ジギー・スターダスト

Ziggy Stardust and the Spiders from Mars
1973年 イギリス 90分
rating 5 5
2 1

「ジギー・スターダスト」のあらすじ

1972年2月から73年7月にかけて、「5年後に滅びようとする地球の救世主ジギー・スターダスト」という物語を引っ提げ、25歳のボウイは、クィーン・エリザベスⅡ世号に乗船しイギリス、アメリカ、日本を巡る1年半の長期ツアーを決行した。 そして73年7月3日、ロンドンのハマースミス・オデオン劇場での最終公演。華やかで妖しいグラム・ロックの寵児ボウイは、コンサートの最後で、突然自らグラム・ロックを葬り去るのだった。

「ジギー・スターダスト」のスタッフ・キャスト

「ジギー・スターダスト」の感想・評価・ネタバレ

  • theskinheads
    theskinheads 5 2月12日

    何から書き始めたら良いのか。 かつてグラムロックの大スターだった男、デヴィッド・ボウイが秋田に住む小学生を洋楽に目覚めさせた。そこから音楽を知り、今では僕の芸名にグラムという言葉が入るようにまでなった。そんな僕の人生を変えた男のグラムロック期の黄金時代のツアーファイナル追った映画ジギースターダスト。 劇場ではジギースターダストのアルバムからランダムで曲が流れていた。この映画を観に集まる人なんて大半がデヴィッド・ボウイに魅せられた人達。場内の興奮と緊張感がシンクロして伝わって来た。 映画は、ファンだったら誰もが観たことがあるであろうジギースターダスト&スパイダーズフロムマーズのワールドツアー。その最終公演だ。噂には聞いていたが、当時の熱狂ぶりはすごいものだった。奇抜なファッションでハマースミスに集まる人々。デヴィッド・ボウイの奥さんが登場したらみんながサインを求め、ライブに来る男達もみんなどことなくデヴィッド・ボウイを真似ていて彼の影響力というものが分かる。 ライブが始まったら、あとはただただアーティストとしてのデヴィッド・ボウイに魅せられるだけ。今まで観たことがあるライブでも、映画館の大迫力のスクリーンと音響で楽しめるのは極めて贅沢なことで、新鮮さがあり、まるで自分達も観客の一部になったと錯覚するほどそのムーブメントの熱を感じ取れた。 何曲目だっただろうか、ジギースターダストが演奏された。これこそ、僕のすべての始まり。たまたま観た動画で、化粧をした男がフェミニンな衣装で歌っている。その時は全く自分の中に無かった世界で、それでも僕はデヴィッド・ボウイに釘付けになった。それから10年近く経ち、映画館で同じ映像を観る。なるほど。自分が釘付けになったのも納得のパフォーマンスである。 デヴィッド・ボウイとミック・ロンソン。この2人のカリスマの掛け合いがスリリングで、神格化されていたのも分かる。特にmoonage daydreamにおけるミック・ロンソンのギターソロはかねてから大好きで、それこそ何度も何度もその長いギターソロを観てきたのだけど、今回も鳥肌モノで本当の意味で自分がもしこの場でいられたら映像で映る女性のように失神寸前のような状態でいたのかもしれないと思う。 デヴィッド・ボウイ。彼のアーティストとしての才能はこの映画を観れば誰しもが知らされることだろう。一種の芸術家であり、ルー・リードと親交が深かったのも頷ける。今でこそ、デヴィッド・ボウイのそのファッション性に目が行きがちであるが、曲が素晴らしいことをこの映画を観てもっと認知してもらいたい。劇中、12弦ギターを手にしてからの楽曲なんて特に素晴らしい。エレキギターよりも音の広がりがあるアコースティックギターの厚みがあって贅沢なサウンド。酔いしれること必至である。 そしてこのライブは、ファンに限らず世界に衝撃を与えた。グラムロックの大スターがグラムロックを突然辞めることを決断する伝説のライブなのだ。アンコールで出てきたデヴィッド・ボウイの最後のMC。「このライブのことを僕は一生忘れないだろう。それは今回のライブが今までやった中で1番良かったからというだけではない。今回のライブがこのバンドの最後のステージだからだ」そしてそのまま歌いだすのがRock'n'roll Suicide。ジギースターダストのアルバム最後の曲である。皆さんには伝わるだろうかこの感動が。「ロックン・ロールの自殺者」なのである。自分が築いてきたものを自分の手で幕を閉じようとするデヴィッド・ボウイはそのジギースターダストそのものであり自らの手で自殺したのである。ちなみにジギースターダストとはデヴィッド・ボウイが演じていた、あと5年で滅びようとする地球を救うため異星から来た救世主という架空のキャラクターであり、特にこのジギースターダストはコンセプトアルバムと言ってアルバム自体がストーリーになってると言われている。最後に自殺するジギースターダストと自分のグラムロックスタートしての人生を重ね合わせて幕を閉じるこの伝説のライブ。観るほどの価値は十二分にあるだろう。

  • sabiinu
    sabiinu 0 1月15日

    2017/01/14 センチュリーシネマ 再見

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