2023年12月22日更新

歴代ディズニー映画全135作一覧!名作アニメから実写・ピクサーまで紹介【2023年】

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『シンデレラ』(1949年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

ディズニー映画には数えきれないほどの名作があります。往年の名作から、近年公開された最新作まで、それぞれの作品が違った魅力を持っているのです。 この記事では、歴代ディズニーアニメ・実写映画全作品を一覧にして紹介します。

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【一覧】歴代ディズニー映画まとめ

【2023年】今年公開のディズニー映画

『ウィッシュ』(2023年12月15日)

ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年記念作品

物語の舞台は空に無数の願い星が輝く「ロサス王国」。17歳の少女アイシャは、どんな願いも叶うと言われている王国の秘密を知ってしまいました。 愛する王国と人々を守るため、相棒と共にディズニー史上最も恐ろしい敵に立ち向かいます。 ディズニー映画が伝え続けた「願いの力」を描く、100周年の集大成と言うべき作品。主人公アシャの声優に抜擢されたのは、『ウエスト・サイド・ストーリー』でアカデミー助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズです。

『ホーンテッド・マンション』(2023年9月1日)

あのホラー系アトラクションが再びスクリーンに!

『ホーンテッドマンション』(2023年)
©Supplied by LMK/Zeta Image

ディズニーランドの同名アトラクションを、ジャスティン・シミエン監督が実写映画化。シミエン監督は以前、ディズニーランドの従業員として働いた経験があります。 不思議な屋敷を発見した母親と息子が、奇妙な登場人物と出会い謎を解いていくストーリーです。ロザリオ・ドーソンにオーウェン・ウィルソン、ジャレッド・レトらが名を連ねます。2004年にエディ・マーフィー主演で実写化されましたが、その続編やリブートではありません。

『マイ・エレメント』(2023年8月4日)

4つのエレメントたちがおりなす新しい「もしもの世界」

『マイ・エレメント』(2023年)
© Walt Disney Studios Motion Pictures/Photofest/Zeta Image

4つのエレメント(元素)が暮らす都市「エレメント・シティ」。火のエレメント・エンバーと水のエレメント・ウェイドは、お互いを打ち消し合ってしまう存在です。そのため、触れ合うことのできない彼らは、共通点を見出しながら絆を深めていきますが……。 本作のメガホンを取るのは、『アーロと少年』(2015年)を手がけたピーター・ソーンです。70年代のニューヨークで、移民の子として育った少年時代に着想を得ているのだとか!

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『リトル・マーメイド』(2023年6月9日)

黒人歌手のハリー・ベイリーがアリエル役に抜擢!

『リトル・マーメイド』
©2023 Disney Enterprises, Inc.

黒人歌手ハリー・ベイリーを主演に起用した、『リトルマーメイド』(1989年)の実写化作品です。アリエルたちの暮らす海の世界が、実写とCGを融合させた美しい映像で描かれます。 アカデミー歌曲賞を受賞した挿入歌「アンダー・ザ・シー」、「パート・オブ・ユア・ワールド」といった名曲に加えて、実写版オリジナルの楽曲も追加!実写版『美女と野獣』の音楽も担当したディズニー映画の巨匠アラン・メンケンが、本作のために新しく描き下ろしました。

『ピーター・パン&ウェンディ』(2023年4月28日)

ピーター・パンとフック船長の隠された因縁とは?

『ピーターパン&ウェンディ』(2023年)
© Disney+/Photofest/Zeta Image

ロンドンに住む少女ウェンディは、寄宿学校への進学で家を離れる日が迫っていました。家族と離れる寂しさを感じていた彼女は、ある日ピーター・パンと出会います。彼に連れられてネバーランドにやってきたウェンディでしたが、ピーターや弟たちとはぐれてしまい、ピーターの天敵であるフック船長に捕まってしまいました。 名作アニメ『ピーターパン』をベースにした実写作品。大人になりたくない少年ピーター・パンと大人と子どもの間で揺れるウェンディの交流を通して、成長することとはなにかを問いかけます。また、ピーターとジュード・ロウ演じるフック船長の隠された因縁もこれまでとは違った視点で描かれます。

【2020年代】歴代ディズニー映画一覧

2020年代のディズニー映画は「ミラベル」や「ラーヤ」のように国際色豊かな主人公が登場することが特徴的です。全世界で流行した新型コロナウイルスの影響によって公開延期が相次ぎ、劇場公開を断念した『ムーラン』、『ピノキオ』など配信リリースの作品も増えました。

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『ホーカス・ポーカス2』(2022年)

魔女3姉妹が引き起こす大騒動

『ホーカス・ポーカス2』(2023年)
© Disney+/Photofest/Zeta Image

ベット・ミドラー、サラ・ジェシカ・パーカー、キャシー・ナジミーが魔女3姉妹を演じたファンタジーコメディ『ホーカス・ポーカス』(1993年)の続編。オリジナルキャストが再集結し、現代に舞い戻った魔女たちが新たな騒動を引き起こします。 アメリカ、マサチューセッツ州セーラムには、永遠の命を得るために子どもの魂を吸うという恐ろしい魔女3姉妹に関する言い伝えがありました。伝説を聞いた高校生3人が出来心でろうそくに火を灯し、怪しげな呪文を唱えると、伝説のとおり3人の魔女が現れます。

『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界』(2022年)

冒険家一家はストレンジ・ワールドの謎を解き明かせるか!?

『ストレンジ・ワールド』(2023年)
© Walt Disney Studios Motion Pictures/Photofest/Zeta Image

偉大な冒険家だった父親への劣等感から、愛する家族と共に農夫として暮らすサーチャー。ある時、彼らの国「アヴァロニア」を支えるエネルギー源の植物が絶滅の危機に陥ります。世界の崩壊を防ぐべく、一家は地底にあるもうひとつの世界を旅することになって……。 淡いブルーにピンク、パープルとカラフルに輝く幻想的な「ストレンジ・ワールド」。未知の生命体であふれた異世界を巡る冒険ものであり、3代にわたる父子の物語でもあります。

『魔法にかけられて2』(2022年)

「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」って結局どうなったの?

『魔法にかけられて2』ポスター
©2022 Disney Enterprises, Inc.

2008年に公開された『魔法にかけられて』から15年後の世界を描いた続編。おとぎの国から現実世界へと追放されてしまったジゼルの、その後の物語が展開されます。 主演は引き続きエイミー・アダムスが務めており、ロバート役のパトリック・デンプシー、エドワード王子役のジェームズ・マースデンらも続投しました。前作で永遠の愛を見つけたジゼルは、夫ロバートや娘のモーガンと今もNYの街で幸せな生活を送っているのでしょうか?

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『ピノキオ』(2022年)

『フォレスト・ガンプ/一期一会』の黄金タッグ再び!

実写『ピノキオ』ポスター
© 2022 Disney

ディズニークラシック『ピノキオ』(1940年)の実写化作品。「フォレスト・ガンプ」(1994年)を生み出した、ロバート・ゼメキス監督と名優トム・ハンクスが再びタッグを組みました。 アニメ映画を踏襲しつつも、ブルー・フェアリー役に黒人女優を起用するなど現代風に!また、オリジナルキャラクターとしてソフィア・ザ・シーガルが登場します。実写版『美女と野獣』でガストン役を演じたルーク・エヴァンスの出演も見逃せません!

『バズ・ライトイヤー』(2022年)

「無限の彼方へさあ行くぞ!」

『バズ・ライトイヤー』(2022ねん)
© Walt Disney Studios Motion Pictures/Photofest/Zeta Image

「トイ・ストーリー」シリーズの人気キャラクター、バズが、「おもちゃ」ではなく「パイロット」としてスクリーンに復活しました。 バズがいかにして「スペース・レンジャー」に成長するのか、彼のルーツが描かれます。バズの声優はキャプテン・アメリカ役などで知られるクリス・エヴァンスが担当。 監督は『ファインディング・ドリー』の共同監督を務めたアンガス・マクレーン。「トイ・ストーリー」シリーズの短編『ニセものバズがやって来た』、『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』では脚本・監督を担い、「トイ・ストーリー」キャラクターへの造詣が深い人物です。

『私ときどきレッサーパンダ』(2022年)

マジメな私、なんでレッサーパンダになっちゃったの!?

『私ときどきレッサーパンダ』(2022年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

伝統を重んじる家庭に生まれ、両親を敬い、母親の期待に応えようとがんばるティーンエージャーのメイ。“マジメでがんばり屋さん”な彼女ですが、本当はアイドルや流行りの音楽も大好きで、恋をしたり、友だちとハメを外して遊んだりと、やりたいことがたくさんあります。 そんなある日、フラストレーションが大爆発したメイは、なぜかレッサーパンダに変身!彼女はなぜレッサーパンダになってしまったのでしょうか?そこには、誰も知らないメイの秘密が隠されていました。 さまざまな人との出会いを通して、メイは「本当の自分」とはなんなのかを見つけていきます。ディズニー&ピクサーが送る、“じぶん解放”エンターテインメントに注目!

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『ミラベルと魔法だらけの家』(2021年)

一見平凡なミラベルの「特別な才能」とは?

『ミラベルと魔法だらけの家』(2022年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

魔法に包まれた不思議な家に住むマドリガル家。一家の子どもはそれぞれ「魔法の才能(ギフト)」を家から与えられていました。 ミラベルだけは唯一なんの力も授かりませんでしたが、魔法の家が危険にさらされていると知り、愛してくれる家族を救うために立ち上がります。監督は『ズートピア』のバイロン・ハワードとジャレッド・ブッシュです。 特別な才能はなくても、自分にできることはあると実感させてくれるストーリーが魅力です。

『ジャングル・クルーズ』(2021年)

フランク船長を演じるのはロック様ことドウェイン・ジョンソン

『ジャングル・クルーズ』(2021年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

ディズニーランドの人気アトラクションを実写映画化したスペクタクル・アドベンチャー。主演は「ワイルド・スピード」シリーズで知られるドウェイン・ジョンソンです。 フランク船長が操るラ・キーラ号は、植物博士のリリーを乗せてアマゾン川上流へ。彼女は不老不死の力を持つという「奇跡の花」を求めて、ジャングルの奥地を目指していました。しかし、奇跡の花を狙う者たちにとって様々な危険と困難が一行に襲いかかるのでした。

『あの夏のルカ』(2021年)

不思議な少年たちのひと夏の冒険!

『あの夏のルカ』(2021年)
©︎ DISNEY+/All Star Picture Library/Zeta Image

本作の舞台は、太陽と海がまぶしい夏のイタリアの海岸。シー・モンスターと呼ばれ人間から恐れられている種族の2人の少年が主人公です。 そんな彼らが人間の世界への好奇心を抑えられなくなり、こっそり人間界に!2人の友情や人間との交流が爽やかな夏のイメージとともに描かれます。 インタビューで、本作の監督を務めるエンリコ・カサローサは「成長を促す友情に関する映画を作りたかった」と語っています。

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『クルエラ』(2021年)

悪名高きヴィランの誕生秘話を描くスピンオフ作品

『クルエラ』(2021年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

『101匹わんちゃん』(1961年)のヴィラン、クルエラはなぜ犬の毛皮に執着したのか、悪に染まる前はどんな人物だったのか、その謎が明かされる前日談です。 クルエラもとい、デザイナーを夢見る少女エステラを演じたのはエマ・ストーン。70年代ロンドンのパンク・ロックファッションで着飾って、悪と悪のぶつかり合いを演じます。クルエラに多大な影響を与えたカリスマ・デザイナー、バロネスの「最悪の悪」っぷりも注目です!

『ラーヤと龍の王国』(2021年)

「最後の龍」を復活させ世界を救うことはできるのか

『ラーヤと龍の王国』(2021年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

本作は龍の王国で「龍の石」を守る一族の娘・ラーヤが王国の危機を救うため、はるか昔に姿を消した「最後の龍」を蘇らせようと旅立つ物語です。 ヒロイン・ラーヤの声優は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)で知られるベトナム系アメリカ人の女優・ケリー・マリー・トラン。「最後の龍」の声優は、同じくアジア系の女優・オークワフィナです。 スタッフには『ベイマックス』(2014年)で知られるドン・ホール監督や、『モアナと伝説の海』(2017年)のプロデューサー・オスナット・シューラーなど、ディズニーのヒットメーカーが集結しました!

