2019年2月15日更新

ジェイソン・モモア、アクアマンではまり役を掴んだ男がアクティブ過ぎるらしい

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『アクアマン』のワイルドな俳優【ジェイソン・モモアが知りたい!】

2019年2月8日に公開を控える『アクアマン』で主人公アクアマンを演じるジェイソン・モモア。彼がハリウッドで名を上げるようになったのはアクアマン役での抜擢がきっかけですが、彼はそれ以前から様々な作品を通してキャリアを積んできました。 今回はそんなジェイソン・モモアの出演ドラマや映画をはじめとして、トリビアや最新作まで幅広く紹介します!

ジェイソン・モモアは、ハワイ出身の超アクティブモデル兼俳優

基本プロフィール

ジェイソン・モモア
©︎Jeff Spicer/Future Image/WENN.com

ジェイソン・モモアは1979年8月1日、ハワイのホノルルで、写真家のコニと画家のジョセフ・モモアの息子として生まれた、身長189cmのモデル兼俳優です。 ジェイソンの父親はハワイの先住民族の家系で、母はドイツ、アイルランド、アメリカの先住民をルーツに持ちます。彼はアイオワ州ノルウォークで母によって育てられました。 そしてジェイソンが19歳の頃ハワイに移り、テレビドラマ『ベイウォッチ』に出演します。さらにその後は2、3年ほど海外を旅していましたそうです。 2004年にロサンゼルスに移り住み、演技のキャリアを積んでいくこととなります。

持ち前のアクティブさで大成!!

ジェイソン・モモアはプライベートでは、映画の役作りのためにウェイトリフティングやトレッドミルを必要としない時、ビーチでリラックスしたりサーフィンを楽しんだり、寒い時期はマウンテンバイクやアイスクライミング、ロッククライミングを堪能するのだそう。 彼がエクストリームスポーツを嗜むのには納得の理由があります。彼の叔父ブライアン・ケアウラナとラスティ・ケアウラナは、世界的なハワイのサーファー。特にラスティは1993~95年のワールド・ロングボード・チャンピオンシップで3年連続優勝し、2010年、彼が44歳の時にはワールド・ツアー・イベントにワイルドカードとして出場。準決勝まで進んでいるほどの達人です。 ジェイソンはドラマ『ベイウォッチ』でライフガード(救命隊員)の役を演じていましたが、視聴者が想像していた以上にその演技は素晴らしいものでした。というのも彼は10代の頃、本物のライフガードとして溺れている人を救助できる資格を取得している本物だったのです。ちなみに彼は西海岸に所属していたライフガード史上最も若い人物として記録されているそうです。 ジェイソンはモデルエージェントにスカウトされモデル業から職業キャリアを開始したため、ライフガードとしての道を歩むことはありませんでしたが、ライフガードの経験を活かし『ベイウォッチ』の演技として結実したため、10代の時点で既に俳優としてのキャリアをスタートを切っていたとも言えます。 何事にもアクティブなジェイソン・モモアだからこそ為せる業ですね。

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見た目はワイルド、中身はマイルド

屈強な肉体を持つ戦士の役が多いこともあって怖いイメージを抱かれがちなジェイソンですが、私生活では仏教を信仰しています。 若い頃に世界各地を旅したジェイソンは、パリで絵を学んだり、チベットでスピリチュアルな経験をしたといいます。そしてこのチベットでの体験は"人生で一番の経験"だったそうで、仏教の教えを目の当たりにし、仏教について学び始めたそうです。 また現在は夫婦そろってメディアに触れない生活を目指しており、子供の教育方針としても想像力を伸ばすことに重きを置いているそうです。 見た目と違って彼は平穏で心の優しい人物なんです。

デビュー後はドラマを中心に活躍

『ベイウォッチ』(1999-2001)

先ほど少し触れましたが改めてデビュー作を紹介します。 『ベイウォッチ』は1989年から放送された、海岸レスキュー隊の活躍を描いたアメリカの人気ドラマシリーズです。最初はカリフォルニアを舞台に描かれていましたが、1999のシーズン10からは舞台をハワイに移しています。(2001年に放送終了) 視聴者のビーチライフへの憧れや、キャストが美男美女揃いだったことが起因して、人気を集めました。 この時のジェイソンの役は、同じジェイソンという名前の役。この頃はまだ野生的なジェイソンではなく、爽やかな彼の魅力が楽しめます。

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『NORTH SHORE/ノース・ショア』(2004)

本作はハワイの「グランド・ワイメア・ホテル」を舞台に、訳ありの男女の人間模様が描かれる恋愛ドラマです。 ジェイソンはメインキャストで、過去に秘密を抱えながらホテルでバーテンダーとして働く役で出演しています。 また他のキャストには『ベイウォッチ』にも出演しいたたブルック・バーンズや、『CSI:マイアミ』や『セックス・アンド・ザ・シティ』などに出演する上品さのあるコワモテ俳優、ジェームズ・レマーらがいます。

人気ドラマ『スターゲイト アトランティス』では主要キャストに!

