2023年12月26日更新

「幽遊白書」飛影(ひえい)のクールな名言や強さを解説!キルアとの共通点も比較

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幽遊白書 飛影
原作/冨樫義博「幽☆遊☆白書」(集英社「ジャンプコミックス」刊) ©Yoshihiro Togashi 1990年-1994年 ©ぴえろ/集英社

「幽遊白書」に登場する飛影(ひえい)は、本作の主人公・浦飯幽助(うらめしゆうすけ)の戦友。圧倒的な強さを持つ一方、ツンデレ的な可愛さがある彼は、原作でダントツの人気を誇っています。 本記事では連載が終了してから長い時間が経った今もなお、多くのファンに愛される飛影の過去や強さを徹底解説します。 ※本記事では『幽遊白書』の重要なネタバレを含みます。

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「幽遊白書」飛影(ひえい)のプロフィール

年齢 16歳
能力 邪眼
初登場 3巻20話
妖怪ランク D級→S級
声優 檜山修之
実写 本郷奏多

盗賊編で初登場を果たした飛影。饒舌で挑発的ないかにも悪党といった印象のキャラクターでした。浦飯幽助(うらめしゆうすけ)の幼なじみである螢子(けいこ)を妖怪に変えようとするなど、人気キャラクターの初登場シーンとしては印象最悪。激昂した幽助に倒され、四聖獣編で再登場した際はこういった側面は見られなくなっています。 飛影は主人公の幽助、妖狐の蔵馬(くらま)、強い霊力を持つ桑原和真(くわばらかずま)らの戦友です。特に蔵馬とは幽助と出会う1年前からの付き合い。彼ら4人は固い絆で結ばれており、数々の戦いを共にします。また、氷女(こおりめ)の雪菜(ゆきな)は双子の妹ですが、ふたりの間には複雑な過去が……。 飛影はその生い立ちのせいか基本的には尊大な態度で冷たく、1匹狼。ですが幽助達との絆や雪菜に対する兄妹愛は強く、不器用ながらも気遣いや優しさを見せる時があります。いわゆるツンデレで飛影の魅力を語る上では外せない要素です。

アニメ版「幽遊白書」で飛影を演じたのは檜山修之

檜山修之

アニメ版「幽遊白書」で飛影を演じたのは檜山修之(ひやまのぶゆき)。ファンからは過去に熱演した「勇者」シリーズにちなみ、「勇者王」と呼ばれ親しまれています。兄貴要素の強い声質や、パワフルかつエネルギッシュな芝居スタイルが印象に強い声優。コメディキャラや熱血漢を演じることが多いです。アニメ作品では他にも「ONE PIECE」のMr.3や「BLEACH」の斑目一角、2019年7月にゲーム化したことで話題の「キルラキル」猿投山渦などを演じています。 飛影役ではパワフルかつエネルギッシュなイメージを払拭し、少し声の調子を低めにして演技。尊大な態度とクールで少しだけ優しい飛影の性格をうまく捉えた完璧な演技でした。 活躍の場はアニメだけに留まらず、「結城優奈は勇者である」BD&DVD第1巻のナレーションや、特撮、映画の吹き替えまでこなす実力派です。 同年代に「ジョジョの奇妙な冒険」のDIOを演じる子安武人や、「新劇場版ヱヴァンゲリヲン」シリーズの綾波レイを演じる林原めぐみなどがいる大御所声優です。

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ツンデレな飛影にぴったりの声質と演技!ちょっと偉そうなところもまた良い。

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【実写】ドラマ版で飛影を演じるのは本郷奏多

幽☆遊☆白書 幽遊白書 飛影(本郷奏多)

実写ドラマ「幽遊白書」で飛影を演じるのは、スターダストプロモーション所属の本郷奏多です。オタクとして知られる彼は、これまで『テニスの王子様』や『鋼の錬金術師』といった漫画の実写化作品にも数々出演してきました。 どこか影のある役を務めることが多いので、複雑な内面を抱える飛影も見事に演じてくれることでしょう。

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本郷奏多なら期待できるのでは……!?原作の小柄な感じが出ないのはまあ仕方ないけど残念。