『ソウルフル・ワールド』(2020年)

人生の意味とは?大人にこそ響く名作

『ソウルフル・ワールド』
12月25日(金)よりディズニープラスで独占配信開始 ©2020 Disney/Pixar

『ソウルフル・ワールド』はひょんなことから出会った2人が、人生のきらめきを見つけていく物語。 監督を務めるのは、『トイ・ストーリー』(1995年)や『モンスターズ・インク』(2001年)、『インサイド・ヘッド』(2015年)などを手がけてきたピート・ドクターです。 ジャズ・ピアニストを夢見るジョーがマンホールへ落下してたどり着いたのは、この世に生まれる前に「どんな自分になるか」を決める魂の世界。そこで出会ったのは、「人間の世界に行きたくない」と嘆くソウルの22番でした。 大人にこそ響く、心あたたまる奇跡のアニメーションです。

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『ムーラン』(2020年)

製作費210億円をかけた一大実写化プロジェクト

『ムーラン』(2020年)
©︎ WALT DISNEY PICTURES / JASIN BOLAND/All Star Picture Library/Zeta Image

ディズニー史上初のアジア系プリンセスを生んだ『ムーラン』(1998年)の実写化作品。剣舞や実際の馬を使った合戦など、リアルになった名シーンの数々に魅了されます。 活発でたくましく、優しい主人公ムーランの戦いと葛藤を描くことに終始しており、ディズニー実写映画でお馴染みのミュージカルシーンは挿入されません。ムーランの相棒ムーシュの代わりにオリジナルキャラクターが登場し、アニメ映画とは少し異なる展開も描かれます。

『2分の1の魔法』(2020年)

24時間で父さんの半分を復活させろ!

『2分の1の魔法の』(2020年n)
©︎ DISNEY\PIXAR/All Star Picture Library/Zeta Image

ピクサーが兄弟の絆を描いた作品です。舞台は科学技術の登場によって、かつては当たり前であった魔法が忘れられてしまった世界。 隠れた魔法の才能を持つ弟・イアンと、好奇心旺盛な兄のバーリーは、今はなき父親に会いたい一心で、父を蘇らせる魔法を探す旅に出ます。 「1度でいいから父さんに会いたい」というひたむきな気持ちで困難を乗り越えていく2人の姿に、思わず涙してしまう作品です。

『わんわん物語』(2020年)

「犬好きによる犬好きのための映画。」

『わんわん物語』
© 2020 Disney

ディズニーの名作ラブストーリー『わんわん物語』(1955年)の実写化作品です。劇場公開作品ではなく、ディズニープラスオリジナルムービーとして制作されました。 時代背景を変更しているほか、「ベラ・ノッテ」などの名曲も現代風にリメイクされています。何よりも注目すべきは、飼い犬レディや野良犬トランプたちを実際の犬が演じていること。有名なスパゲッティのシーンは、リアルすぎてドキドキしてしまうに違いありません!

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【2010年代】歴代ディズニー映画一覧

2010年代のディズニー映画は、『ズートピア』に代表されるような個性豊かなキャラクターが登場するものが多いのが特徴です。また「アナ雪」のエルサや『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルのような、運命を切り開く強さや行動力を持った“新しいプリンセス”も登場しています。

『アナと雪の女王2』(2019年)

エルサの力に隠された秘密とは?姉妹の物語は完結へ

『アナと雪の女王2』(2019年)
©︎ WALT DISNEY PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

前作から3年が過ぎ、アレンデールの女王となったエルサは、アナ、クリストフ、そしてオラフとともに幸せな生活を送っていました。しかしあるときからエルサには謎の歌声が聞こえるように。エルサにしか聞こえないその歌声を追って、姉妹は王国の外へと新たなる冒険に旅立ちます。 2013年に公開され、世界中で大ヒットを記録した『アナと雪の女王』の続編。前作ではわからなかった姉妹の両親が旅に出た理由や、家族の中でエルサだけが特別な力を持っている理由など、多くの謎が明かされます。

『マレフィセント2』(2019年)

マレフィセントとオーロラ姫の究極の愛が試される!

『マレフィセント2』(2019年)
©︎ WALT DISNEY PICTURES/JAAP BUITENDIJK/All Star Picture Library/Zeta Image

主人公はアンジェリーナ・ジョリー扮する魔女マレフィセント。彼女は人間への憎しみから解放され、オーロラ姫と深い絆で結ばれていました。しかし、オーロラ姫とフィリップ王子の結婚式当日、妖精界を滅ぼそうとする者たちの恐ろしい計画が動き出して……。 『眠れる森の美女』のヴィランを主人公とした実写映画『マレフィセント』(2014年)の続編。本作は完全オリジナルストーリーで、ファンタジー色も前作より強くなりました。

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『ライオン・キング』(2019年)

もふもふ感がたまらないっ!実写を超えた超実写版

『ライオン・キング』(2019年)
©︎ WALT DISNEY PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

1994年に公開されたアニメ映画『ライオン・キング』をフルCGで実写映画化。25年の時を経て、「サークル・オブ・ライフ」(生命の環)を問いかける物語が蘇りました。 本作の舞台はもちろん、サバンナにある動物たちの王国「プライド・ランド」。王であるムファサの息子に生まれたライオンのシンバは、仲間との旅を通じて自らの使命を知ります。動物は毛並みまで細やかに表現されており、子シンバの愛らしさに胸キュン必至です!

『トイ・ストーリー4』(2019年)

おもちゃが主役!「トイ・ストーリー」シリーズの最新作

『トイ・ストーリー4』(2019年)
©︎ PIXAR\DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

本作は1995年に1作目が公開された「トイ・ストーリー」シリーズの最新作です。 最初の持ち主・アンディも大人になり、カウボーイ人形・ウッディなどのおもちゃたちはボニーという女の子に譲られることになりました。 そこへ新たに加わったのが、ボニーの手作りおもちゃ「フォーキー」。彼はボニーの1番のお気に入りなのですが、なぜか自分はゴミだと言って逃げ出します。ボニーのためにフォーキーを探す冒険に乗り出したウッディは、再会と新たな出会いを経て「見たこともないおもちゃの世界」を知ることに……。 子どものそばで彼らの成長を見守るおもちゃたちの活躍が、観る人の笑いと涙をさそって大人気を博しています。

『アラジン』(2019年)

山寺宏一がジーニーの日本語吹き替え版を担当!

『アラジン』(2019年)
©︎  WALT DISNEY PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

一部では実写化不可能とも言われていた『アラジン』(1992年)の実写映画。魔法の絨毯やランプの魔人ジーニーなども、ディズニーの技術力で見事に再現されました。お馴染みの空中散歩のシーンもリアルな仕上がりで、ドキドキワクワクしてしまいます! 大筋はアニメ映画とほぼ同じですが、本作はオリジナルキャラクターの侍女ダリアが登場します。名曲「Friend Like Me」の歌詞も少し違うので、ぜひ聴き比べてみてください。

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『ダンボ』(2019年)

ディズニー珠玉の名作を鬼才ティム・バートンが実写映画化

『ダンボ』(2019年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

1941年に公開された『ダンボ』を、ティム・バートン監督がオリジナル脚本で実写化しました。動物には台詞がありませんが、フルCGによって豊かな表情が描かれます。 ストーリーの終着点はアニメ映画と同じで、主人公ダンボが引き離された母親を救うこと。一方で、人間との交流が新要素として加わり、ティモシーの役割を人間の家族が担いました。ティム・バートンらしい、カラフルでファンタジックなサーカス団のシーンも必見です。

『メリー・ポピンズ リターンズ』(2019年)

メリー・ポピンズの魔法はいつもあなたのそばに!

『メリー・ポピンズ リターンズ』(2019年)
© Walt Disney Studios Motion Pictures/Photofest/Zeta Image

舞台は1930年代、世界恐慌の影響で薄暗い空気に包まれたロンドン。バンクス家の長男マイケルは妻を亡くし、3人の子ども抱えて危機的な状況に陥っていました。 彼が途方に暮れていると、魔法使いのメリー・ポピンズが風に乗ってどこからやって来たのです! 1964年に公開された『メリー・ポピンズ』の25年後の世界を描く続編。前作のジュリー・アンドリュースに代わって、エミリー・ブラントが新たに主演を務めました。

『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018年)

ネットの世界で大冒険!ディズニープリンセスも集合

『シュガー・ラッシュ:オンライン』
©2018 Disney. All Rights Reserved.

2012年に公開された『シュガー・ラッシュ』の続編。アーケードゲームの悪役であるラルフは、レースゲーム「シュガー・ラッシュ」のコースに飽きてしまった親友のヴァネロペのために、新しいコースを作ろうと試みます。 しかしそのせいで、「シュガー・ラッシュ」の世界は危機に陥り、ラルフとヴァネロペは愛するゲームと仲間を救うべくネットの世界へ! ディズニーキャラクターが大勢登場するシーンは見どころのひとつ。ヴァネロペがディズニープリンセスに囲まれるシーンは印象に残ること間違いなしです。ただ楽しいだけでなく、「友だちとはどんな存在か」という問いも投げかけてくるような、考えさせられる作品でもあります。

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『くるみ割り人形と秘密の王国』(2018年)

クリスマスの季節に観たい!不思議な世界を巡る冒険ファンタジー

『くるみ割り人形と秘密の王国』(2018年)
©︎ WALT DISNEY PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

バレエの定番演目『くるみ割り人形』の原作としても知られる、E.T.A.ホフマンの童話『くるみ割り人形とねずみの王さま』を、ディズニーらしさ全開で実写映画化! 唯一の理解者でもあった母を亡くし、悲しみにくれていた少女クララ。クリスマスの夜、彼女は「お菓子の国」「花の国」「雪の国」「第4の国」からなる幻想的な世界に迷い込みます。その世界ではなぜかプリンセスと呼ばれ、「第4の国」の反乱に巻き込まれていくのでした。

『プーと大人になった僕』(2018年)

変わっていく“僕”といつまでも変わらないプーさん

プーと大人になった僕
©2018 Disney Enterprises, Inc.

くまのプーたちとの別れから時は流れ、多忙な毎日を送っているクリストファー・ロビン。社会の荒波に揉まれて、クリストファーの心はすっかり荒みきっていました。そんなある日、かつての親友プーがあの頃と変わらない友情を抱えて彼の前に現れます。 TVアニメシリーズのラストシーンから続く、『くまのプーさん』のアフターストーリー!大切な何かを忘れてしまった大人にこそ観て欲しい、ハートウォーミングな友情のドラマです。

『インクレディブル・ファミリー』(2018年)

ヒーロー一家の子どもたちが大活躍!

『インクレディブル・ファミリー』
©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

全員スーパーパワーを持ちながらも、平凡に暮らすパー一家。そんな中、ひょんなことから母のヘレンがヒーロー活動に戻ることに。多忙な妻に代わって家事や育児を任されたボブは、恋に悩むヴァイオレットや宿題に頭を抱えるジャック、そして底知れない能力を秘めた末っ子ジャック=ジャックの育児に悪戦苦闘。 そのころ任務中のヘレンはピンチに陥り、助けに行ったボブも巻き込まれます。難を逃れた子どもたちは両親を救い出し、世界を守ることができるのでしょうか。 『Mr.インクレディブル』(2004年)の続編であり、前作に引き続きアクションシーンが楽しい本作。ジャック=ジャックの脅威のパワーにも注目です。

『リメンバー・ミー』(2018年)

音楽と謎をちりばめながら家族の強い絆を描く

『リメンバー・ミー』(2017年)ポスター
© PIXAR\DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

メキシコの祝日「死者の日」をモチーフに、家族の絆を描いた感動作。 音楽が禁止された家庭に育ちながら、ミュージシャンを夢見る少年ミゲル。彼は「死者の日」に行われる音楽コンテストへの出場を決意しますが、祖母に自作のギターを壊されます。そこで、伝説的ミュージシャンであるデラクルスの霊廟からギターを持ち出すことに。 ギターを弾いた瞬間、ミゲルは自分の先祖に引き寄せられて死者の国へ迷い込んでしまいます。偶然出会ったヘクターと共に、生者の国に帰る方法を探るのですが……。 秀逸な楽曲と感動を誘う脚本で、近年のディズニー/ピクサースタジオの作品の中でも突出した人気を獲得しています。

『カーズ/クロスロード』(2017年)

人生の帰路に立たされたマックイーンが選ぶ未来とは?

