フローズン・リバー

フローズン・リバー

Frozen River
2008年製作 アメリカ 97分 2010年1月30日上映
rating 3.6 3.6
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『フローズン・リバー』とは

カナダとの国境に面するニューヨーク州最北部を舞台に、子供を抱えた貧困層の白人女性が苦境に立たされ、犯罪に手を染めるも、ふとしたことで出会った先住民の女性と共に密入国ビジネスを始める姿を描いたヒューマンドラマである。監督は本作が長編初監督となるコートニー・ハント。主演はベテラン女優のメリッサ・レオ。本作はサンダンス映画祭において審査員大賞ドラマ部門受賞するなど、数々の映画祭で受賞を果たした。

『フローズン・リバー』のあらすじ

アメリカ・ニューヨーク州最北端、カナダとの国境に面しするモホーク族の保留地が隣接する田舎町で、レイは2人の息子と共にトレーラー暮らしをしていた。夫には新居購入費用を持ち逃げされ、最低限の生活もままならない。生活が困窮していく中、レイは夫の車を発見する。しかし、車を運転していたのは夫ではなく、モホーク族の女性ライラだった。レイは車を返すように要求するのだが、密入国ビジネスに加担しているライラはその日の夜に車を仕事で使うため、返すわけにはいかない。そこで、ライラは凍ったセントローレンス川を車で渡り、カナダからの不法移民を密入国させるビジネスに協力することをレイに持ち掛ける。金銭的に切迫していたレイは提案を飲み、ライラと共に不法移民の運び屋を始めるのだが……。

『フローズン・リバー』のスタッフ・キャスト

『フローズン・リバー』の感想・評価・ネタバレ

  • yukakurobe
    yukakurobe 4 2015年8月25日

    『フローズン・リバー』鑑賞。不法入国者と貧困を題材としたヒューマンドラマ。高校生のときにはじめて観て、こんなに気持ちが沈む映画あるんだって思ったと同時にそのズシンっとくる感覚に魅了されたのを覚えてる。アメリカの格差社会を露骨に浮き彫りに描いて困難な状況の中で生きる人々を中心に話が進んでいくけども決してチープなお涙頂戴映画ではない。痛烈な作品だから何回も何回も観るようなものじゃないけど良作。

  • ボンクラマン
    ボンクラマン 4 2015年5月10日

    レッドネックの女とモホークの女がどんずまりから抜け出そうとする素敵な映画でした。女性監督らしく女性目線が随所にあり感心しました。赤ちゃんのくだりは母性以外の何物でもないですね。その瞬間三人の母親に共有される空気感が凄く良かったです。 ラストは70年代東映を見てるようで胸アツでした。タランティーノが好きそうな映画だなwと思いました。

  • ののはな
    ののはな 4 2015年3月7日

    ニューヨーク州とカナダの国境にある凍てついた川を舞台に、不法入国者を運ぶ犯罪に手を染める、白人女性とモホーク族の女性2人を描いたサスペンス&ヒューマンドラマ。 先住民のコミュニティーやプアホワイトといったアメリカの暗部を浮き彫りにしています。 主演のメリッサ・レノの演技は素晴らしい。彼女が演じるレイと言う女性は「強い母」なのですが、稚拙な考え方や変にプライドの高い人物でもあります。この映画、観ていて怖かった。心拍数が上がり、途中で観るのを止めようと何度思ったことか。でも歯を食いしばって観た先には人種の壁を超えた感動が待っていました。こちらへ向かって来るトラックが一筋の希望の光となることを願います。 この問題「よその国の事」とは思えない。日本でも凍えるような貧困は増えて行くと思いました。

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