2019年10月1日更新

『ドラゴンボール』魔人ブウの全形態を解説!愛されキャラとなるまでの軌跡とは

ドラゴンボール

ピンク色の肌が印象的な魔人ブウは、太ったりやせたりと、目まぐるしく形態が変化してきた謎の存在。しかし『ドラゴンボール』屈指の愛されキャラでもあります。彼の全形態を振り返りながら、その魅力に迫っていきます!

目次

魔人ブウの全形態を解説!なぜ『ドラゴンボール』屈指の愛されキャラになったのか

鳥山明の代表作にして世界中で大ヒットとなった漫画『ドラゴンボール』。主人公・孫悟空たちの活躍が格好いいのはもちろんですが、本作の大きな魅力のひとつとして敵キャラクターが魅力的だという点も挙げられるでしょう。 今回は『ドラゴンボール』の最後の敵であり最強の存在として悟空たちの前に立ちはだかった敵キャラクター・魔人ブウを徹底解説。作中では、コミカルな描写があったり、憎めないところがあったりと、敵ながら愛されキャラのポジションを築いてきたキャラクターです。 彼の名シーンを振り返るとともに、その魅力の秘密に迫ります。

バビディによって魔人ブウが復活!名前の由来は……

まずは魔人ブウの登場から振り返ってみます。彼はなぜ、あんなに強かったのか。その秘密を解説!

魔人ブウは封印されていた

『ドラゴンボール』のラスボスとして登場した魔人ブウ。彼は、もともとは魔道士ビビディによって生み出された存在です。500万年前に宇宙で殺戮を繰り返しており、彼を止めようとした南の界王神と大界王神を吸収。 その後、魔人ブウを制御していたビビディが倒されたことにより、彼自身も封印されたままとなっていたのです。500万年後、ビビディの息子・バビディにより、地球で眠り続けていた魔人ブウが封印から解放されることに。 解放された時点の魔人ブウは、戦闘力でいえば全形態のなかでも低い状態でした。それでも、ベジータでは歯が立たず、超サイヤ人3となった悟空と互角の強さをみせています。登場時からずば抜けた戦闘力を持っていた、まさにラスボスにふさわしい存在だったのです。

名前の由来は?

魔人ブウの“ブウ”の由来は、「シンデレラ」に登場する魔法のフレーズ「ビビディ・バビディ・ブー」です。 魔人ブウの生みの親である魔道士ビビディ、そしてその息子・バビディ、魔人ブウ。この3人に、世界的に有名な魔法のフレーズが振り分けられています。魔術を操るキャラクターにぴったりの由来といえます。

魔人ブウは吸収と分裂を繰り返している!全形態をおさらい

魔人ブウの特徴は、吸収して相手の力を取り込める点です。彼は何度も地球の戦士たちを吸収し、パワーアップしていきました。それぞれの形態を振り返っていきましょう。

善と純粋悪に分かれる

登場時の魔人ブウは界王神を吸収している状態なので、知性と心を持ち合わせていました。しかしバビディたちに人殺しが楽しいことであると教えられており、純粋な彼はそれを信じ切っていたのです。 ミスター・サタンとの出会いで、魔人ブウは殺戮は間違ったことであると知ります。それ以降は破壊行為を止めていました。 しかし、ミスター・サタンと大切に思っていた子犬のベエが人間に傷つけられたことでブウは激怒。これをきっかけに善と純粋悪に分離することになり、ブウ対ブウの戦いに発展します。 分離の際に、純粋悪が力の大半を持っていってしまったために善のブウは敗北。純粋悪のブウにチョコレートにされて食べられ、その体内に吸収されてしまうのでした。

魔人ブウ:悪になり、悟飯、ピッコロ、ゴテンクスを吸収

ぽっちゃりとした元の体型から、戦闘向きの体型に変化。この形態の魔人ブウは、より自身の強さを示す好戦的な性格になりました。ゴテンクスを圧倒しており、超サイヤ人3になったゴテンクスでさえも互角に戦う、という強さを誇っています。 それでも老界王神のもとで修行した孫悟飯の力には圧倒された魔人ブウは、悟飯に勝つためにゴテンクスとピッコロを吸収。それにより新たに力と知性を手に入れた姿へと変化しました。ゴテンクスのフュージョンが体内で解かれたことでパワーダウンするも、隙をついて悟飯をも吸収。 この時点ではまだ体内に善のブウが残っているため、かつて親しくしていたミスター・サタンやその関係者は殺さないという一面もみせています。

最終形態は魔人ブウ:純粋

悟飯吸収形態の魔人ブウは、超サイヤ人ベジットと対決。ベジットはその強さで魔人ブウを圧倒し、体内に吸収された仲間たちや善のブウを引き剥がすことに成功します。これにより、魔人ブウは本来の邪悪の塊である純粋形態になるのでした。 彼はかつて界王神を吸収して手に入れた心も失っており、言葉の代わりに奇声や雄叫びをあげ、殺戮を純粋に楽しむようになります。ずっと残っていたミスター・サタンへの温情も、この時点で消失。突然地球を破壊してしまうなど、もっとも厄介な敵として悟空たちの前に立ちはだかります。 超サイヤ人3の悟空でも苦戦する強さで、いくらダメージを与えても無限の再生能力で復活してしまう魔人ブウはまさに最後にして最強の敵でした。

ウーブに生まれ変わり、悟空と再会

最終形態となった魔人ブウは、最後に地球人全員の気を集めたスーパー元気玉によって悟空に倒されました。その際、悟空は「こんどはいいヤツに生まれ変われよ」と伝え、1対1での勝負をしたいと口にするのでした。そして「またな!」と、再会を約束する言葉を最期に送ったのです。 悟空の願いは閻魔大王によって聞き届けられ、やがてひとりの地球人の少年・ウーブが誕生します。彼は浄化された魔人ブウの魂から生まれ変わった少年です。そして、ウーブは初めて参加した天下一武道会で悟空と対戦。類稀なる戦闘の才能を発揮し、周囲を驚かせます。 かつて地球を壊した魔人ブウが転生し、悟空に地球の未来を任される存在となっていく……。ここで『ドラゴンボール』は完結を迎えました。

ミスター・サタンとの関係が愛されポイント?

当初現れた魔人ブウは、破壊行為を嬉々として繰り返してはいたものの、自分が気に入った人間や、自分に好意的な人間には攻撃しないという理性もあったのです。そんな彼にとっての1番のお気に入りは、ミスター・サタンと子犬のベエでした。 ミスター・サタンは当初魔人ブウを倒す目的で彼に近づきましたが、やがて彼のなかにある純粋な部分に気が付きます。彼の方も自分に優しい感情を向けてくれるミスター・サタンの言うことは、素直に聞き入れるようになるのです。 ブウはその後、善と悪に分離してしまいますが、その後もミスター・サタンを殺すことだけはしませんでした。また戦いが終わった後、生き残った善のブウはミスター・サタンの弟子になり、地球に残っています。ブウがいかにサタンのことを慕っているのかがうかがえますね。 彼に善の心があったからこそ、敵キャラとして登場しながらも愛されキャラとして人気を得たのです。

愛され続ける魔人ブウ!『ドラゴンボール超』では、ただの問題児キャラに?

地球に残った善の魔人ブウは、『ドラゴンボール超』などその後のアニメ作品にも登場。同作では地球どころか、第7宇宙を代表する戦士として「力の大会」に出場予定でした。しかし、いざというときに長期の眠りに入ってしまい、大会不参加に……。魔人ブウらしい自由気ままさは『ドラゴンボール』完結後も健在。ますます憎めないキャラクターとして、多くのファンに愛されています。