シーズン5までに及ぶ人気シリーズとなった、SF海外ドラマ『スターゲイト アトランティス』。 高度な科学技術を持つ異星人が作り出した、伝説の空間都市「アトランティス」。発見した地球人は新たな発見を求めてそこに踏み込みます。しかしそこに待ち受けていたのはレイスという、どう猛で人間を捕食する生命体でした。都市「アトランティス」の位置するペガサス銀河を舞台に壮大な戦いが繰り広げられます。 場所名として「アトランティス」が登場することやジェイソン・モモアのビジュアルなど、映画『アクアマン』との共通点も多い本作。ジェイソンは主要キャラクターの一人で、戦闘能力が高く野生的なロノン・デックス役を演じました。 共演者のデヴィッド・ヒューレットは、ジェイソンのキャラクターを”コナン”(『英雄コナン』のこと)と呼んでいました。

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2008年、バーで暴行され顔に消えない傷跡が残る

鋭い眼も魅力的なジェイソンですが、よく見ると彼の左目の上には傷があります。これは特殊メイクでもなければ撮影中に受けたケガが原因でもなく、7年前にバーで暴行された際にできた傷跡だったんです。 2008年の11月、ジェイソンはバーで口論となった男性から粉々に割れたビールグラスを顔に投げつけられました。その結果、140針縫っただけでなく、元の顔に戻すために再手術を受けるほどの大ケガを負ってしまいました。 しかしジェイソンは「映画の悪役にこの傷を利用できる」と、不運な出来事を笑い飛ばしたといいます。

映画『コナン・ザ・バーバリアン』に主演

撮影中危うく死ぬところだった

撮影開始前に「コナンのキャラクターにピッタリ」だという理由で鼻の骨を折ろうと考え、冗談を交えて友人にこのアイデアを伝えると、友人はすぐさまジェイソンの顔を殴って鼻の骨を折ったそうです……。ジェイソンは怒るどころか、「奥さんには内緒だぞ」と言って、役に使えるぞと意気込んだ様子だったとか……。 また撮影中には打撲だけでなく、何度か落馬して肋骨数本を折ったジェイソン。しかし不運にも映画は大コケしたため、これらの勲章とも呼べるケガや死にかけた経験はムダに終わってしまいました。

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『ゲーム・オブ・スローンズ』のカール・ドロゴ役で人気爆発

ジェイソン・モモアといえばこれ!

2011年から放映された日本でも大人気のドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、ジェイソンは主要なキャラクター、ターガリエン家のデナーリスの夫カール・ドロゴを演じ、人気が急上昇しました。 ジェイソンがカール・ドロゴ役に抜擢された裏には、とてもユニークで面白い話が隠されていました。本作のオーディションの中に、ドロゴが繰り返し"NO"と言うセリフ読みがあったそうなのですが、そのシーンがどんなものかを実際に見たジェイソンは、シーン自体が非常に退屈なものだと感じていたそうです。 そこで友人の役者に相談したところ、「少し変わったやり方で試してみたら」というアドバイスをもらい、実際のオーディションではセリフを読んだり叫んだりするのではなく、ニュージーランドのマオリ族の民族舞踊であるハカを披露することに。 攻撃的かつ強烈にハカを踊りきった結果、スタッフから一目置かれ、このパフォーマンスを気に入ったプロデューサーがドロゴ役を直接オファーしたのでした。

その他の出演作も駆け足で紹介!