【過去】飛影の強さに隠された生い立ちが悲惨…

飛影は里から追放され、魔界へ

魔界には氷河の国という国があります。下界との交流を避け、上空を漂う流浪の城です。そこには氷女(こおりめ)という種族の妖怪が暮らしていて、漂流の生活をしていました。飛影はその国の氷女、氷菜(ひな)から産まれた妖怪です。しかし飛影は生まれて間もなく国から追放されます。それは氷女の一族が定めた掟が原因でした。 氷女の一族は異種族との間に子を持つと、必ず父親側の性質を受け継ぐ男の子が産まれ、その子供の性格は残忍で凶悪になる例が極めて多く、産んだ氷女は直後に死に至ります。これら全てが氷女の種の保存を危ぶませるため、異種属との交配を禁じていました。なので氷女の一族は100年に1度の分裂期にだれの力も借りずに1人の女の子を産んで種の保存を行っているのです。 また、氷女は子供を産むときひとつぶの涙をこぼします。それはやがて結晶化し、氷泪石(ひるいせき)という宝石になって、産まれた子供に与えられます。氷菜は飛影と雪菜のふたりを産み、ふたつの涙をこぼして、それぞれに結晶化した氷泪石を与えました。 やがて氷女たちは飛影を氷河の国から追放することに決め、氷泪石と共に魔界の森へと投げ捨てました。魔界の森に投げ落とされた飛影は、自身を追放した氷河の国に復讐することを生きる目的にします。その一方で、氷河の国に残った妹の雪菜のことを気にかけてもいました。

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復讐を誓う飛影、「邪眼」を手に入れ氷河の国へ

魔界の森に落とされた飛影は、その後盗賊に拾われました。飛影と名付けられたのもこの時です。自らも盗賊を生業とし、血と暴力を好む残忍な性格として育ち、生まれて5年でA級妖怪になります。しかしその残忍さによっていつしか盗賊からも避けられるように。 殺すのも飽きてきた飛影は、氷泪石を眺める時間が増えました。その氷泪石によって少しづつ心が浄化された飛影は、いつしか純粋に故郷を思うようになります。しかし、ある時思わぬ強敵との戦いでこの氷泪石を失くしてしまった飛影。この時から生きる目的は氷河の国への復讐と、なくした氷泪石を見つけることの2つになりました。 復讐のため故郷を見つけるには、もっとよく見える目が必要だと考えた飛影は、魔界整体師の時雨(しぐれ)に第三の目「邪眼」の移植手術をしてもらうことに。この時に時雨からは対価として“妹に自らを兄だと明かさないこと”を要求します。飛影は最初から妹を見つけても自分の正体を明かす気はなかったため、そのまま手術を行うことに。手術後、副作用で妖力はほぼ最低にまで落ち、見かねた時雨に剣術を指導してもらい習得したところで氷河の国を目指すことにしたのでした。 邪眼の力で氷河の国を簡単に見つけることができ、復讐を果たそうとする飛影。氷女たちは生気がなくどこか暗くていじけているのを見て、呆れてしまい何もせず引き返します。そこで妹が氷河の国にいないことを知り、探し出すことを新たに生きる目的としました。

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【家族】飛影と妹・雪菜との複雑な関係を解説

飛影に氷泪石を託した雪菜

ある日、飛影は魔界の三大S級妖怪の躯(むくろ)から戦力増強目的でスカウトされます。逆に自身の妖力を高めるために利用しようと考えた飛影は誘いに応じ、魔界へと向かうことにしました。 飛影が魔界へ出発する前、雪菜から氷泪石を渡されます。産みの親、氷菜の友人である泪(るい)から様々な話を聞かされていた雪菜。自身の兄が炎の妖気を持っている事も伝えられていました。自身の兄が飛影と近い種族にあると感じた雪菜は飛影に捜索をお願いします。

