『ゴジラ-1.0』呉爾羅とゴジラの違いは?大きさ・能力の変化や核実験による変貌の理由を解説
日本を代表する怪獣「ゴジラ」。そのもとになったのは、大戸島の伝承に残る怪獣・「呉爾羅」だという設定になっています。 この記事では、「ゴジラ」と「呉爾羅」の違い、その関係や変化について紹介します。
『ゴジラ-1.0』に登場する呉爾羅とゴジラの違いとは?ゴジラは進化系?
大戸島の伝承に残る怪獣 呉爾羅(ごじら)とは?
呉爾羅は小笠原諸島にあるとされる架空の島・大戸島の伝承として語られています。普段は海底で眠っている呉爾羅は、目覚めると一帯の生物を食い尽くすとされています。そのため大戸島では、不漁になると呉爾羅が目覚めた兆しと考えられ、生贄として嫁入り前の娘を筏に乗せて海に流していたと語られています。 第二次世界大戦末期の1945年夏には大戸島に上陸し、特攻機用整備場の帝国海軍守備隊を侵入者とみなして襲撃。一夜にして敷島浩一と橘宗作以外の整備兵たちを皆殺しにしました。
米軍の核実験で絶望の象徴となったゴジラとは?
呉爾羅は米軍の水爆実験に巻き込まれ、再生能力のエラーによって全高50m(164ft)級の巨体に変異してしまいました。 それまで物理攻撃のみだった戦闘能力も、口から放射熱線を発することができるようになります。同時に再生能力の向上し、放射熱線を発した直後には自身も口周りを負傷しても瞬時に治癒するほどの能力を持っています。 身体が大きくなったことによって物理攻撃の威力が増したうえ、放射線の影響で新たな能力を得た呉爾羅は、モンスターであり神のような存在でもある“破壊神・ゴジラ”へと変貌しました。
呉爾羅とゴジラの戦闘能力や大きさの違いを解説
| 呉爾羅 | 全高:15m前後 防御力・耐久性:三八式歩兵銃、九九式短小銃、零戦の20mm機関砲も無効 遠距離攻撃(放射熱線)の有無:無 自己再生能力:肉弾戦の傷を癒すレベル |
|---|---|
| ゴジラ | 全高:50m前後 防御力・耐久性:核攻撃にも耐える 遠距離攻撃(放射熱線)の有無:有 自己再生能力:核の直撃にも耐える超回復、放射熱線発射による口元の傷も瞬時に治癒 |
呉爾羅からゴジラへ変貌した理由は核実験で被曝したから
1946年。ビキニ環礁周辺を回遊していた呉爾羅は、そこで米軍によって行われた水爆実験(クロスロード作戦)で被爆しました。 原子爆弾の高熱と放射線にさらされ、大きなダメージを受けた呉爾羅は再生を試みますが、体表の奥深くまで紛れ込んだ放射性物質の影響で元の姿に戻ることができず、再生能力のエラーによって全高50m(164ft)級の巨体に変異してしまいます。 また被爆の影響によって口から放射熱線を発するようになり、再生スピードも格段に早くなりました。
他の「ゴジラ」作品で呉爾羅は伝説として登場していた?
「呉爾羅」は小笠原諸島にあるとされる架空の島、大戸島の伝承に伝わる伝説の怪獣、あるいは神獣・龍神のことです。伝承によると、「呉爾羅は普段は海底で眠っているが、一度目覚めると近海の生物を食い尽くし、やがて陸に上がって人を襲う」といわれています。 この設定は1954年公開の『ゴジラ』で語られており、『ゴジラ−1.0』で初めて呉爾羅が映像として登場しました。 また『シン・ゴジラ』(2016年)やアニメ映画『GODZILLA 三部作』、ハリウッドレジェンダリー版『GODZILLA ゴジラ』(2014年)など、初代と世界観がつながっていない作品でも、「大戸島の呉爾羅伝説」がゴジラの名前のもとになったという設定は概ね共通しています。
呉爾羅とゴジラの違いや変化の理由を解説
ゴジラとそのもとになった伝説とされる呉爾羅の違いや、変化の経緯を解説しました。 シリーズ第1作で語られたゴジラのオリジンは、時代を経ても「伝説」としてほかの作品にも受け継がれてきました。それほど魅力的な設定ということですね。
