『新世紀エヴァンゲリオン』というタイトルは聖書を意味している!?
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そもそもタイトルとなっている『新世紀エヴァンゲリオン』とはどのような意味なのでしょうか?『新世紀エヴァンゲリオン』は英語表記で『NEON GENESIS EVANGELION』と表記されておりこれを直訳すると『新たな創世記の福音書』となります。つまり新しく聖書を作ると言った意味だったんですね。
また、Evaは聖書に登場する最初の女性(イヴ)の名前でもあり、エヴァンゲリオンの内容に深く関係する名前となっています。
ネルフのマークは旧約聖書のアダムとイヴに関係している!?
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旧約聖書に登場するアダムとイヴの失楽園ではイチジクの葉が描かれていますが、ネルフのマークは実はそのいちじくの葉を描いたもの。半分になっているのはアダムとイヴが追い出されたエデンの園にある知恵の実は手に入れたが、生命の実はまだ手にしていないからだと言われています。
またネルフは「NEO EATH OF RETARN VERERASION TEAM」の頭文字をとったものであり、ドイツ語でネルフは神経という意味なのだそうです。
リリスとは生命の実。ネルフの人類補完計画とは生命の実を手に入れること!?
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ネルフによる人類補完計画とはエヴァを使って、まだ手にしていない生命の実を手に入れ、ヒトを完全単一生命体、つまり人類をひとつの個体にして争いをなくそうという計画であり、生命の実=リリスであるとされています。
旧約聖書では"神はヒトが知恵の実と生命の実の両方を手に入れられないように、生命の実を食べた人に生命の樹を守らせ、知恵の実を食べた人と対決させた。"となっており、生命の実を食べた"使徒"と知恵の実を食べた"人"との闘いでもあると言えます。
生命の樹とはエデンの園に生えている木であり、神と等しい存在になる。
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エデンの園には生命の樹と知恵の樹がありその2つの実を食べると神と等しい存在になると旧約聖書の中には描かれてあり、人はすでに知恵の実を食べたとされています。
そして残された生命の樹に近づけないように見張りとなる化け物を放ったとあります。ということはエヴァンゲリオンに出てくる使徒は人が生命の樹に近づかないようにするためのものかもしれません。
ゲンドウとゼーレの人類補完計画は目的が違った
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ゼーレが目的とする人類補完計画はリリスを元にして新たな生命として生まれ変わことを目的としていることに対し、ゲンドウが目的としている人類補完計画は人類全てが神と等しい存在となることを目的としています。
そして、ゼーレはすでにゲンドウの目的を知っており、ゲンドウの目的を阻止するために渚カヲルを送り込んでシンジの心の破壊を行い、シンジがゼーレの目的とする新たな生命としての生まれ変わりを選ばせようとしていたのだと言われています。
監督の鬱状態が影響しあの最終話が生まれた??
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監督である庵野秀明は企画の段階で「神と人類の戦い」をテーマとすることを決めており、初期段階では未来の学園ストーリとしていたのだそうですが、その後、監督の鬱状態が影響し現在の形のように変化していったといわれています。
そしてアニメ版の最終話は監督が最もやりたかったものと言われており、アニメ版『エヴァンゲリオン』は大反響となったあの最終話を作るためのストーリーだとも言われています。