2019年5月10日更新

ベジータを知る6つのこと カカロットの永遠のライバルを徹底紹介【ドラゴンボール】

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ベジータは「ドラゴンボール」の人気を支える誇り高きスーパーエリート

ベジータは鳥山明原作「ドラゴンボール」に登場するキャラクターです。漫画「ドラゴンボール」は1984年に連載開始し、アニメ版は1986年に第1期が制作されました。原作やアニメの放送が開始されたのははかなり前の作品ですが、いまだに続編アニメや、映画が制作されるなど、いまだに若年層を中心に根強い人気を誇っています。 ベジータは、アニメ版では2期となる「ドラゴンボールZ」で初登場し、その後はレギュラーメンバーになっています。主人公の孫悟空と並び、人気の高いキャラクターです。今回はそんなベジータのプロフィールや活躍を追うとともに、彼の放った名言や彼の強さについて掘り下げていきます。

1.サイヤ人の王子・ベジータの基本的なプロフィールを紹介

まずは、ベジータの基本的なプロフィールを紹介します。彼の初登場から、性格、家族について見ていきましょう。

ベジータのプロフィール

ベジータはエイジ732生まれ、身長164cm、体重54kgという公式プロフィールがあります。あまり知られていないですが、実は悟空よりも5歳年上の52歳、フルネームは「ベジータ4世」です。 プライドが高くクールなキャラクターですが、回を重ねるごとにギャグパートも増え、親しみやすい人物になっていきます。

悟空の前に敵として立ちはだかった

ベジータは、惑星ベジータの王子として生まれた、戦闘民族サイヤ人の頂点に立つ男です。しかしフリーザの手によって惑星ベジータが滅び、どんな願いも叶える「ドラゴンボール」を探すため地球にやって来ました。 はじめは悟空の前に敵として立ちはだかるも敗北し、ベジータは再び宇宙に逃げ帰ることに。そして彼は、ナメック星でフリーザと敵対することになり、悟空たちと手を組んで戦います。悟空がフリーザとの戦いでスーパーサイヤ人の力に目覚め、以降ベジータは悟空を超えることを最大の目標に掲げます。 その後地球に住み始めたベジータは、人造人間や魔人ブウなどが現れるたびに、悟空たちの仲間として戦いに参加します。彼の高いプライドと攻撃的な性格は徐々に丸くなっていき、最終的にはブルマと結婚して息子トランクスを出産、幸せな家庭を築いています。

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プライドが高く、クールなキャラクター

ベジータの性格を一言で表すなら「クール」です。口数が少なく、キザなタイプなのですが、悟空たちと行動を共にするようになってからは徐々にツッコミ役になっていきます。 また、彼はとてもプライドが高いです。基本的に一人称は「オレ様」、二人称は「貴様」と、言葉遣いにもプライドの高さが表れています。 ベジータは、ブルマと結婚し子供ができてからは、どんどんと人間らしさが増していきます。かつて残忍で冷酷だったベジータは、作品を通して優しい心をもった人間へと成長していくのです。そんなところが、彼の最大の魅力と言えるでしょう。

ベジータの家族構成 トランクスとの関係は

ベジータは地球での生活や悟空の仲間たちと馴染んでいき、ついにはブルマと結婚します。そして長男のトランクス、妹のブラを授かりました。彼が人間的に丸くなっていったのは、トランクスが生まれてからです。 セル編では未来からやってきた青年トランクスに対し、言葉は少なかったものの、彼を気に掛ける様子が描かれています。未来へ帰るトランクスを送る際、腕を組みながらハンドサインを送ったシーンは、彼のクールなキャラクターと優しさが見える名シーンです。

2.最新シリーズではギャグキャラ?

2015年には、「GT」以来18年ぶりの新作となる「ドラゴンボール超(スーパー)」が放送開始となりました。本作は鳥山明がストーリー原案を務めており、魔人ブウ編の続きを描いている物語です。ベジータは本作で、これまでのようなクールなキャラクターではありません。 ある時、宇宙のバランスを保つ存在である、「破壊神ビルス」が永い眠りから覚めました。ビルスは「スーパーサイヤ人ゴッド」の存在を探し、地球へと赴きます。一方地球ではブルマの誕生日パーティが行われていました。 破壊神ビルスの別次元の強さを察知したベジータは、家族と地球を守るために、ビルスの機嫌を取ろうとします。これまでに見せたことがないような明るい表情で、歌と踊りを披露するというギャグシーンは必見です。

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3.悟空と永遠のライバル その強さは

ベジータの戦闘力

「ドラゴンボール」には、相手の強さを数値化して可視化することが出来る、「スカウター」というアイテムが登場します。ベジータの初登場時にスカウターが使われ、そこからナメック星編までは戦闘力で強さを知ることができます。ちなみに一般的な地球人の戦闘力は5程度です。 ベジータの戦闘力は、初登場時で1万8千ほどでした。しかし、サイヤ人のベジータは強敵と戦うほど強くなっていくので、どんどんと戦闘力も上がっていきました。ギニュー特戦隊のザーボンとの戦いを経ると、ベジータの戦闘力は一気に3万まで上がります。 さらに驚くべきことに、ベジータはリクームに敗れた後回復すると、彼の戦闘力は25万まで跳ね上がりました。しかし、フリーザの53万という驚異的な戦闘力には及びませんでした。

