2019年5月8日更新

『アラジン』のジーニーについて知っておきたいこと ランプの魔神が叶えられない願いとは?

ジーニー,アラジン
© Buena Vista Pictures/zetaimage

ディズニー映画『アラジン』に登場するランプの精ジーニーはとても魅力的なキャラクターです。そんなジーニーのプロフィールや性格、彼を演じた声優、名言などを紹介します。また、意外と知られていないトリビアもチェックしていきましょう!

『アラジン』のジーニーってどんなキャラ?知られざるトリビアから声優まで徹底紹介!

ディズニーのなかでも屈指の人気キャラクター、ジーニー。『アラジン』に登場するランプの魔人である彼の魅力は、いったいどんなところなのでしょうか。 今回はジーニーのプロフィールから性格、オリジナル版と日本語吹替版の声優、あまり知られていないトリビアや名言など、気になる情報をピックアップ。また、2019年6月に公開される実写版『アラジン』でウィル・スミスが演じるジーニーについても紹介します。

ジーニーって一体何者?

ジーニーのプロフィール

ジーニー,アラジン
© Buena Vista Pictures/zetaimage

ジーニーは1994年のディスニー映画『アラジン』に登場したランプの精です。 彼は洞窟に隠された魔法のランプの中に住む強力な魔人で、ランプをこすって自分を起こした人間に仕え、願い事を3つまで叶えることができます。 彼は自分では明確な善悪の基準を持っていますが、主人が願えば悪と思えることでも叶えるしかありません。

陽気な性格のジーニー

ジーニーは明るく陽気な性格で、ジョークやパーティーが大好きです。 また、アラジンとは主人と従者というよりも親友になります。彼を「アル」と呼び、アラジンを励ましたり、ジャスミンに対して身分を偽り続けることに苦言を呈したりします。 ランプの精として多くの人間に仕えてきたため、いつか自由になって世界中を旅することを夢見ています。

ジーニーにも叶えられない願い事がある?

主人の願いをなんでも叶えるジーニーですが、そんな彼にもできないことがいくつかあります。 まず、願い事は絶対に3つまで。増やすことはできません。また人を殺すこと、ひとに恋をさせること、死人をよみがえらせることもNGです。

アニメ版の声優はオリジナル・吹替版ともに芸達者!

オリジナル版は伝説のコメディアン ロビン・ウィリアムズ

ロビン・ウィリアムス
KRISTIN CALLAHAN - ACE PICTURES/Newscom/Zeta Image

『アラジン』のオリジナル英語版でジーニーの声優をつとめたのは、人気コメディアンで俳優のロビン・ウィリアムズです。 ウィリアムズは、『ミセス・ダウト』などでゴールデングローブ賞、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞主演男優賞を受賞。また「ナイトミュージアム」シリーズへの出演でも知られています。 彼はジーニー役を非常に楽しんだようで、多くのアドリブをセリフに盛り込みました。しかし、そのせいで『アラジン』は原案である『千夜一夜物語』の「アラジンと魔法のランプ」とは大きく違った作品となり、アカデミー賞脚色賞にノミネートすることができなかったのだとか。 2014年にウィリアムズが死去した際には、3つのディズニーチャンネルで『アラジン』が放送されました。そしてエンドロールの直前には「ロビン・ウィリアムズを偲んで わたしたちを笑わせてくれたひと」とアニメーターのエリック・ゴールドバーグから追悼文が寄せられています。

日本語吹替版は七色の声を持つ男・山寺宏一

日本語吹替版では、人気・実力ともに高い評価を受けている山寺宏一がジーニー役を担当。日本音声製作者連盟のインタビューで山寺はジーニー役について次のように語りました。 「ご存知のようにオリジナルの声優はロビン・ウィリアムズで、本当に芸達者な俳優です。元コメディアンなのでとにかく早口で、物真似も上手い。それを日本語で再現するのに、とにかくありとあらゆる声を出しました。この辺は自分の武器だと思っていますので、それを発揮したんです。その後、英語のネイティブで日本語もわかるバイリンガルの方から“オリジナルに遜色ない吹替え”と褒めていただき、とてもうれしかったのを覚えています」 また、『アラジン』の代表曲のひとつである「フレンド・ライク・ミー」の日本語版は、時間の関係で一発撮りだったのだとか。それが信じられないほどの圧倒的なパフォーマンスとなっています。

実写版『アラジン』でジーニー役を務めるのはウィル・スミス

アラジン ジーニー ウィル・スミス
©WALT DISNEY PICTURES

2019年6月に公開されるディズニーの実写版『アラジン』では、「メン・イン・ブラック」シリーズなどで知られるウィル・スミスがジーニーを演じています。 アニメそのままの青い魔人となったスミスの姿が公開されるや、世界中で大きな話題となりました。

アラジン
©Supplied by LMK

また、スミス演じるジーニーはアニメ版のトレースではなく、オリジナリティのあるものになっているようです。スミス曰く「ヒップホップの要素を取り入れた」とのことで、どんなジーニーが見られるのか気になりますね。

知ってた?ジーニーのトリビア

そもそもジーニーってなに?

