2017年7月6日更新

ディズニー映画『チキン・リトル』の知られざるトリビア15選

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チキンリトル

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リトルでも心はビッグ!熱血にわとり男子の物語

『チキン・リトル』は2005年に制作されたディズニーの3Dアニメ映画です。体は小さいけど心は大きなにわとりの男の子、チキン・リトルが仲間たちと空から落ちてきた“かけら”を巡って繰り広げる物語です。 そんな『チキン・リトル』をより一層楽しめるトリビアを紹介しましょう。

1:ディズニーとしては2作品目のフルCGアニメ

『チキン・リトル』は手作業による作画アニメでなく、完全にCGアニメーションのみで制作されています。ディズニーのアニメ映画史上では、フルCGの作品は、2000年の『ダイナソー』に次ぐ2作品目です。 それでも描写は非常に細かく、チキン・リトルの体には250,000枚の羽根が描かれているそうです。

2:独自に開発されたシステム

本作品を制作するに当たって、技術チームは“チキン・ワイヤー”と呼ばれる独自のシステムを開発しました。このシステムを使うことにより、まるで手描きの2Dアニメーションの様な自由自在な表現をすることができたそうです。

3:ボツになった2Dアニメのシーン

初期プランでは、この映画の冒頭に、手書きのアニメーションで『チキン・リトル』が生まれたきっかけ等を紹介するというアイデアがありました。実際そのシーン用に声の収録もなされましたが、最終的にはすべてCGアニメショーンで表現することになりました。

4:実は女の子の設定だった

実は最初はチキン・リトルは女の子の設定でした。声優はアメリカ人女優のホリー・ハンターが担当することになっており、すべてのセリフを収録していたのですが、男の子に設定変更することになり、ザック・ブラフが改めて収録に臨むことになりました。 ホリーは代わりにアヒルのアビーの声を担当するアイデアもありましたが、実現はしませんでした。

5:隠れミッキーが出現

チキン・リトルたちがトウモロコシ畑で宇宙人からつけられるシーンでは、畑にミステリーサークルが描かれます。よく見るとそれはミッキーマウスの様な形をしています。

6:ゲーム『キングダム ハーツ2』にも登場

ディズニーとスクウェア・エニックスが提携し、両者のキャラクターが共演することが話題のゲームシリーズ『キングダム ハーツ』のシリーズ2作品目にチキン・リトルも登場しています。これは映画が日本で公開されるに当たりプロモーションとして組み込まれたそうです。

7:ことわざにちなんだシーン

チキン・リトルの父親、バック・クラックが息子を学校に車で送るシーンで、彼らが赤信号で止まる画面があります。その背後をよく見ると雄牛がオーナーのお店があるのが見えます。そのお店は陶磁器のお店で、“陶磁器屋に闖入した雄牛”という迷惑な乱暴者を意味することわざを表現したシーンです。

8:喜劇俳優ドン・ノッツの最後の出演作

ターキー・ラーキー市長の声を演じたドン・ノッツは、1960年代からアメリカで活躍していた喜劇俳優です。彼は『チキン・リトル』公開の数か月前に亡くなっており、『チキン・リトル』が最後の出演作となりました。

9:原作となった寓話

本作品のベースになっているのはイギリスに伝わる寓話ですが、“空が落ちてくる”という設定以外はオリジナルのストーリー構成となっています。その寓話をもとに、ディズニーは1943年に『きつねとヒヨコ』というタイトルでアニメ映画を制作しています。

10:チキン・リトルの声優候補

チキン・リトルの声優候補には、マイケル・J・フォックスやマシュー・ブロデリック、デヴィッド・スペードなどそうそうたる俳優陣があげられていました。彼らは1994年の『ライオン・キング』や2008年の『ラマになった王様』など他のディズニー作品にも出演しています。 しかし、結局チキン・リトルの声は、アメリカ出身で自身も監督としても活躍しているザック・ブラフが担当することになりました。

11:たった3つしかセリフがないキャラクター

本作に登場するヤマアラシのモーキューバイン・ポーキューパイは、全編を通して“ヨー”、“ノー”、“ホア”の3つしかセリフがありません。 声を担当しているマーク・ディンダルは本作の監督で、他にも『ラマになった王様』や『キャッツ・ドント・ダンス』といったディズニー作品に携わっています。

12:そうそうたる名前が並んでいたアビーの声優候補

チキン・リトルの友達で、アヒルの女の子のアビーの声優候補もそうそうたるものでした。ジョディ・フォスターやサラ・ジェシカ・パーカー、そしてマドンナまでもが候補に挙げられていました。

13:バック・クラックの声優候補だった俳優

チキン・リトルの父親、バック・クラックの声優候補は、1979年の『地獄の黙示録』にウィラード大尉役で出演していたマーティン・シーンでした。 実際は、自身も映画監督として活躍しているゲイリー・マーシャルが声を担当しています。

14:キャラクターの位置を把握するプログラム?!

本作品を制作するに当たり、“シェルフ・コントロール”というプログラムが開発されたそうです。このプログラムを使用すると、アニメーターがあるシーンにおいて指定したキャラクターがどこにいてどんな状態なのかを瞬時に把握することができるそうです。

15:インダストリアル・ライト&マジック社による3D化

『チキン・リトル』は3D版が公開されていますが、アメリカの特殊効果スタジオであるインダストリアル・ライト&マジック社が初めて3D化を行った作品だそうです。