2017年7月6日更新

『アバウト・レイ 16歳の決断』あらすじ・キャストまとめ。性同一性障害の少女とその家族の愛の物語!

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アバウト・レイ

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性同一性障害の少女とその家族を描く『アバウト・レイ 16歳の決断』

映画『マレフィセント』でプリンセス・オーロラ姫を演じ好評を呼んだエル・ファニングの待望の最新主演作は、ゲイビー・デラル監督の『アバウト・レイ 16歳の決断』。 エル・ファニングは性同一性障害である16歳の女の子・ロマーナを演じています。性同一性障害という難しいテーマに焦点を当てながら、彼女のカミングアウトを機に絆を確かめ合っていく家族の姿を描いた心温まる作品です。 ※2016年1月公開予定でしたが、アメリカでの公開無期延期のため、日本での公開も未定となっています。

家族愛に涙『アバウト・レイ 16歳の決断』のあらすじ

主人公レイは性同一性障害を持った16歳の少女。自分自身が女の子であり続けることをやめ、男の子になるという大きな決断をします。 シングルマザーであるレイの母マギーは、レイの性転換の法的合意を得るためにレイの父親を探すことに...。また、レズビアンのレイの祖母ドリーはレイが男の子になることにどう対応すればいいのか悩みます。 レイの決断によって家族それぞれが自分自身を見つめ直し、レイの本来の姿を受け入れ理解していく過程が描かれています。

『アバウト・レイ 16歳の決断』のキャスト、スタッフに注目!

性同一性障害を持つ少女レイ役を演じるのはエル・ファニング

幼少期から役者を始めた女優エル・ファニング。『SUPER8/スーパーエイト』でアリス役を、『マレフィセント』のオーロラ姫役を演じその可憐さで魅了したエル・ファニングが、今回は男性の心を持つ少女役に挑戦します。 ロングヘアをバッサリとカットし、ボーイッシュなショートヘアで挑戦します。

レイの母親、シングルマザーのマギー役に扮するはナオミ・ワッツ

『ザ・リング』で主演を務め、『21グラム』でアカデミー主演女優賞ノミネート、2005年に『キング・コング』でヒロインを演じ話題となったナオミ・ワッツ。娘の決断に動揺させられ、男との火遊びに逃げながらも、娘を支えようと前に進み始めるシングルマザー役を演じます。

レズビアンの祖母ドリー役にはスーザン・サランドンを起用

『Shall We Dance?』や『スピード・レーサー』出演。1995年には『デッドマン・ウォーキング』でアカデミー主演女優賞を受賞するスーザン・サランドンがレズビアンでもある主人公レイの祖母役を熱演します。

『リトル・ミス・サンシャイン』の制作チームが再結集!

2006年に公開し大絶賛され、アカデミー賞4部門を受賞した『リトル・ミス・サンシャイン』や『サンシャイン・クリーニング』のチームが贈る最新作は、笑いあり感動ありの不器用な家族の物語です。

三世代の女優たちの競演がみどころ!

娘、母親、祖母の三世代間の交流が描かれる本作は、それぞれの世代を演じる個性豊かな主演女優たちに注目したいです。 主人公レイを演じるエル・ファニングはその女の子らしいファッションセンスでも知られ、『マレフィセント』のプリンセスを演じるなど、ロングヘアで女の子らしいイメージを持たれています。そんなエル・ファニングが今回は女の子であるが男の子としてのアイデンティティを持つという難しい役柄に挑戦しています。 ニコール・キッドマンと交流のあるナオミ・ワッツはなかなか女優として芽が出ない苦しい時期が続きましたが、最近再評価されている女優のひとりです。本作で、性同一性障害の娘を抱える母親をどう演じるのか楽しみです。 祖母役のスーザン・サランドンは『スピード・レーサー』では日本人俳優の真田広之とも共演したベテラン女優です。孫のカミングアウトにレズビアンであるドリーがどう反応していくのか注目です。

トロント国際映画祭でも好評の『アバウト・レイ 16歳の決断』

2015年、カナダ・トロントで開かれた映画祭に出品された今作品。 LGBTをテーマにした映画の中でもなかなか描かれることがなかった“T”(トランスジェンダー)に焦点を当てた良作として注目を浴びました。エル・ファニングの力強く、深みのある演技には称賛の声が聞かれました。

家族だけじゃない!すべての若者に届けたい

「自分とは一体何者なのか?」若者が誰でもぶつかる精神的問題です。自分自身でいることはとても難しい。現代人病とも言えるアイデンティティの喪失は、特に若者たちに関係があるでしょう。そんな現実で悩める若い人たちの共感を呼び、そして勇気を与えてくれるでしょう。