ジャファーの最後の願い「私を最強のジーニーにしろ」というセリフを、不思議に思ったことはありませんか? 実はジーニーというのは、人間に仕える魔人や精霊の総称です。ですから、ジャファーの願いも「私を最強の魔人にしろ」という意味と考えると納得がいきますね。魔人は自分の願いを叶えることはできませんので、アラジンの作戦勝ちと言えるでしょう。

ジーニーは紫色になる予定だった

『アラジン』の世界では、善と悪の対立が色で表現されています。 善のアラジンやジャスミン、王様のサルタンは青や黄色の服を着ています。アブーの帽子や絨毯も青系です。それに対して、悪の側は赤や黒、暗い色に統一されています。ジャファーが飼っているオウムのイアーゴも赤ですね。 青と赤を混ぜると紫色になるように、ジーニーが善にも悪にも染まる、善か悪か区別のつかないキャラクターであるように見えてしまうため、善の青色にしたそうです。

ジーニーは映画冒頭から登場している

ジーニーのランプは、映画が始まってからしばらくして魔法の洞窟でアラジンに発見されますが、実はそれより前にジーニーの出番があります。 冒頭で登場する砂漠の商人・ペドラーが、実はジーニーだったのです。 このキャラクターはジーニーと似た眉毛やヒゲをしており、他の人間のキャラクターと違って指は4本です。また、声優もオリジナルではロビン・ウィリアムズ。日本語吹き替え版では松尾貴史が担当しています。 製作当初はこの行商人ペドラーが実はジーニーであったとわかるシーンを入れる予定でしたが、ストーリーの展開上、そのシーンを入れることができなくなってしまったそうです。

魅力あふれるジーニーの名言

「おお、あこがれの自由。そしたら“ご主人様、ご用は?何なりと”なんていわなくてすむだろ?そうなりゃ最高さ。どんな魔法も宝石も、自由にはかなわない。だけどしょせんは夢だ。そんなことが本当にかなうわけないさ。ジーニー、目を覚ませ。夢はおしまいだ」

アラジンに、自分ならなにを願うかと聞かれたジーニーが言ったセリフです。いままでそんなことを聞かれたことがなかったジーニーは、恥ずかしがりながらも願いを告白し、アラジンは最後の願いで彼を自由にすると約束しました。

「脅威の大宇宙パワー!!!……だけどお家が狭いの」

これもジーニーが自由になりたいと言ったときのセリフです。強大な力を持っていながら、ランプに閉じ込められた人生がつらいようですね。ここは、前半と後半のギャップが魅力的なセリフ回しになっています。

「ジャファー、ジャファー、がんばって。あんたが負けたら最高!」

ランプをジャファーに奪われ、ジーニーは彼に仕えることになってしまいました。アラジンとジャファーが戦っているとき、いつもの調子でアラジンを応援していることを諌められた際のセリフです。ここはなによりもジーニーの表情の変化が面白いです。

「どうもお騒がせ。まいっか。おかげさんでもう自由だ」

アラジンの最後の願いによって自由になったジーニーが、旅に出るシーンで言ったひとことです。ランプから解放され本当に喜んでいるのがわかります。

陽気なジーニーと冒険を楽しもう!

アラジン
©︎WALT DISNEY PICTURES

アニメ版のジーニーは陽気で明るいキャラクター。彼はアラジンに出会うまで多くの主人に仕え、なにも言わずに彼らの願いを叶えてきたのかもしれません。しかしアラジンは彼の話に耳を傾け、ジーニーの言葉に勇気をもらい、善悪について考え、最終的にジーニーを自由にしました。 ジーニーは単に陽気で騒がしいだけのキャラクターではなく、冒険のなかでアラジンが泥棒としての生活から抜け出すための手助けになった重要な存在なのです。 2019年6月7日公開となる実写版『アラジン』のジーニーはいったいどのようなキャラクターになっているのでしょうか。アニメ版と同じ点や違う点も合わせて楽しみたいですね。