
『ファンタジア』とは
オーケストラによる8つの古典クラシックの名曲に乗せて、8つの時代を舞台にディズニーの様々なキャラクターたちが躍動し、歌い、踊る姿をファンタジックに描く。ディズニー・アニメの歴史に燦然と輝く不朽の名作。 台詞はほとんど存在せず、映画史上初のステレオ・サウンドや、当時画期的だったアニメ技法や撮影技法を積極的に取り入れられている。 監督を務めたのはベン・シャープスティーン。
『ファンタジア』のあらすじ
【トッカータとフーガ・ニ短調】オーケストラの幕が開く。名曲の調べに乗せ、荒れ狂う天候がバイオリンの弓と弦の動き、水面の波紋、美しいオーロラ、砂漠の光景となり、やがて降り注ぐ太陽と海原の波となる。 【組曲くるみ割り人形】「金平糖の踊り」から始まる6つの調べに乗って、妖精たちや金魚、花、キノコなどが舞い踊り、春夏秋冬がうつろう大自然の美しさを表現する。 【魔法使いの弟子】魔法使いの師匠イェン・シッドのもとで修行に励む弟子はある日、日課である水汲みに嫌気がさし、師匠の魔法の帽子を拝借してホウキに魔法をかけ、ホウキに水汲みをさせることに成功。しかしホウキは次々と分裂し、過剰な水汲みで家の中は洪水に。気づいた師匠の魔法で事なきを得、反省してこれまで通り水汲みに精を出す弟子だった。 【春の祭典】ある惑星で生命が息吹き、微生物から魚、恐竜へと進化し、やがて絶滅してしまう。 【田園交響曲】神話の世界で、ユニコーンやペガサス、ケンタウロス、そして神々が楽しげに暮らす。 【時の踊り】ダチョウ、カバ、ゾウのバレリーナが華麗に踊り次ぐ。 【禿山の一夜とアヴェ・マリア】火山から出てきた悪魔や鬼たちが踊り狂喜乱舞の宴を続けるが、やがて朝の光が差し込んで、悪魔たちは去っていく。
『ファンタジア』のスタッフ・キャスト
『ファンタジア』の感想・評価・ネタバレ
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現在のアニメを観慣れた目には古く映るかもしれないけど この作品が無ければ間違い無くアニメの歴史は遅い歩みになっていたはず、クラシック音楽とアニメの融合でファンタジックに妖精の世界を見せたりしてますが、有名なミッキーの章がアメリカの奴隷制度への反省を描いていてテロの標的にされている現在のアメリカもこれを観て反省するべき!今の若い人には勉強するような感覚でしか観れないかもしれませんが 75年前に観た人達は衝撃だったはず。
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昔よく寝る前に見てたけど、怖かった。(笑) ほうきがたくさん…。
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こんな風に音楽を映像化するなんて、さすがディズニーの一言。
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