ふたりの関係を知るのは飛影だけ…

雪菜は自分の兄を追放した氷河の国を恨んでいます。泪から、双子の兄はきっと氷河の国へ復讐にやってくるとも伝えられていた雪菜は、兄の生存を信じその復讐が果たされることを望んでいます。 飛影はそれを受け、復讐したいなら生きているかどうかもわからない兄に頼らず、自分の力で成すべきだと雪菜に言うのです。そして結局、作中最後まで飛影は雪菜に自分の正体を明かすことはありませんでした。 雪菜が氷泪石を飛影に渡すこのエピソード。兄に会いたいと願う雪菜と、正体を明かさないと誓った飛影が、表面では交わらないけれど、根幹ではつながっていることを感じさせられます。

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このふたりには兄妹として再会してほしかった……!切なすぎるよ。

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【キャラ変】初登場時はクールキャラじゃなかった飛影

クールキャラとして知られている飛影ですが、初登場時はまるでちがう姿を見せていました。やたら饒舌かつテンション高くしゃべるキャラで、結局は幽助に負けるのでいわゆる「小物臭」が強すぎるキャラだったのです。 ちなみにこの初登場シーンはファンの間でもネタにされており、「黒歴史」とまで言われてしまっています。その後再登場したときにはその面影はなく、「別にお前たちを助けたわけじゃない」というツンデレなセリフでファンのハートをつかみました。

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改めて振り返ってみると、飛影の初登場シーンは別人級で面白すぎる。

【強さ】飛影が作中で見せた活躍・エピソードをおさらい

1.強敵を瞬殺!味方として再登場を果たした四聖獣編

幽助に倒されてから逮捕され、魔界に送還された飛影。霊界との司法取引により、四聖獣と呼ばれる魔界の犯罪組織を打倒するために幽助らの助っ人として帯同することを命じられました。飛影はいやいやながらも、四聖獣に先取りされた秘宝や奪われたマントを取り返すために応じることにするのでした。 ここで飛影の強さが際立ったのは、絶対零度に近い凍気を纏った拳を秒間百発繰り出すことができるという青龍(せいりゅう)との戦いです。妖怪の盗賊団を仕切る幹部相手に苦戦を強いられそうな飛影は、あっさり圧勝します。飛影いわく、刹那に16回もの斬撃を繰り出し、切り伏せたとのこと。この圧倒的速さは桑原も全く捉えることができず、長い付き合いの蔵馬は飛影の全身を覆っている闘気が今までに見たことない程強いと称しました。 魔界整体師の時雨仕込みの剣術による圧倒的強さが際立つ印象的な戦いでした。

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2.「炎殺黒龍波」や「邪王炎殺拳」が炸裂!大活躍の暗黒武術会編

人間界で行われる妖怪たちの戦い、「暗黒武術会」。幽助らと共にゲストとして呼ばれた飛影は自身の妖力をアップさせるため、この大会を利用することにします。 その初戦、飛影の対戦相手は六遊怪チームのリーダー格、是流(ぜる)。炎を扱う能力を有しており、相当な実力者です。そんな是流を相手に飛影は最初から本気モードで相手することにしました。 飛影は同じ系統の能力を扱う是流に対し、魔界の炎を召喚し使用する必殺技「炎殺黒龍波」を繰り出し、瞬殺。飛影はその後、「すべて焼き尽くしてやった。この世に残ったのはあの影だけだ。」と言い放ちます。相手を消し炭にするほど強力なこの技、実はこれまで習得した者はいないとされる程の伝説の奥義です。この戦いでは飛影が邪眼の力を使っても未完成でした。この必殺技の使用によって右腕を負傷した飛影はしばらく戦線を離脱します。 決勝戦の武威(ぶい)ではこの必殺技を完全に習得し、「邪王炎殺拳」を披露。本来この技は「炎殺黒龍波」のように、相手に魔界の炎を打ち出すのではなく、召喚した黒龍を体に宿すことで爆発的に能力を向上させるというものでした。是流戦に続き、圧倒的な力の差を見せつけた飛影。しかしデメリットとして、この技を使用した直後深い眠りについてしまいます。この寝顔が普段見せない可愛らしい顔をしており、幽助たちは唖然としていました。 結果、不参加の試合もありましたが戦った試合では全勝しています。魔界の炎を使いこなし、敵を圧倒する飛影。憧れるファンが大勢いるのもうなずけます。

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3.かつての師、時雨との決闘を繰り広げた魔界統一トーナメント編

