ダウト ~あるカトリック学校で~

ダウト ~あるカトリック学校で~

Doubt
アメリカ 2009年3月7日上映
rating 3.2 3.2
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『ダウト ~あるカトリック学校で~』とは

劇作家・ジョン・パトリック・シャンリィが、トニー賞とピュリッツァー賞を同時に受賞した自身の舞台劇『ダウト 疑いをめぐる寓話』を、自らが監督として映画化した先品。1960年代のカトリック学校で、ある神父に性的虐待の疑いを持った校長のシスターが、神父と舌戦を繰り広げる緊張感に満ちたサスペンスを、『プラダを着た悪魔』のメリル・ストリープ、『カポーティ』のフィリップ・シーモア・ホフマンらが好演。第81回アカデミー賞で5部門、第66回ゴールデングローブ賞でも5部門ノミネート。

『ダウト ~あるカトリック学校で~』のあらすじ

ケネディ大統領の暗殺事件の混乱冷めやらぬ1964年のニューヨークにあるカトリック学校セント・ニコラス・スクール。厳格で旧来の在り方にこだわる女校長のシスター・アロイシアス(メリル・ストリープ)と、先進的で生徒からの人気も高いフリン神父(フィリップ・シーモア・ホフマン)はスクールの方針をめぐって対立していた。ある時密かに黒人生徒がフリン神父に呼び出されたという出来事をきっかけにして、フリン神父と生徒が「不適切な関係」にあると疑い始めたシスター・アロイシアスは、証拠がないにもかかわらず異常なほどの執拗さでフリン神父を問い詰めていく。

『ダウト ~あるカトリック学校で~』のスタッフ・キャスト

『ダウト ~あるカトリック学校で~』の感想・評価・ネタバレ

  • まつり
    まつり 3 2017年3月22日

    難解なサスペンスが見たいなあと思って借りたんだけど、そこまでストーリーは難解ではなかった。ただメッセージ性はなかなか深い気がした。 閉鎖的な世界、君臨する独善的なトップ。今回のトップはメリル・ストリープ演じるシスター。シスターが投げ掛ける疑い全てに違和感を感じた。「疑わしきは罰せよ」を通りすぎ「疑うべくもない、罰せよ」と言うからだ。 カトリックの戒律は門外漢だけど、きっとカトリックでもよろしくない考え方だろうし、むしろどこの社会であれ人間性が疑われる行動だと感じた。度重なる違和感のなか、ああ私って法治社会で育ったんだなあと変に実感した。「疑わしきは罰せず」精神が染み付いているから、シスターの言葉に一々反発を覚えた。 ただ、シスターのように自分の信念に付き従う人も世の中にはいるし、状況証拠が不用意に重なってしまえば事実に関わらず黒と断罪されかねないと思った。 人を見るのは人だから。法治社会のなかにあっても差別や理不尽と言い換えられる私刑は存在していて、それは罪の有無ではなく感性に従っているように思う。独善的な人々は、その思いを頭のなかでの正当化して、理由づけをして、自分の感性をいいように正義や規律や多数意見に覆い隠していく。 シスターのキャラクターは作為的に覆い隠しに隙間が作られている印象。「あなたの中身はどうかしら?本当に絶対こんな人ではないかしら?」という問いかけに思えた。 噂についての説教が印象深い。我が身を振りかえってしまう。物語全体もその説教と同じ印象で、身に覚えがある人間が触れると背筋がヒヤッとすると思う

  • エミデブ
    エミデブ 4 2016年2月20日

    大好きだったけど残念ながら他界したフィリップシーモアホフマンにハマってた高校1年かそこらへんに彼の出演作をいろいろとみた。 洋画の俳優、監督名を覚えるのが苦手な自分としてはこういう映画の見方をしたのは今のところフィリップシーモアホフマンだけだ。 その中で、難解そうという先入観を持ちながら観てみたものの思いの外面白く結果かなり見入ってしまった映画。 カトリックってよくこういう話出てくるけどそれくらいたくさん起こってる話なのだろうか。僕としてはフィリップシーモアホフマン頑張れと思った。彼の出演作を観てたのはそう、つまりは彼がタイプだがらだ

  • Yu_san

    大好きなメリル・ストリープとフィリップ・シーモア・ホフマンの名演が観られると聞いて。 ものすごい狭い舞台でのものすごい狭い倫理観での善悪が問われるこの感じ、嫌いじゃなかったです。映画的盛り上がりには欠けるのかも知れないけど、いわゆる聖職者さんらのゴタゴタを端から見るような…、下世話な楽しみ方をしてしまっていた自分がいます。

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