アキレスと亀

アキレスと亀

2008年製作 日本 119分 2008年9月20日上映
rating 3.3 3.3
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『アキレスと亀』とは

北野武監督の第14作目となる長編映画。自身で監督、脚本、編集を手掛け、映画中の挿入画も自身の作品。「芸術家」としての才能を余すところなく発揮した作品である。芸術家になることだけを夢見ている男を理解し、ひたすら支え続ける妻幸子を樋口可南子が演じている。芸術に取り付かれ狂気に走っていく夫と才能を信じ続ける妻の愛を描いたヒューマンドラマ。

『アキレスと亀』のあらすじ

養蚕業で財を成した資産家の息子真知寿(まちす)は絵を書くことが大好きな少年。幼い頃から周りの迷惑も顧みず学校でも、町中でも自分の好きな時に、好きなところに、好きなように絵を描くという自由奔放な生活を送っていた。しかし、そんな生活も長くは続かない。父親の事業が失敗し、会社が倒産。父親は自殺をしてしまう。仕方がなく、母親と真知寿は父親の兄の元に身を寄せるが、しばらくして母親が自殺。なんと真知寿は母親の遺体の顔に落書きを始める。そんな真知寿を気味悪がって、伯父は真知寿を追い出してしまう。何とか青年になった真知寿だが、相変わらず売れない絵を描き続けていた。そんな中働きはじめた工場で一人の幸子という女性に出会う。

『アキレスと亀』のスタッフ・キャスト

『アキレスと亀』の感想・評価・ネタバレ

  • [sampagne]
    [sampagne] 3 2015年5月16日

    DVD.27.5.16 あらすじ ・たけしらしからぬ、どちらかというと観る方を考えた映画の作りになっている。 ・アキレスと亀にみたて芸術家の主人公が少しずつ世の中に追い付いていく物語。アキレスが主人公で社会が亀。(愚かな自分の頭ではここまでしか表現できない) ・小学生、青年期、大人を通して学校、新聞配達、工場とそれぞれに社会と関わるシーンはあるがいつも自ら同調を避ける。 ・主人公はドラッグや自殺を選択してしまう他の美術大学の学生(この映画に登場する芸術家)とは明らかに異なる。 ・エンディングでは主人公も錆びたコカ・コーラの缶を捨て妻を選択した。芸術と決別し人並みの幸せを選んだわけだが、心の中は常にあの美術大学の先生のようなままだろう。彼がまた筆を握ることは一生ない。 みどころ ・おでんやの主人の「才能~」の台詞はたけしがよくインタビュー等で使うものである。 ・山下清を思わせるおっさん。父、母、娘、友人、それぞれに意図があり、また、それぞれに死がある。この意味を読み取るのは難解。 疑問 ・娘からお金を借りたお店にたけしの絵が飾られているシーンがあるが、あれは何を伝えたかったのか。 たけしらしくないテンポを我々アウトサイダーに合わせた作品になっているのでそこが気にくわないから低評価。もっとたけし節にしてくれ、わからなくても何度も巻き戻して理解するから。

  • こばやし
    こばやし 0 2015年1月10日

    評価なし

  • やす

    昔のたけし映画をイメージして観たら、全然違った。かなり、わかりやすい。芸術って何なんだろう。昔観たバンクシーの映画を思い出した。アキレス=たけしだとすると亀はなんだろう。おくさん?芸術?? 今年2本目。

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