物語後半の魔界統一編。飛影は躯(むくろ)に、軍隊の戦力増強のためスカウトされ、応じます。魔界出発前に生きる目的を達成してしまった飛影は戦うことと、いかに死ぬかだけを考えるように。そうして躯の要塞で手先の兵士たちを倒していく飛影の元に、第三の目「邪眼」を移植したかつての剣の師、時雨が立ちはだかるのでした。 飛影は時雨と対決で、炎の妖気を使わず、剣術のみで戦います。結果は相討ち。見開きで描かれた勝負の結末は圧巻でした。散り際に「御見事」と時雨。飛影も相討ちだったことに「悪くない」と倒れます。生きる目的を失った自分の死場所を得られた安堵感から込み上げた、思わぬ感情に驚きながらも戦いは相討ちという形で決着しました。 かつての剣の師に対し、剣術のみで戦いを挑んだ飛影。後にその実力と、死場所を見つけるという目的を見抜いた躯に蘇生され、77名からなる躯直属の兵士になります。1年後には躯軍筆頭までその地位を高めていました。 ほぼセリフなし、戦術や能力も一切なしの純粋な斬り合いが繰り広げられた圧倒的な戦闘描写から、このシーンは「幽遊白書」の名シーンの1つとして挙げられます。

【名言】飛影のクールな名セリフを紹介

「どうせ死ぬなら戦って死ぬ。あいつとな」

浦飯が仙水と戦っている際、別の空間に閉じ込められていた飛影が言い放ったセリフです。前半部分が戦闘狂の彼らしいセリフであると同時に、「あいつ(浦飯)とな」という付け足された部分に仲間への想いが感じられます。 一匹狼として振る舞ってきたのに、なんだかんだで仲間の絆を大切にしているところにぐっときますね。

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「残像だ」

暗黒武術会にて、自分を斬ったと勘違いした対戦相手に対し、飛影はこのセリフを披露しながらその頭を貫きました。あっけなく勝利をおさめるという圧倒的強キャラ感も相まって、シンプルでありながら強烈な印象を与える一言です。 当時本作を読んでいた読者の中には、ついつい真似をしてこのセリフを口走っていた人も多いのではないでしょうか。

【HUNTER×HUNTER】キルアと飛影が似ている!2人の共通点とは?

ハンターハンター キルア
©POT(冨樫義博)1998 年-2011 年©VAP・日本テレビ・マッドハウス©NTV/ForGroove

飛影はしばしば、同じく冨樫義博による作品である『HUNTER×HUNTER』のキルアと似ていると言われることがあります。 たしかにそのツンツン頭やツリ目な顔立ち、好戦的な性格、はたまたツンデレっぽいところなど、共通点は多いです。一匹狼的な気質があるところも似ています。 もちろん別のキャラなのでよくよく見ていくと似ていない部分も多いのですが、同作者の作品ということもありどうしてもふたりに同じ匂いを感じてしまいますね。

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どっちもツンデレ要素強めのキャラだから似てるよね!好き。

【元ネタ】「飛影はそんなこと言わない」とは

「飛影はそんなこと言わない」は今もちらほら見かけるネットミームで、元ネタは1996年に発売されたAVの中で腐女子が発したセリフとされています。ただし実際にはそんな言葉は出てこないとのことです。 「○○はそんなこと言わない」の「○○」の部分に別のキャラの名前を当てはめて使うこともしばしば。おもに原作あるいは二次創作で本来そのキャラが言いそうにないことを言っているとき、不満を表明するために使われるようです。

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飛影の魅力はこれだけじゃない!今なお人気は衰え知らず

寝顔の可愛さやツンデレな一面など、冷徹な表面とは裏腹に物語が進むにつれ見えてくる様々な表情には思わず魅了されてしまいます。自身の悲しい生い立ちや雪菜との関係に感情移入させられたり、圧倒的な強さとカッコいい見た目や必殺技には憧れを抱いてしまう。飛影の絶大な人気のワケはこれらが理由だということがわかります。 他にもここで紹介しきれなかった名シーンや名ゼリフ、強敵との戦いはまだまだたくさんあります。色あせない飛影の魅力にもう一度どっぷりハマってみてはいかがでしょうか。