リンカーン弁護士

リンカーン弁護士

The Lincoln Lawyer
2011年製作 アメリカ 119分 2012年7月14日上映
rating 3.5 3.5
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『リンカーン弁護士』とは

高額の報酬を目的に事件を引き受けた弁護士を主人公にした法廷サスペンス。高級車リンカーンの後部座席を事務所代わりにしている主人公を『評決のとき』『インターステラー』のマシュー・マコノヒーが演じる。 『レスラー』のマリサ・トメイ、『クルーエル・インテンションズ』のライアン・フィリップ、『ファーゴ』のウィリアム・H・メイシーらが脇を固める。監督はブラッド・ファーマン。原作はハードボイルド系のミステリー作家マイクル・コナリーの同名作品。

『リンカーン弁護士』のあらすじ

ロサンゼルスで活動しているやり手の弁護士ミック・ハラーは、暴行で逮捕された金持ちの息子ルイスの弁護を引き受ける。ミックはいつも通り司法取引を利用した罪の軽減に裁判を持ち込もうとするが、ルイスは無罪を主張する。 ミックは事件の調査を続けるうちに、以前自分が担当していた別の事件との類似に気付く。その事件は無実を訴える被告に、罪を認める代わりに司法取引に応じさせて死刑から無期懲役に減刑した事件だった。 そしてその事件の真犯人こそが自分であることをルーレは告白する。しかし2人の間には守秘義務が存在し、口外は出来ない。ミックは悩みながらも過去の自分の失敗と向き合う。

『リンカーン弁護士』のスタッフ・キャスト

『リンカーン弁護士』の感想・評価・ネタバレ

  • 錆犬

    2018/09/26 Hulu

  • HM world-traveller
    HM world-traveller 3 2016年9月28日

    法で裁けない悪事を秘密裏に制裁する必殺仕事人的な話は映画・小説を問わずよくある。依頼人がいるケース、自らの意思で行動を起こすケース、裏稼業として行うもの、刑事が職務を遂行しつつ巧みに始末するものなど手段やトリガーも様々だが この手の作品が多いのは 法に従うことが 必ずしも人道的に最も納得できる解をもたらすことにつながらないという社会のねじれを皆が理解しているからだろう。 本作の弁護士は 決して世の中の悪を成敗してやろうというタイプではないし、仕事人的な稼業に携わっているわけでもない。が、罪を犯しながら刑をずる賢く免れようとする犯人を巧妙な手口で裁かせる点や クリーンとは言えない手段をも使って決着をつけるところに どこか 同じにおいを感じるのである。ただ違うのは表向きは法に従い極めて合法的にそれらを行うことだ。法に添いつつ「依頼人の利益」という弁護士にとっての基本を全うすると それが望まない結果を招く。が、そこで終わらせないのがこの主人公。さながら剣の道で言う「肉を切らせて骨を断つ」というところだろうか。 マシューマコノヒーは、はまり役だった。ドライバー付きのリンカーンをオフィス代わりにし金を稼ぐ彼のクライアントは カタギの人間ばかりではなく やり方も際どい。それでいて 彼なりの善悪の基準で 一線は越えない。そして仕事を離れれば 自分の娘には いい意味で ごく普通の父の顔を見せるのだ。 善悪を使い分けるちょっとダーティーな弁護士という役に マシューの大人の余裕を纏った色気がいい具合にブレンドされていて、ドンピシャのキャスティングだと思った。ラブコメ系の作品に出ている彼よりもインターステラーや本作のほうが断然いい。 相対する検事、元妻、相棒の調査人、運転手など 脇役もキャラが立っていたし、一話完結タイプのドラマとして シリーズ化しても 手堅い数字を残せそうだ。

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2016年8月23日

    車(リンカーン)の中を事務所にちょっと危ない事件を解決してきたやり手の弁護士。地元の悪ガキや売春婦、麻薬関係の裁判で様々な際どい奴らを救ってきた男に依頼されたのはごく普通の暴力事件だったが…。ワイルドなタイプの弁護士は実は結構既視感があります。キャラクターも展開もどこかでみたことがあります。これくらいだったらお金かければ日本の連続ドラマの2時間スペシャルくらいでできそうな気がします。きちんと練られた脚本は確かに面白いのですが、見応えには欠けるかも。ちょっとした過去が絡んできたりとかなんとか。オチもカタルシスがわざと得られなくしている気はしないでもありません。ニクいあいつをもっとギャフンとさせたかったなあ。 今回は全く脱がないマシュー・マコノヒーは雰囲気抜群。彼のひょうひょうとした演技だけがこれが映画たるものとしています。地味な役ながらマコノヒーしかできない演技を見せており、一見の価値ありです。

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