・ホプキンス
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■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★★★ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計15点 アカデミー賞主要5部門(作品・監督・主演男優・主演女優・脚本)を総なめにする快挙を成し遂げた、映画史上に残るサスペンス映画。 若い女性ばかりを狙った連続猟奇殺人事件が発生しFBIが捜査に乗り出しますが、解決の糸口をつかむことができません。行き詰まった捜査班はまだ訓練生のクラリスに、獄中にいる元精神科医の連続殺人犯ハンニバル・レクター博士から助言を受ける任務を与えます。 心がすり減るインタビューを重ねるうちに、クラリスとレクター博士の間には愛憎入り交じった感情が芽生えることに。レクター博士の協力もあってクラリスは犯人を追い詰めていくのですが……。 アンソニー・ホプキンスが扮したレクター博士の印象が強烈で、サイコホラーの傑作としてあげられることも多い作品です。

1位:『セブン』(1995年)

「七つの大罪」殺人事件の罪と罰

『セブン』ブラッド・ピット
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■ハラハラ度:★★★★★ ■名作度:★★★★★ ■ストーリーの面白さ:★★★★★ ■計15点 デヴィッド・フィンチャーが監督を務め、ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンがタッグを組んで実現した本作。 「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件が起こるなか、退職間近のベテラン刑事サマセットと新人刑事ミルズが真相を解明するべく奔走します。 劇中に登場する殺害法の残虐さが話題となり、さまざまな憶測を生んだラストシーンは映画ファンの間でいまだ議論の対象になっています。不朽の名作ミステリーとして映画史にその名を刻みました。

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