『カーズ/クロスロード』(2018年)
© Walt Disney Studios Motion Pictures/Photofest/Zeta Image

ベテランの域に達しつつあるマックイーンは、あるレースで最新テクノロジーを搭載した次世代レーシングカー、ジャクソン・ストームに敗北を喫します。 次世代レーサーの台頭で、マックイーンと同世代のレーサーたちは次々と引退。マックイーンもまた、レース中に大クラッシュを起こしてしまいます失意のどん底にいた彼でしたが、友人たちの励ましなどもあり再起を目指すことに。トレーナーのクルーズ・ラミレスとともに特訓に明け暮れます。 ピクサーの人気シリーズ「カーズ」の3作目。「人生の帰路(クロスロード)」に立たされ、これからの人生に悩むという、前2作とは打って変わって大人向けのテーマが特徴です。

『美女と野獣』(2017年)

エマ・ワトソンを主演に迎えたディズニー実写映画の傑作

『美女と野獣』(2017年)
© Walt Disney Studios Motion Pictures/Photofest/Zeta Image

名曲の数々に新曲3曲を加えて、ミュージカル仕立てで実写化された『美女と野獣』。アニメ映画へのリスペクトが世界的に高く評価され、日本でも興収100億円超えを記録しました。 エマ・ワトソンが主演を務めたことも話題になりましたが、先に実写版『シンデレラ』の主演オファーを受けていて、本作を優先するために断ったそう!ルミエールやコグスワースなど愉快な召使いの家具たちも見事に再現され、華やかな世界観に仕上がっています。

『モアナと伝説の海』(2017年)

海に選ばれた少女の物語

『モアナと伝説の海』(2017年)
©︎ WALT DISNEY PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

主人公モアナが暮らすモトゥヌイ島では、ある時から魚も作物も採れなくなりました。そこで彼女は、幼い頃から憧れ続けたサンゴ礁の向こう側へ漁に出ようと提案しますが、村長である父親に反対されてしまいますその様子を見た祖母・タラは彼女を洞窟へ連れて行き、実はモアナは「海に選ばれし者」であることを告げます。勇敢な少女・モアナは冒険の中で半神・マウイと出会い、様々な経験をしていくのでした。 ディズニー初のポリネシア系プリンセスとなったモアナの勇姿と、作り込まれた美しい海の描写には圧倒されます。また話題を呼んだ主題歌『How Far I’ll Go』は、アカデミー歌曲賞にノミネートされました。

『ピートと秘密の友達』(2016年)

名作『ピートとドラゴン』が新たなストーリーで生まれ変わる!

『ピートと秘密の友達』(2016年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

5歳の少年ピートは家族旅行中に事故に遭い、彼だけが森の奥深くへと迷い込みました。自分を救ってくれたもふもふの生き物をエリオットと名付け、森で仲良く暮らすことに。しかし、エリオットの正体は伝説のドラゴンであり、その存在が人間に知られてしまいます。 実写とアニメーションの融合で描かれた、幻の名作『ピートとドラゴン』(1977年)の実写化作品。ディズニー映画が得意とする、自然と人間の共存を問う内容になっています。

『ファインディング・ドリー』(2016年)

なんでも忘れちゃうドリーの家族はどこに?

『ファインディング・ドリー』(2016年)
©︎ PIXAR\DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

大ヒット作『ファインディング・ニモ』の13年ぶりの続編。前作から1年後、ニモ親子とドリーの新たな冒険を描きます。 ナンヨウハギのドリーは、カクレクマノミのマーリン&ニモ親子と共に穏やかに暮らしていました。 とある晩、忘れていた両親の夢を見たことから、ドリーは自分の両親を探すことを決意します。わずかな手がかりを頼りに、人間たちが海の生物を保護している施設に彼女の出生の秘密があることを突き止めますが……。 昔の出来事どころか、ついさっきのことも忘れてしまうドリー。前作における彼女の本来の目的や、意外な知能の高さ、そしてその生い立ちが明かされます。感動のラストには号泣間違いなし!

『ズートピア』(2016年)

何にだってなれる!多様性を描いた名作ディズニー映画

『ズートピア』(2016年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

ズートピア警察の警官(ZPD)になることを夢見て努力し、見事それを叶えたウサギのジュディ。しかし、身体が小さいウサギは交通違反の取り締まりしかさせてもらえません。そんな中、サギ師のキツネ、ニック・ワイルドに出会います。 2人はある時、行方不明事件の捜査を任されますが、草食動物と肉食動物が幸せに暮らすズートピアを揺るがす衝撃の真実が待ち受けていました。 世間知らずで猪突猛進、「なんにだってなれるわ」と希望に満ちて語るジュディを、幼いころ傷つけられて夢を失ったニックは放ってはおけません。恋人でもない、でもいい感じのコンビが人気を博しました。現代社会の風刺ともとれるような差別の描き方にも注目です。

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016年)

マッドハッターの危機を救え!

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016年)
© Walt Disney Studios Motion Pictures/Photofest/Zeta Image

ティム・バートン監督による「不思議の国のアリス」実写2作目。アリス役のミア・ワシコウスカ、マッドハッター役のジョニー・デップをはじめ、多くのキャストが前作から続投しています。 前作から3年後。再びワンダーランドへやってきたアリスを待っていたのは、悲しみに暮れ、命の危機にあるマッドハッターでした。白の女王から彼を救うには「時間をさかのぼって過去を変えるしかない」と言われたアリスは、ワンダーランド崩壊の危機を招くかもしれない危険な旅に出ます。

『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(2016年)

心優しい巨人と孤独な少女の冒険物語

『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(2016年)
© Walt Disney Studios Motion Pictures/Photofest/Zeta Image

『チャーリーとチョコレート工場』などで知られるロアルド・ダールの小説を原作に、スティーブン・スピルバーグがメガホンをとったファンタジーアドベンチャー。心優しい巨人と少女の友情と奇想天外な冒険を描きます。 ロンドンの児童養護施設で暮らすソフィーは、ある夜、窓から入ってきた大きな手に持ち上げられ、気づくと「巨人の国」にいました。彼女を連れ去ったのは、夜ごとに子どもたちに夢を届ける心優しい巨人。孤独な2人は次第に心を寄せ合いはじめますが、そのほかの凶暴な巨人たちは、BFGが自分たちの大好物「ニンゲンマメ(人間)」を匿っているのでは、と疑いはじめ……。

『ジャングル・ブック』(2016年)

ジャングルで暮らす少年と動物たちの絆

『ジャングル・ブック』(2016年)
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「アイアンマン」シリーズなどで知られるジョン・ファブローが、実写とCGの融合で名作アニメを実写化した本作。ジャングルで暮らす少年モーグリとさまざまな動物たちの絆を描きます。 ジャングルの奥地に取り残されていた赤ん坊のモーグリは、クロヒョウのバギーラに助けられ、オオカミのラクシャのもとで育ちます。動物たちと幸せに暮らしていたモーグリでしたが、ある日人間に激しい復讐心を抱くトラのシア・カーンがジャングルに戻ってきます。

『アーロと少年』(2016年)

初めての友だちと、初めての冒険

『アーロと少年』(2016年)
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今から6500万年前、地球に近づいていた隕石は軌道がそれて衝突せず、恐竜たちは絶滅を免れました。彼らは進化をつづけ、やがて言葉や文化を持つようになります。アパトサウルスの弱虫な少年アーロは、ある日父親を亡くし、自分も激流に落ちてしまい見知らぬ場所に流れ着きます。 そこで彼が出会ったのは人間の少年でした。一緒にアーロの故郷を目指すことになった2人は、言葉が通じないながらも、少しずつ友情を築いていきます。 恐竜が知能を持ち、人間はまだそこまで進化していないという斬新な設定。臆病な恐竜アーロと勇敢な人間のスポットの対比も楽しい作品です。またジュラ紀を舞台としているため、実写と見紛うような美しい風景も見どころです。

『インサイド・ヘッド』(2015年)

「感情」を擬人化して心の成長を描く

『インサイド・ヘッド』ポスター
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ミネソタの田舎町から、都会のサンフランシスコに引っ越してきた少女ライリー。新しい生活に慣れようとするライリーの頭の中の司令部では、「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情が、彼女をしあわせにしようと奮闘していました。 しかしある日、カナシミが誤ってライリーの楽しい思い出を悲しい思い出に変えてしまいます。ヨロコビはあわてて元に戻そうとしますが、カナシミとともに司令部の外へ放り出されてしまい……。 第88回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した本作。強いメッセージ性と、頭の中のカルフルな世界観の楽しさで高い人気を獲得しています。

『トゥモローランド』(2015年)

謎めいた「トゥモローランド」の秘密とは

『トゥモローランド』(2015年)
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ウォルト・ディズニーが残した夢の企画に着想を得て、人気ドラマシリーズ『LOST』のデイモン・リンデロフが脚本、『Mr.インクレディブル』のブラッド・バードが監督を務めたSFファンタジー。ジョージ・クルーニーが謎の男フランク役でディズニー映画初出演を果たしました。 宇宙飛行士を夢見る少女ケイシーは、ある日自分の荷物の中に見慣れないバッジを見つけます。バッジに触れた彼女は、テクノロジーが発達した未知の世界「トゥモローランド」に迷い込んでしまいました。しかしほどなくして現代に戻ったケイシー、目の前に現れたアテナと名乗る少女に「もう一度トゥモローランドに行きたければ、フランクという男を尋ねろ」と言われます。

『シンデレラ』(2015年)

ディズニープリンセスの王道「シンデレラ」が現代に蘇る

『シンデレラ』(2015年)
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1949年公開の『シンデレラ』を、俳優としても有名なケネス・ブラナー監督が実写映画化。継母と義姉2人に虐げられるエラを主人公に、アニメ映画版の内容をなぞっていきます。 実写版はエラと王子様が舞踏会の前から交流を深めていたり、継母が意地悪になった理由が明確になっていたりと、脚本に現代的なアレンジも加えられました。エラの青いドレスや豪華絢爛な舞踏会、CGを駆使したかぼちゃの馬車などの映像美に魅了されます。

『ベイマックス』(2014年)

優しいヒーローの物語

『ベイマックス』(2014年)
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科学の才能に恵まれながら、非合法なロボットファイトに明け暮れる少年・ヒロ。自堕落な弟を見かねた兄タダシに「ベイマックス」を見せられた彼は、本格的に科学を学ぶことを決意します。しかし、その矢先に兄が火事で死んでしまいますヒロは兄が遺したベイマックスを使い、その死の真相を確かめようとするのでした。 ディズニー映画ではありますが、ロボットと少年の心の交流ももちろんのこと、ロボットのかっこいい戦闘シーンが見どころです。 また主人公は日本人とアメリカ人のハーフ。フルネームがヒロ・ハマダだったり、サンフランシスコと東京の風景をモデルにした架空都市が舞台だったりと、日本的な要素が見られます。

『マレフィセント』(2014年)

ディズニー屈指のヴィランの隠された過去

『マレフィセント』(2014年)
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アンジェリーナ・ジョリーが『眠れる森の美女』に登場するヴィラン・マレフィセントの過去を演じ話題となった実写作品。オーロラ姫をエル・ファニングが演じました。 ある王国で念願のロイヤル・ベビー、オーロラ姫が誕生し、そのお祝いの宴が開かれます。3人の妖精が次々に幸運の魔法をかけるなか、突然現れたマレフィセントは、オーロラ姫に「16歳の誕生日の日没までに永遠の眠りにつく」という呪いをかけました。 なぜマレフィセントはオーロラ姫に呪いをかけたのか?その知られざる過去が明かされます。

『アナと雪の女王』(2014年)

ディズニー作品史上最高の姉妹愛

『アナと雪の女王』(2013年)
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氷を司る力を持つエルサと妹アナは、一国の王女として幸せに暮らしていました。しかし、力を制御できなくなってきたエルサは自室にこもりがちに。両親も航海中に他界し、エルサとアナの心の距離は離れていくばかりでした。 エルサの戴冠式を迎えた日、力が暴走した彼女は国を氷で覆ってしまいました。そこで、責任を感じたアナは姉を迎えに行こうとしますが……。 本作は日本で大人気を博し、公開当時は国内歴代興行収入第3位を記録しました。主題歌が話題となっただけでなく、ディズニー映画で姉妹の愛をこれほどまでクローズアップした作品はありません。エルサとアナ、どちらに共感するかによっても、楽しみ方の変わってくる作品です。

『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013年)

「モンスターズ・インク」の名物怖がらせ屋コンビの学生時代

『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013年)
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『モンスターズ・インク』(2001年)の前日譚にして、『2分の1の魔法』(2020年)で監督を務めたダン・スキャンロンの長編アニメ映画デビュー作です。 モンスターの世界では子どもの悲鳴をエネルギー源にしており、主に「モンスターズ・インク」と呼ばれる会社が子どもの悲鳴を集めています。 この会社で後に怖がらせ屋として有名になるのが、サリーとマイクのモンスター・コンビ。本作はこの2人が大学で知り合い、「モンスターズ・インク」に正式採用されるまでを描きます。 前作と同じく、モンスターというにはかわいいキャラクターたちと、スピーディで最後は心あたたまるストーリーで多くの人を魅了しました。

『オズ 始まりの戦い』(2013年)

