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『家族の肖像』とは
一人静かに暮らしていた教授の家に、いきなり転がり込んできた奇妙な家族。この家族のせいで、穏やかだった教授の生活が一変してしまうというドラマ映画。エンリコ・メディオーリの原案を、『ベニスに死す』のルキノ・ヴィスコンティ監督が映画化。製作は『イノセント』のジョヴァンニ・ベルトルッチ。撮影は『ラルジャン』のパスカリーノ・デ・サンティス。 主演の教授役は、『フィールド・オブ・ドリームス』のバート・ランカスター。そのほか、『ベニスに死す』のシルヴァーナ・マンガーノや、『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』のヘルムート・バーガーなども出演している。
『家族の肖像』のあらすじ
ローマの豪邸で、教授(バート・ランカスター)は一人静かに暮らしていた。しかしある時、教授の趣味が絵画のコレクションだと知った女ビアンカ(シルヴァーナ・マンガーノ)が、画商を通して巧みに教授に近寄り、娘のリエッタ(クラウディア・マルサーニ)、娘の婚約者ステファノ(ステファノ・パトリッツィ)、ビアンカの情夫コンラッド(ヘルムート・バーガー)と共に、教授の屋敷の2階に住み始めてしまう。コンラッドは、2階を勝手に改造工事を始め、1階は水浸しになってしまう。しかし、教授が冷静になってコンラッドと話をしてみると、意外にも美術談義に花が咲くのだった。
『家族の肖像』のスタッフ・キャスト
『家族の肖像』の感想・評価・ネタバレ
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教授が疑似家族になった人に翻弄されていくのです。最初は本当に困って怒ってみえるのですがどんどんマゾヒスティックに見えてしまいました。住む世界が違う人に教授は明らかに圧倒されている様に見えます。教授にとっては今までにない体験ではないかなと思います。
(C)Minerva Pictures