未来を生きる君たちへ

未来を生きる君たちへ

作品情報

原題 HAEVNEN、IN A BETTER WORLD
日本劇場公開日 2011年8月13日
製作国 デンマーク、スウェーデン

新着感想・ネタバレ

HMworldtravellerの感想・評価
誰の心の中にもある闇の部分。怒り、恨み、屈辱感、憎悪。負の感情を抱いた時に心の奥底に不健全な衝動が湧き上がったことはないだろうか・・?もちろん、大半の人は犯罪を犯したりはしない。でも実行はしなくとも心の中で「仕返ししてやりたい」とか「こんな人死ねばいいのに」と思ったことが1度や2度はあるんじゃないだろうか。

本作は「復讐心」を、多感で傷つきやすい年齢の子供を通じて描くと同時に、それと対比させるかのように大人の心情も取り上げ、説得力とある種の共感と戒めを喚起してくる。強く感じたのは「瞬発的な怒りの制御」と「理不尽な人や出来事にどう対峙するか」ということだ。

不条理への報復心が高じて車の爆破をした少年。アフリカの難民キャンプで、ゲーム感覚で妊婦を殺す武装集団のボスを見殺しにした医師。病気で母を失った少年のやり場の無い慟哭は、子供ゆえの悪へのストレートな反発を更にエスカレートさせた。医師の男性は 妊婦の死を冒涜する鬼畜に接し、抑えてきた感情のリミッターがはずれて現地の人々によるリンチを容認してしまった。

場所や年齢に関わらず普遍的とも言える 制御が難しいほどの強い怒りには絶対的な解は無いのかもしれない。復讐は全てを解決する力にはなり得ないことを知るのも人の痛みを感じることを覚えるのも家庭や地域社会からだ。即効性は無くとも環境作りや教育でそういう意識を育むより他に手立ては無いと思う。
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pikkapikkarun27の感想・評価
きれい事だけじゃどうにもならないこともあるけど、だからといって暴力が解決になるのか…

「最初が肝心」とぐうの音がでないくらい、いじめっこをやり返す母を亡くしたばかりで転校してきた少年。いつもいじめられてたいじめられっこだった少年はその少年と仲良くなるが…

葛藤の中で間違いに気づいて
これから成長していくであろう少年たちを描く。
yubinashiの感想・評価
やられたらやり返す、倍返しだ!
そんなふざけた話ではないけど、自覚のないバカを許す?やっちゃう?っていう苦悩をズッシリと描いた作品。
大人が冷静に話そうとしてる時、大抵、子供には響いてないね。綺麗ごと言ってんじゃねーぞって。
でも、最後には許す事を知るんだね。自らの過ちを自覚し、許される事によって。子供は大人になるんだね。
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