「オズの魔法使い」はいかにして誕生したか

『オズ はじまりの戦い』(2013年)
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名作児童文学『オズの魔法使い』に登場する魔法使いがいかにして誕生したかを描く前日譚。「スパイダーマン」シリーズなどで知られるサム・ライミがメガホンを取り、3Dで制作されたファンタジーアトラクションムービーです。 「偉大な男」になることを夢見て、カンザスのサーカスにマジシャンとして出演していたオズは、あるとき竜巻に飛ばされて自分の名前と同じオズの国に迷い込んでしまいました。名前のせいで伝説の偉大な魔法使いと勘違いされてしまった彼は、東の魔女エヴァノラから国を支配する邪悪な魔女を倒してほしいと頼まれます。

『シュガー・ラッシュ』(2012年)

悪役がヒーローに!?正義とは何かを問う名作

『シュガー・ラッシュ』ポスター
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アーケードゲームで悪役として活躍するラルフですが、実はヒーローになることを夢見ていました。しかし悪役であるために周囲の人々に疎まれ、つまはじきにされてしまいます。 そんなラルフは、ヒーローになるために『シュガー・ラッシュ』というゲームの世界に入り込みました。そこで同じように共演者から疎外されていたヴァネロペと出会い、共に優勝を目指します。果たしてラルフはヒーローになれるのでしょうか? 嫌われ者のラルフと、仲間外れのヴァネロペ。2人の友情を描いた作品ではありますが、同時に「正義とは何か?」というテーマも持っています。最後のラルフの思いに共感できる人は多いのではないでしょうか。

『メリダとおそろしの森』(2012年)

ピクサー史上初のプリンセスを主人公としたファンタジー

『メリダとおそろしの森』(2012年)
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1000年前のスコットランド。ダンブロッホ王国の王女メリダは幼いころから活発で、自由を愛する弓矢の名手です。しかし彼女の母エリノア王妃は、王位後継者であるメリダを立派な王女に育てるため、厳しく接していました。 あるとき母と大げんかしたメリダは、森の奥深くで魔女に出会います。メリダは魔女に「母の考えを変えてほしい」と頼みますが、その魔法で王妃は大きなクマに変わってしまいました。 それまでのピクサー作品に比べて、暗く大人向けの作品。またプリンセス作品としては珍しく、母と娘の関係を描いています。

『くまのプーさん』(2011年)

クリストファー・ロビンを助けるために冒険へ!

『くまのプーさん』(2011年)
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プーたちがある朝起きると、クリストファー・ロビンがいなくなっていました。オウルによると、スグモドルという恐ろしい怪物に誘拐されてしまったようです。プーたちはクリストファーを助けるために冒険に出るのでした。 プーさんにイーヨー、ティガーといったおなじみのキャラクターたちが、大好きなクリストファー・ロビンのために困難に立ち向かう姿は、かわいらしいけれど彼らの思いの強さに感動もできる作品です。作品の途中に挿入される「はちみつがいっぱい」という曲は頭に残ること間違いなし。

『カーズ2』(2011年)

マックイーンのレースの裏でメーターがスパイに!?

『カーズ2』(2011年)
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『カーズ2』は「トイ・ストーリー」シリーズを除き、ピクサー初の続編長編映画となった作品です。 前作から数年後、ピストン・カップで4度目の優勝を果たしたマックイーンのもとに、バイオ燃料「アリノール」の有用性を伝えるイベントへの招待状が届きます。参加を決意した彼に、メーターもピットクルーとして同行することに。 初戦が行われる東京へ到着したメーターは、イギリス人スパイのフィン・マックミサイルらに仲間だと勘違いされ、彼らの調査に協力することになります。 前作と違い、メーターが実質的な主人公となっている本作。日本をはじめ、イタリア、フランス、イギリスなど世界各国の場面が多く登場します。

『塔の上のラプンツェル』(2011年)

踏み出す勇気の大切さを教えてくれる

『塔の上のラプンツェル』ポスター
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ラプンツェルは幼い頃に魔女に拐われたため、自分が本当はお姫様であることを知りません。。彼女の髪には魔力が宿っていて、魔女はその力を使って若さを保っていました。 ある日自由を求めるラプンツェルは、泥棒のフリンと出会います。フリンに頼み、王国を目指すラプンツェルに魔女の手が襲い来るのでした。 ラプンツェルとフリンのロマンスと、冒険に満ちたドキドキワクワクの物語。美しい街並みや祭りの映像も必見で、本作は多くの評論家から称賛されました。これまでのプリンセスと違い、自分で結婚相手を選んだり、長い髪を使ってアクションをこなすお転婆なラプンツェルは、「新しいプリンセス」として注目されました。

『トロン:レガシー』(2010年)

伝説のSFアクション待望の続編

『トロン:レガシー』(2010年)
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世界で初めてコンピューターグラフィックスを全面的に導入した1982年の『トロン』の後の物語を3Dで描く続編。 デジタル界のカリスマ、ケビン・フリンがあるとき7歳の息子サムを残し、忽然と姿を消してしまいます。20年後、サムは父から届いたメッセージに従い、あらゆる不完全性を排除した理想の世界「トロン」へ向かうことに。そので未知の敵との戦いをくり広げながら、「トロン」の秘密に迫っていきます。

『トイ・ストーリー3』(2010年)

感涙必至の人気シリーズ3作目

『トイ・ストーリー3』
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「トイ・ストーリー」シリーズのなかでも、もっとも高い人気を誇る『トイ・ストーリー3』。 アンディは大学生になり、学校の寮に入ることになります。彼は大切にしていたおもちゃを整理することになりますが、母の手違いで、おもちゃたちは保育園に寄付されてしまいました。アンディに捨てられたと落ち込むおもちゃたちでしたが、ウッディはアンディを信じて保育園から脱出しようと奮闘します。 前作から10年。子どものころに1作目を観た世代がすでに大人になり、おもちゃとの別れを経験していたこともあり、共感と感動の声が多数寄せられました。手に汗握るヴィランとの攻防も見どころです。

『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)

ティム・バートン監督が描く「ふしぎの国のアリス」

『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)
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ルイス・キャロルによる『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を原作に、後日談的な内容でティム・バートン監督がメガホンをとったファンタジーアドベンチャー。主演のミア・ワシコウスカをはじめ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターなど豪華キャストが集結しています。 不思議の国での冒険から13年後、不思議の国での出来事をすっかり忘れていたアリスでしたが、あるときチョッキを着た白ウサギを追いかけて再び不思議の国へやってきます。しかしそこは赤の女王によって支配されていました。

【2000年代】歴代ディズニー映画一覧

『リロ&スティッチ』などが公開された2000年代。スティッチの可愛らしさは日本でも大きな話題となりましたが、ただ可愛いだけではなく家族の絆をテーマに描いた作品になっていました。同じように、2000年代の作品は奥深いテーマを描いたものが多くなっています。

『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年)

風船で家を飛ばして南米の秘境を目指すカールじいさん

『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年)
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78歳のおじいさん・カールが亡き妻との約束である南米冒険旅行を実現するため、自分の家に無数の風船をつけて家ごと旅立つ物語です。 家に入り込んでいた少年・ラッセルと共に、伝説の滝「パラダイス・フォール」へ。その途中、巨大な怪鳥・ケヴィンやそれを追っていた犬・ダグを仲間に迎え入れます。 しかし、パラダイス・フォールを目指していたのは彼らだけではありません。元冒険家の老人・マンツと彼の犬軍団も、伝説の鳥であるケヴィンを求めて南米の洞窟を拠点に探検を続けていたのでした。 ファンタジーあふれる冒険も素晴らしいですが、最愛の妻を亡くしたおじいさんが思い出と寄り添う姿に、思わず目頭が熱くなります!

『プリンセスと魔法のキス』(2009年)

本当の自分を教えてくれる。ディズニー映画初のアフリカ系プリンセス

『プリンセスと魔法のキス』(2009年)
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主人公のティアナは、レストランを出すという夢をかなえるために仕事を掛け持ちし働いていました。そんな中、カエルに姿をかえられた王子に、キスをしてくれたら自分は元に戻れるからと頼まれます。ティアナがキスをすると、なんと彼女までカエルになってしまいました。 人間に戻るための冒険の過程でのロマンスはもちろん、「本当の自分に気づく」というメッセージがちりばめられているのも見どころです。 本作の主人公であるティアナはディズニー映画初のアフリカ系プリンセスとなりました。作品自体の評価は高かったものの「プリンセス」の要素を強調しすぎたためか、興行収入はディズニーの想定を下回る結果となったようです。

『ボルト』(2009年)

「普通」でも頑張れることがあると教えてくれる、隠れた名作

『ボルト』(2009年)
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人気TVドラマのヒーロー犬・ボルトは、本当にスーパーパワーがあると信じていました。 ある日の撮影で初めて撮影スタジオを飛び出し、TVドラマの外の世界に触れるうちに自分がスーパー犬ではないという事実に気付くボルト。そんなつらい現実の中でも、飼い主のペニーを救うために大冒険をするのです。 誰もが大人になる過程で、少なからず同じように夢が破れる瞬間を経験します。そこからどんな風に立ち直って、成長を遂げてくかを描いた作品です。 本作はピクサーの最高責任者ジョン・ラセターが制作に携わった最初の作品。彼の手腕もあってか、低迷期に突入していたディズニー映画の復興が期待され始めました。

『ティンカー・ベル』(2008年)

妖精の成長物語に学ぶ自分の仕事の見つけ方

ディズニーの妖精・ティンカーベルは、映画『ピーター・パン』(1953年)に登場して以来、手描きアニメの時代から長く親しまれてきました。 本作はティンカーベルを主人公として、新しく3Dモデルを使って製作した作品です。 ネバーランドにある妖精の谷で、もの作りの才能を持って生まれたティンカーベル。彼女は四季を届けに人間の世界・メインランドへ行く仕事に憧れていました。もの作りに嫌気が差して他の仕事に挑戦するも失敗ばかりで、おまけに次の季節「春」の準備を台無しにしてしまいます。 春の準備の遅れを取り戻して人間の世界によろこびを届けるため、ティンカーベルのもの作りの才能の出番です!

『ウォーリー』(2008年)

感情を持ったロボットたちの純愛に泣かされる

『ウォーリー』ポスター
© Disney/Photofest/Zeta Image

時は29世紀、汚染された地球を捨てて宇宙船「アクシオム」で生活する人類。一方、地球ではロボットが700年間黙々とゴミ処理を続けていましたゴミ処理ロボットの生き残り・ウォーリーは、宇宙船から送られてきた調査ロボット・イヴと仲良くなりますが、イブは任務を終えて回収されます。イヴを追いかけてたどり着いた宇宙船で目にしたのは、ロボットたちに管理されて自堕落な日々を送る人類の姿でした。 ウォーリーと人類は幸福を取り戻すことができるのか?壮大な宇宙のドラマが始まります。 広大な宇宙を舞台に繰り広げられるSFロマンス映画。監督・脚本は『ファインディング・ニモ』(2003年)で海の世界を美しく演出したアンドリュー・スタントンです。

『魔法にかけられて』(2008年)

「恋」に恋したプリンセスが現実世界に追放されちゃう!?

魔法にかけられて
©2019 Disney

アニメーションの世界に生きるプリンセス・ジゼルは、王子様との結婚を控えていました。しかしある日、悪い魔女に騙されて現実世界のニューヨークへ!おとぎの国「アンダレーシア」で生まれた彼女にとって、そこはあまりに刺激的な世界でした。 ジゼルが突然歌い出せばツッコまれ、プリンセスの友達でもある小動物はネズミやゴキブリに……。いわゆるディズニーの“お約束”の数々を自ら皮肉った演出に、クスりと笑ってしまうでしょう。

『ルイスと未来泥棒』(2007年)

前へ進み続ける大切さを描く

『ルイスと未来泥棒』(2007年)
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主人公ルイスは、孤児院に捨てられていた発明好きの少年。そんな彼の前に、未来警察だというウィルバーが現れます。ルイスの作品が、どのように世間に出るかによって、その後の未来が変わってしまうのを知らせに来たのです。 自分に自信のないルイスは、ウィルバーに協力する気もなくふてくされてしまいます。しかしウィルバーに未来を見せられて、次第に自分のやるべきことを理解し奮闘するのでした。 未来の意味、自分のやるべきこと、そういったものたちに気が付いて一生懸命になっていくルイスを通して、前に進むことの大切さを教えてもらうことができます。

『レミーのおいしいレストラン』(2007年)

嫌われ者のネズミだって天才料理人になれる!

