未来を生きる君たちへ
未来を生きる君たちへ
HAEVNEN、IN A BETTER WORLD
デンマーク・スウェーデン 2011年8月13日上映
rating 3.5 3.5
45 18

『未来を生きる君たちへ』の感想・評価・ネタバレ

  • HM world-traveller
    HM world-traveller 3 2015年11月17日

    誰の心の中にもある闇の部分。怒り、恨み、屈辱感、憎悪。負の感情を抱いた時に心の奥底に不健全な衝動が湧き上がったことはないだろうか・・?もちろん、大半の人は犯罪を犯したりはしない。でも実行はしなくとも心の中で「仕返ししてやりたい」とか「こんな人死ねばいいのに」と思ったことが1度や2度はあるんじゃないだろうか。 本作は「復讐心」を、多感で傷つきやすい年齢の子供を通じて描くと同時に、それと対比させるかのように大人の心情も取り上げ、説得力とある種の共感と戒めを喚起してくる。強く感じたのは「瞬発的な怒りの制御」と「理不尽な人や出来事にどう対峙するか」ということだ。 不条理への報復心が高じて車の爆破をした少年。アフリカの難民キャンプで、ゲーム感覚で妊婦を殺す武装集団のボスを見殺しにした医師。病気で母を失った少年のやり場の無い慟哭は、子供ゆえの悪へのストレートな反発を更にエスカレートさせた。医師の男性は 妊婦の死を冒涜する鬼畜に接し、抑えてきた感情のリミッターがはずれて現地の人々によるリンチを容認してしまった。 場所や年齢に関わらず普遍的とも言える 制御が難しいほどの強い怒りには絶対的な解は無いのかもしれない。復讐は全てを解決する力にはなり得ないことを知るのも人の痛みを感じることを覚えるのも家庭や地域社会からだ。即効性は無くとも環境作りや教育でそういう意識を育むより他に手立ては無いと思う。 対峙の仕方についても同様だ。秩序ある大人社会なら、法的な手段を講じることもできる。だが、大人と子供, 先進国と途上国, 社会的治安が確保された場所と内紛や極端な貧困に苦しむ場所では事情も異なる。正義も道徳心も一義的には決まらない現実。それでも、自分の未来, 次の世代の未来を考える時、難しくも避けては通れないこれらの問題に向き合っていくしかないのだろう。 賭け事のために妊婦の腹部を切り裂き 屍姦が好きだから遺体をよこせと言った武装集団のボスがリンチされるのを見て、制裁を受けて当然だと感じた私の心の中にも闇がある。不穏な色の空。風を感じる風景。観ているこちらの心まで染めていくような心象風景がとても響いた。

  • だーよし♪
    だーよし♪ 4 2015年10月29日

    きれい事だけじゃどうにもならないこともあるけど、だからといって暴力が解決になるのか… 「最初が肝心」とぐうの音がでないくらい、いじめっこをやり返す母を亡くしたばかりで転校してきた少年。いつもいじめられてたいじめられっこだった少年はその少年と仲良くなるが… 葛藤の中で間違いに気づいて これから成長していくであろう少年たちを描く。

  • yubinashi
    yubinashi 3 2015年5月24日

    やられたらやり返す、倍返しだ! そんなふざけた話ではないけど、自覚のないバカを許す?やっちゃう?っていう苦悩をズッシリと描いた作品。 大人が冷静に話そうとしてる時、大抵、子供には響いてないね。綺麗ごと言ってんじゃねーぞって。 でも、最後には許す事を知るんだね。自らの過ちを自覚し、許される事によって。子供は大人になるんだね。

  • ゆう

    大人が子供のために言う「綺麗事」を様々な視点から観れる映画。 エリアスとクリスチャンは自分より体のデカイやつに殴られクリスチャンは「最初が肝心だ」といい反撃に出る。だか父親は「殴られたら殴り返す。それが戦争になるんだ」とか、理不尽に殴られても「あいつは愚か者なんだ。別に怖くない」と言い、子供達の前で「殴ってくれ。子供達は君を怖がってるが僕は怖がってない。ただ腕力に自信がるだけだろ?」って言いに行く。 そんな彼は発展途上国で医師をしていて、妊婦を殺しまくっているビックなんちゃらってやつに対してクリスチャンと同じような感情を抱いてたりする。 クリスチャンは母親を亡くして父親がかける言葉は全て疑ってかかってしまう、エリアスも両親が離婚して欲しくないと思っている。 そんや彼らの気持ちのすれ違いがエンディングに繋がって行くのだけれどそれが邦題の通り「未来を生きる君(僕)たちへ」になっている。 最終的に言いたいことは綺麗事なんだろうけどこの映画を見れば少なくともこの中に出てくる言葉は何が綺麗事かそうじゃないかわかると思う。 画面が終始美しいのと邪魔にならないけどなくてはならないBGMとキャストの演技も素晴らしい。

  • Misato  Takeda
    Misato Takeda 2 2014年9月8日

    いじられてる少年と、転校してきた少年2人の話

  • Hiroki Nagasima
    Hiroki Nagasima 5 2014年7月1日

    わすれなれない一本。

  • Ken Miyata
    Ken Miyata 2 2014年4月30日

    ちょっと僕にはシュール過ぎたかな༼ꉺ౪ꉺ༽

  • 保津稔
    保津稔 3 2014年3月24日

    友だちに教えてもらわなかったら、絶対に見なかった邦題。

  • 竪琴

    2012.3月に鑑賞

  • fumi

    きれいごとで済まされた感は否めないですが、暴力の連鎖、赦しという内容では考えさせられる映画。邦題は珍しく良く、戦争など暴力の連鎖に対して、世界を変えていけるのは子どもたちへの環境や教育なのかなと考えさせられます。

  • じぇしか
    じぇしか 5 2012年12月14日

    メッセージとして伝わってくるものが多くて多くて みるべき

  • hukehukue
    hukehukue 0 2012年12月4日

    はりぱんがものすごく痛そうだった。

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2012年11月13日

    スザンネ・ビア監督はやっぱり苦手。今回も身近にある家庭の話と遠くアフリカの過酷な世界をスケール大きく扱ってるんだが、そこが極端というか、一面的すぎてついてゆけない。 心に闇を抱えた少年といじめられっ子の少年がいて、ならば嫌な事件が起こるって解るから、観るのがしんどいばかり。アフリカの方も同様で、作為ありき、予め決められた方向性が観客を窮屈にさせる。設定や人物が正論を語る為の道具としか見えずゲンナリしちゃった。

  • masastol
    masastol 0 2012年9月8日

    2011年スウェーデン、デンマーク。面白い。死と希望。

  • ko-hey

    この映画をビア作品の中で一番最初に映画館で観て、それから彼女の作品にはまるようになりました。

  • さくら
    さくら 0 2012年3月27日

    暴力で解決するのは間違いだけど、正義が勝てないときはどうしたらいい?正義を貫きたくても自分の中にも邪悪なものは少なからずある。それとの葛藤。いい邦題。きっとやり直せる。そうであってほしい。

  • gohanumai
    gohanumai 0 2011年9月9日

    すごく!よかった!!!世界に溢れる悪意や暴力を赦すことが出来るのか、そしてそれを子どもにどう伝えればいいのか、見てる間中ずっと考えさせられた…。答えは出ないままだけど、最後の子どもたちの笑顔は(どんなにささやかでも)希望そのものだと思う。