ぼくのエリ 200歳の少女

ぼくのエリ 200歳の少女

Let the Light One in
2008年製作 スウェーデン 115分 2010年7月10日上映
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『ぼくのエリ 200歳の少女』とは

いじめられっ子の孤独な少年が好きになった女の子は、200年もの間そのままの姿で生き続けている不老不死のヴァンパイアだったという奇想天外なストーリーを、ホラーテイストな残酷描写を織り交ぜながらどこかファンタジックに、かつ切なく描く異色のヴァンパイア・ムービー。スウェーデン出身のヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストが、自らのベストセラー小説「モールス」を脚本化し、スウェーデンTV界の俊英トーマス・アルフレッドソンがメガホンを取る。 本作は2008年トライベッカ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞。出演はカーレ・ヘーデブラント、リーナ・レアンデション。撮影当時、ティーンエイジャーだった彼らの体当たり演技も大きな話題となった。

『ぼくのエリ 200歳の少女』のあらすじ

ここはストックホルム郊外の小さな町。母親と二人きりで暮らす12歳の少年オスカーには友達などおらず、毎日のように同級生にいじめられては逃げ帰り、密かに彼らへの復讐を妄想するという寂しくも辛い日々を送っていた。 凍てつくように寒いある晩のこと、いつものように自前のナイフで、いじめられた腹いせに自宅前の木を切りつけていたオスカーに、見知らぬ女の子が声を掛けてきた。彼女の名はエリ。オスカーの隣に父親と共に引っ越してきた12歳の不思議な少女にオスカーは興味を抱き、毎日話すうちに彼女の魅力に惹かれ始める。そんな頃、町では目を覆いたくなるような猟奇殺人事件が発生していた……。

『ぼくのエリ 200歳の少女』のスタッフ・キャスト

『ぼくのエリ 200歳の少女』の感想・評価・ネタバレ

  • Ryohei Shiota
    Ryohei Shiota 3 2016年7月18日

    不幸な純愛映画。 自分が好きになった人にどんな背景があったとしても、この男の子のように好きで居続けられるかなぁ。 たとえ吸血鬼だとしても。

  • みはる
    みはる 4 2015年12月20日

    前見た記録用。

  • HM world-traveller
    HM world-traveller 3 2015年12月14日

    彩度の低い厳寒の北欧の風景が、残酷さと繊細さ、寂寥感と神秘性を助長する。冷たく白い雪と生暖かい血の赤が鮮烈なコントラストで視覚に訴える。独特な空気漂うヴァンパイアものです。 一見 少年とヴァンパイアの恋の物語のようでいて、実はそうではなくヴァンパイアと孤独な人間の哀しい共依存を描いている。エリのために血を集めていた中年男性の末路。彼がいつからエリと一緒にいたのかは描かれないが昨日今日のことではないだろう。あの役目を今度はオスカーが負うことになるのかと考えると、これはラブストーリーではなく、ヴァンパイアが恋を装いながら 自分を守って尽くしてくれる人間の” 保護者 '' を狩る物語なんだと受け取れる。 生き長らえるための血の確保を人間の男性に頼るヴァンパイアと、ヴァンパイアから依存されることに自己の存在価値を見い出す人間。愛情という名の支配というべきか、愛情のようなものにコーティングされた計算というべきか。 少年オスカーが年老いて死ぬ その時にエリは彼を食して また次の” 保護者 ” を見つけるのだろうか。願わくば、オスカーが死ぬ時、彼女もまた死を選んでほしいと思ったりするラストシーンだった。

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