『レミーのおいしいレストラン』(2007年)
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ネズミのレミーは今は亡き天才シェフ、グストーにあこがれてシェフになることを夢見ていました。そんな彼は、あるときレストラン「グストー」にやって来た、まったく料理の才能のない見習いシェフ、リングイニに出会います。 2人は協力して料理を作るようになり、その評判は上々。しかしレストランのオーナーであるスキナーは、リングイニのある秘密を知り、彼を追い出そうとします。 「誰でも夢を叶えることができる」というシンプルなメッセージがまっすぐに伝わってくる作品。レミーとリングイニの料理シーンも楽しく、ピクサーのなかでは地味な作品ながら、根強い人気があります。

『カーズ』(2006年)

登場するキャラクターはすべて乗り物!

『カーズ』(2006年)
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主人公の新人天才レーサー、ライトニング・マックィーンは赤のレーシングカー。2005年の最終レースで3台同着首位の1台となり、カリフォルニアで行われる優勝決定戦へ。しかしその道中、旧国道「ルート66」沿いの町で足止めを喰らいました。 この田舎町の住民に最初は反発しながらも協力を続けるうちに、マックィーンはレースで勝つこと以上に大切なものを見つけていきます。 本作のキャラクターはすべて自動車を中心とした乗り物を擬人化したもので、虫や牛までも車化されて人間や動物は一切登場しません。色とりどりの車がたくさん登場する本作は、関連グッズも発売されて世界中で大ヒットしました。

『チキン・リトル』(2005年)

何をやってもダメなチキン・リトルが奮闘する姿を描く

『チキン・リトル』(2005年)
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チキン・リトルは、内気でパッとしない男の子です。何をやっても誰からもダメな子扱いされる彼ですが、ある日空から何かがふってくるのを目撃します。誰にも信じてもらえない中、そのかけらの正体を探すリトルが発見したのは、なんと宇宙船だったのです。 まずは自分自身を信じないと何も始まらないということを教えてくれる、優しい作品です。ディズニーは本作以前、1943年にも同名の作品を制作しており、日本では劇場公開されず『きつねとヒヨコ』という題名でビデオが発売されています。本作はその作品のリメイク版なのです。

『ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!』(2005年)

主人公は乳牛!?3頭の牛がパールおばさんを救う

『ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか牧場を救え!』(2004年)
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動物たちは、心優しいパールおばさんが営む農場でのんびりと暮らしていました。しかしおばさんは借金を返せなくなってしまい、農場は競売にかけられることになってしまいますそんなピンチを救おうと立ち上がったのが、なんと乳牛3頭。 農場の乳牛が主人公という、ディズニー作品にはなかなかない設定が特徴です。日本では公開されませんでしたが、西部劇のような世界観とアメリカンジョークのような独特の笑いが魅力的な作品になっています。

『Mr.インクレディブル』(2004年)

ヒーロー家族が悪を倒す!

『Mr.インクレディブル』(2004年)
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ヒーローの活動が禁止された世界で、「Mr.インクレディブル」として活躍していた元ヒーローのボブ・パーは、悪者を退治できない日々に退屈を感じていました。しかしそんなある日、彼は何者かに誘拐されてしまいます。 彼を助けるため、やはり元ヒーローだった妻のヘレンと、それぞれにスーパーパワーを持つ2人の子どもが立ち上がります。 アカデミー長編アニメ映画賞をはじめ、アニー賞全10部門、サターン賞アニメ映画賞など、多くの賞を受賞した評価の高い作品。それぞれのスーパーパワーや、ヒーロー家族の日常生活が楽しく描かれています。

『ホーンテッド・マンション』(2004年)

呪われた屋敷に隠された秘密とは?

『ホーンテッドマンション』(2003年)
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ディズニーランドの人気アトラクションを題材としたファンタジーコメディ。エディ・マーフィが主演を務め、999人のゴーストが住む屋敷の秘密を、人種差別の歴史にからめて描きました。 不動産業を営むジムとサラの夫婦。ある日サラのもとにエドワード・グレイシー邸の執事ラムズリーから突然屋敷を売りたいと連絡が入ります。2人の子どもも連れて家族旅行に行くついでに屋敷に打ち合わせに向かった一家でしたが、突然の大雨で屋敷に足止めされることになってしまいます。

『ブラザー・ベア』(2004年)

魂に刻まれた愛の物語

『ブラザー・ベア』(2004年)
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主人公は、イヌイットのキナイ。キナイには2人の兄がいますが、長男のシトゥカが熊に襲われた弟を守るために命を落としてしまいます。怒りにかられたキナイはその熊を殺しますが、グレイト・スピリットとなったシトゥカが彼の前に現れ、キナイを熊の姿に変えてしまいました。 人間の姿に戻るために旅を始めるキナイの前に、母親とはぐれてしまった子熊コーダが現れます。キナイはコーダと旅をするうちに、自分はどのように生きるべきか、何を大切にするべきなのかなど、多くのことを学んでいくのでした。 心から何かを大切にするとは何か、ということを教えてくれる奥深い物語です。

『トレジャー・プラネット』(2003年)

宇宙への夢と親子愛を描いたディズニー作品

『トレジャー・プラネット』(2002年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

惑星モントレッサに母と2人で暮らす15歳のジム。幼いころに父親が家族を捨てて宇宙へ行ってしまったことから、非行を繰り返していました。 そんなある日、家の近くに不時着した船にいた瀕死の男から、ある箱を託されます。宇宙物理学者ドップラー博士と共にそれを解析すると、莫大な財宝が眠るという伝説の星、トレジャープラネットへの地図だったのです。 母を困らせてばかりでしたが挽回したいと思い、宇宙へ旅立つジムを様々なトラブルが襲います。親子愛と宇宙への夢が詰まった作品です。

『ファインディング・ニモ』(2003年)

さらわれた息子を取り戻せ!でも相棒はトラブルメーカー?

『ファインディング・ニモ』(2003年)ポスター
© DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

オーストラリアの海に住むカクレクマノミのマーリンは、男手ひとつでひとり息子のニモを育てていました。ニモは生まれつき片方のヒレが小さく、マーリンは過保護になりがち。ニモはそれにうんざりしていましたが、あるとき人間のダイバーにさらわれてしまいます。 マーリンは、物忘れが激しいナンヨウハギのドリーとともに、ニモを救う旅に出ます。 カクレクマノミが大人気になるなど、社会現象まで巻き起こした人気作。マーリンやニモ、ドリーをはじめ、多くの魅力的なキャラクターが登場し、物語を盛り上げます。ニモを追うマーリンと、人間のもとから脱出しようとするニモの両方の視点が描かれ、飽きさせません。

『カントリー・ベアーズ』(2003年)

人間の養子になったクマが本当の家族を探す旅に

『カントリー・ベアーズ』(2002年)
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今は東京ディズニーランドのみにあるアトラクション「カントリーベア・シアター」をモチーフにしたミュージカルコメディ。人間とクマが共存する世界を舞台に、人間の養子となった子グマが本当の家族を探す旅が描かれます。 主人公ベアリーの声を当時天才子役として人気を集めていたハーレイ・ジョエル・オスメントが担当し、エルトン・ジョンやブライアン・セッツァー、クイーン・ラティファなど、有名ミュージシャンが本人役で出演しています。

『リロ&スティッチ』(2002年)

人気キャラクター・スティッチは、実は凶暴なエイリアン!

『リロ&スティッチ』ポスター
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破壊兵器として生み出されたエイリアン、試作品626号は不良品として捨てられます。行きついた先で、親を亡くした少女リロと出会い、626号はスティッチと呼ばれるようになりました。リロとの交流を通して、スティッチは優しい心を手に入れます。 ハワイのカウアイ島を舞台とした物語で、「家族」という意味の「オハナ」という言葉が作中では重要な役目を果たしました。 「オハナは家族。家族はずっと一緒」というテーマが語るように、家族の大切さを温かく訴える作品です。スティッチはディズニーの大人気キャラとして知られるようになりました。

『プリティ・プリンセス』(2002年)

普通の高校生が実はプリンセスだった!?

『プリティ・プリンセス』(2002年)
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アン・ハサウェイの映画デビュー作となった『プリティ・プリンセス』。冴えない女子高生がある日突然、高貴な生まれであることが発覚し、プリンセスとして成長していく姿を描きます。 ドジで冴えない女子高生のミアは、母と兄の3人暮らし。そんなある日、亡き父フィリップがヨーロッパの小国ジェノヴィアの女王の息子であり、彼女の孫であるミアが唯一の王位継承者であることが発覚します。ミアは自分を王女として国に連れて帰ろうとする祖母に反発しますが、王位継承とは別に、舞踏会に出席するため渋々「王女教育」を受けることになります。

『モンスターズ・インク』(2001年)

あまり怖くないモンスターたちが巻き起こす大騒動

『モンスターズ・インク』ポスター
© DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

タイトルの「モンスターズ・インク」とは、モンスターワールドのエネルギー源である「人間の子どもの悲鳴」を集める企業の名称。 この会社の名物コンビ、怖がらせ屋のサリーとアシスタントのマイクの2人が、モンスターの世界を揺るがす大騒動を巻き起こす物語です。 モンスターの世界では、子どもは恐ろしい病原菌を持っていると考えられており、子ども検疫局(通称CDA)が子どもの侵入を厳重に監視していました。 ところがある日、サリーが会社で見つけた人間の女の子・ブーを社外に連れ出したことからモンスターワールドは大騒ぎに。ブーを人間の世界に戻そうとするサリーたちは、やがて会社の陰謀も暴露することになります。

『アトランティス/失われた帝国』(2001年)

古代の秘密を追うロマンを描く

祖父の遺志を継いでアトランティスの研究を続けている学芸員のマイロは、祖父の友人にその熱意を認められ、アトランティス探検隊の一員に加えてもらいます。潜水艦の旅の果てにたどり着いたアトランティスでは、いまだに人々が暮らしていて……。 失われたはずの文明を追い求めるという設定は、古代ロマンの溢れる夢のようなものですね。一生懸命な主人公を応援しながら、わくわくして楽しむことができる作品です。

『ラマになった王様』(2000年)

純粋にコメディとして楽しめる作品

『ラマになった王様』(2000年)
© Buena Vista/Photofest/Zeta Image

舞台はジャングル奥深くの帝国。若き国王クスコは富も権力も美貌も持っていたましたが、いじわるで傲慢な性格のため、国民からは嫌われていました。魔女の恨みを買ってしまったクスコは、ラマの姿に変えられて国からも追い出されてしまいます。 拾ってくれた農夫のバチャの助けを借りながら、元の姿に戻るために奮闘するクスコ。ディズニー映画としては珍しく、コメディに特化した作品です。テンポのいい会話に笑えること間違いなし。

『ファンタジア2000』(2000年)

前作を超える音楽とアニメーションの融合

1994年に公開された『ファンタジア』の続編となる作品。『ラプソディ・イン・ブルー』『威風堂々』『交響曲第5番』など、有名なオーケストラ音楽にアニメーションが合わさった、大迫力のアニメーション映画です。 また前作と比べて、それぞれの曲に関するストーリーがはっきりとわかりやすく描かれており、子どもでも楽しめる作品。『威風堂々』のストーリーはノアの箱舟ともかけられており、意外な話の展開に涙がにじむかもしれません。

【1990年代】歴代ディズニー映画一覧

ディズニーを代表する名作となった『アラジン』が生まれた1990年代。他にも『美女と野獣』『ライオン・キング』など、作中の音楽が高く評価された名作が数多く生まれています。「隠れた名作」との呼び声高い『ノートルダムの鐘』もこの時期に誕生しました。

『トイ・ストーリー2』(1999年)

ウッディに隠された秘密が明らかに!

