ミケランジェロの暗号

ミケランジェロの暗号

作品情報

原題 MEIN BESTER FEIND、 MY BEST ENEMY
日本劇場公開日 2011年9月10日
製作国 オーストリア、ルクセンブルク

新着感想・ネタバレ

HMworldtravellerの感想・評価
第二次世界大戦下のウィーンを舞台にした、ミケランジェロの絵を巡るナチスとユダヤ人画商との騙し騙されの駆け引き。手に汗握るシーソーゲームのような展開であっという間に時間が過ぎました。おもしろかったです。

戦時中にナチスが個人や美術館から略奪した美術品は60万点。そのうち10万点が今も行方不明とされている。ナチスと美術品を題材にした映画では「黄金のアデーレ 名画の帰還」や「ミケランジェロ・プロジェクト」が記憶に新しい。この2作が実話なのに対して本作はフィクションで、趣きも全く異なる。本作のミケランジェロの絵は物語の核ではなく、2人の男のパワーゲームと人間ドラマを描くためのトリガーとして用いられていた。

時代や舞台からシリアスで息苦しいストーリーかと思いきや、予想を裏切るテンポの良さで、背景は深刻なのにサスペンスコメディのような味わい。フィクションならではのセンスあるスパイスを存分に効かせ、ナチスのヒエラルキーを嘲笑うかのような皮肉っぽいユーモアが散りばめられた エンタメ色の濃い作品だった。ナチスが絡む映画でこんなテイストのものも珍しいなと思う。実際にはあり得ない荒唐無稽な展開だけど、このジャンルの映画の、重く辛く残虐というイメージをいい意味で覆してくれた。

画商の息子と使用人の息子であり、ユダヤ人とドイツ人であり、幼馴染みでもある2人。戦争が反転させた2人の立場が、ミケランジェロの絵や愛した女性を巡り意外な形で揺れ動く。その関係はまさに「Mein bester Feind(My Best Enemy)」(我が最良の敵)。原題に納得した。
igagurichanの感想・評価
「ミケランジェロの暗号」と言うタイトルからして重厚な謎解きサスペンスかと思いきや全然違いました。
ミステリー、サスペンス、コメディ、ヒューマンドラマと、様々なジャンルが詰まったような作品です。
映画はナチス政権下のユダヤ人迫害、ホロコーストを背景に描いてるのですが、決して重苦しくならないのは、その戦中で勝った負けたの化かし合いをする幼なじみの青年2人をクローズアップしているから。方やユダヤ人、方やアーリア人の2人の命懸けの駆け引きにハラハラします。ミケランジェロの謎解きについては、観ている誰もが察しがつくようなものでした。2人は「腐れ縁」とか「悪友」と言った言葉がぴったり。ラストのドヤ顔の格好良さと言ったら!最高に面白かったです。
miyako000er1の感想・評価
最後はすっきり。
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