スペースゴジラとは?強さ・能力と誕生の秘密を解説【ゴジラvsスペースゴジラ】
スペースゴジラは、1994年公開の映画『ゴジラvsスペースゴジラ』に登場した宇宙怪獣です。宇宙へ運ばれたゴジラの細胞(G細胞)から生まれたという出自を持ち、ゴジラに似た体に巨大な結晶体をまとった姿が特徴です。 この記事では、スペースゴジラの大きさや誕生の経緯、コロナ・ビームなどの能力と弱点を解説し、登場作品やMOGERA・リトルゴジラとの関係も紹介します。映画の結末にも触れるため、ネタバレに注意してください。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
スペースゴジラとはどんな怪獣?
スペースゴジラは、宇宙に漂っていたゴジラ細胞が異常な進化を遂げて生まれた怪獣です。体つきはゴジラに似ていますが、両肩には巨大な結晶体がそびえ、背中にも結晶が並んでいます。 大きさは体長120m、体重8万t。背中の結晶体を展開して空を飛ぶこともでき、その速度は大気圏内でマッハ3、宇宙空間では光速に近いとされています。
| 名前 | スペースゴジラ(SpaceGodzilla) |
|---|---|
| 初登場作 | 『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年) |
| 体長・体重 | 120m・8万t |
| 飛行速度 | 大気圏内でマッハ3/宇宙空間で亜光速 |
| 出自 | 宇宙へ運ばれたゴジラ細胞から誕生 |
| 主な技 | コロナ・ビーム、グラビ・トルネード、フォトン・リアクティブ・シールドなど |
| 弱点 | 両肩の結晶体 |
| デザイン | 吉田穣 |
| スーツアクター | 播谷亮 |
スペースゴジラ誕生の経緯
スペースゴジラが生まれたきっかけは、過去の戦いで宇宙へ運ばれたゴジラの細胞です。劇中では、『ゴジラvsビオランテ』で宇宙へ昇っていったビオランテか、『ゴジラvsモスラ』で宇宙へ飛び立ったモスラに付着していた細胞のどちらかだと推論されます。 宇宙を漂うゴジラ細胞はブラックホールに吸い込まれ、そこで結晶生命体を取り込みました。さらに恒星の爆発による膨大なエネルギーを浴び、ホワイトホールから放出される過程で、ゴジラとは別の怪獣として生まれ変わったと考えられています。劇中で語られるのはあくまで推論で、どちらの細胞が元になったのかははっきりしていません。 企画段階では、『ゴジラvsビオランテ』の原作者・小林晋一郎の企画案が下敷きになっており、当初は「クリスタル・ゴジラ」と呼ばれていました。最終的なデザインは吉田穣が手がけ、肩の結晶体には「結晶生物」というアイデアが生かされています。
スペースゴジラの能力・強さ
スペースゴジラは、口や肩から放つビームに加え、結晶体を自在に操って攻撃と防御の両方をこなすのが強みです。主な技を紹介します。
コロナ・ビーム
口から吐く超高熱のビームで、スペースゴジラの代表的な技です。肩の結晶体から放つこともでき、離れた相手にも攻撃が届きます。
グラビ・トルネード
肩の結晶体から放つ超重力波です。ゴジラの巨体さえ宙に浮かせ、投げ飛ばしてしまうほどの力を持っています。
結晶体を使った防御と攻撃
両肩からはフォトン・リアクティブ・シールドと呼ばれる電磁バリアーを張り、相手の光線を防ぎます。尾の結晶体で敵を突き刺すテール・スマッシャーや、結晶体をミサイルのように飛ばすホーミング・ゴーストも使います。 地面から巨大な結晶体を生やし、自分に有利な戦いの場をつくり出せるのも特徴です。
弱点は両肩の結晶体
強力な能力を支えているのが、両肩にそびえる結晶体です。ここから宇宙のエネルギーを取り込んでいるため、破壊されると力が大きく弱まります。劇中でも、この結晶体を狙われたことが勝敗を分けました。
スペースゴジラの登場作品
映画『ゴジラvsスペースゴジラ』(1994年)
スペースゴジラが本格的に登場した映画は、1994年12月10日公開の『ゴジラvsスペースゴジラ』です。ゴジラシリーズの第21作にあたり、観客動員は約340万人を記録しました。 主人公はGフォースの新城功二(橋爪淳)で、超能力者の三枝未希(小高恵美)、ゴジラを仇として狙う結城晃(柄本明)らが登場します。エンディングテーマ「Echoes of Love」は、福岡のバンドDate of Birthが担当しました。
| 公開日 | 1994年12月10日 |
|---|---|
| 上映時間 | 108分 |
| 監督 | 山下賢章 |
| 特技監督 | 川北紘一 |
| 脚本 | 柏原寛司 |
| 音楽 | 服部隆之(ゴジラのテーマ作曲は伊福部昭) |
| 出演 | 柄本明、橋爪淳、小高恵美、吉川十和子、米山善吉、斉藤洋介、中尾彬ほか |
| 配給 | 東宝 |
特撮番組『ゴジラアイランド』やゲームにも登場
1997年から放送された特撮番組『ゴジラアイランド』では、X星人に操られる怪獣として登場しました。 ゲームでは、『ゴジラ・ジェネレーションズ・マキシマムインパクト』や『ゴジラ UNLEASHED』などでプレイヤーの前に立ちはだかっています。