『トイ・ストーリー2』(1999年)
©︎ PIXAR\DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

アンディの部屋のおもちゃたちは、ウッディとバズも親友となり、いつも楽しく過ごしていました。しかしあるとき、ペンギンのウィージーがバザーに売りに出されてしまいます。助けに行ったウッディは、通りすがりの男に盗まれてしまいました。バズたちはウッディを救うため、冒険に出ます。 落ち主との別れにトラウマを持つおもちゃなど、さまざまな境遇や考え方のおもちゃが登場し、さらに世界観が広がったシリーズ2作目。アンディのバズと新品のバズの対決や、ウッディを救うためのおもちゃたちの珍道中が楽しい作品になっています。 前作以上のメッセージ性で、大人も子どもも楽しめます。

『ダイナソー』(1999年)

圧巻のCGで描かれる恐竜たち

『ダイナソー』(2000年)
©︎ WALT DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

イグアノドンのアラダーは、育ててくれたキルネザルの一家と穏やかに暮らしていました。しかし地球に隕石が落ち、その結果、環境は激変し住処を捨てざるを得なくなったアラダーたち。「命の大地」と呼ばれる楽園を目指す旅が始まりました。 肉食恐竜との戦い、割れる大地から逃れて必死に走る姿は応援するしかありません。恐竜たちの生きざまももちろんですが、太古の地球を美しいCGで描く技術にも驚かされるはずです。

『ターザン』(1999年)

守るべきものは何か問うディズニー映画

『ターザン』(1999年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

『ジャングル・ブック』と同じように、動物に育てられた青年ターザンが主人公。ターザンはゴリラに育てられ、ジャングルで暮らしていますが、そこにゴリラの調査にやってきたジェーンと出会います。 自分と同じ姿をした生き物を見て、新しい世界を知っていくターザン。しかしジェーンとともに来ていたのは、ゴリラの密猟を目論むハンターでした。 ゴリラたちを守ること、ジェーンへの恋心、自分とは何か、多くの葛藤を抱えながら他人のために必死に戦うターザンは本当にかっこいい!ジェーンとターザンの選ぶ道に驚くこと間違いなしです。

『ムーラン』(1998年)

戦う女の子と美しい中国の文化を描く

『ムーラン』 ゼータ
© Buena Vista Pictures"

昔、北方の異民族が侵攻してきて、国中の男性に徴兵令が下りました。しかし花(ファ)家の男性は足の悪いファ・ズーただ1人。そんな彼に代わり、娘であるムーランが男装し徴兵されたのです。 女性の身で必死に軍隊の訓練に取り組みますが、想いを寄せるシャン隊長に女性であることを知られ、故郷に送り返されてしまいました。帰路の途中、彼女は皇帝の命を狙うシャン・ユーの企みを知って……。 日本での知名度の低さに反して、クオリティが非常に高く評価されている本作。アニメのアカデミー賞と言われるアニー賞も受賞しています。 主題歌「Reflection」を歌唱したのは、グラミー賞にも輝いたクリスティーナ・アギレラです。

『バグズ・ライフ』(1998年)

横暴なバッタ軍団から仲間を守れ!

『バグズ・ライフ』(1998年)
©︎ DISNEY\PIXAR/All Star Picture Library/Zeta Image

アント・ランドのアリたちは、凶暴なホッパー率いるバッタ軍団に重労働を強いられていました。 ある日、発明好きの働きアリ、フリックの失敗が原因で収穫した食べ物が台無しになります。責任を感じたフリックは、バッタに対抗するための助っ人を探しに、1人で都会へ。しかし彼が英雄と勘違いしてスカウトしたのは、サーカスをクビになった芸人たちでした。 イソップ童話『アリとキリギリス』をもとに昆虫の世界を描いた作品。個性的な昆虫たちが可愛らしく、バッタ軍団との対決シーンもユーモラスです。 弱い者が力を合わせて強い者に立ち向かっていく勇気や、諦めないことの大切さなど、多くのメッセージが詰まっています。

『ヘラクレス』(1997年)

「居場所」は自分でつくるものと教えてくれる名作

ヘラクレスは、ゼウスの子でしたが子供のころ天の世界からさらわれたため、人間界で生きてきました。そのたぐいまれなる力のせいで疎まれ続けたヘラクレスは、自分の居場所を探す旅に出ます。 本物の英雄になりたくて一生懸命善行を重ねるヘラクレスと、彼の思い人メガラ。ゼウスを倒したいハデスとの闘いを通して、ヘラクレスは自分の居場所とはどこかに気付いていきます。 探し求めるだけではなく、自らが作っていくのが自分のいるべきところというテーマは、現代の社会にこそ必要な教えかもしれません。

『ノートルダムの鐘』(1996年)

自由とは何かを問う。ディズニー映画らしくない傑作アニメ

容姿の醜さを理由に、大聖堂の鐘つき男として幽閉されてきたカジモド。彼はある時、自由を愛するジプシーの少女エスメラルダに恋をします。同じ頃、最高裁判事フロローがジプシー狩りを進め、一目惚れしたエスメラルダを自分のものにしようと画策していました。 カジモドは何とか彼女を助けようと奮闘しますが、その先には様々な困難が待っていました。 人種差別や身体障がい者差別に触れた作品であり、作中のセリフや曲も心が動かされ、考えさせられる奥深いものばかりです。ノートルダムの街を描いた幻想的な映像や、アラン・メンケン本人も気に入っているという美しい音楽が相まって、「隠れた名作」と言える作品になっています。

『ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!』(1996年)

大人気前作の続編

『ビアンカの大冒険』という前作が大ヒットしたので、続編として制作された作品。ビアンカとバーナードのネズミコンビが、今度はオーストラリアで大活躍します。 密猟者の罠にかかった貴重な鳥・ゴールデン・イーグルとそれを救うために捕らわれてしまった少年・コーディをビアンカとバーナードが救いに向かいました。 日本では公開されなかったので知名度の低い作品ですが、派手なアクションシーンや軽快なギャグが盛り込まれた明るい作品に仕上がっています。主人公の2匹もネズミながら親しみの湧くキャラクターとして描かれており、「隠れた良作」とも言える作品です。

『トイ・ストーリー』(1995年)

伝説はここからはじまった!世界初のフルCG長編アニメーション

『トイ・ストーリー』(1995年)
©︎ PIXAR\DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

古めかしいカウボーイ人形のウッディは、アンディ少年の大のお気に入り。毎日ほかのおもちゃを交えて楽しく遊ぶ彼は、おもちゃたちのリーダーでもありました。しかしアンディの誕生日、最新技術を搭載したおもちゃ、バズ・ライトイヤーがやって来ます。 アンディのお気に入りの地位をバズに奪われてしまったウッディは、激しく嫉妬。そんななか、バズが誤って部屋の窓から外に落ちてしまい……。 世界初のフルCG長編アニメーションとして注目を集めた『トイ・ストーリー』。主人公ウッディの声をトム・ハンクスが務めたことでも話題になりました。数多くの魅力的なキャラクターたちがくり広げる、小さな大冒険が描かれます。

『ポカホンタス』(1995年)

イギリス人とインディアンの恋を描く

『ポカホンタス』 ゼータ
© Walt Disney Pictures

インディアンの娘、ポカホンタスは、風の声を聴き動物たちと幸せに暮らしていました。彼らの住む島に、イギリスから航海してきた一団がやってきて、その船長とポカホンタスは恋に落ちます。 イギリス人とインディアンの対立という歴史上の痛ましいテーマが、ポカホンタスとジョンのロマンティックな恋愛を通じて描かれました。イギリスに帰るジョンについていくのか、土地に残るのか苦悩するポカホンタス。彼女の姿に思わず涙が出てしまうような、切ない物語です。

『ライオン・キング』(1994年)

自分の奥底に刻まれた使命を知る

『ライオン・キング』(1994年)
©︎ WALT DISNEY PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

プライドランドの王、ムファサの子として生まれたシンバ。叔父のスカーに利用されたシンバは自分のせいで父が死んだと思い、故郷を捨てて隠れて暮らしますしかし幼馴染のナラから、スカーのせいで荒廃した故郷の現実を聞かされ、戦いを決意。背中を押してくれたのは、自分に流れる太古からの王としての血でした。 幼く情けなかったシンバが、次第に王として目覚めていく姿は胸を熱くさせます。またムファサの「勇敢と無謀は違う」など、心に残る言葉が散りばめられた名作です。日本ではミュージカル版も広く愛されています。

『ホーカス・ポーカス』(1994年)

魔女3姉妹と子どもたちの戦い

『ホーカス・ポーカス』(1994年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

振付師としても知られるケニー・オルテガがメガホンをとり、ベット・ミドラー、サラ・ジェシカ・パーカー、キャシー・ナジミーが演じる魔女3姉妹と子どもたちの戦いを描いたファンタジーコメディ。 マサチューセッツ州セーラムには、子どもたちの精気を吸い取る恐ろしい魔女の伝説が残っていました。ロサンゼルスからセーラムに引っ越してきたマックスは、町になじめないなか、ハロウィンの夜にクラスメイトのアリスンと妹のダニーとともに魔女屋敷に探索に出かけることに。しかし思わぬ間違いから、魔女3姉妹を300年の眠りから目覚めさせてしまいます。

『アラジン』(1993年)

「僕を信じろ」はアラジンの名言

『アラジン』ポスター
© WALT DISNEY PICTURESAll Star Picture Library/Zeta Image

スラムで暮らす青年、アラジンは魔法のランプを手に入れて魔人ジーニーと親しくなります一目ぼれしたジャスミン王女と結ばれたくて、ジーニーの魔法で王子のふりをするアラジン。なんとか成功し、惹かれ合う2人でしたが、アラジンは彼女が好きだからこそ本当のことが言えなくて苦しみます。 身分違いの恋、勇気、そしてジーニーとアラジンの友情といった、語りつくせない魅力の詰まった作品です。アラジンとジャファーの戦闘シーンも大迫力。またジーニーはディズニーを代表する人気キャラクターになったことは言うまでもありません。

『美女と野獣』(1991年)

人は見た目ではないことを教えてくれる

『美女と野獣』ポスター
© DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

本が大好きで変わり者と言われるベルは、森の中の城で野獣に捕らわれてしまいました。粗暴でがさつな野獣ですが、ベルは彼と接するうちにその優しさに気付きます。次第に惹かれ合っていくベルと野獣しかしベルを自分のものにしたいと目論むガストンが、野獣を殺すために城に乗り込んできます。 本作のテーマは人は見た目ではない、ということだけではありません。優しさとは何か、他人を理解するとはどういうことか、また愛とは何か、といったことまで描かれた不朽の名作です。アニメ映画としては初めて、アカデミー作品賞にノミネートされた作品でもあります。

『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』(1990年)

子猫を主人公に、ニューヨークの街を描く

『オリバー ニューヨーク子猫ものがたり』
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

ニューヨークで捨てられていた子猫が主人公です。貧しい男の飼い犬たちと共に、ニューヨークで生き抜くために必死な子猫は、ある日ジェニーに拾われ「オリバー」と名前を付けてもらいます。 ジェニーが悪党にさらわれ、助けるために奔走するオリバーや犬たち。その冒険も見ものですが、ニューヨークという街の当時の様子を的確に描いています。

【1980年代】歴代ディズニー映画一覧

1980年代には、舞台化もされ、長年愛される『リトル・マーメイド』が生まれました。他の作品はあまり知らない人が多いかもしれませんが、『きつねと猟犬』など知る人ぞ知る名作も生まれています。

『リトル・マーメイド』(1989年)

名曲の宝庫!ディズニー映画黄金期の原点

『リトル・マーメイド』(1989年)
©︎ WALT DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

人魚姫のアリエルは、海の仲間たちと違って陸に憧れています。ある日アリエルは、嵐に遭った船に乗っていた王子・エリックに一目惚れし、魔女アースラと契約して人間の足を手に入れました。 憧れている地上に行くために、危険を顧みずに飛び込むアリエルに心配になりながらも、その行動に勇気をもらい、なぜだか応援したくなるストーリー。また「アンダー・ザ・シー」、「パート・オブ・ユア・ワールド」といったディズニーを代表する名曲もこの作品から生まれました。 「ディズニー・ルネサンス」と呼ばれる、1990年代のディズニー映画の黄金期の原点と言われている作品でもあります。

『ロジャー・ラビット』(1988年)

実写とアニメの融合で描くクライムコメディ

『ロジャー・ラビット』(1988年)
©︎ WARNER BROS./All Star Picture Library/Zeta Image

実写とアニメの融合で描かれるコメディでありながら、ミステリーとしても見応えのある本作。ロジャー・ラビットやその仲間以外にも、ワーナーのルーニー・テューンズやパラマウントのベティ・ブープなど、スタジオの枠を超えた人気キャラクターたちのカメオ出演も話題になりました。 人間とトゥーンが共存している世界。アニメーション映画のスターであるロジャー・ラビットは、あるとき私立探偵のエディ・バリアントに妻のジェシカの浮気調査を依頼します。エディはジェシカの浮気の証拠を掴みますが、その翌日、浮気相手のマービンは頭上に金庫を落とされるというトゥーンのような手口で殺されているのが発見されました。 トゥーンを嫌う新任判事のドゥームは、ロジャーが犯人と決めつけ、本来不死身のトゥーンたちをもとの絵の具に戻してしまう溶解液でロジャーを「処刑」しようとします。

『オリビアちゃんの大冒険』(1986年)

父親を助けるため大活躍!