悟空と肩を並べるライバル

ベジータは悟空に敗北を喫して以来、悟空を超えることをずっと目標にしています。先を行く悟空に対し、ベジータはさらにストイックな修行を積んで追いつこうとするという、追いつけ追い越せのライバル関係です。しかし魔人ブウ編のラストでベジータは、悟空の強さと自身の負けを認める発言をしました。 とはいえ、ベジータは悟空と肩を並べて戦える唯一の存在です。本来2人が合体する技「フュージョン」は、2人の力がかなり近くないと発動できません。彼らがフュージョンできるのは、ベジータが悟空にかなり近い強さを持っているということでしょう。 また、スーパーサイヤ人の初変身は悟空に先を越されましたが、「ドラゴンボール超(スーパー)」では、悟空に勝るとも劣らない段階まで進化しています。

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4.どんどん進化するスーパーサイヤ人とは?

ベジータが悟空と近い力を持っていることを示す目印となるのは、スーパーサイヤ人の変化段階です。悟空はシリーズを経てスーパーサイヤ人、スーパーサイヤ人2、スーパーサイヤ人3という風にどんどん強くなっていきます。そしてベジータも、負けじと同じ力を覚醒していくのです。 原作漫画の終わりでは、ベジータはスーパーサイヤ人3になれませんでした。しかしアニメオリジナルの「GT」では、悟空と共に「スーパーサイヤ人4」へと進化しています。

スーパーサイヤ人ゴッドとは?ベジータは変身できるのか

ドラゴンボール超 ブロリー
(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

「ドラゴンボール超(スーパー)」では、スーパーサイヤ人のさらなる高みとして「スーパーサイヤ人ゴッド」という段階が登場します。ゴッドとなるためには、5人の正しい心を持ったサイヤ人が、1人のサイヤ人エネルギーを注ぐため、計6人のサイヤ人のうち1人しかゴッドになれないのです。そのため、悟空以外はゴッドになっていません。(漫画版ではベジータもゴッドになっている。) しかしビルス編の後、悟空と共に修行に励んだベジータは、ゴッドをも超える「スーパーサイヤ人ゴッドスーパーサイヤ人(ブルー)」になることが出来ています。

スーパーサイヤ人の詳細についてはコチラ

5.ベジータの名言をピックアップ

まるでスーパーサイヤ人のバーゲンセールだな

「ドラゴンボールZ」でのセリフです。修行をしているトランクスは、ベジータの前でスーパーサイヤ人になります。また、孫悟天もスーパーサイヤ人になれることを聞いていうセリフです。 ベジータは悟空に追いつくため、必死に修行して力をつけていきました。子供たちまでもが簡単にスーパーサイヤ人になれることに驚きを隠せないようです。

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さらばだ、ブルマ、トランクス......、そして、カカロット

「ドラゴンボールZ」魔人ブウ編でのセリフです。 一度は魔人ブウの側につき、悟空と戦うことを望んだベジータ。しかし彼は結果的に魔人ブウを倒そうと、命を捨てた最後の攻撃に出るのです。彼は自爆の直前に心の中で、「さらばだ、ブルマ、トランクス......、そして、カカロット」と別れを告げます。自分だけしか考えていなかったベジータが、家族や仲間に別れをいうまでに成長した姿に涙必至です。

がんばれカカロット、おまえがナンバー1だ

こちらも「ドラゴンボールZ」魔人ブウ編での名セリフ。ベジータというキャラクターを最大限に表しているといっても過言ではない名言です。 ベジータが知らないうちに、悟空はスーパーサイヤ人3にまで進化していました。魔人ブウと戦う悟空を見て、「がんばれカカロット、おまえがナンバー1だ」と応援します。今まで超えるべきライバルだった悟空の力と、自分の負けを認めたベジータはどこかすがすがしい表情でした。

楽しいビーンゴ、オッレイ

「ドラゴンボール超(スーパー)」での、ベジータらしからぬ名シーンです。 破壊神ビルスが地球にやってきて、ブルマの誕生日パーティ会場に現れます。ビルスの恐ろしい強さを察知したベジータは、ビルスが機嫌を損ねないように努めるのです。 不機嫌になり、地球を破壊しようとするビルスの前にベジータが立ち上がり、ビンゴの歌とダンスを披露します。彼の歌はビルスには不評だったものの、何とか地球は守られました。家族を守るために、ベジータがプライドをかなぐり捨てたシーンです。

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6.声優は堀川りょう

画像右が堀川りょう

声優の堀川りょうが、全シリーズを通してベジータを演じています。温厚な青年役から冷徹な悪役まで、幅広い役柄を演じる、ベテランです。1989年に「ドラゴンボールZ」が放送開始となって以来、2015年放送開始の「ドラゴンボール超(スーパー)」まで、変わらない若々しい声でベジータを演じています。 孫悟空の声と同様に、ベジータといえば「あの声だ」と分かるほど、堀川の声は定着していますよね。彼は、ベジータ役の他にも「名探偵コナン」の服部平治役でも知られています。

ベジータなくしてドラゴンボールは成立しない

この記事では、「ドラゴンボール」の主要キャラクターであるベジータについて掘り下げてきました。はじめは敵役として登場したベジータですが、悟空と並ぶ強さを誇る強力な味方として、「ドラゴンボール」には欠かせない存在となりました。 ベジータというキャラクターは、「ドラゴンボール」シリーズと共に愛され続けます。