2018年2月10日更新

『本能寺ホテル』あらすじ(ネタバレ有)・キャスト【綾瀬はるか主演!公開直前にパクリ疑惑?】

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本能寺ホテル

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映画『本能寺ホテル』のあらすじ・ネタバレ・キャストを紹介!

『本能寺ホテル』は、2011年に公開され興行収入16.2億円を記録した『プリンセス・トヨトミ』のスタッフ・キャストがおくる、映画完全オリジナルストーリーです。 日本史でもお馴染みの“本能寺の変”の前日をメインに描き、”本能寺の変”に隠される謎に迫ります。タイムトリップものの映画は数多くありますが、監督・脚本・キャストどれをとっても最強の布陣となっています。

映画『本能寺ホテル』のあらすじ【記事後半にネタバレあり】

綾瀬はるか演じる倉本繭子が、急遽宿泊することになった京都の「本能寺ホテル」は路地裏に佇むレトロな宿でした。普通に見えたその宿でしたが、なんと戦国時代に繋がる不思議なホテルだったのです。 繭子が迷い込んだ時代は、1582年。天下統一を目前に控えていた堤真一演じる織田信長は、家臣らとともに京都の本能寺に滞在していました。史実どおり冷酷非道な織田信長と、信長に怯える家臣たちに、繭子は見つかってしまいます。 信長に訳のわからぬまま連れまわされる繭子ですが、彼の人間性にふれ、次第に惹かれていきます。そんな繭子でしたが、自分が迷い込んだその日があの有名な「本能寺の変」の前日だということに気づきます。

主演キャストを演じるのは綾瀬はるか

倉本繭子/綾瀬はるか

結婚という人生の岐路に立ち、戦国時代へタイムトリップしてしまう主人公・倉本繭子を綾瀬はるかが演じます。『プリンセス・トヨトミ』では会計検査院に勤務する鳥居忠子を演じていました。 女優として様々な作品に出演している綾瀬。最近では2017年放送のドラマ『奥様は、取り扱い注意』で特殊工作員の主婦を演じ見事なアクションを披露していました。2018年2月にはモノクロ世界のお姫様に扮する『今夜、ロマンス劇場で』が公開されます。

『本能寺ホテル』で歴史上の人物・織田信長に扮するのは堤真一

織田信長/堤真一

戦国時代でも最も有名で冷酷と言われる武将・織田信長を堤真一が演じています。安定の演技力で、織田信長の人情深さを表現し話題になりました。 堤真一は2017年12月に公開された映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』で本田を演じ、堺雅人、高畑充希と共演しました。

『本能寺ホテル』に出演するその他のキャスト

森蘭丸/濱田岳

織田信長につかえる小姓・森蘭丸を濱田岳が演じています。数多くの作品に出演し、常に独特のキャラクターで存在感を示す演技派俳優です。 濱田岳は2017年10月から放送されている朝ドラ『わろてんか』に武井風太役で出演中です。

吉岡恭一/平山浩行

繭子の恋人・吉岡恭一を脇にいても抜群の演技力で存在感を発揮する平山浩行が演じます。 2017年は映画『昼顔』に新キャストとして出演。2018年もドラマ『隣の家族は青く見える』で準キャストを演じるなど活躍しています。

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信長の家臣・大塚/田口浩正

信長の家臣・大塚を、元芸人で俳優として活動してからのコミカルな演技が光る田口浩正が担当します。

本能寺ホテル支配人/風間杜夫

本能寺ホテル支配人を昭和の名優、落語家としても活躍する風間杜夫が演じます。

監督は、映画『HERO』を手がけたヒットメーカー

本作のメガホンを取ったのは『プリンセス トヨトミ』『HERO』の鈴木雅之監督です。また脚本は、観月ありさ主演『私を旅館に連れてって』や大野智主演のドラマ『鍵のかかった部屋』を手掛けた相沢友子が担当します。 日本を代表する個性派俳優に最強のスタッフが、笑いありアクションありのエンターテイメント作品を作りあげています。