『オリビアちゃんの大冒険』(1986年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

ディズニー映画で初めて作中にCGを使用した作品が『オリビアちゃんの大冒険』です。 主人公のオリビアの誕生日に、父親フラバーシャムがさらわれてしまいます。国の征服をたくらむラティガンの仕業で、父親は無理やり働かされるためにさらわれたのでした。 父親を助けるために様々なキャラクターの手を借りながら、オリビアが国中を冒険します

『コルドロン』(1985年)

魔女や妖精が大活躍

『コルドロン』(1985年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

騎士になりたい豚飼いのターランが、魔王から特別な豚を守るために奔走する冒険の物語です。 魔女や妖精たちのいる幻想的な世界の描き方はディズニーならでは。普通の豚飼いの少年が頑張るという設定も、観ている人を勇気づけます。「次世代の白雪姫」を目指して制作された作品で、アニメーションの完成度は当時としては大変高いものとなりました。

『きつねと猟犬』(1983年)

種族を超えた友情を描く

『きつねと猟犬』(1983年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

人間に保護された子キツネのトッドは、猟犬の子犬コッパーと出会います。2匹は将来自分たちが敵になることを知らずに、親友になりました。大人になって森に帰ったトッドと、立派な猟犬へと成長したコッパー。2匹の関係はどのように変化するのでしょうか。 敵同士となって再び出会うという重いテーマを、ディズニーらしく夢と希望を込めて描いた作品です。

『トロン』(1982年)

世界で初めてCGを全面的に導入した作品

『トロン』(1982年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

世界で初めてコンピューターグラフィックスを全面的に導入し、注目を集めた本作。コンピューター内部の世界を美しい映像とプログラムの擬人化で表現した点が特徴です。 エンコム社に務めるプログラマのケヴィン・フリンはゲーム「スペースパラノイド」を開発するも、同僚のデリンジャーにその全データを盗まれてしまいます。デリンジャーが自身が開発したものとして「スペースパラノイド」は大ヒットし、彼は社長にまで出世。しかしケヴィンは場末のゲームセンターに左遷されてしまいました。彼は盗作の証拠をつかむため、夜な夜なハッキングを始めます。

【1970年代】歴代ディズニー映画一覧

プーさんとマリーちゃんという、現在大人気のディズニーキャラが登場する作品が生まれた1970年代。全体的に可愛らしい雰囲気の作品が多い年代となっています。

『ビアンカの大冒険』(1977年)

勇気あるネズミの冒険

『ビアンカの大冒険』(1977年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

ネズミの国際救助救援協会に所属しているキャリアウーマンの白ネズミ・ビアンカが、バーナードと共に少女を助けに行く冒険の物語。 今でこそ前線で働く女性が当たり前になってきましたが、当時はずいぶん驚かれる設定でした。お嬢様でプライドの高いビアンカが、体当たりで少女を救おうとする姿は現代の女性に勇気を与えてくれるはずです。

『くまのプーさん』(1977年)

はちみつ大好きなあのキャラクターの原点

熊のぬいぐるみのプーがはちみつを食べようと苦戦する「プーさんとはちみつ」、100エーカーの森を大嵐が襲った出来事を描く「プーさんと大あらし」、お調子者のティガーを大人しくさせようとプーとピグレット、そしてラビットが作戦を立てる「プーさんとティガー」の3本からなる作品です。 イギリスの児童小説『クマのプーさん』を原作としアレンジを加えた作品で、公開当初は原作小説との違い(キャラクターたちがイギリス英語でなくアメリカ英語を話している点など)が批判されました。 しかし現在ではプーさんはミッキーと並ぶほどの人気キャラとして世界中で愛されています。

『ロビン・フッド』(1974年)

痛快な義賊の物語

『ロビン・フッド』(1974年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

中世イングランドの有名な伝説『ロビン・フッド』をアレンジした作品。ロビンフッドはキツネで、他のキャラクターもみんな動物です。舞台はシャーウッドの森。貴族から巻き上げられるお金を奪っては、貧しい民に配っている、義賊のロビンフッドの活躍を描きます。 公開されたのは1974年のことですが、作品の構想自体は1940年代から練られていたそうです。しかし、主人公が義賊であるために、当時の制作は難しかったと言います。

『おしゃれキャット』(1970年)

マリーが出るのはこの作品!

『おしゃれキャット』(1972年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

あまり知られていませんが、女子高生や若い女性に大人気のキャラクター、マリーはこの作品に登場します。しかも本作の主人公はマリーではなく、その母猫のダッチェスなのです。 あるお金持ちの貴婦人に飼われていたダッチェスとその子供たちでしたが、その貴婦人の遺産が猫に相続されることを妬んだ執事に遠くに捨てられてしまいます。野良猫のオマリーに助けられながらパリを目指す猫たちの物語です

【1960年代】歴代ディズニー映画一覧

実写映画化された『ジャングル・ブック』が公開された1960年代。『101匹わんちゃん』のクルエラはディズニーヴィランズの中でも人気の高いキャラクター。コミカルな作品が多めな年代です。

『ジャングル・ブック』(1967年)

生きる力を教えてくれる名作

『ジャングル・ブック』(1968年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

密林の中で、動物たちに囲まれながら育った少年モーグリ。彼が動物たちとの触れ合い、生き方を探るさまが描かれました。 ユニークな動物たちに囲まれて、天真爛漫に育ったモーグリが、動物たちに時に受け入れられ、時にはじかれる様は、人間の世界にも当てはめて考えることができます。 かわいい動物たちの描き方を楽しみながらも、深いテーマ性のある作品。ノーベル賞作家による同名小説を原作とした作品で、かなり力を入れて制作したために当時から注目を浴びた人気作となりました。一方で、主人公のモーグリらの描写が人種差別的であるとの批判も浴びています。

『メリー・ポピンズ』(1965年)

不思議な力を持つナニー、メリー・ポピンズとの冒険

『メリー・ポピンズ』(1965年)
© Walt Disney Pictures/Photofest/Zeta Image

実写とアニメが融合した世界で、ジュリー・アンドリュースが主演を務めた伝説的ミュージカル。アカデミー賞ではアンドリュースが主演女優賞を受賞したほか、劇中歌「チム・チム・チェリー」が歌曲賞を獲得しました。 ロンドンに住むバンクス家の子どもたちのもとにやってきた家庭教師のメリー・ポピンズ。魔法を使える彼女に子どもたちは大喜びしますが、父親のバンクス氏は型破りな彼女を快く思わず……。

『王様の剣』(1963年)

少年が王になるための第一歩

『王さまの剣』(1963年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

アーサー王伝説のはじまりともいえるエピソードを描いた小説『永遠の王』を、ディズニーが映画化した作品です。主人公のワートは貧しい召使でしたが、魔法使いマーリンと出会い、その修行を受けながら勇気や強さを学んでいくのでした。 古典的な話が原作ではありますが、少年が努力の末に成長していく姿は、現代にも通じる感動を与えてくれます。また本作は、ウォルト・ディズニーが最後に公開を見届けた長編作品でもありました。

『101匹わんちゃん』(1961年)

可愛いダルメシアンの子犬がたくさん

『101匹わんちゃん大行進』(1961年)
©︎ WALT DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

毛皮目的に子犬を誘拐された親犬のポンゴとパーディタが、他の犬たちの協力を得ながらなんとか子犬たちを救出する物語です。 見どころは、可愛いけれどあまりにも多い、99匹の子犬の群れ。ポンゴとパーディタの子犬は15匹なのですが、クルエラがさらっていた犬は他に84匹もいたのです。 毛皮のため、という目的ですが、逃走シーンはディズニーらしくポップでコミカル。101匹の犬が走り回る様子に注目です。

『地底探険』(1960年)

「地球の中心」を目指す冒険

『地底探険』(1960年)
©︎ 20 CENTURY FOX/All Star Picture Library/Zeta Image

ジュール・ヴェルヌのSF小説『地底旅行(地軸への旅)』を初めて映画化。 学生のアレックスから、行方不明になったスウェーデンの探検家アルネ・サクヌッセムが記した「地球の中心」への行き方のメッセージを手に入れたリンデンブロック教授。2人はスウェーデンの地質学者ゲタボルグ教授と話し合うため彼のもとに向かいますが、教授は何者かによって殺害されていました。 彼らを助けたアイスランド人のハンスとゲタボルグ教授の未亡人とともに、リンデンブロック教授たちは地底に下りていきますが……。

【1950年代】歴代ディズニー映画一覧

名作揃いの1950年代。この頃のアニメーションの絵はレトロで大変可愛らしいですね。『眠れる森の美女』『ピーターパン』『ふしぎの国のアリス』は実写映画化もされています。

『眠れる森の美女』(1959年)

グリム童話の「茨姫」がモチーフ

『眠れる森の美女』(1959年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image All Star Picture Library

ヨーロッパのある国で待望の王女が生まれ、「夜明けの光」からオーロラと名付けられましたしかし魔女マレフィセントが現れ、誕生パーティーに呼ばれなかった腹いせに、16歳の誕生日に糸車で指を刺して死ぬ呪いをオーロラにかけてしまったのです。妖精メリーウェザーは呪いに対抗すべく、贈り物の代わりに“運命の相手からのキスで眠りから覚める”魔法をかけますが……。 シャルル・ペローによる同名の童話を原作とするファンタジー映画。いつ観ても美しい姫と、彼女を思う王子の恋にドキドキしてしまいます。本作のヴィラン、マレフィセントは実写映画『マレフィセント』の主人公としても注目されました。

『わんわん物語』(1955年)

犬を主人公に、格差社会を描いた恋愛物語

『わんわん物語』(1955年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

お金持ちの家で飼われているレディと野良犬のトランプの恋物語。レディはディア夫妻の家で飼われるコッカースパニエルで、大切に育てられていました。しかし夫妻の留守中に犬嫌いのベビーシッターが来たためにレディは家を飛び出してしまい、野良犬のトランプと出会うのです。 キャラクターは犬ですが、人間にも通じる恋のもどかしさが描かれています。スパゲティを両端から食べていってキスするシーンはまさに名場面。イギリスのメディアにより「映画史に残る最高のキスシーン50」の第8位に選出されています。はらはらドキドキするシーンも盛りだくさんです。

『海底2万哩』(1955年)

ジュール・ヴェルヌの有名小説を映画化

ディズニーによるシネマスコープ(ワイドスクリーン映画)劇映画第1作。これまでにも無声映画として映画化されたジュール・ヴェルヌの代表作を原作に、時代に合わせて脚色を加えたストーリーとなっています。 19世期半ば、世界各地の海で謎の怪物による沈没事故が多発していました。海洋学者のアロナクス教授とその助手コンセイユ、そして銛(もり)打ちの名手ネッドの3人が乗った調査船の前に現れたのは、ネモ船長が操る万能潜水艦ノーチラス号でした。

『ピーター・パン』(1953年)

空を飛びたくなること間違いなし!

『ピーター・パン』(1953年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

ダーリング家のウェンディ、ジョン、マイケルの3姉弟は、ピーター・パンの存在を信じて憧れていました。しかしジョンのピーター・パンごっこの痕跡が父親に見つかり、更にそれをウェンディのせいだと思い込んだ父親によって、彼女は弟たちと別の部屋で過ごすことになったのです両親がパーティーに出かけた後、3姉弟は同じ部屋での最後の夜を過ごしていました。するとそこにピーター・パンが現れて兄弟はネバーランドに誘われます。 空を飛べる妖精の粉や子供だけの世界といった、男女問わずに憧れる世界は、いまだに大人も子供も虜にしています。

『ふしぎの国のアリス』(1951年)

好奇心旺盛で読書好きの少女・アリスの冒険を描く

『ふしぎの国のアリス』(1953年)
©︎ WALT DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

姉と歴史の本を読んでいたアリスはすっかり退屈してしまい、こっそりその場を抜け出しました。すると懐中時計を持った白ウサギが走り去っていき、アリスはウサギを追いかけて不思議な国に迷い込みます。そこでアリスは様々な不思議な出来事に巻き込まれていくのです。 世界観とディズニーならではの歌の数々が多くの人々を魅了しました。今でこそ大人気の作品ですが、プリンセスが登場しない本作は公開当初酷評されたとのこと。しかし1970年代になると、不思議でかわいらしい映像が評価されることとなりました。

『宝島』(1951年)

ディズニー初の実写劇映画

ディズニー初の全編実写映画であり、初めてカラーで上映された『宝島』作品です。 18世期半ば、母と2人で宿屋を営んでいた少年ジムは、宿泊していたボーンズ船長が仲間に殺されたことから、彼の秘密の地図を手に入れます。地主のトレローニーは、その地図が有名な海賊フリントが孤島に隠した財宝のありかを示すものだと知り、船を買って探険に出ます。