『Baywatch: Hawaiian-Wedding』(2003)

『Baywatch:Hawaiian-Wedding』はドラマ『ベイウォッチ』のスピンオフ映画です。 キャリアを積むにつれて男臭い役をすることが多い彼ですが、ドラマ『ベイウォッチ』同様、本作でも爽やかな魅力が溢れるジェイソンという役で、ベイウォッチの中で一番若手の役を演じています。 本作はテレビでの放送とはなりましたが、彼にとって初めての映画作品となりました。

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『バレット』(2013)

元海兵隊員で殺し屋のジミー(シルベスター・スタローン)が唯一の相棒を殺されたことをきっかけに始まる、フランスの小説が原作のアクション映画です。 ジェイソンは冷酷非道な殺し屋のキーガン役として出演。シルベスター・スタローンとジェイソンは2人とも鍛え上げられた体をしており、アクションを得意としているので、斧での対決シーンは手に汗握る、迫力満点なものとなりました。

『ビーストストーリー 選ばれし勇者』(2014)

『ビースト・ストーリー 選ばれし勇者』は、普通の生活を送っていたケイデン(ルーカス・ティル)が、ある日自分が狼男に変身してしまうことに気付き、自分の過去をたどる旅に出るというホラー・アクション映画です。 監督は「X-MEN」シリーズや「ウォッチメン」の脚本で活躍するデビット・ヘイターが務め、ジェイソンはケイデンの運命を左右するコナー役で、ワイルドな狼男の役を演じています。

『ディバグ』(2014年)

『ディバグ』は、執行猶予中の6人の天才ハッカー達が自由と引き換えに任務を命じられ、宇宙に送り込まれて正体不明の恐怖に襲われるというホラーSF映画。 ジェイソンはハッカーたちが送られた宇宙船のシステムの管理者で、自らの能力に絶対的な自信があるため、彼らが修理することを拒むAI(人工知能)のアイアム役を演じました。 『CUBE キューブ』や『スプライス』で知られるヴィンチェンゾ・ナタリ監督を支えるスタッフ&キャストによって本作はつくられています。監督はデヴィッド・ヒューレット。

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『バッド・ウェイヴ』(2017)

アメリカ西海岸を舞台に繰り広げられるアクションコメディ映画。不死身の探偵スティーブ(ブルース・ウィリス)に怒り狂うドラッグの売人スパイダーをジェイソン・モモアが演じています。 「ダイ・ハード」シリーズでお馴染みのブルース・ウィリスのアクションはもちろん、ジェイソンの珍しい悪役っぷりも楽しめる本作。 共演にはジョン・グッドマンやファムケ・ヤンセンなど、意外に豪華な顔ぶれです。

2017年にアメリカ人女優リサ・ボネットと結婚

ジェイソンがシングルだと思っていたファンのみなさん。残念ながら彼は結婚しております……。こんな男前のハートを射止めた女性は誰かというと、アメリカの女優リサ・ボネットです。 リサはテレビ番組『コスビー・ショー』やウィル・スミス主演の『エネミー・オブ・アメリカ』でも知られていますが、私生活ではビッグシンガー・レニー・クラヴィッツの元妻としても有名です。ということは、彼女はゾーイ・クラヴィッツの母ということなので……ジェイソン・モモアはゾーイの義理の父親ということになりますね!すごい家族だ。 1993年にレニーと離婚した後、2005年にジェイソンと交際をスタート。子供にも恵まれました。ちなみに二人は2007年に結婚をしていた噂されていましたが、それは正式なものではなかったようです。 2017年11月に彼らは正式に結婚しました。

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アクアマンに抜擢!!DC映画に主演し大物俳優コースへ名乗りをあげる……!

ジャスティス・リーグ
Supplied by LMK

地道にキャリアを積み重ねてきたジェイソンですが、2016年、ついに彼の代名詞となるであろうキャラクター、アクアマンと出会います。 アクアマンは、海の生物全てを従えることができる能力を備えながらも、人間として育てられた海底国アトランティスの王です。非常に人気の高いキャラクターで、過去には彼を題材としたドラマやアニメ、ゲームも制作されてきました。 ジャクソン演じるアクアマンが初めて登場した作品は『バッドマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)で、その後『ジャスティス・リーグ』(2017)にも続けて出演しています。

2019年にはついに単独映画『アクアマン』も公開

そして2019年2月8日には、満を持して単独作『アクアマン』が公開に! 本作ではシリーズファンが気になっているアクアマンの出生や、DCコミックらしい人間界と海底国アトランティスの間での葛藤など、楽しめるポイントがいくつもある作品となっていて、公開前話題になっていた作品です。 ついにジェイソン・モモアはアクション映画のスターとしての地位を確立したと言えそうです。特に戦士としての役ははまり役で、その長身とがたいのいい体つき、ワイルドな風貌からアクション映画欠かせない存在となっていくでしょう。 映画『アクアマン』をはじめ、ワイルドなイケメンジェイソンの活躍ぶりに、一層女性ファンが増えることになるかもしれませんね。

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