脚本家は元・女優兼歌手の相沢友子

脚本の相沢友子は、1971年東京都出身で、脚本家、シンガーソングライター、女優という変わった経歴の持主です。 90年代に女優兼歌手として活動していましたが、小説『COVER』が太宰治賞にノミネートされたことをきっかけに脚本家に転身。 『世にも奇妙な物語』の『記憶リセット』で脚本家としてデビューします。『重力ピエロ』(2009)、『東京島』(2010)、『プリンセス・トヨトミ』(2011)などの映画の脚本も担当しました。 相沢友子は自身の脚本担当作品に、ゲストとして出演することもあるようです。

映画『本能寺ホテル』の評価は?

この作品の評価は賛否両論と言えます。 絶賛ポイントは、主に俳優陣の演技に集まっているようです。硬軟両極端の演技が要求される織田信長については、堤真一の安定した演技が評価されています。 不思議な体験を通じて成長する主人公の繭子を演じる綾瀬はるかも、堂に入ったコメディエンヌぶりを発揮していると評判です。 また京都の美しい景色をフィルムに残している功績を褒め称える意見が、主に京都在住の観客から聞こえてきます。 逆に否定的意見としては、金平糖とオルゴールとエレベーターの呼び鈴で、なぜタイムスリップするのかの説明が全くないという声が多いです。

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映画に出てくる!信長が愛した金平糖

フリー画像、フリー素材、金平糖

本作では、繭子が金平糖を買うシーンがあります。その店は実在し、京都の緑寿庵清水、日本で唯一の金平糖専門店です。 織田信長はポルトガル人のキリスト教宣教師と初めて接見した際に、この砂糖菓子を贈られて以来、好んで金平糖を食べていたと言われています。 緑寿庵清水は1847年、幕末の創業。職人さんが一子相伝の技で作っているそうです。そのバリエーションは60種類を越えるといいます。 チョコレートやキャラメル、高級ワインなどから作った「究極の金平糖」、梅、桃、さくらんぼなどを使用した「季節限定の金平糖」など、人気商品も豊富。京都に行ったら是非立ち寄ってみては?

【ネタバレ注意!】『本能寺ホテル』の切なすぎる結末

繭子は過去を変えること恐れ、本能寺の変のことは信長たちに黙っていました。 それでも信長と言葉を交わすうちに実は優しいその人間性に触れ、とうとう信長に「明智光秀が謀反を起こし、信長も蘭丸も自害する羽目になる」と、逃げるように教えてしまいます。 過去を変えてしまったことで放心状態になって、繭子は現在に戻って来ました。ところが本能寺ホテルの支配人と話すうちに、歴史が変わっていないことに気づいてしまいます。 慌てて過去に戻ると、本能寺は炎に包まれていました。繭子は何とか信長の元にたどり着き、なぜ逃げなかったのかと問いかけますが、信長は何も答えず繭子を未来へ送り出します。 現代に戻って来た繭子にホテルの支配人は、信長が逃げなかった理由は「命より大切な何か」のためではないかと、語るのです。

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映画『本能寺ホテル』にパクリ疑惑が……。万城目学が告発?

監督・鈴木雅之、脚本・相沢友子、主演・堤真一、綾瀬はるかと言えば、2011年に公開された映画『プリンセス・トヨトミ』です。原作は『鴨川ホルモー』、『鹿男おをによし』などの万城目学。 その万城目学は、2016年12月30日自身のTwitterで、「2年前に関わっていた映画関係者にアイディアを盗まれた」旨の発言をしています。ある映画のオリジナル脚本を執筆してボツにされたにもかかわらず、映画の予告編を見ると自分がアイディアが採用されていたというのです。 万城目学は映画のタイトルを明かしていませんが、時期やスタッフを考えれば、明らかに『本能寺ホテル』のことだと思われます。万城目学ファンからは抗議の声が上がっていて、映画の興行成績に暗い影が差しているのです。