【1940年代】歴代ディズニー映画一覧

  • シンデレラ
    シンデレラ 1949年
    • 声優:アイリーン・ウッズ
    • たくさんの女の子の憧れ
    • 上映時間:75分
  • イカボードとトード氏
    • 声優:エリック・ブロア , ビング・クロスビー
    • ディズニー作品らしからぬ、ちょっと怖い話も
    • 上映時間:68分
  • メロディ・タイム
    • 声優:-
    • ポピュラーミュージック版『ファンタジア』
    • 上映時間:75分
  • ファン・アンド・ファンシーフリー/こぐま物語
    • 声優:ジム・マクドナルド
    • 誰もがよく知る話をミッキーが演じる
    • 上映時間:73分
  • メイク・マイン・ミュージック
    • 声優:-
    • 音楽と色彩が見事に融合したミュージカル・ファンタジーのオムニバス映画
    • 上映時間:75分
  • 三人の騎士
    三人の騎士 1944年
    • 声優:クラレンス・ナッシュ
    • ドナルドと一緒にラテンアメリカを学ぶ
    • 上映時間:72分
  • ラテンアメリカの旅
    • 声優:クラレンス・ナッシュ
    • ラテンアメリカの文化を楽しめる
    • 上映時間:43分
  • バンビ
    バンビ 1942年
    • 声優:ジョン・サザーランド
    • 実はカッコよさ満載
    • 上映時間:70分
  • ダンボ
    ダンボ 1941年
    • 声優:エドワード・ブロフィ
    • 頑張る姿に心打たれる名作
    • 上映時間:64分
  • ファンタジア
    • 声優:ウォルト・ディズニー
    • 有名なクラシックをディズニーで
    • 上映時間:126分
  • ピノキオ
    ピノキオ 1940年
    • 声優:ディッキー・ジョーンズ
    • 実は奥の深い物語
    • 上映時間:88分

実写化もされた『ダンボ』が生み出されたのは1940年代です。『シンデレラ』『バンビ』などを見てもわかるように、現在よりもファンタジックで幻想的な雰囲気の作品が多くなっています。

『シンデレラ』(1949年)

たくさんの女の子の憧れ

『シンデレラ』(1949年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

シンデレラは美しく優しい少女でしたが、父親の死後、意地悪な継母と義理の姉たちから召使いのような扱いを受けていました。 ある日お城で舞踏会が開かれることになり、シンデレラは自分も行きたいと願います。そんな彼女に「全ての仕事を終えて、自分でドレスを用意できたら行ってもいい」と言う継母。しかし、継母は舞踏会に行かせまいとあれやこれやと悪巧みをします。 落ち込むシンデレラのもとに現れたのは妖精のフェアリー・ゴッドマザーでした。 本作は実写映画も製作され、シンデレラが王子様と結ばれるおとぎ話は長年愛されてきました。逆境を乗り越え夢を叶える物語には、ウォルト・ディズニー自身の経験も投影されているとか!

『イカボードとトード氏』(1949年)

ディズニー作品らしからぬ、ちょっと怖い話も

2つの作品から成るオムニバスアニメーションです。1作目の『トード氏』は、その性格で友人たちを困らせる大金持ちのカエル、トード氏の物語2作目の『イカボード先生と首なし騎士』は、美しい女性、カトリーナの心を奪ったイカボード先生が、ライバルの首なし騎士の罠に嵌められてしまう物語です。 アメリカの伝説「スリーピーホロウ」に着想を得ただけあって、ホラー風味の出来映えになっているのが特徴的でした。

『メロディ・タイム』(1948年)

ポピュラーミュージック版『ファンタジア』

『ファンタジア』は古典的なミュージカルアニメーションですが、こちらは『メイク・マイン・ミュージック』とあわせてポピュラーミュージック版の『ファンタジア』です。 聞いたことのある人気の曲に、ディズニーならではのかわいらしいアニメーションが付きます。7つの作品から構成されている、オムニバスアニメーションです。

『ファン・アンド・ファンシーフリー/こぐま物語』(1947年)

誰もがよく知る話をミッキーが演じる

『ファン・アンド・ファンシーフリー』
© RKO Radio Pictures/Photofest/zetaimage

オムニバス作品である本作は、『ボンゴ』と『ミッキーと豆の木』の2作を収録。『ボンゴ』はサーカスを抜け出した子熊のボンゴが、森の中でサーカスで鍛えられた技を活かして生活する物語です。『ミッキーと豆の木』は、ミッキーが魔法の豆を手に入れて起きる出来事を描きます。 『ミッキーと豆の木』は『ジャックと豆の木』のディズニー版ともいえる作品。ミッキーやドナルドが演じるため、親しみやすさが増しています。また2作のつなぎのシーンとなるアニメーションには、『ピノキオ』のキャラクターであるジミニー・クリケットが登場しました。

『メイク・マイン・ミュージック』(1946年)

音楽と色彩が見事に融合したミュージカル・ファンタジーのオムニバス映画

第2次世界大戦終結の翌年、1946年にアメリカで劇場公開されたオムニバス映画であり、日本では1985年にレーザーディスクが発売されました。 当時、戦争の影響で長編アニメ映画の製作が困難な状況にあったディズニーは、短編をまとめたオムニバス映画でスタジオの経営維持を図ることに。そうして製作されたのが、『ラテンアメリカの旅』(1942年)から『イカボードとトード氏』(1949年)まで合計6本のオムニバス映画です。 その3本目となる本作は、ベニー・グッドマンなどの音楽に、ディズニー独特の色鮮やかなアニメが融合した10本のミュージカル・ファンタジーで構成されています。

『三人の騎士』(1944年)

ドナルドと一緒にラテンアメリカを学ぶ

『三人の騎士』(1944年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

『ラテン・アメリカの旅』の続編にあたる作品です。主人公はドナルドで、彼のもとにラテンアメリカの友達からプレゼントが届くところからストーリーは始まります。 前作と同じく、短いエピソードのアニメーションで構成されており、ラテンアメリカを舞台にペンギンやロバが大活躍しました。

『ラテンアメリカの旅』(1942年)

ラテンアメリカの文化を楽しめる

『ラテンアメリカの旅』(1942年)
© Walt Disney Pictures/PhotofestZeta Image

ディズニーのスタッフによる実写のパートと、アニメーションで構成された本作。中でも有名なのは『小さな郵便飛行機ペドロ』でしょうか。郵便飛行機のペドロが、自分の役目を果たすためにストームの中を飛ぶ、勇気を貰える作品です。 ドナルドやグーフィーとともに、ラテンアメリカの風俗を楽しむことができる作品でした。

『バンビ』(1942年)

実はカッコよさ満載

『バンビ』(1942年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

鹿の子供、バンビが森の中で成長していく物語。かわいらしい見た目、かわいらしい仲間たちと、描かれる世界観はファンタジーに満ちていますが、ストーリーは意外と奥深いのです。 森の王様の子どもとして生まれたバンビ。子ウサギのとんすけやスカンクのフラワーという友だちに囲まれてすくすくと育ちますが、母親の死や森林の火事などの困難に直面し、次第に王子としての自覚を持ち逞しく成長していくのです。 精神的には幼かったバンビが悲しい出来事を乗り越えることで、精神的に大人になっていく姿は可愛らしいだけでなく心を動かすものがあります。

『ダンボ』(1941年)

頑張る姿に心打たれる名作

『ダンボ』(1941年)
©︎ WALT DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

サーカスで生まれた子象ダンボは、長い耳を周りの象から馬鹿にされていました。母親のジャンボも息子を人間から守ろうと暴れたせいで、ダンボと引き離されてしまいます。 大好きな母と離れ離れになり、深く悲しむダンボ。ネズミのティモシーはかわいそうに思い、彼をサーカスのスターにしようと試みます。そんな2匹が誤ってお酒を飲んでしまった時に見た夢の、ピンクの象のシーンはそのサイケデリックさで有名ですね。 友だちに支えられながら必死に頑張るダンボに胸を打たれると同時に、自分の短所も自信を持って長所に変えて活躍する姿に勇気づけられます。2019年にはティム・バートン監督のもとで実写化されました。

『ファンタジア』(1940年)

有名なクラシックをディズニーで

『ファンタジア』(1940年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

本作にはセリフが一切用いられておらず、誰もが聞いたことのある有名なクラシックに合わせた、ミッキーたちキャラクターのダンスを見ることができます。独特な世界観のとりこになる人は多いはず。公開当初はあまり受け入れられなかったものの、ウォルトの死後に高く評価されました。 ひとつひとつの曲についての知識も解説してくれるので、音楽に詳しくなくても楽しむことができます。収録曲も『くるみ割り人形』など有名な楽曲が多く、中でも『魔法使いの弟子』のストーリーは特に広く知られていますね。

『ピノキオ』(1940年)

実は奥の深い物語

『ピノキオ』(1940年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

魔法で動けるようになった木の人形、ピノキオが、本当の良い心を手に入れるまでの物語。ピノキオや猫のフィガロ、金魚のクレオが大変可愛らしく描かれています。 絵本のような世界観ですが、「良い心」についてという奥深いテーマについて描いた作品です。子ども向けに作られたものではありますが、大人でも忘れてはいけない大切なものについて考えさせられます。

【1930年代】歴代ディズニー映画一覧

ウォルトディズニーアニメーションスタジオとしては、最初となる作品を公開したのが1930年。現在の作品とその絵や雰囲気はだいぶ異なっていますが、今観ても魅力的な作品です!

『白雪姫』(1937年)

憧れの昔話

『白雪姫』(1937年)
©︎ DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

あまりにも美しいために、意地悪な継母に妬まれて殺されかける白雪姫。彼女のピュアな美しさと、7人の小人や森の動物たちが彩る、まるで絵本のような世界が魅力的です。 王子様のキスで白雪姫が目覚めるクライマックスのシーンに、憧れた女の子も多かったのではないでしょうか?おとぎ話らしいファンタジックなストーリーと、さまざまな可愛らしい演出にあふれた、ディズニー映画の原点とでも言えるような作品です。

【予定】今後のディズニー映画公開スケジュール

『スノー・ホワイト(原題)』(2024年3月22日公開)

ディズニー長編アニメ映画の原点がついに実写映画化!

『白雪姫』
©2023 Disney

世界初の長編アニメ映画にして、ディズニー映画の原点とも言える『白雪姫』(1937年)。グリム童話をもとに生まれた同作は、これまで何度も実写化されてきました。 歴史ある作品ですが、ディズニーによる実写化は『スノー・ホワイト(原題)』が初めて!白雪姫を演じるのは『ウエスト・サイド・ストーリー』(2021年)のレイチェル・ゼグラー。今回は小人症の患者に配慮して、7人の小人に何らかの変更が加えられるようです。

『ムファサ:ザ・ライオン・キング(原題)』(2024年7月5日公開)

偉大なる王ムファサが戴冠するまでの物語

『ライオン・キング』(2019年)
©︎ WALT DISNEY PICTURES/All Star Picture Library/Zeta Image

2019年に大ヒットを記録した超実写版『ライオン・キング』の前日譚。現在から過去を回想しつつ、ムファサがプライド・ランドの王になる過程が描かれます。 メガホンを取るのは、『ムーンライト』(2016年)がアカデミー作品賞に輝いたバリー・ジェンキンス。若き日のムファサの声優として、イギリス人俳優アーロン・ピエールが起用されました。前作のストーリーを盛り上げた陽気なコンビ、ティモン&プンバァも続投しています。

「アナと雪の女王3」(未定)

アナと雪の女王2
©️Supplied by LMK/zetaimage

2023年2月、大人気シリーズ『アナと雪の女王』の続編3作目が制作されることが発表されました。 あらすじはまだ不明ですが、前2作でクリス・バックとともに共同監督を務めたジェニファー・リーは監督しないことがわかっています。

「ズートピア2」(未定)

『ズートピア』

前作から7年越しで続編の制作が発表された「ズートピア2」。 ファン待望の続編ですが、新たなストーリーがどのようなものになるのか、キャストやスタッフが続投するかどうかは不明です。

『おしゃれキャット』(未定)

おしゃれキャット
©Walt Disney Prod./Photofest/Zeta Image

ディズニー初期の名作『おしゃれキャット』の実写映画制作が進行中です。 監督は『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』(2022年)でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を獲得したアミール・クエストラヴ・トンプソン。ヒップホップグループ「ザ・ルーツ」のドラマー兼フロントマンでもある彼は、本作の音楽監修も担当することがわかっています。

「トイ・ストーリー5」

『トイ・ストーリー4』
©Supplied by LMK/zetaimage

大人気シリーズ「トイ・ストーリー」も、さらなる続編・5作目が制作されます。 すでにウッディとバズがカムバックすることが明らかになっており、ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるピート・ドクターによれば、続編は「オリジナル版のストーリーに戻る」とのことです。

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歴代のディズニー映画一覧から観たい作品をチェック

振り返ってみると、子どもの頃観たような懐かしい気持ちになる作品も、実は1度も見たことのない作品も、様々あったのではないでしょうか。 近年、ディズニーのアニメ作品をもととした実写映画が目白押しになっていることもあり、ディズニー作品全体への注目も高まっています。気になった作品があったらこれを機に見返してみてはいかがでしょうか。