【ネタバレ】『ゴジラvsスペースゴジラ』のあらすじと結末
G対策センターでは、ゴジラに対抗するふたつの計画が進められていました。ひとつは、三枝未希のテレパシーでゴジラを操る「Tプロジェクト」。もうひとつは、対ゴジラ用の戦闘ロボットMOGERAの開発です。 Tプロジェクトのチームは、ゴジラとリトルゴジラが暮らす南太平洋のバース島へ向かいます。島には、ゴジラを仇として狙う結城晃の姿もありました。チームはゴジラの後頭部に装置を撃ち込み、一時的に操ることに成功します。しかし無理な操作によって未希は意識を失い、ゴジラは海へ姿を消しました。 一方、宇宙から地球へ迫る謎の物体を迎え撃つため、MOGERAが出動します。しかし攻撃は通じず、物体は地球に到達。その正体は、G細胞から生まれた怪獣スペースゴジラでした。リトルゴジラを結晶体の檻に閉じ込めたスペースゴジラは、福岡へ向かいます。
福岡に結晶体の要塞を築いたスペースゴジラは、福岡タワーを使って膨大なエネルギーを集めていました。そこへゴジラが現れ、結城や新城らが乗り込んだMOGERAも加わって、福岡の街で三つ巴の戦いが始まります。 福岡タワーが破壊されてエネルギーの供給が絶たれると、形勢は逆転します。MOGERAが両肩の結晶体を攻撃して弱らせ、結城はMOGERAをスペースゴジラに体当たりさせました。最後はゴジラの熱線がとどめを刺し、スペースゴジラは爆発し、結晶化した粒子となって宇宙へ帰っていきます。 ゴジラとともに戦ったことで心境が変わった結城は、ゴジラへの復讐をあきらめます。解放されたリトルゴジラの無事を未希がテレパシーで感じ取る中、ゴジラは廃墟となった福岡を後にして海へ帰っていきました。
MOGERA・リトルゴジラとの関係
ともに戦った対ゴジラロボットMOGERA
MOGERAは、国連G対策センターが開発し、ゴジラ迎撃部隊のGフォースが運用する対ゴジラ用ロボットです。1957年の映画『地球防衛軍』に登場したロボット怪獣モゲラを、リニューアルしたキャラクターでもあります。 作中ではまず宇宙でスペースゴジラを迎え撃ちますが敗れ、修理を経て福岡の決戦に臨みました。本来はゴジラを倒すために造られたMOGERAが、結果的にゴジラとともにスペースゴジラと戦うことになります。腕から撃ち込むスパイラルグレネードミサイルで肩の結晶体を傷つけ、勝利の糸口をつくりました。
結晶体に閉じ込められたリトルゴジラ
リトルゴジラは、前作『ゴジラvsメカゴジラ』(1993年)に登場したベビーゴジラが成長した姿です。ゴジラとともにバース島で暮らしており、人懐っこい性格で、ゴジラを仇と狙う結城にもなついていました。劇中では「リトルゴジラ」とは呼ばれず、結城からは「チビゴジ」と呼ばれています。 スペースゴジラにとって、リトルゴジラはゴジラをおびき寄せるための人質のような存在でした。結晶体の檻に閉じ込められたリトルゴジラは、スペースゴジラが倒された後に解放されます。 次作『ゴジラvsデストロイア』(1995年)では、さらに成長したゴジラジュニアとして登場します。
『ゴジラvsスペースゴジラ』スペースゴジラについてよくある質問
スペースゴジラはどうやって生まれた?
宇宙へ運ばれたゴジラ細胞がブラックホールで結晶生命体を取り込み、恒星の爆発のエネルギーを浴びて生まれたと劇中で推論されています。細胞を運んだのは、ビオランテかモスラのどちらかと考えられています。
スペースゴジラの大きさは?
体長は120m、体重は8万tです。背中の結晶体を展開して空を飛ぶこともでき、大気圏内ではマッハ3で飛ぶとされています。
スペースゴジラの弱点は?
両肩にそびえる結晶体です。エネルギーを取り込む役割があり、破壊されると力が弱まります。『ゴジラvsスペースゴジラ』でも、MOGERAの攻撃で結晶体を傷つけられたことが勝負の分かれ目になりました。
スペースゴジラが本格的に登場する映画は?
1994年公開の『ゴジラvsスペースゴジラ』です。映画のほか、1997年から放送された特撮番組『ゴジラアイランド』や、『ゴジラ UNLEASHED』などのゲームにも登場しています。
スペースゴジラとリトルゴジラの関係は?
スペースゴジラは、ゴジラとともにバース島で暮らしていたリトルゴジラを結晶体の檻に閉じ込めました。リトルゴジラは、スペースゴジラが倒された後に解放されています。
スペースゴジラのスーツアクターとデザインを担当したのは?
スーツアクターは播谷亮が務めました。デザインは吉田穣が手がけています。
G細胞から生まれた宇宙怪獣スペースゴジラ
スペースゴジラの誕生の経緯や能力、登場作品、MOGERA・リトルゴジラとの関係を紹介しました。 宇宙へ散ったゴジラ細胞から生まれ、結晶体を武器にゴジラを追い詰めたスペースゴジラは、平成VSシリーズの中でも異彩を放つ敵怪獣です。『ゴジラvsスペースゴジラ』で、福岡を舞台にした三つ巴の決戦を確かめてみてはいかがでしょうか。





